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3巻

3-3

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「……事態の詳細が把握できるまで、ここに転移用の魔法陣を展開するのは難しそうだな」
「ああ、それを利用して麓の私たちのところまで来られたら……」

 敵の持つ力は未知数。
 魔法を一切使えないとは断言できないし、そもそも相手がひとりとは限らない。ダイールさんを襲ったのは集団の一部で、もしかしたら他にも仲間がいた可能性だって否定しきれないのだ。
 ……考えただけでゾッとするな。
 麓の村には俺たちだけでなく、エイーダやテスラさんもいるんだ。
 みんなの安全を確保するためにも転移魔法陣は設置せず、調査を中断して戻った方がいいのかもしれない。

「仕方ない……ここは戻ろう」

 ダイールさんの本格的な治療を優先させるため、俺はそう決断する。
 ここへは、またいつでも戻ってこられる。屋敷が自分で立ち上がって逃げだすわけじゃないんだし、万全の状態に戻ってから改めて調査をするとしよう。

「も、申し訳ありません、領主殿……」
「いいから。気にしないでください」

 俺は謝罪するダイールさんへそう声をかけた。
 正体不明の屋敷。
 残された絵画の女性とダイールさんを襲った存在。
 霊峰ガンティア。
 ジェロム地方。
 ……やはり、ここにはまだまだ多くの謎が眠っている。せっかく村が完全体になろうとしている時に、割と近場にあるこの場所で起きた事件は今後の領地運営に大きな影響を及ぼしかねない。
 それを痛感させられる出来事だった。

「…………」
「ロイス?」
「いや……なんでもないよ、シルヴィア」

 ダイールさんに肩を貸し、マックの待つ屋敷の外へ向かって歩き始めた。
 今回の件を通して、俺はある決断を下した。
 ――一度、実家へ戻ろう。
 十中八九門前払いを食らうだろうが、ダメ元でここの情報をもらえるように交渉しようと思う。
 そうすれば、ダイールさんを襲った犯人についても何か分かるかもしれない。
 気は進まないけど……やるしかないよな。


 正体不明の屋敷から戻ったあと。
 俺は自室で家から持ってきた霊峰ガンティアに関する資料を読みあさっていた。

「ダメだぁ……」

 投げやりにつぶやき、ベッドへ横になる。実家に戻る前に、手元にある書物に何かしらヒントにでもなりそうな記述はないか探してみたのだが……これが見事に空振り。それらしい情報を見つけることはできなかった。

「さすがのロイスでもお手上げか」
「ヒントが少なすぎるんだよぉ……」

 もう同じ部屋にいるのが当たり前になってきたシルヴィアへそう返す。その少ないヒントを補うために実家へ向かおうとしていたのだが……
 だが、その日の夕食時。テスラさんから思わぬ情報をキャッチした。

「そういえば、ロイス様」
「何?」
「現在、奥様は鉄道都市バーロンに滞在していると思われます」
「え!? 母上が!?』
『はい。奥様のご実家がバーロンにありまして、そこに身を寄せていると小耳に挟んだのです』

 ……テスラさんはすっとぼけた感じで言っていたけど、きっと例の屋敷での話をレオニーさんなどから聞き、そこでなんとなく俺が実家へおもむこうとしていることを悟って、あんなことを言ったのだろう。
 さすがは長い付き合いのあるテスラさんだな。
 頼りになる人だ。
 しかし、バーロンか。
 俺の母――イローナ・アインレットが滞在しているとされるその都市は、東西南北の拡大都市につながる魔導列車のターミナルがある場所。このことから、バーロンは別名「鉄道都市」とも呼ばれている。
 実は、前々から一度訪れてみたいと思っていた町でもあった。
 かなり規模は大きいみたいだし、何より鉄道という響きにかれる。別にマニアというわけじゃないが、一体どのような物なのか……ちょっとワクワクしてくるな。

「なんだか嬉しそうだな、ロイス」
「えっ? そ、そんなことはないよ」

 夕食を終えて自室に戻ってきたあと、シルヴィアからの追及を俺は笑って誤魔化ごまかした。
 最近はこうして寝る直前まで俺の部屋で過ごすのが当たり前になったな。
 それはそれとして。

