世界地図書き換えよう! 〜【測量士】の少年は何を測量しているのか・・・測るものは地形だけではありません〜

ばふぉりん

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冒険者達

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 翌朝樹の中で目覚めると・・・

「・・・そっかこいつと一緒だったな・・・」

 昨夜一緒にを食べた小熊にもたれかかるようにして寝ていたようで・・・枯れ草のマットよりも上等な・・・

「う~ん、どうしよう・・・このままでもいいかな?」

 小熊が起きるのを待つ・・・いやいやそもそも自然体な生き物だから、このまま起きない可能性も・・・それだと間に合わない?から・・・

「さて、聞こえてないかもしれないし、理解できてないかもおしれないけど、ボクはここを出ていくから、よければこのまま使ってもいいよ?ただ、汚したり壊したりはしてほしくないかな?」

 中で粗相・・・寝返りや寝相で破壊は・・・まぁ、そうなったらなったで・・・別にここに永住するつもりなわけでもないしね?
 起こすのも悪いから静かに出て・・・

「あれだな・・・門番さんに見覚えのある人がいたら聞くとして・・・中に入れるかどうかを・・・」

 そう考え、門に向かって無意識に

「門まで1.2kmか・・・って・・・ん?」

 門と自分の間に何かが・・・そちらに意識を向けると、自動補正されて

「魔物に襲われている隊商?ってこの辺りは本当にツノ兎が多いんだな」

 門までの間489m先で戦闘が行われていた。馬車と護衛に五人・・・ウサキングは混ざってないようだけど・・・あまり楽勝ムードって訳じゃなさそうだな。とりあえず近づいてみて、状況次第で・・・
 そして脚に魔力を込めて駆け出すと、一歩目からして数メートルのが・・・近くなりすぎても面倒だし、視認でき、声も届く範囲で一度止まり、様子を見てみる

 問答無用で介入・・・状況によってはその方がいい時もありそうだけど、今回はまだにも、倒れているモノがいなかったから、敢えて声かけからの介入を選んだんだけど・・・ビッグ種十匹か・・・数的に負けてるし、膠着状態?馬車の方は・・・幌無しで中身が丸見え・・・って、商人さん?が頭を抱えてるだけか・・・五人は護衛かな?どれ・・・
 剣を構えた男性二人、弓を構えた男性、残り二人は共に杖?を構えてはいるが、その杖の意匠が異なる。

「・・・攻撃魔法と回復魔法ってところかな?」

 バランスの取れた・・・いやいやバランス重視すぎるだろ!前衛で剣を構えている二人をよく見てみれば、片方は剣は剣でもショートソードだし、もう一人は大剣・・・盾兼と斥候ってところか?もし本当にそんな構成だったら・・・

「・・・バランスはいいけどだよな・・・ある程度は何かを捨ててでもしなくちゃ・・・ジリ貧だよね・・・って、今はそれどころじゃないし・・・」

 ここでそんなバランス重視な結果、膠着状態に陥っている彼らに声をかけることにした

「助けはいりますか?」

 その声に反応・・・といっても、背後や横から声をかけてこっちに視線が移って・・・その隙に・・・なんてバカらしいから、ツノ兎の一部でも挟撃できるように位置取ってから、前衛二人にから話しかけてみた

「助かる!・・・け・・・ど・・・」
「小さいな・・・」

「・・・助けは要らなさそうなので、頑張ってねー」

 彼らなら大丈夫さ・・・無理だったらソコまでの人生って事で・・・

「待って待って!ソコの脳筋バカには後で謝らせるから、助けてくれないかな!?お礼もする!」

 お礼は当然としても・・・どうやら魔法使いは女性だったようだ。
 フードを深く被っていたからわからなかったけど、きちんと顔を晒して話しかけてきたことには好感を持てたので

