153 / 183
第151話 弟子達の力
しおりを挟む
『アルメダさん!私達5人で防衛線を張ります!!
私達が撃ち漏らした魔物をお願いします!』
『えっ?!数万の魔物に5人で防衛線?!いくらなんでも危険過ぎるわ!!いや!!無謀よ!!!そんな事無理よ!!!』
アルメダがミルアに詰め寄る。
『アルメダさんだったわね!私の師匠は1人で6万のスタンビートに立ち向かったのよ!これぐらい出来なきゃ怒られるわ!!
見ていなさい!!師匠からもらった力を見せてあげるわ!!』
セルナが言い放つ!
『ひ、1人で6万の・・・スタンビートを?!意味が分からない・・・』
アルメダの理解が追いつかない。
『見ていれば分かります。だから街の防御はお願いします。それとこれを持っていてください。』
ミルアはギエンから渡されたショートソードを差し出した。
『これはギエンさんから護身用に渡されたものです。
この武器は特別製です。この武器の力を引き出せたならアルメダさんも・・・資格があるわ!』
アルメダがショートソードを受け取り握り締める。
『分かったわ。貴方達の力を信じるわ!
〈サリオン〉の街をお願い!!』
『任せて!!!必ず守ってみせるわ!!!
セルナがニッコリ笑い親指を立てると弟子達5人が踵を返してギルドを出て行く。
その背中を理解が追い付かない冒険者達が見送る。
『女5人でスタンビートの防衛線・・・?意味が分からん・・・』
『でも本気でやる気だぞ!?』
『だったら見てみようぜ!!〈英雄の弟子達〉の弟子がどれほどの者かを!!』
セルナは走りながら指示を出す!
『ミルア!貴方は城壁の上からの援護と城内の防御をお願い!
魔物の中に5つ強い気配があるの。何をしてくるか分からないから警戒していてね!』
『分かりました!』
『アイラ!ドラゴンで魔物の間引きと街の防御をお願い!!』
『ふふ!もう準備万端よ!見て!!』
見ると魔物達の上空に数10匹のドラゴンが待機して威嚇していた。
そして街の上空にもドラゴンが旋回している。
『ふっ!流石ね!!それじゃあ後は・・・全力で総攻撃よ!!皆んな!!持てる力を叩きつけてやりましょう!!!!!!』
『了解!!!!!』
一方その頃、ギエン達は〈ゼリオン王国〉へと爆走していた!魔物達の気配は〈ゼリオン王国〉まで迫っていた。
この時ギエンは【索敵】範囲外の弟子達の動きは解らなかった。
ただ弟子達の安否を心配しながら〈ゼリオン王国〉を目指していた。
(よし!見えたぞ!!もう少しだ!!ミルア!リンド!俺が行くまで持ち堪えろよ!!)
『私から行くよ!!〈アース〉!!魔物達の足止めをお願い!!』
主人の呼び掛けに岩の巨人が現れる!!
『かしこまりました!お任せください!!』
『ふん!!!!』
〈アース〉が両手を地面に叩き付ける!!
どばぁぁぁぁぁぁん!!!
すると〈アース〉の手元から真っ直ぐ遥か先まで地面がぱっくり口を開ける!!
そこへ魔物達がなす術もなく飲み込まれて行く!!
更に地割れは魔物達の中央で左右に分かれ大地に大きな十文字が描かれる!!
魔物達は次々と大地に飲み込まれて行った。
『うわーーー!!やるわねぇ!!!負けてられないわ!!私達も行くわよ!【闘気解放】!!!』
『ナイス足止め!!私も!!【竜神装】!!!』
『負けてられないわ!!師匠!!力を借りるわ!!【魔力解放】!!!】
『はぁぁぁ!!【槍神技奥義 神槍豪撃】!!!』
巨大な槍を模した闘気の塊が直線上の魔物達を綺麗に飲み込んでいく!!
『行くわよぉぉぉ!!【竜撃砲】!!!』
かざした両手から巨大なドラゴンを模した闘気が魔物達を飲み込んで行く!
『私もぉぉぉ!!光属性魔法最上位【シャイニング・ゲート】!!!!!』
魔物達の目の前に巨大な光の門が現れる!!
そして門が勢いよく開け放たれるとそこから超高温の光が放たれる!!
光を浴びた魔物達があっという間に蒸発して行く!!
4人の全力の一撃で6万の魔物達が既に1/3以下となっていた。
城壁からバリスタを構えていたアルメダと冒険者達は驚愕の余りしばらく息を飲む音しか出せなかった。
『こ、これが〈英雄の弟子達〉の弟子の力・
・・・これこそ・・・理不尽よ・・・』
『こ、これは駄目だろ・・・この力が悪に染まったら・・・世界が終わるぞ・・』
皆がそれぞれ力の行き先を案ずるのであった。
ミルアの頭の中にレベルアップの音が鳴り響いていた。
『み、皆んな凄いよ・・・・あれ?何かが街に向かって移動している?!』
城壁から見渡すが目視できなかった。
(おかしいわ!?既に街の中に?!・・・あっ!!しまった!!地下だわ!!!!)