「ふーん……」

 納得いっていないといった様子のシルヴィア。テスラさんとほぼ同じくらい、一緒に暮らしてきたからなぁ……あの程度の嘘はあっさりと見破ってくるか。

「ロイスが私に隠し事をするなんて……」
「い、いや、隠し事なんて!」
「だが、何もないというのは嘘だろう?」
「ぐっ!?」

 ま、まさか、そういう方向性で攻めてくるとは思わなかった。
 シルヴィアのことだから「ロイスが何と言おうと私は地の果てまでもついていく!」という感じでせまってくると思ったら……シルヴィアめ。俺の攻略方法を見出みいだしつつあるな。

「……分かったよ。降参だ」

 俺はシルヴィアへ事情を説明する。
 あの屋敷の謎を探るため、俺は実家へ戻ろうとした――が、実家ではまず間違いなく父に門前払いを食らうだろう。そのため、まだ可能性がありそうな母上との接触を試みるため、バーロンへ向かおうと考えている。
 それを、包み隠さずシルヴィアへ伝えた。

「イローナ様に……」

 シルヴィアの表情が強張こわばる。
 まあ、シルヴィアにとってはしゅうとめになるわけだからな。そもそも、ほとんど会話をしたことないだろうし……そういう俺も、親子という関係でありながら、あまり母上と話したことはなかった。
 自分の母にこう言うのはおかしいかもしれないが、家庭内での存在感が本当に希薄だった。
 ……正直、協力をしてくれるかどうか分からない。
 大体、俺のことをどう思っているかさえ把握しきれていないのだ。
 けど、ひとりでいる今がチャンス。せめて、あの屋敷に関する情報だけでも、母上から聞きだせるようにしたい。
 となると母上に会いに行く際、俺たちだけでは心もとない。

「……テスラさんにも同行をお願いしよう」

 俺の教育係となる前は、母上専属のメイドだったというテスラさんが一緒に来てくれたら、少しは事態が好転するかもしれない。
 わらをもつかむ淡い期待だが、何もしないよりはマシだ。
 早速、明日の朝にでもお願いしてみようかな。


  ◇◇◇


 次の日の朝食時。
 俺は早速テスラさんへバーロンへの同行を願いでる。

「お安いご用ですよ」

 これまで、メイドとしての仕事がありつつも俺たちと一緒に旅をしたがっていたテスラさんは、ふたつ返事で了承してくれた。

「ただ、私なんかでよろしいのですか?」
「むしろテスラさんが適任だと思うんだけどなぁ」
「……分かりました。お供します」
「そうこなくっちゃ!」

 こうして、バーロンへはテスラさんも一緒に向かうこととなった。頼もしい存在がついてきてくれるとあって、思わず声もはずむよ。
 余談だが、ダイールさんとレオニーさんは別行動を取ってもらうことにした。
 その主な任務は、ムデル族の集落近くにあるダンジョンの調査だ。魔鉱石の違法採掘にたずさわっていた残党がいないとも限らないし、用心するに越したことはないだろう。

「それではエイーダさん、お留守番をお願いします」
「任せて!」

 出発前にテスラさんがエイーダへ今後の予定を説明したあと、マックの引く荷台に乗ってバーロンを目指すことに。
 そのルートだが、まずは都市アスコサへと向かう。そこには魔導列車の駅があり、そこでバーロン行きの便に乗り込む手筈てはずとなっていた。
 ちなみに、マックは貨物扱いで列車に乗る。およそ一時間で到着予定らしいので、マックにはそれまで大人しくしていてもらおう。

「一体どんな場所なんだろうなぁ、バーロンって」
「アスコサとは比べ物にならない大都市です」

 御者ぎょしゃを務めるテスラさんが俺にそう言った。

「そ、それほどの規模とは……」

 驚いていると、シルヴィアが尋ねてくる。

「ロイスはバーロンへ行ったことがないのか?」
「残念ながら、一度もね。そういうシルヴィアは?」
「私もない」
「でしたら、バーロンへ到着したあとは中央公園にある天使像をご覧になってはいかがでしょうか?」
「「天使像?」」

 なんでまた……何か、言い伝えでもあるのかな?

「その天使像の前で祈りをささげた夫婦は子宝に恵まれると言われていますので」
「「こっ!?」」

 思わぬ言葉に、俺とシルヴィアは飛び上がるほど驚く。

「そ、それはいくらなんでも早いよ!」
「ロ、ロイスの言う通りだ!」
「えっ? ですが、最近おふたりはよく寝る直前まで同じ部屋にいますよね?」
「そ、それは……」
「私はてっきりすでに週三くらいのペースでいるのかと……」
「「違う!!」」

 声を揃えて否定するが、「それはそれは」とテスラさんはニコニコ笑い、「ちなみに、先ほどの子宝の天使像は本当にあるので立ち寄ってみてはいかがでしょう?」と続けた。
 くっ……またからかわれてしまったか。
 ――それにしても。

「テスラさんって、バーロンに詳しいんですね」
「そういえば……もしかして、行ったことがあるのか?」
「えっ!?」

 俺たちからの質問に、今度はテスラさんが驚いたような声を出す。
 これは意外な反応だ。
 まるで、聞かれたくなかったような……

「……以前、奥様のお供として行ったことがあるんです。奥様は毎年決まった時期にバーロンを訪れますので」
「そうだったのか」
「…………」

 シルヴィアは納得したようだが、俺としては逆に謎が深まった。
 厳密に言うとテスラさんのことではなく――母上のことだ。
 テスラさんの言葉を聞いて思い出したことがある。
 それは、アインレットの屋敷にいた頃、母上が決まった時期になると数日間にわたって家を空けていたこと。
 鉄道都市バーロン。
 母上とテスラさん。
 そして、霊峰ガンティアで見つけたあの謎の廃屋とダイールさんを襲った存在。
 多くの謎を解くカギは――この先で待っている気がする。


 都市アスコサの魔導列車駅。
 ここは町のど真ん中にあって、いつも人でごった返していた。
 前世の記憶がある俺にとって、鉄道というものは見慣れたものである。
 しかし、ここの列車はまるで記憶とは別物のように映った。
 敷かれたレールの上を鉄のかたまりが移動する――そうした基本構造は同じだが、列車から蒸気が出ている様子はなかった。おそらく魔鉱石などの特殊なアイテムが使用されているのだろう。
 今は時間がないから眺めることしかできないけど、余裕ができたら詳しい構造や歴史なんかも知りたいな。
 とりあえず、鉄道に詳しいテスラさんが諸々の手続きをするために受付へ。
 その間、俺たちはそわそわしているマックを落ち着かせつつ駅の様子を眺めていた。
 ……とはいえ、マックはデカいので周囲からの視線が痛い。悪く思われていなければいいのだけれど。

「メェ~……」

 俺が不安そうにしているのが伝わったのか、マックが鼻先で俺の腕を押す。

「ど、どうかしたのか?」

 尋ねてみても、元気なくうつむいてばかりで何を訴えているのかよく分からなかった――ひょっとして、俺に元気がないのは自分が原因と思っているのか?

「マックはいつも通りでいいんだよ」

 そう語りながら、俺はマックの頭をでる。 
 こちらの想いは伝わったようで、マックは気持ちよさそうに撫でられつつ「メェ~」と上機嫌に鳴く。
 するとそこへようやくテスラさんが帰ってきた。

「遅くなって申し訳ありません」
「そんなことないですよ。俺やシルヴィアだけじゃどうにもできませんし――それより、手続きの方はどうでしたか?」
「問題なく進みましたが、乗車の前にもう少々お時間をいただきます」
「他に何かあったんですか?」
「マックを預けてきます。さすがに、客車には乗せられませんから」

 あぁ、貨物扱いって言ってたもんな……頼りになるだけでなくいやし効果のあるマックのもふもふボディだが、そもそもドアから車内へ入ることすら不可能だろう。

「なるほど。それなら俺たちも一緒に行きますよ」
「うむ。マックが最後まで寂しくないように――だろう?」
「その通り」

 さすがはシルヴィア。よく分かっている。
 しかし、ほんのちょっとのお別れとはいえ、なんだか寂しいな。
 俺たちは一緒になってマックを専用車両――貨物室――へ送り届け、それから自分たちも乗り込もうとした――のだが。

「お待ちください、ロイス様、シルヴィア様」

 突然、テスラさんに呼びとめられる。

「どうかしたんですか?」
「鉄道での旅となると……欠かせないものがあります」
「か、欠かせないもの?」
「駅で売られているお弁当を食べるのが通の楽しみ方です」
「そ、そうなんだ……」

 確かに、出発予定時間から到着時間を予想するとお昼過ぎになるだろうから、移動中に食べておけるならありがたい。
 それに、俺の前世の世界でも、駅弁は電車旅での醍醐味だいごみのひとつとして定着していた。実際にやった経験はないが、憧れ自体はあったんだよなぁ。まさか、ここでその夢が叶うとは思ってもみなかったけど。
 アスコサで売られている弁当は、この土地の特産品を挟んだサンドウィッチだった。これならお手軽に食べられるし、ボリュームもある。おまけに、走る列車の窓から景色を眺めながら食事ができる……これもまた、特別な気分にさせてくれるいい演出だ。


 やがて列車がゆっくりと動きだす。
 俺とシルヴィアは景色と食事を楽しんでいたが、テスラさんはどうも違うようだ。
 なぜだかうっとりした様子で車内を眺めている。

「テスラさん? どうかしたんですか?」
「いえ……外観の夜空を流れる流星のごとき美しいラインも見事ですが、車内のデザインも秀逸しゅういつで素晴らしい……死ぬまで眺めていられますね」
「へ、へぇ~……」

 相変わらず表情の変化はほとんどないのだが、高揚こうようしているのは手に取るように分かった。
 テスラさんは鉄道ファンであるということが発覚。長年一緒にいるけど、まさかの新事実だったな。


 それから約一時間後。
 ついに俺たちは鉄道都市バーロンに到着した。
 俺がかつていた世界の大都市に匹敵ひってきする巨大ターミナル駅。アスコサの駅も大きくて驚いたが、バーロンはその比ではない。駅の中央から八方位にレールがびており、環境が特別厳しい地域を除いたすべての都市へつながっているという。
 さらに、凄いのは駅だけではない。

「「おぉ~」」

 駅から出て、都市の様子をの当たりにした俺とシルヴィアの声はしっかり揃った。どうやら同じ感想を持ったのだろう。

「す、凄いな、ロイス」
「あぁ……こんな光景は見たことがない」

 嘘偽うそいつわりのない本心だった。
 町の規模はアスコサ以上で、まさに大都市と呼ぶに相応ふさわしい。
 人や物を運ぶのに鉄道は便利だからな。その鉄道のターミナル駅周辺ともなれば、自然と人も増える。人が増えれば、それを対象とした店や宿ができる。やがてその一帯は大都市になるってわけだ。
 この町に、母上が来ているらしい。
 滞在先はおそらくバーロン郊外にあるというアインレット家の別荘だろう。
 マックと合流し、俺たちはバーロンの中央通りを進んでいく。これだけ大きな町の通りなら、マックのサイズもまったく気にならない。なんだったら、もっと大きな動物を運搬うんぱん役にしている者もいる。
 多種多様な種族が混在するこのバーロンは、今まで訪れたどの町とも雰囲気が似ていない場所だ。

「ここも随分ずいぶんと変わりましたね」

 みんなで歩いていると、ふとテスラさんがそう漏らす。

「昔から大都市だったんじゃないんですか?」
「えぇ。今でこそ立派な町となりましたが……今から十数年前までは、ここら一帯に闇市場やみいちばが広がっていたのです」
「えっ? それは意外ですね」
「私も初めて聞いた……」

 らしくない――と言っては失礼ではあるが、とにかくいつもはあまり見せない物憂げな雰囲気を出すテスラさん。
 それにしても……闇市場、か。
 奴隷どれい禁忌きんき魔法書物など、非合法な売買が行われている場所である。
 今では法が厳しくなり、そうした裏稼業はリスクが大きいということでほとんどなくなったと言われているが……
 はなやかに見えるこの町にも、そうした暗い過去があったなんて信じられないな。

「では、早速イローナ様の別荘に向かい、アポをとってきます」

 テスラさんが言った。列車内で話をして、まずはテスラさんが別荘へ行く手筈になったのだ。

「じゃあ、俺たちは宿の手配をしておくよ」
「その心配はいりませんよ」
「へっ?」

 そうは言うが……母上が俺を同じ家に泊めるかな。 
 それに別荘といっても、アインレット家のものじゃなくて、母上の実家が所有している屋敷なわけだし。
 だが、テスラさんはやたら自信満々に念を押す。

「大丈夫です。夕方になる前には戻りますので、あの時計台の下で落ち合いましょう。それまで、おふたりは観光をお楽しみください」

 そう言ってテスラさんは、母上がいる別荘へ歩きだした。
 一方、残された俺たちは……

「な、なあ、ロイス」
「うん?」
「行ってみないか?」
「行くって……どこへ?」
「ほ、ほら、さっきテスラさんが言っていた……」
「あっ」

 どうやら、シルヴィアは祈りを捧げると子宝に恵まれる天使像があるって公園に行きたいらしい。
 ……まあ、俺たちの将来を考えた時、確かに子どもはできた方がいい。それに至る行為については――まだまだ挑むのは遠い先の話だろうが。
 ともかく、シルヴィアの希望を優先し、俺たちは中央公園を目指した。


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