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第107話 ゾルファの街
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『私はここで降りるわ!!』
エマが手を挙げる。
『エマ、この街はやめた方が良いわよ。良い噂を聞かないわよ!』
マイルが心配そうに話す。
『だから良いのよ!人を泣かす奴らがいるんでしょう?
纏めてぶっ飛ばしてやるのよ!!』
エマは拳を握りしめる。
すると馬車が止まる。
そしてエマは馬車から飛び降りる。
『じゃあ!皆んな気を付けねー!!』
手を振りながらゾルファの街へと消えていった。
『凄い子だったな・・・人間はあの域まで行けるんだな・・・。』
『本当に嵐の様な子だったわ・・・〈英雄ハヤト〉の弟子達・・・また会ってみたいわ。』
皆がエマの余韻に浸るのだった。
街の入り口で守衛に止められる。
『身分証を見せてくれ。』
『えぇ、はいどうぞ。』
ギルドカードを見せる。
守衛がギルドカードに目を落とすと目がまん丸になる。
『え、Sランクぅぅぅ!!!』
守衛が叫ぶと上司らしき男が声をかける。
『どうした?!何か問題か?』
『こ、これを・・・』
男が上司にギルドカードを見せると上司の眉間に皺が寄る。
『Sランク・・・か。』
上司がエマの顔を繁々と見る。
『あんた、どこから来たんだ?』
『ファイデル王国よ。旅の途中なの。』
エマがニッコリ笑う。
(ファイデル王国・・・Sランク・・・
旅の途中・・・!!!)
上司が答えに辿り着く!
『あんた!もしかして〈英雄の弟子達〉か!』
(こんな所まで名前が届いているのね。)
エマは笑顔で答える。
『そうよ。〈英雄ハヤト〉の弟子よ。』
上司の男が笑顔になる。
『こんな所で〈英雄の弟子達〉に会えるとは光栄だ!!
さあ、大した街ではないが見て行ってくれ!』
『ありがとう。じゃあね!』
エマは街に入って行く。
その後ろ姿を見ながら上司の男は真顔になる。
『ネルバ様に急いで報告だ。〈英雄の弟子〉が来たと伝えろ。』
『なぁぁぁにぃぃぃぃ!!〈英雄の弟子〉が来ただとぉぉぉ!!!
ふふん!運が向いていたぞ!
奴らが〈ゲランド帝国〉を奴隷禁止に追い込んだせいで儲けが激減したんだ!!
代わりに〈英雄の弟子〉を奴隷にしてやるわ!!クックックッ!!』
でっぷりとした腹を叩きながら脂ぎった顔を歪ませて笑うのだった。
(やっぱりね・・・2人か。取り敢えずギルドを覗いてみようかな。)
エマが【索敵】で尾行に気付く。
流石に王都のギルドと比べると見劣りするがまあまあ大きなギルドである。
中は酒場が併設されており一般的な作りだ。
エマがギルドに入ると男達から注目を浴びる。
『ヒュー!ここはお嬢ちゃんが来る様な所じゃないぜぇぇ!
あっはっはっはっはー!!』
エマは男を一瞥し溜め息をつきながら受け付けカウンターへ行き受け付けの女性に話しかける。
『依頼を見せてm・・・』
『おい!無視してんじゃねーぞ!!このガキがぁぁぁ!!』
先程の男が掴みかかって来る。
『うるさい!!!』
エマの後ろ蹴りが炸裂する。
すどぉぉぉぉ!!!
『がべぽぉぉぉぉぉぉ!!!!』
どかしゃぁぁぁぁぁぁん!!!
男は入り口の扉を突き破り向かいの店までぶっ飛んでいった。
エマは入り口を睨み付けて
『ふん!いい加減にしないとぶっ飛ばすわよ!!』
(もうぶっ飛ばしてるぅぅぅぅ・・・・)
全員の意見が一致する。
『おい、あいつレベル200近かったよな・・・それを蹴り1発で?!どうなってるんだ?!』
『あ、、扉が、、、』
受け付けの女性がエマの顔を見る。
エマはムッとして
『さっきの奴につけといてよ!私は知らないわよ?!』
女性は諦めた顔をする。
『はぁ、そうします。
取り敢えずギルドカードを拝見します。』
エマがギルドカードを差し出す。
『えっ?!金色・・・』
女性が呟き、恐る恐る受け取る・・・。
『うぇぇ!!Sランクぅぅぅ!!!』
ギルド内の冒険者達が一斉にこちらを見る。
『Sランクだってぇぇぇ!!あの嬢ちゃんが?!冗談だろ?!』
『おいおい!マジかよ?!何処ぞのお嬢様じゃないのか?!』
『と、とにかく、ここに手を置いてください。確認します。』
女性が震える声で対応する。
エマが肩をすくめて黒い台に手を置く。
暫しの沈黙・・・
受け付けの女性が目を見開きながら後ずさる・・・
『う、嘘・・・そ、そんな・・・レ、レベル
3421ぃぃぃぃぃぃ!!!!