『アルメダさん!!!地下です!!地下から街に!!』
ミルアが叫んだ瞬間!広場の噴水が破壊されて3人の浅黒い肌の男達が現れたのだった。
私達が撃ち漏らした魔物をお願いします!』
『えっ?!数万の魔物に5人で防衛線?!いくらなんでも危険過ぎるわ!!いや!!無謀よ!!!そんな事無理よ!!!』
アルメダがミルアに詰め寄る。
『アルメダさんだったわね!私の師匠は1人で6万のスタンビートに立ち向かったのよ!これぐらい出来なきゃ怒られるわ!!
見ていなさい!!師匠からもらった力を見せてあげるわ!!』
セルナが言い放つ!
『ひ、1人で6万の・・・スタンビートを?!意味が分からない・・・』
アルメダの理解が追いつかない。
『見ていれば分かります。だから街の防御はお願いします。それとこれを持っていてください。』
ミルアはギエンから渡されたショートソードを差し出した。
『これはギエンさんから護身用に渡されたものです。
この武器は特別製です。この武器の力を引き出せたならアルメダさんも・・・資格があるわ!』
アルメダがショートソードを受け取り握り締める。
『分かったわ。貴方達の力を信じるわ!
〈サリオン〉の街をお願い!!』
『任せて!!!必ず守ってみせるわ!!!
セルナがニッコリ笑い親指を立てると弟子達5人が踵を返してギルドを出て行く。
その背中を理解が追い付かない冒険者達が見送る。
『女5人でスタンビートの防衛線・・・?意味が分からん・・・』
『でも本気でやる気だぞ!?』
『だったら見てみようぜ!!〈英雄の弟子達〉の弟子がどれほどの者かを!!』
セルナは走りながら指示を出す!
『ミルア!貴方は城壁の上からの援護と城内の防御をお願い!
魔物の中に5つ強い気配があるの。何をしてくるか分からないから警戒していてね!』
『分かりました!』
『アイラ!ドラゴンで魔物の間引きと街の防御をお願い!!』
『ふふ!もう準備万端よ!見て!!』
見ると魔物達の上空に数10匹のドラゴンが待機して威嚇していた。
そして街の上空にもドラゴンが旋回している。
『ふっ!流石ね!!それじゃあ後は・・・全力で総攻撃よ!!皆んな!!持てる力を叩きつけてやりましょう!!!!!!』
『了解!!!!!』
一方その頃、ギエン達は〈ゼリオン王国〉へと爆走していた!魔物達の気配は〈ゼリオン王国〉まで迫っていた。
この時ギエンは【索敵】範囲外の弟子達の動きは解らなかった。
ただ弟子達の安否を心配しながら〈ゼリオン王国〉を目指していた。
(よし!見えたぞ!!もう少しだ!!ミルア!リンド!俺が行くまで持ち堪えろよ!!)
『私から行くよ!!〈アース〉!!魔物達の足止めをお願い!!』
主人の呼び掛けに岩の巨人が現れる!!
『かしこまりました!お任せください!!』
『ふん!!!!』
〈アース〉が両手を地面に叩き付ける!!
どばぁぁぁぁぁぁん!!!
すると〈アース〉の手元から真っ直ぐ遥か先まで地面がぱっくり口を開ける!!
そこへ魔物達がなす術もなく飲み込まれて行く!!
更に地割れは魔物達の中央で左右に分かれ大地に大きな十文字が描かれる!!
魔物達は次々と大地に飲み込まれて行った。
『うわーーー!!やるわねぇ!!!負けてられないわ!!私達も行くわよ!【闘気解放】!!!』
『ナイス足止め!!私も!!【竜神装】!!!』
『負けてられないわ!!師匠!!力を借りるわ!!【魔力解放】!!!】
『はぁぁぁ!!【槍神技奥義 神槍豪撃】!!!』
巨大な槍を模した闘気の塊が直線上の魔物達を綺麗に飲み込んでいく!!
『行くわよぉぉぉ!!【竜撃砲】!!!』
かざした両手から巨大なドラゴンを模した闘気が魔物達を飲み込んで行く!
『私もぉぉぉ!!光属性魔法最上位【シャイニング・ゲート】!!!!!』
魔物達の目の前に巨大な光の門が現れる!!
そして門が勢いよく開け放たれるとそこから超高温の光が放たれる!!
光を浴びた魔物達があっという間に蒸発して行く!!
4人の全力の一撃で6万の魔物達が既に1/3以下となっていた。
城壁からバリスタを構えていたアルメダと冒険者達は驚愕の余りしばらく息を飲む音しか出せなかった。
『こ、これが〈英雄の弟子達〉の弟子の力・
・・・これこそ・・・理不尽よ・・・』
『こ、これは駄目だろ・・・この力が悪に染まったら・・・世界が終わるぞ・・』
皆がそれぞれ力の行き先を案ずるのであった。
ミルアの頭の中にレベルアップの音が鳴り響いていた。
『み、皆んな凄いよ・・・・あれ?何かが街に向かって移動している?!』
城壁から見渡すが目視できなかった。
(おかしいわ!?既に街の中に?!・・・あっ!!しまった!!地下だわ!!!!)
『アルメダさん!!!地下です!!地下から街に!!』
ミルアが叫んだ瞬間!広場の噴水が破壊されて3人の浅黒い肌の男達が現れたのだった。
3
あなたにおすすめの小説
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】
ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。
大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!
神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる