天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす!

yoshikazu

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第27話 スタンビート魔族side2

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エンバside

『一体どう言うことだ!このドラゴン共は!!』
知らないドラゴンが空域を支配している。
『人間共の中にドラゴンテイマーがいるのか?しかしこの数はおかしい。
まぁいい、こちらちもドラゴンは居る!数はこちらが上だ!!』
エンバは周りを見渡とドラゴンの背中に違和感を感じる。
『ん?ドラゴンの上に人間が?』
すると自分の陣営からドラゴンが飛び出して人間の乗ったドラゴンへと近づく。
『ふふっ!血の気が多い奴だ!やってしまえ!』と思いきや、しばらく停滞した後陣営に帰って行った。
『んんっ?どうした?!』と見ていると突然味方に襲い掛かった!!
『なんだ!どうした!どうなっている?』
すると下から圧倒的な気配を纏った者が目の前に現れた!目の前に居るだけで全身から嫌な汗が噴き出す。
『お、お前!!何をした!ドラゴンに何をしたんだ!!』
『ドラゴンは僕の友達なんだ友達が友達を襲うわけないだろう?』
『何を訳のわからんことを言ってやがる!とりあえず死ねぇぇぇ!!』
対峙しているだけで圧力に飲まれそうになり
たまらず飛びかかる。しかし後ろから声がする。
『ねぇ!こっちにも順序があるんだから慌てないで!』
(どうなった!消えた?後ろ?なんか喋ってる?)
恐る恐る振り返ると、こちらを指差して
『これは警告だ!今からやろうとしていることをやめて降伏しろ!降伏しなければ死ぬよ!これはチャンスだチャンスを不意にするな!さて!どうする?』
(このまま帰っても責任を取らされる!目の前の奴を殺せばいいだけだ!俺はレベル723だぞ!!やればできる!!)
『うるせぇぇぇーー!!死ねやぁぁぁー!!』
無謀な賭けに出てしまう。責任を取らされた方が良かったのに・・・。そして再び背後から声がする。
『チャンスをあげたんだけどな。不意にしちゃったね。』
なにが起こったのか分からない。ふと下を見ると自分の下半身が落ちていくところだった。どんどん輪切りになった身体が落ちていく。
『た、助けt・・くぼあぁぁぁ!!』
全て輪切りになって落ちていったのだった。

ゾルマ・ジーマside
ゾルマ『5万の軍勢とは壮観だな!!』
自分に任された蠢く軍勢を誇らしく眺める。
ジーマ『王都をさっさと落とすぞ!』
この王都攻略を成功した暁には自分の評価が上がるのを想像し拳を握りしめてやる気を滲ませる。
ゾルマ『ジーマ!いくぞ!!全軍突撃!!』
黒い絨毯のような軍勢が襲い掛かる!その時!上空から紅い筋と蒼い筋が入り混じり魔物の軍勢に降り注ぐ!ドラゴン達の総攻撃である!
魔物達は訳も分からず叫び声をあげて絶命していく。
ゾルマ『なぜだ!!なぜドラゴンが俺達の邪魔をする!!エンバは何をしている!』
空を仰ぐと驚愕する!!空一面ドラゴンで覆い尽くされて、いくつもの殺気を帯びたブレスが地上へと降り注がれている!戦力とし来たドラゴンが全て敵になっているのだ!
ジーマ『どうなっているんだ!!このままでは全滅だぞ!!』
焦り、慌てる、どう立て直すか考える!だがゾルマの声で我にかえる!
『ジーマ!気を付けろ!前方から何かく
る!!避けろ!!』ゾルマは間一髪避けるが
ジーマは避ける間もなく氷漬けになる!
顔を上げると一面氷河期を思わせるような光景が広がっている!
呆気に取られていると前から圧倒的な殺意の波が向かってくる!!恥も外聞もかなぐり捨てて地面に大の字に伏せる!!ゾルマは波の後ろから圧倒的な何かが来ているのに気付いてすぐさま立ち上がる!目の前に鋭い何が迫る!勘だけでバックステップで避ける!しかし次の鋭い何が首に到達しそのまま切り飛ばされ剣の錆となった。
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