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皆から愛された王様
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大きな花瓶には、色とりどりの花が生けられている。よく見るとそれは、生花ではなくドライフラワーだった。瑞々しさこそ無いものの、優しげな色合いは不思議な魅力を感じるものであった。
花と前国王に何の関係があるのか、私には皆目見当もつかなかった。心の中で首を傾げていると、義母上は言葉を続けた。
「そう言えば。主人が魔力でどんなことができたのか、ヴィルヘルムからは聞いた?」
「い、いえ……特には」
前国王ーーー義父上は、ヴィルヘルムが幼い頃に事故で亡くなっていた。彼の死後ヴィルヘルムは王位を継いだものの、当然ながら子供に国は任せられない。そのため成人するまでは、義母上が長らく国を支えていたということはヴィルヘルムから聞いていた。
ひとくちに魔力と言っても、何ができるのかは人それぞれだ。とはいえ、ヴィルヘルムと同じく、前国王もきっと強大な魔力を持っていたに違いない。
……が、そんな私の予想は大きく外れたのだった。
「実はね。彼は、色んな花を咲かせることができたの」
「……え?」
「まだ蕾の花に触れて咲かせたり、枯れかけの花を生き返らせたり。素敵でしょう?」
「は、はい」
どうやら義父上は、ヴィルヘルムとはまるで正反対の、メルヘンチックとも言える魔力を持っていたらしい。意外すぎるあまり拍子抜けしていると、義母上は私の頭の中を見透かしたかのように笑った。
「ふふっ。魔力でできるのが、たったそれだけ? って思ったでしょう?」
「そ、そ、そんな……っ、滅相もございません……!!」
「大丈夫よ。それに、あの人が持っていた魔力がほんの僅かなものだったのは、事実ですもの」
「っ……」
「でもね、そんな一見‘‘役立たず’’な彼も、この平和な世の中ではとっても愛されていたの」
花瓶に歩み寄り、義母上は愛おしげに一輪の花に触れた。その手つきからは、愛しい人に触れるような温かな愛情が感じられた。
「他国との争いが耐えない世であれば、きっと彼も冷遇されていたに違いないわ。でも、そうはならなかった。彼は生まれる時代と才能が合致していたから」
「……」
「治療院の患者たちに見舞いの花束を渡したり、孤児院の庭にたくさんの花を咲かせたり。それだけで、みんなとっても喜んでいたわ」
「そう、だったんですね」
「優しい性格ということもあって、彼は国民全員から慕われていた。彼が亡くなった際には、皆が悲しみに暮れた程ですもの。それなのに……」
そこまで言って、義母上は急に口を噤んだ。
「ごめんなさい、暗い話ばかり」
「い、いえ」
「ここに生けてる花はね、元々彼がプレゼントしてくれたものなの。私たちの結婚が決まった日に、私が好きな花ばかりを選んで、彼が作ってくれたの」
「……素敵」
生花がドライフラワーに姿を変えたとしても、夫婦の思い出が色褪せることはないのだろう。
しかし義母上の態度からは、義父上との思い出を懐かしむ感情だけではない、深い物悲しさが滲んでいるように私には見えたのだった。
「なんだか、私ばかり話してしまったわね。今日は付き合ってくれてありがとう」
「その、前王妃様」
「?」
「もしよろしければ、また今度、昼食かお茶をご一緒させていただけませんか?」
義母が満足したならば、嫁としての務めである‘‘顔見せ’’としては十分だろう。しかし、私はついそんな言葉を口にしていたのだった。上手く言葉に言い表せないが、義母上の心の内に潜む暗澹とした‘‘何か’’は、ヴィルヘルムとも関係していると思えたのだ。
「ええ、もちろんよ。またいつでもお誘い待ってるわ」
こうして、初めての義母との二人きりの時間は、無事に終わったのだった。
+
「今日は離宮に行ったと聞いたが、急にどうしたんだ?」
夕食の席で、ヴィルヘルムは開口一番にそう言った。
「実はお茶しようとしていた時ちょうど前王妃様にお会いしまして、ありがたいことに離宮にお誘いいただきましたの」
「二人きりで話すのは初めてだろう、気詰まりじゃなかったか?」
「ふふ、まさか。色んなお話ができてとっても楽しかったですわ」