ギルドマスターぁぁぁぁぁ!!!!』
女性はつまづきながら奧に消えて行った。
『お、おい今なんて言った?俺にはレベル3421って聞こえたが・・・。』
『そんな馬鹿な事があるかよ!魔人でもない限り有り得ないぞ!』
すると奥からスキンヘッドの大男が出てきた。
『どれ!見せてみろ!!』
『これです!!!』
大男がギルドカードの情報を見ると同じく目を見開く。
『な、なんじゃこりぁぁぁぁぁぁぁ!!!
レベル3421ぃぃぃぃ!!!
あんた、一体何者だ?!ここを滅ぼしに来たのか?!』
『はぁ、私は旅の途中なの。何も無ければ滅ぼさないわ!何も無ければだけど・・・
とにかくギルドカードを返して!』
『あぁ、そうだな・・ありがとう。
ん?所でなんで扉が無いんだ?』
『色々とありまして・・・』
受け付けの女性がエマを見る。
エマは目を逸らす・・・。
ギルドマスターが扉の向こうを見ると店の壁にめり込んだ男がいた。
『なるほどな・・・レベル3421にちょっかいを出すとああなるんだな・・・。』
(ん?尾行してた奴が・・合流したわね・・12人か・・・強い気配は無し・・・来るわね。)
すると予想通り男達がギルドに入ってくる。
先頭の男がいきなり声を上げる。
『ギルド内暴行の容疑で連行する!!』
エマは鼻で笑う。
『ふっ!馬鹿らしいわね!当然お断りよ!』
男は半笑いで言い放つ。
『お前如きの意見は聞いて無い!
これは決定事項だ!!引っ捕らえろ!!』
『そっちがその気ならやり易いわ!!』
エマはアイテムボックスからメル達に作ってもらった武器を取り出す。
短刀程の金属の丸棒の先に金平糖のような鉄球が付いた武器〈モーニングスター〉である。
襲ってきた3人の男達の脇を擦り抜けざまにぶっ叩く!!
『ぐぼげぇぇぇぇ!!!』
『ぐげぇぇぇぇ!!!』
『ごはぁぁぁぁぁぉ!!!』
男達は血反吐を吐き崩れ落ちる!!
『さあ!どうするの?!』
モーニングスターを肩に置き挑発する。
『き、貴様ぁぁぁ!!ネルバ様に逆らったらどうなるか教えてやる!!
お前ら!!腕の1本や2本へし折っても構わん!!やれ!!!』
しかしレベル200そこそこの男達が8人掛かった所でレベル3421には敵う訳も無く・・。
そしてエマがブレる!!
どばばばばばばばばばばっっ!!!
『げばぁぁぁ!!!!』
『ぶぼぉぉぉぉぉぉ!!!』
『ぐがぁぁぁぁぁ!!!』
すがぁぁぁぁぁぁぁーーーん!!
8人の男達がギルドの壁を突き破り向かいの店の壁にめり込む!!
『ふん!さあ、貴方1人になったわよ?
どうするの?1人で何が出来るのかしら?』
さっきまで粋がっていた男が唖然として震えている。
『な、何なんだ・・・お前は!貴族だぞ!!領主だぞ!何故逆らう?!
お前ら下民は貴族の言う事を聞いていればいいんだ!!』
エマの口角が上がる。
『久々に聞いたわ!そのセリフ!!
私達の前でそのセリフを吐いた貴族はどうなったと思う?・・・・こうなったのよぉぉぉぉ!!』
モーニングスターを下から振り上げて男の顎ぶっ叩く!!
『ぐぶぁぁぁぁぁぁ!!!』
ばきゃぁぁぁ!!!
男はギルドの天井に突き刺さり揺れていた。
エマは男を見上げて
『どお?分かった?こうなるのよ!』
ギルドマスターを始め皆が何も言えずに立ち尽くすばかりだった・・・それはエマの動きが全く見えなかったからだ。
男達が勝手に叫びながらぶっ飛んで行く光景を見ていてのだ・・。
とにかく、この人を怒らせては駄目だと皆が固く心に刻むのであった。
エマが手を挙げる。
『エマ、この街はやめた方が良いわよ。良い噂を聞かないわよ!』
マイルが心配そうに話す。
『だから良いのよ!人を泣かす奴らがいるんでしょう?
