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第1章
第10話
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まぶたの裏に、淡い光が差し込んできた。
アスカはゆっくりと目を開ける。
まだどこか夢のなかにいるような心地で、しばし天井を見つめた。
──あれ。
見慣れない天蓋。柔らかな寝具。綿の香り。
それらが、徐々に現実を引き戻す。
次の瞬間、はっとして上体を起こした。
「……っ」
ここがどこなのかを思い出し、アスカは急に胸の鼓動が早まるのを感じた。
そうだ、昨夜、あのまま……殿下の寝殿で──。
頬がじわりと熱を帯びてゆく。
そんなところで気安く眠ってしまっていた自分が信じられず、思わず布団をきゅっと握りしめた。
「わ、私……っ、なんてことを……!」
昨夜の記憶が、途切れ途切れに蘇る。
寒さに震えていた自分に、リオールがそっと手を差し出してくれて。
そして、眠るまで傍にいると仰ってくださった。
アスカはそっと横を見やる。
そこには、変わらず穏やかな寝息を立てるリオールの姿があった。
椅子に凭れたまま、少し身を傾けて眠っている。
その顔には疲労の色が滲んでいて、胸がきゅうっと痛んだ。
──本当に、ずっと……。
アスカはそっと布団を押しのけ、なるべく音を立てぬように体を動かしたのだが、その気配に気づいたのか、リオールがふいにまぶたを開いた。
「……もう起きたのか」
掠れた、けれどどこか安心したような声だった。
「あっ……も、申し訳ございません……っ、起こしてしまって……!」
慌てて頭を下げたアスカに、リオールはゆっくり首を横に振る。
「構わぬ。……そなたがよく眠れたのなら、それでいい」
その穏やかな声音に、胸の奥がじんわりと熱くなる。
アスカは俯いたまま、小さく呟いた。
「……殿下こそ、お身体を冷やしてしまったのでは……? 私のために……」
「それは、私が望んだことだ。謝ることではない」
変わらぬ口調。
けれど、そこに込められた優しさに、アスカの胸がふわりと揺れた。
「……ありがとうございます」
そう零れた言葉に、リオールは柔く微笑んだ。
リオールは執務があるらしく、名残惜しくも朝はあっさりと別れることになった。
アスカは薄氷と従者に付き添われ、仮住まいの宮へと戻る。
「薄氷さん」
「はい」
歩みながら、アスカは薄氷に声をかけた。
「貴方のおかげで、殿下とよく話すことができました。ありがとうございます」
「いえ、それは全てアスカ様の努力の賜物です」
「そんな……。貴方がいなければ、今も私は一人、燻っていただけでしたよ」
一人では、決して踏み出せなかった。
薄氷が優しく背中を押してくれなければ、何も始まらなかったに違いない。
「ありがとうございます」
「……では、そのお言葉、有難く頂戴いたしましょう」
立ち止まり、深々と頭を下げる薄氷に、アスカは自然と表情をほころばせた。
これからも、ずっとそばで見守っていてほしい。心からそう思う。
宮に戻ると、そこには清夏がいた。
相変わらず愛想はないが、それでも「おはようございます」と形式的な挨拶を欠かさないのが、彼女らしかった。
朝食が用意され、アスカはいつものように席につく。
だが今朝は、これまでと少しだけ違っていた。
口にした食事を、心から「美味しい」と思えたのだ。
これまでは、誰かに見張られているようで、味わう余裕すらなかった。
けれど、リオールと語らい、胸のつかえが少しほどけた今は、心の軽さとともに、食事の味もしっかりと感じられる。
「アスカ様」
「はい」
清夏の声に顔を上げると、彼女は淡々と告げた。
「昨日、ヴェルデ様の任が解かれました。つきましては、次の指導者が決まるまで、少々お時間をいただくことになります」
「あ……はい」
「何かご希望はございますか?」
問われても、誰がどんな人物かもわからない。アスカは困ったように、苦笑を浮かべた。
「お任せします。私には、どなたが適任か……まだわかりません」
「かしこまりました。それでは、そのように」
まだまだ、知らないことばかりだ。
早く、この王宮のことを理解しなければいけないのに──。
「清夏さん」
「はい」