「そうか、なら良いが」
私がそう言うと、ヴィルヘルムはようやく安堵したようだった。
思えば、彼と義母上が顔を合わせているのを見たのは結婚式が最後である。察するに、二人が会うのは式典などを除けば稀なことなのだろう。
実の親子であるのに、二人の間には深い溝がある。その理由はまだ分からないものの、双方と話しているとそれは明らかなことであった。
私たちがそこまで話していると、食堂のドアがノックされた。使用人が夕食を持ってきたのだが、それを見て私は目を丸くした。
「このお料理ってもしかして、結婚式後の晩餐会と同じメニューですか?」
並べられたのは、三種類のフィンガーフード。花を象ったマドレーヌに、葉の形をしたパイ。それに花びらが中に入れられたピューレは、全て晩餐会で出されたものであった。
「ああ。晩餐会の日は、落ち着いて食べれなかったと言ってただろう? だから、同じメニューで用意したんだ。珍しい食材の取り寄せに時間がかかって遅くなってしまったが」
私の何気ない一言を、ヴィルヘルムはしっかり聞いていてくれていたようだった。彼の思いやりに、私は嬉しさが込み上げてくるのを感じた。
「ありがとうございます、ヴィルヘルム様」
私が笑うと、彼もまた微笑み返してくれた。そして私たちは、ワイングラスをかち合わせたのだった。
「ところで、ヴィルヘルム様。こちらの半透明な白い食材は、何ですか?」
フィンガーフードの後に来たオードブルに添えられた食材を見て、私は問うた。魚の一種かと思ったものの、どうも違う。料理名も「海の幸のカルパッチョ」なので、分からなかったのである。
「ああ、これは切り刻んだナマコだ」
「っ……!!」
「傷みやすいから海沿いの地域でしか食べられないものだから、馴染みがないかもしれないが……食べてみると案外美味いぞ?」
彼に牛乳を飲ませた手前、私だけがナマコを断るなどできない。私は覚悟を決めて、ナマコを口に運んだ。
「どうだ?」
「……えっと、海にいる姿を思い浮かべなければ、とても美味しいです」
「ふ、それは良かった」
(互いを少しずつ知り、理解し合う。家族になるって、きっと、こういうことなのね)
こうしてヴィルヘルムとの関係が深まっていくことは嬉しい。しかし、私には二人だけが座る食堂の席がやたら広く感じられたのだった。
花と前国王に何の関係があるのか、私には皆目見当もつかなかった。心の中で首を傾げていると、義母上は言葉を続けた。
「そう言えば。主人が魔力でどんなことができたのか、ヴィルヘルムからは聞いた?」
「い、いえ……特には」
前国王ーーー義父上は、ヴィルヘルムが幼い頃に事故で亡くなっていた。彼の死後ヴィルヘルムは王位を継いだものの、当然ながら子供に国は任せられない。そのため成人するまでは、義母上が長らく国を支えていたということはヴィルヘルムから聞いていた。
ひとくちに魔力と言っても、何ができるのかは人それぞれだ。とはいえ、ヴィルヘルムと同じく、前国王もきっと強大な魔力を持っていたに違いない。
……が、そんな私の予想は大きく外れたのだった。
「実はね。彼は、色んな花を咲かせることができたの」
「……え?」
「まだ蕾の花に触れて咲かせたり、枯れかけの花を生き返らせたり。素敵でしょう?」
「は、はい」
どうやら義父上は、ヴィルヘルムとはまるで正反対の、メルヘンチックとも言える魔力を持っていたらしい。意外すぎるあまり拍子抜けしていると、義母上は私の頭の中を見透かしたかのように笑った。
「ふふっ。魔力でできるのが、たったそれだけ? って思ったでしょう?」
「そ、そ、そんな……っ、滅相もございません……!!」
「大丈夫よ。それに、あの人が持っていた魔力がほんの僅かなものだったのは、事実ですもの」
「っ……」
「でもね、そんな一見‘‘役立たず’’な彼も、この平和な世の中ではとっても愛されていたの」
花瓶に歩み寄り、義母上は愛おしげに一輪の花に触れた。その手つきからは、愛しい人に触れるような温かな愛情が感じられた。
「他国との争いが耐えない世であれば、きっと彼も冷遇されていたに違いないわ。でも、そうはならなかった。彼は生まれる時代と才能が合致していたから」
「……」
「治療院の患者たちに見舞いの花束を渡したり、孤児院の庭にたくさんの花を咲かせたり。それだけで、みんなとっても喜んでいたわ」