「じゃぁ手っ取り早く・・・全滅でいい?」

「できるもんならな!」

 もう一人の魔法使い・・・回復補助かな?な男性がそう言ってきたので

「はい、言質取りました~」

 そう言い残してまずは前衛・・・は後回し!脳筋ならそれくらい倒せ!
 魔法使いの方も致命傷にはなってない様だったから、馬車の方に近い兎から

「ストーンバレット!」

 指先に生成された石礫を飛ばして馬車周りのツノ兎三匹を倒すと、その様子に呆気に取られた弓手に飛びかかってきた奴を投げナイフで牽制し、トドメは任せる。脳筋の前には三匹だから、残りは四匹。魔法使いに近い奴から接近して剣で切り捨てていき、残りの三匹・・・脳筋の前に奴は

「お兄さん達。前衛ならその三匹くらいどうにかしてね?無理?へーふーんそーなんだー」

 煽ってみた。

「クッソバカにすんな!」
「クッソちびすけのくせに!」
 
 出会って数秒で七匹仕留めてますが?そっちの三匹はまだですか???

「ねぇ、脳筋だけじゃ無理だから、あの三匹もお願いできないかな?」

 魔法使いの女性はパーティー事情をよくご存知で・・・力量差を十分に感じていたらしく、あっさりと・・・

「わかった。お姉さんも大変だね」

 そう同情して、魔法で仕留めて

「終わったよ?」

( ゚д゚)×五 

 商人さんはまだ頭を抱えて((((;゚Д゚)))))))だから

「とりあえず血抜きしちゃうから、その間に周辺警戒と、馬車の様子確認しておいてね~」

 そう言い残して仕留めて辺りに放置されていたツノ兎を回収していき、穴を開けて血抜きと解体をしていく。最初は呆けていた五人だったが、流石に数秒で復帰して、馬車の商人の安否確認と装備の点検、周辺警戒を手際よく

「さて、血抜きはOKっと、お姉さん達の方は怪我とか無かったですか?」

 周辺警戒には脳筋‘sが、馬車の確認には弓手さんが、回復補助の男性は馬の様子を、残った女性魔法使いがボクのところへ・・・まぁ、最初に頼んだのが彼女だったからってのもあるかもしれないけど

「君強いね!それと、助けてくれてありがとう!」

 お姉さんは細身で腰までのびた黒髪をポニーテールにして、フードのついたローブを着ているのでそのスタイルまではわからなかった(じゃぁなんで細身かって?手がちっちゃくて綺麗だったんだ)

大事だいじなくてよかったです。この辺りは本当ツノ兎が多いですよね?」

「そう?私達は隣町から護衛で来たから、この辺りは初めてなんだけど・・・あんなは初めてだわ」

 ・・・あれで強敵?ビッグ種でしょ?

「街までなら、ボクも戻る途中だから一緒に行くよ。といっても残り710メートルで門だけど」

「・・・ずいぶん細かい数字ね・・・」 

「だってボク【測量士】だから。距離に関しての数字は正確だよ?」

「・・・【測量士】?え?ちょっと何言ってるかわからないんですけど???」

 お姉さんが混乱しだした。混乱は状態異常回復薬か万能薬で・・・って

「どうしたどうした?商人のおっさんは無事だったよ?」
「馬も元気だ」
「ザッと辺りを見回ってきたけど、範囲内に魔物も動物も見当たらなかったぞ?」
「姉さんどうしたの?そいつに何かされたのか?」

 へぇー姉弟きょうだいだったんだ・・・

「へ?あ!いや、何かされた訳じゃなくてね・・・その・・・なんというか・・・」

「「「「???」」」」 

 もうその反応には慣れたよ・・・混乱してるんだよね?今まで聞いてた【測量士】の戦闘を目の当たりにしたもんだから・・・聞いてた事と違いすぎて?

「キミ・・・魔法使ってたよね?」
「投げナイフも」
「剣も装備してるよね?」
「その体術・・・身のこなしもすごかったな」
「そもそも魔物を解体してどうするんだ?」

 謎・疑問はごもっとも・・・でも、残りの距離は短いけどこのままってのも悪手だよね?

「とりあえず何か飲むか食べるかして落ち着きませんか?残り710mですが、油断して何かあっても馬鹿らしいですし」

 そう言って馬車に向かい、商人さんにも話を通して休憩することにした
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