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やべ・・・

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「ショウちょっといいか?」

 バレたか?

「さっきのショウの言葉の中で気になったんだが・・・女神補正っていうのはなんだ?」

 そこか・・・仕方ないな

「閣下、内緒でお願いしますよ?
 異世界から召喚されてくる勇者は、来る途中で女神と謁見して、そこでスキルや身体能力強化等を受けるんだよ。なぜか?勇者?のいる世界では魔法というものがないんだよ。なのでそのまま来たんじゃこの世界の同年代の子供と比べても貧弱なんだよ。そうだな・・・身体能力で言えば三歳児以下だな。
 なので、女神補正で身体強化されてくる・・・ざっと訓練された兵士以上近衛騎士以下ってところかな?」

「・・・」

「そこに加護で追加強化されるからつよくなるけど、所詮は殺し殺されのない世界からのだ。戦力になるわけないだろ?
 それにな?向こうの世界では全世界人のうちかなり少ない人間しか動物の解体とか知らないんだよ。一/億かもな?
 それもあくまで動物対象な?ゴブリンみたいな人型はほぼ皆無?(検死官位か?)だぞ
 まぁ、やらせてみるしかないさ。不敬罪になるんだろ?」

「・・・それで、なんでそれをショウが知ってるんだ?」

「ん?僕の中には前世の記憶が混入してるからな?所謂召喚勇者と同じ世界の記憶がな
 あっちの世界ではそんな空想物語が読み物としてあるから、変な知識は豊富だぞ?」

 これを機に閣下に後ろ盾になって貰えばいっかな

「そうか・・・だから色んなことを知ってたり持ってたりするんだな?
 その知識や経験から、今回のスタンピードはどうだ?」

「どう・・・って、楽勝だろ?」

「ふぁっ!」

「変な声出てるぞ?そうだな・・・例えばこの帝都くらいなら僕一人で・・・瞬殺で消し去れるぞ?」

「・・・」

「冗談抜きでな?そんな戦力が四人でパーティー組んでるんだぞ?一週間あればこの惑星から生き物を全滅できると思うぞ?・・・・あぁすまんかった、一人で一週間な?四人なら明日には殲滅完了できるな・・・」

「物騒だな・・・」

「試してみるか?」

「やめぃ!」

 バーラしたバーラした・・・簡単に納得してくれたな。今回のスタンピードで勇者とか召喚の扱いを認識してもらって、召喚を控えてくれればいいんだけどな・・・

「まぁ、いろいろ仕方がないよな。明日の顔合わせ次第だけど、場合によっては当日に変更するかもしれんが、最悪僕一人がはっちゃければ安心だぞ?
 その結果で別のところに行けばいいしな?」

 これを機に・・・魔族に会いに行くのもいいかな?
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