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【2】Malachite
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「……っく……っ」
翔はくったりと脱力し、倒れ込む。
「ほら、気持ち良かった。ね? 痛いことより、こっちんが全然楽しいじゃん」
彬が嬉しそうに裸になる。
「肌と肌、くっついた方が気持ちイイよね?」
言いながら、抵抗しなくなった翔のシャツのボタンを外す。
「もう、逃げようとか、考えないでしょ? もっともっと気持ちよくさせたげるから、手、外すね」
後ろ手を縛っていたネクタイも外し、口を塞いでいたタオルも除けた。
「……なんで……?」
「だから、セックスしよってゆってるだけじゃん。一緒に愉しもう?」
お互い、全裸になって。
彬は翔を抱きしめた。
「俺は別にしょおくんのこと、嫌いじゃないし。痛い目に合わせたいなんて一言もゆってない。抱かせてよってゆったのは、ふっつーにセックスしよってゆっただけ」
「…………」
肌で擦れる自分のモノが、彬の優しい声と背中を撫でる掌でまた熱を持ってくるのがわかって。
翔は自分が怖くなる。
「しょおくん、後ろゆるゆるに解したし、そろそろ俺も挿れたいんだけど?」
言われて、ふと我に返る。
慌てて彬の体をはねのけた。
「もお、いいよそーゆーの。ほら、素直に気持ちよくなろって」
彬は悔しいことにやっぱり翔よりガタイもいいし、しなやかな筋肉に覆われていて力では敵わなくて。
正面からぐっと抑えつけられ、両脚を抱えられると完全に正常位でソコを拡げさせられてしまう。
「大丈夫、大丈夫。指よか太いけど、ゆっくり挿れるから痛くしないから」
言って唇で翔の口を塞ぎ、いきり立っているモノを孔へと宛がう。
入口に先端をぐりぐりと押し当てながら、少しずつ体を進め、中へと進入させた。
「……んあっ!……あっ」
「うん、びっくりするよね。俺の、結構太いから。でも大丈夫。ちゃんと入るようにしてるから」
先端がローションの滑りでにゅぷ、と中に入ると、少しずつ奥へと進む。
「あっ……あっ……はっ……」
じゅぶじゅぶと奥へと潜り込んだ彬の猛りが、翔のイイ所に当たった。
「ああんっ!……ああっ……あっ」
「ほら、こっからずっと、あとは気持ちイイだけだから。ね、感じて」
翔は自分のものとは思えない鼻にかかった声が、意思とは全然別のどこかから漏れてくるのを止められなくて。
これが喘ぎ声なのか、とどこかぶっ飛んでしまっている理性が遠くでそれを言語化するから。
恥ずかしさと屈辱に襲われて、思わず彬の背中にしがみついた。
「ああ、いいね。しょおくんが抱き付いてくれるの、嬉しい。いいよ、そのまま、爪立てても大丈夫だから」
腰を動かし、翔のイイ場所を何度も往復して。
「あっ……あっ……んあっ……やっ……」
「多分ね、奥のがもっと気持ちイイから、奥まで挿れるね」
彬が翔をぎゅっと抱きしめ、それと同時に奥深く繋がり、突かれる。
「ああっ! ……あっ……はっ……」
「ほら、奥、気持ちイイでしょ?」
言いながら、ずくっずくっと最奥を突き上げる。
翔はくったりと脱力し、倒れ込む。
「ほら、気持ち良かった。ね? 痛いことより、こっちんが全然楽しいじゃん」
彬が嬉しそうに裸になる。
「肌と肌、くっついた方が気持ちイイよね?」
言いながら、抵抗しなくなった翔のシャツのボタンを外す。
「もう、逃げようとか、考えないでしょ? もっともっと気持ちよくさせたげるから、手、外すね」
後ろ手を縛っていたネクタイも外し、口を塞いでいたタオルも除けた。
「……なんで……?」
「だから、セックスしよってゆってるだけじゃん。一緒に愉しもう?」
お互い、全裸になって。
彬は翔を抱きしめた。
「俺は別にしょおくんのこと、嫌いじゃないし。痛い目に合わせたいなんて一言もゆってない。抱かせてよってゆったのは、ふっつーにセックスしよってゆっただけ」
「…………」
肌で擦れる自分のモノが、彬の優しい声と背中を撫でる掌でまた熱を持ってくるのがわかって。
翔は自分が怖くなる。
「しょおくん、後ろゆるゆるに解したし、そろそろ俺も挿れたいんだけど?」
言われて、ふと我に返る。
慌てて彬の体をはねのけた。
「もお、いいよそーゆーの。ほら、素直に気持ちよくなろって」
彬は悔しいことにやっぱり翔よりガタイもいいし、しなやかな筋肉に覆われていて力では敵わなくて。
正面からぐっと抑えつけられ、両脚を抱えられると完全に正常位でソコを拡げさせられてしまう。
「大丈夫、大丈夫。指よか太いけど、ゆっくり挿れるから痛くしないから」
言って唇で翔の口を塞ぎ、いきり立っているモノを孔へと宛がう。
入口に先端をぐりぐりと押し当てながら、少しずつ体を進め、中へと進入させた。
「……んあっ!……あっ」
「うん、びっくりするよね。俺の、結構太いから。でも大丈夫。ちゃんと入るようにしてるから」
先端がローションの滑りでにゅぷ、と中に入ると、少しずつ奥へと進む。
「あっ……あっ……はっ……」
じゅぶじゅぶと奥へと潜り込んだ彬の猛りが、翔のイイ所に当たった。
「ああんっ!……ああっ……あっ」
「ほら、こっからずっと、あとは気持ちイイだけだから。ね、感じて」
翔は自分のものとは思えない鼻にかかった声が、意思とは全然別のどこかから漏れてくるのを止められなくて。
これが喘ぎ声なのか、とどこかぶっ飛んでしまっている理性が遠くでそれを言語化するから。
恥ずかしさと屈辱に襲われて、思わず彬の背中にしがみついた。
「ああ、いいね。しょおくんが抱き付いてくれるの、嬉しい。いいよ、そのまま、爪立てても大丈夫だから」
腰を動かし、翔のイイ場所を何度も往復して。
「あっ……あっ……んあっ……やっ……」
「多分ね、奥のがもっと気持ちイイから、奥まで挿れるね」
彬が翔をぎゅっと抱きしめ、それと同時に奥深く繋がり、突かれる。
「ああっ! ……あっ……はっ……」
「ほら、奥、気持ちイイでしょ?」
言いながら、ずくっずくっと最奥を突き上げる。
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