纏めてぶっ飛ばしてやるのよ!!』
エマは拳を握りしめる。
すると馬車が止まる。
そしてエマは馬車から飛び降りる。
『じゃあ!皆んな気を付けねー!!』
手を振りながらゾルファの街へと消えていった。
『凄い子だったな・・・人間はあの域まで行けるんだな・・・。』
『本当に嵐の様な子だったわ・・・〈英雄ハヤト〉の弟子達・・・また会ってみたいわ。』
皆がエマの余韻に浸るのだった。
街の入り口で守衛に止められる。
『身分証を見せてくれ。』
『えぇ、はいどうぞ。』
ギルドカードを見せる。
守衛がギルドカードに目を落とすと目がまん丸になる。
『え、Sランクぅぅぅ!!!』
守衛が叫ぶと上司らしき男が声をかける。
『どうした?!何か問題か?』
『こ、これを・・・』
男が上司にギルドカードを見せると上司の眉間に皺が寄る。
『Sランク・・・か。』
上司がエマの顔を繁々と見る。
『あんた、どこから来たんだ?』
『ファイデル王国よ。旅の途中なの。』
エマがニッコリ笑う。
(ファイデル王国・・・Sランク・・・
旅の途中・・・!!!)
上司が答えに辿り着く!
『あんた!もしかして〈英雄の弟子達〉か!』
(こんな所まで名前が届いているのね。)
エマは笑顔で答える。
『そうよ。〈英雄ハヤト〉の弟子よ。』
上司の男が笑顔になる。
『こんな所で〈英雄の弟子達〉に会えるとは光栄だ!!
さあ、大した街ではないが見て行ってくれ!』
『ありがとう。じゃあね!』
エマは街に入って行く。
その後ろ姿を見ながら上司の男は真顔になる。
『ネルバ様に急いで報告だ。〈英雄の弟子〉が来たと伝えろ。』
『なぁぁぁにぃぃぃぃ!!〈英雄の弟子〉が来ただとぉぉぉ!!!
ふふん!運が向いていたぞ!
奴らが〈ゲランド帝国〉を奴隷禁止に追い込んだせいで儲けが激減したんだ!!
代わりに〈英雄の弟子〉を奴隷にしてやるわ!!クックックッ!!』
でっぷりとした腹を叩きながら脂ぎった顔を歪ませて笑うのだった。
(やっぱりね・・・2人か。取り敢えずギルドを覗いてみようかな。)
エマが【索敵】で尾行に気付く。
流石に王都のギルドと比べると見劣りするがまあまあ大きなギルドである。
中は酒場が併設されており一般的な作りだ。
エマがギルドに入ると男達から注目を浴びる。
『ヒュー!ここはお嬢ちゃんが来る様な所じゃないぜぇぇ!
あっはっはっはっはー!!』
エマは男を一瞥し溜め息をつきながら受け付けカウンターへ行き受け付けの女性に話しかける。
『依頼を見せてm・・・』
『おい!無視してんじゃねーぞ!!このガキがぁぁぁ!!』
先程の男が掴みかかって来る。
『うるさい!!!』
エマの後ろ蹴りが炸裂する。
すどぉぉぉぉ!!!
『がべぽぉぉぉぉぉぉ!!!!』
どかしゃぁぁぁぁぁぁん!!!
男は入り口の扉を突き破り向かいの店までぶっ飛んでいった。
エマは入り口を睨み付けて
『ふん!いい加減にしないとぶっ飛ばすわよ!!』
(もうぶっ飛ばしてるぅぅぅぅ・・・・)
全員の意見が一致する。
『おい、あいつレベル200近かったよな・・・それを蹴り1発で?!どうなってるんだ?!』
『あ、、扉が、、、』
受け付けの女性がエマの顔を見る。
エマはムッとして
『さっきの奴につけといてよ!私は知らないわよ?!』
女性は諦めた顔をする。
『はぁ、そうします。
取り敢えずギルドカードを拝見します。』
エマがギルドカードを差し出す。
『えっ?!金色・・・』
女性が呟き、恐る恐る受け取る・・・。
『うぇぇ!!Sランクぅぅぅ!!!』
ギルド内の冒険者達が一斉にこちらを見る。
『Sランクだってぇぇぇ!!あの嬢ちゃんが?!冗談だろ?!』
『おいおい!マジかよ?!何処ぞのお嬢様じゃないのか?!』
『と、とにかく、ここに手を置いてください。確認します。』
女性が震える声で対応する。
エマが肩をすくめて黒い台に手を置く。
暫しの沈黙・・・
受け付けの女性が目を見開きながら後ずさる・・・
『う、嘘・・・そ、そんな・・・レ、レベル
3421ぃぃぃぃぃぃ!!!!
