忠僕と嫌われ者の主

北の地を治める『龍』一族の中には落ちこぼれがいた。
それが二番目の子供、月夜だった。
本家の血筋であるにも関わらずとんだ出来損ないの落ちこぼれだと、優秀な兄と弟といつも比べられ、周囲からも家族からも馬鹿にされ軽んじられてきた。
なるべく人目に触れるのを避け、離れの小さな部屋で毎日じっと息を潜め、一人静かに生きて来た月夜。
そんなある日、珍しく両親から呼び出され屋敷の広間へ向かうと、そこには月夜の苦手な傍系血族の天羽生の姿が。
何故だか上機嫌で自分を見つめてくる天羽生にひしひしと嫌な予感が月夜の中で沸き起こる。
そしてその予感は母親から告げられた一言により、的中することに………。



〜変態下僕✕激弱主人〜
(天羽生) (月夜)
執着溺愛攻 絆され不憫受

ただただ攻が受を愛でて可愛がっているだけの話。

(※男しか存在しない世界)
(※男性妊娠/妊娠紋)
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