「……私に、王宮のことを教えていただけませんか」
「……」
清夏は僅かに眉を動かし、アスカをまっすぐに見つめた。
その視線は、どこか品定めするようで、居心地の悪さが肩をすくませる。
それでも、アスカは視線を逸らさなかった。
「──承知しました」
「ぁ、ありがとうございます」
アスカはそっと胸をなで下ろした。
清夏は、食事を終え後片付けの済んだアスカの前に、一枚の簡略図を差し出した。
墨の線が丁寧に引かれたそれは、王宮の構造を示す地図だった。
「こちらが政務宮。国王陛下をはじめ、大臣方や文官たちが執務にあたる場所です。殿下も、通常はこちらでお務めをされています」
「……すごく、広いですね」
「はい。そしてこちらが後宮──かつては多くの方が生活をされていましたが、今はほとんど使われていません」
アスカは小さく首を傾けた。
「使われていない、とは……?」
「殿下がお生まれになり、殿下のお母上様が王宮を去られてから、国王陛下は新たな后を娶っておられません。殿下が実質的な後継者として定められているのは、そのためでもあります」
静かに告げられた言葉に、アスカは視線を落とした。
リオールがひとり、静かな部屋で執務をしている姿がふと脳裏に浮かぶ。
「……あの、殿下の宮はこちら、ですよね?」
アスカが地図の一角を指差すと、清夏は頷いた。
「はい。王宮の東寄り、やや離れた場所にございます。こうして離れた場所にあるのは、殿下ご自身の意思でもあり──陛下との距離が、そのまま物理的にも現れていると見る者もいるようです」
清夏は一瞬、目を伏せて、どこか悲しげな表情で言葉を続ける。
「──あのお方ほど、王宮に在りながら孤独な方を、私は知りません」
しかし淡々と言い切る清夏の言葉に、アスカは身じろぎした。
「……王宮には、見えないものが多すぎます」
「それが王宮です。見えるものだけで判断しては、命を落とします。噂も、人も、行動も──すべてに気をつけなければなりません」
その口調には、まるで何かを見てきたような確信があった。
「……では、私はどうすればいいんでしょう。何を信じて、どう動けば……」
「それを探すのは、アスカ様のお役目です」
「……」
アスカは言葉を失った。けれど、逃げる気にはなれなかった。
「どなたを守りたいのでしょう。どなたと共に生きたいですか? それを念頭に、賢く生きなければ未来は明るくはないでしょう」
清夏の言葉に思い浮かぶのは、大切な家族と、リオールだ。
深く息を吐き目を閉じたアスカは、再びゆっくりと目を開ける。
「……教えてくださって、ありがとうございます。今日から、できることをひとつずつ覚えます」
「その覚悟があれば、きっと道は開けます」
清夏は、ほんのわずかに口の端を動かした。
それは、彼女なりの微笑だったのかもしれない。
優しく丁寧に教えてくれた清夏。
アスカの中で、彼女の印象が少し変わった。
「清夏さんは、私のことがお嫌いですよね」
「……」
「それなのに、こうして優しく教えてくださったこと、感謝します」
アスカが感謝を伝えると、清夏は黙り込み、しばし考えたのちに口を開いた。
「……私には、アスカ様が何を仰っているのかわかりません」
「えっと……」
「私は貴方様に『嫌いだ』とお伝えしたことがありましたか。それであれば申し訳ございません。記憶にございません」
小さく頭を下げる清夏の姿に、アスカは驚き、慌てて否定した。
「そう言われたことはありません! ただ、そうなのだろうと思って」
「……アスカ様は誤解されています。私は貴方様を嫌ってなどおりません」
「でも……」
「私の顔つきが固いせいで、そう思わせてしまったのかもしれません。──これは、私がここで生き残るために身に付けたものです」
清夏にも、語りたくない事情があるのだろう。
アスカはそれを察し、そっと視線を床に落とした。
「決して、嫌いではありません。むしろ私は、アスカ様のお力になりたいと思っておりますよ」
「!」
うそだ、と否定しかけたが、寸前で言葉を飲み込む。
「本心です。あの孤独な皇太子殿下のお心の支えになっておられる。私は、殿下が幼い頃よりここにおります。あの方には幸せになって頂きたい。──そのためには、貴方様が必要不可欠だと思っております」
清夏と視線が交わる。