「そう、だったんですね」
「優しい性格ということもあって、彼は国民全員から慕われていた。彼が亡くなった際には、皆が悲しみに暮れた程ですもの。それなのに……」
そこまで言って、義母上は急に口を噤んだ。
「ごめんなさい、暗い話ばかり」
「い、いえ」
「ここに生けてる花はね、元々彼がプレゼントしてくれたものなの。私たちの結婚が決まった日に、私が好きな花ばかりを選んで、彼が作ってくれたの」
「……素敵」
生花がドライフラワーに姿を変えたとしても、夫婦の思い出が色褪せることはないのだろう。
しかし義母上の態度からは、義父上との思い出を懐かしむ感情だけではない、深い物悲しさが滲んでいるように私には見えたのだった。
「なんだか、私ばかり話してしまったわね。今日は付き合ってくれてありがとう」
「その、前王妃様」
「?」
「もしよろしければ、また今度、昼食かお茶をご一緒させていただけませんか?」
義母が満足したならば、嫁としての務めである‘‘顔見せ’’としては十分だろう。しかし、私はついそんな言葉を口にしていたのだった。上手く言葉に言い表せないが、義母上の心の内に潜む暗澹とした‘‘何か’’は、ヴィルヘルムとも関係していると思えたのだ。
「ええ、もちろんよ。またいつでもお誘い待ってるわ」
こうして、初めての義母との二人きりの時間は、無事に終わったのだった。
+
「今日は離宮に行ったと聞いたが、急にどうしたんだ?」
夕食の席で、ヴィルヘルムは開口一番にそう言った。
「実はお茶しようとしていた時ちょうど前王妃様にお会いしまして、ありがたいことに離宮にお誘いいただきましたの」
「二人きりで話すのは初めてだろう、気詰まりじゃなかったか?」
「ふふ、まさか。色んなお話ができてとっても楽しかったですわ」
「そうか、なら良いが」
私がそう言うと、ヴィルヘルムはようやく安堵したようだった。
思えば、彼と義母上が顔を合わせているのを見たのは結婚式が最後である。察するに、二人が会うのは式典などを除けば稀なことなのだろう。
実の親子であるのに、二人の間には深い溝がある。その理由はまだ分からないものの、双方と話しているとそれは明らかなことであった。
私たちがそこまで話していると、食堂のドアがノックされた。使用人が夕食を持ってきたのだが、それを見て私は目を丸くした。
「このお料理ってもしかして、結婚式後の晩餐会と同じメニューですか?」
並べられたのは、三種類のフィンガーフード。花を象ったマドレーヌに、葉の形をしたパイ。それに花びらが中に入れられたピューレは、全て晩餐会で出されたものであった。
「ああ。晩餐会の日は、落ち着いて食べれなかったと言ってただろう? だから、同じメニューで用意したんだ。珍しい食材の取り寄せに時間がかかって遅くなってしまったが」
私の何気ない一言を、ヴィルヘルムはしっかり聞いていてくれていたようだった。彼の思いやりに、私は嬉しさが込み上げてくるのを感じた。
「ありがとうございます、ヴィルヘルム様」
私が笑うと、彼もまた微笑み返してくれた。そして私たちは、ワイングラスをかち合わせたのだった。
「ところで、ヴィルヘルム様。こちらの半透明な白い食材は、何ですか?」
フィンガーフードの後に来たオードブルに添えられた食材を見て、私は問うた。魚の一種かと思ったものの、どうも違う。料理名も「海の幸のカルパッチョ」なので、分からなかったのである。
「ああ、これは切り刻んだナマコだ」
「っ……!!」
「傷みやすいから海沿いの地域でしか食べられないものだから、馴染みがないかもしれないが……食べてみると案外美味いぞ?」
彼に牛乳を飲ませた手前、私だけがナマコを断るなどできない。私は覚悟を決めて、ナマコを口に運んだ。
「どうだ?」
「……えっと、海にいる姿を思い浮かべなければ、とても美味しいです」
「ふ、それは良かった」
(互いを少しずつ知り、理解し合う。家族になるって、きっと、こういうことなのね)
こうしてヴィルヘルムとの関係が深まっていくことは嬉しい。しかし、私には二人だけが座る食堂の席がやたら広く感じられたのだった。
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