ギルドマスターぁぁぁぁぁ!!!!』
女性はつまづきながら奧に消えて行った。
『お、おい今なんて言った?俺にはレベル3421って聞こえたが・・・。』
『そんな馬鹿な事があるかよ!魔人でもない限り有り得ないぞ!』
すると奥からスキンヘッドの大男が出てきた。
『どれ!見せてみろ!!』
『これです!!!』
大男がギルドカードの情報を見ると同じく目を見開く。
『な、なんじゃこりぁぁぁぁぁぁぁ!!!
レベル3421ぃぃぃぃ!!!
あんた、一体何者だ?!ここを滅ぼしに来たのか?!』
『はぁ、私は旅の途中なの。何も無ければ滅ぼさないわ!何も無ければだけど・・・
とにかくギルドカードを返して!』
『あぁ、そうだな・・ありがとう。
ん?所でなんで扉が無いんだ?』
『色々とありまして・・・』
受け付けの女性がエマを見る。
エマは目を逸らす・・・。
ギルドマスターが扉の向こうを見ると店の壁にめり込んだ男がいた。
『なるほどな・・・レベル3421にちょっかいを出すとああなるんだな・・・。』
(ん?尾行してた奴が・・合流したわね・・12人か・・・強い気配は無し・・・来るわね。)
すると予想通り男達がギルドに入ってくる。
先頭の男がいきなり声を上げる。
『ギルド内暴行の容疑で連行する!!』
エマは鼻で笑う。
『ふっ!馬鹿らしいわね!当然お断りよ!』
男は半笑いで言い放つ。
『お前如きの意見は聞いて無い!
これは決定事項だ!!引っ捕らえろ!!』
『そっちがその気ならやり易いわ!!』
エマはアイテムボックスからメル達に作ってもらった武器を取り出す。
短刀程の金属の丸棒の先に金平糖のような鉄球が付いた武器〈モーニングスター〉である。
襲ってきた3人の男達の脇を擦り抜けざまにぶっ叩く!!
『ぐぼげぇぇぇぇ!!!』
『ぐげぇぇぇぇ!!!』
『ごはぁぁぁぁぁぉ!!!』
男達は血反吐を吐き崩れ落ちる!!
『さあ!どうするの?!』
モーニングスターを肩に置き挑発する。
『き、貴様ぁぁぁ!!ネルバ様に逆らったらどうなるか教えてやる!!
お前ら!!腕の1本や2本へし折っても構わん!!やれ!!!』
しかしレベル200そこそこの男達が8人掛かった所でレベル3421には敵う訳も無く・・。
そしてエマがブレる!!
どばばばばばばばばばばっっ!!!
『げばぁぁぁ!!!!』
『ぶぼぉぉぉぉぉぉ!!!』
『ぐがぁぁぁぁぁ!!!』
すがぁぁぁぁぁぁぁーーーん!!
8人の男達がギルドの壁を突き破り向かいの店の壁にめり込む!!
『ふん!さあ、貴方1人になったわよ?
どうするの?1人で何が出来るのかしら?』
さっきまで粋がっていた男が唖然として震えている。
『な、何なんだ・・・お前は!貴族だぞ!!領主だぞ!何故逆らう?!
お前ら下民は貴族の言う事を聞いていればいいんだ!!』
エマの口角が上がる。
『久々に聞いたわ!そのセリフ!!
私達の前でそのセリフを吐いた貴族はどうなったと思う?・・・・こうなったのよぉぉぉぉ!!』
モーニングスターを下から振り上げて男の顎ぶっ叩く!!
『ぐぶぁぁぁぁぁぁ!!!』
ばきゃぁぁぁ!!!
男はギルドの天井に突き刺さり揺れていた。
エマは男を見上げて
『どお?分かった?こうなるのよ!』
ギルドマスターを始め皆が何も言えずに立ち尽くすばかりだった・・・それはエマの動きが全く見えなかったからだ。
男達が勝手に叫びながらぶっ飛んで行く光景を見ていてのだ・・。
とにかく、この人を怒らせては駄目だと皆が固く心に刻むのであった。
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