その瞳の奥に、強い意志が宿っている──アスカは、そう初めて感じたのだった。
アスカはゆっくりと目を開ける。
まだどこか夢のなかにいるような心地で、しばし天井を見つめた。
──あれ。
見慣れない天蓋。柔らかな寝具。綿の香り。
それらが、徐々に現実を引き戻す。
次の瞬間、はっとして上体を起こした。
「……っ」
ここがどこなのかを思い出し、アスカは急に胸の鼓動が早まるのを感じた。
そうだ、昨夜、あのまま……殿下の寝殿で──。
頬がじわりと熱を帯びてゆく。
そんなところで気安く眠ってしまっていた自分が信じられず、思わず布団をきゅっと握りしめた。
「わ、私……っ、なんてことを……!」
昨夜の記憶が、途切れ途切れに蘇る。
寒さに震えていた自分に、リオールがそっと手を差し出してくれて。
そして、眠るまで傍にいると仰ってくださった。
アスカはそっと横を見やる。
そこには、変わらず穏やかな寝息を立てるリオールの姿があった。
椅子に凭れたまま、少し身を傾けて眠っている。
その顔には疲労の色が滲んでいて、胸がきゅうっと痛んだ。
──本当に、ずっと……。
アスカはそっと布団を押しのけ、なるべく音を立てぬように体を動かしたのだが、その気配に気づいたのか、リオールがふいにまぶたを開いた。
「……もう起きたのか」
掠れた、けれどどこか安心したような声だった。
「あっ……も、申し訳ございません……っ、起こしてしまって……!」
慌てて頭を下げたアスカに、リオールはゆっくり首を横に振る。
「構わぬ。……そなたがよく眠れたのなら、それでいい」
その穏やかな声音に、胸の奥がじんわりと熱くなる。
アスカは俯いたまま、小さく呟いた。
「……殿下こそ、お身体を冷やしてしまったのでは……? 私のために……」
「それは、私が望んだことだ。謝ることではない」
変わらぬ口調。
けれど、そこに込められた優しさに、アスカの胸がふわりと揺れた。
「……ありがとうございます」
そう零れた言葉に、リオールは柔く微笑んだ。
リオールは執務があるらしく、名残惜しくも朝はあっさりと別れることになった。
アスカは薄氷と従者に付き添われ、仮住まいの宮へと戻る。
「薄氷さん」
「はい」
歩みながら、アスカは薄氷に声をかけた。
「貴方のおかげで、殿下とよく話すことができました。ありがとうございます」
「いえ、それは全てアスカ様の努力の賜物です」
「そんな……。貴方がいなければ、今も私は一人、燻っていただけでしたよ」
一人では、決して踏み出せなかった。
薄氷が優しく背中を押してくれなければ、何も始まらなかったに違いない。
「ありがとうございます」
「……では、そのお言葉、有難く頂戴いたしましょう」
立ち止まり、深々と頭を下げる薄氷に、アスカは自然と表情をほころばせた。
これからも、ずっとそばで見守っていてほしい。心からそう思う。
宮に戻ると、そこには清夏がいた。
相変わらず愛想はないが、それでも「おはようございます」と形式的な挨拶を欠かさないのが、彼女らしかった。
朝食が用意され、アスカはいつものように席につく。
だが今朝は、これまでと少しだけ違っていた。
口にした食事を、心から「美味しい」と思えたのだ。
これまでは、誰かに見張られているようで、味わう余裕すらなかった。
けれど、リオールと語らい、胸のつかえが少しほどけた今は、心の軽さとともに、食事の味もしっかりと感じられる。
「アスカ様」
「はい」
清夏の声に顔を上げると、彼女は淡々と告げた。
「昨日、ヴェルデ様の任が解かれました。つきましては、次の指導者が決まるまで、少々お時間をいただくことになります」
「あ……はい」
「何かご希望はございますか?」
問われても、誰がどんな人物かもわからない。アスカは困ったように、苦笑を浮かべた。
「お任せします。私には、どなたが適任か……まだわかりません」
「かしこまりました。それでは、そのように」
まだまだ、知らないことばかりだ。
早く、この王宮のことを理解しなければいけないのに──。
「清夏さん」
「はい」
「……私に、王宮のことを教えていただけませんか」
「……」
清夏は僅かに眉を動かし、アスカをまっすぐに見つめた。
その視線は、どこか品定めするようで、居心地の悪さが肩をすくませる。
