Treasure of life

月那

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【7】Angelsilica

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 そのまま、腰を動かして彬の中を突き上げる。
 最奥をノックするように、ずくずくと突いてやると彬の声が高くなる。
「ああ……イイ……もっと……奥、いっぱい突いて」

 喘ぎながら求めるのは、きっと物理的なことじゃなくて。

 彬の心の奥。
 皇が遠慮して踏み込まないでいた部分。
 いつだって彬が奥を欲しがっていたのは、もっと皇を求めていたのだろう。

 “もっと、奥に欲しい”という彬の言葉が。
 本人もきっと無自覚のまま口にしていたそれは。
 自分だけを求めて欲しい、自分だけを抱いて欲しい、自分だけを見て欲しい。
 そんな、素直に言えないでいた彬の本当の気持ちなのだと、今ならわかる気がする。

 ああ、だからか、と。変に納得しながら彬の内壁を感じる。
 セックスしながらきっと、大好きな気持ちを交換するのか、と。
 こんなにもぎっちりと繋がることで、だから一番傍にいると伝えることができるのだと、感じる。
 もちろんソコが物理的な快感を体中に伝えるのは確かで。挿れる方も挿れられる方も、きっと同じようにその温かさと心地よさを感じるわけで。

 彬を抱く時も、彬に抱かれる時も、いつだって同じだと思っていた感覚の意味がわかる。
 一番抱き心地が良くて、唯一抱かれることを拒まなかった彬とのセックスはきっと。
 欲しい場所に、奥の奥に触れて“好き”を伝えて。そこを抉られることで“好き”を受け止めて。

 そんな感覚は。
 きっと気持ちイイのは、モノだけが感じているわけじゃないのが、今、わかる。
 彬を抱くことで、彬の寂しさを消してやれるのなら、いくらでも抱いてやる。
 彬が抱きたいなら、そうやって求めてくるなら体中でそれに応じてやりたい。
 いつだって、彬の心の傍にいてやりたい。

 そう思うことが、イコール自分が彬を愛してるのだと。
 皇は彬の中に射精しながら、思った。

「彬……ごめん、抜けなかった」
 中に全部吐き出して、それでもまだ抜けないでいる。
 こんな感覚は初めてで。
 ずっと繋がっていたいと思って、皇が耳元に囁くと。

「いいよ。こおくん、初めて中に出してくれた。それが、嬉しい」
「でも後処理、めんどくさくね?」
「いんだよ、そんなの。俺、こおくんが俺ん中でイってくれるの、ちょお嬉しい」
 繋がったまま、彬が絡めた脚にそのまま力を入れてくるから、離そうにも離せなくて。

「俺、まだまだ足んねーから、こおくん、そのまま動いていいよ」
「彬」
「ん?」
「好きだよ」

 やっと照れないで、言えた。
 目を見て、微笑んでいると。

「俺も」彬が小さく言って。
 キスをして。
 そのまま何度も何度も、二人で体を繋ぎ合った。
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