それでも、アスカは視線を逸らさなかった。
「──承知しました」
「ぁ、ありがとうございます」
アスカはそっと胸をなで下ろした。
清夏は、食事を終え後片付けの済んだアスカの前に、一枚の簡略図を差し出した。
墨の線が丁寧に引かれたそれは、王宮の構造を示す地図だった。
「こちらが政務宮。国王陛下をはじめ、大臣方や文官たちが執務にあたる場所です。殿下も、通常はこちらでお務めをされています」
「……すごく、広いですね」
「はい。そしてこちらが後宮──かつては多くの方が生活をされていましたが、今はほとんど使われていません」
アスカは小さく首を傾けた。
「使われていない、とは……?」
「殿下がお生まれになり、殿下のお母上様が王宮を去られてから、国王陛下は新たな后を娶っておられません。殿下が実質的な後継者として定められているのは、そのためでもあります」
静かに告げられた言葉に、アスカは視線を落とした。
リオールがひとり、静かな部屋で執務をしている姿がふと脳裏に浮かぶ。
「……あの、殿下の宮はこちら、ですよね?」
アスカが地図の一角を指差すと、清夏は頷いた。
「はい。王宮の東寄り、やや離れた場所にございます。こうして離れた場所にあるのは、殿下ご自身の意思でもあり──陛下との距離が、そのまま物理的にも現れていると見る者もいるようです」
清夏は一瞬、目を伏せて、どこか悲しげな表情で言葉を続ける。
「──あのお方ほど、王宮に在りながら孤独な方を、私は知りません」
しかし淡々と言い切る清夏の言葉に、アスカは身じろぎした。
「……王宮には、見えないものが多すぎます」
「それが王宮です。見えるものだけで判断しては、命を落とします。噂も、人も、行動も──すべてに気をつけなければなりません」
その口調には、まるで何かを見てきたような確信があった。
「……では、私はどうすればいいんでしょう。何を信じて、どう動けば……」
「それを探すのは、アスカ様のお役目です」
「……」
アスカは言葉を失った。けれど、逃げる気にはなれなかった。
「どなたを守りたいのでしょう。どなたと共に生きたいですか? それを念頭に、賢く生きなければ未来は明るくはないでしょう」
清夏の言葉に思い浮かぶのは、大切な家族と、リオールだ。
深く息を吐き目を閉じたアスカは、再びゆっくりと目を開ける。
「……教えてくださって、ありがとうございます。今日から、できることをひとつずつ覚えます」
「その覚悟があれば、きっと道は開けます」
清夏は、ほんのわずかに口の端を動かした。
それは、彼女なりの微笑だったのかもしれない。
優しく丁寧に教えてくれた清夏。
アスカの中で、彼女の印象が少し変わった。
「清夏さんは、私のことがお嫌いですよね」
「……」
「それなのに、こうして優しく教えてくださったこと、感謝します」
アスカが感謝を伝えると、清夏は黙り込み、しばし考えたのちに口を開いた。
「……私には、アスカ様が何を仰っているのかわかりません」
「えっと……」
「私は貴方様に『嫌いだ』とお伝えしたことがありましたか。それであれば申し訳ございません。記憶にございません」
小さく頭を下げる清夏の姿に、アスカは驚き、慌てて否定した。
「そう言われたことはありません! ただ、そうなのだろうと思って」
「……アスカ様は誤解されています。私は貴方様を嫌ってなどおりません」
「でも……」
「私の顔つきが固いせいで、そう思わせてしまったのかもしれません。──これは、私がここで生き残るために身に付けたものです」
清夏にも、語りたくない事情があるのだろう。
アスカはそれを察し、そっと視線を床に落とした。
「決して、嫌いではありません。むしろ私は、アスカ様のお力になりたいと思っておりますよ」
「!」
うそだ、と否定しかけたが、寸前で言葉を飲み込む。
「本心です。あの孤独な皇太子殿下のお心の支えになっておられる。私は、殿下が幼い頃よりここにおります。あの方には幸せになって頂きたい。──そのためには、貴方様が必要不可欠だと思っております」
清夏と視線が交わる。
その瞳の奥に、強い意志が宿っている──アスカは、そう初めて感じたのだった。
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