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ep.07 嫌とは言えない
(4)***
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「美浜さん」
名前を呼ぶと、吐息が荒くなる。
こちらまで煽られて、美浜の服を脱がすことさえ、もどかしく感じた。
優しく手加減して抱くことなんて、もうできそうにない。それでも、なんとか自分を抑えて美浜の身体を開いていく。
「一ノ瀬……っもう、いい」
中を指で馴らしていると、美浜はそんなことを言い出した。
「これでも、必死に抑えているんです」
伸び上がって、目を合わせると、美浜の唇が戦慄いた。
「抑えなくて、いい」
俺の頬を両手で包み、身を起こして唇を押し当ててくる。
ここまでされたら、もう自制心も限界だ。
俺は、美浜の脚を大きく開かせ、ローションで濡れる後ろにあてがった。
カリで押し開き、ぐっと中に分け入る。
「あ……っく……」
美浜が声を上げたが、もうそこで留まるのは無理だった。
一番張った部分を挿入し、そのままモノを半分まで進める。
「は……っう……あ……っ」
ビクビクと身体が震え、美浜が横を向いて唇を噛んだ。
俺は、顎先を指で捉えてこちらに向かせ、その目を覗き込む。
戸惑いに目を瞠り、美浜は俺を見上げてくる。
「一ノ瀬……私は……」
何かを言いかけた美浜を遮り、俺はキスをしてから更に奥へ入り込む。
「う……っく……は……っあ……」
痛みを覚えているのか、美浜は顔を歪ませている。そんな表情さえも、俺を興奮させて、歯止めが効かなくなる。自分にこんな凶暴な一面があったなんて、俺自身も知らなかった。
美浜の膝を開かせて更に突っ込み、あまりのきつさに低く唸る。
美浜も、堪えるように唇を噛んでいたため、俺は指で触った。
「そんなに噛んだら傷になる」
「……っだが」
「大丈夫。我慢しなくていい。あなたの声、たくさん聞かせてください」
すると、目を見開き、次いで悔しそうに顔を顰めた。
「そういう、ところだ」
何を言われたのかよくわからず、俺はその目を見つめ返す。
「慣れていな、ければ……そんな台詞……出てくる、わけな……っうぁ」
俺がいつもより余裕なのではなく、美浜が普段より感情的なだけだ。
だが、今それを指摘したら、余計に怒り出しそうだ。
俺は、口元に笑みを刷いて言葉を呑み込み、ゆっくりと腰を動かした。
「ん……っは……あ……っ」
躊躇いがちに美浜が声を上げ、身体をビクつかせる。
快感より痛みの方が強いのかもしれないと、俺はその顔を見つめながら動いた。
眉根をきつく寄せ、唇を震えさせる様子は、エロいし色っぽい。
こんな顔で俺に抱かれるのかと、つい見惚れてしまう。
膝裏を掬い、身体を折るようにして、深々とモノを入れる。
「いや、だ……それ……っ」
両手で押し返されたが、言葉とは裏腹に、中はひくひくと反応している。
「気持ちいい? これ」
ぐりっと硬いところを突いてやると、もっと高い声が上がった。
「あ……っああ……く……は……っあ」
奥で小刻みに動き、美浜を揺すっていると、首を振って訴えてくる。
「駄目、だ……そこ……っいちの、せ……うごかな……いで……くれ」
足の先まで力がこもり、俺の腕に縋ってくる。
「背中に腕を回して。そのほうが、つらくない」
俺の言葉に従って、美浜は腕を伸ばしてきた。
俺はその腕に倒れ込み、胸を合わせた。唇を重ねて美浜をあやし、力が抜けたところで激しく抽送する。
「んん……っん……は……っ」
動かす度にぐぷぐぷと、いやらしい音がする。
「感じてるんですね」
「言う、な」
「ここ、好きでしょう」
「うわ……っあ……ああ……っ」
目を見開き、美浜は大きな喘ぎ声を上げる。
二人の間で、動きに合わせて美浜のモノが揺れている。
俺はそれを掴んで、弄りながら動いた。
先走りが出て、俺の手を汚す。
終わりが近いのだとわかったが、もっとこのまま抱き合っていたくなる。
モノから手を放して、激しく出し入れを繰り返すと、美浜は訴えてきた。
「もう、イきた……い」
「中だけでイけますよ」
「無理だ……っ」
首を振って快感に耐え、美浜は喉を反らす。
俺はその首筋に吸い付いて、軽く甘噛みする。
もっときつく、キスマークがつくほどに吸い付きたかったが、それだと美浜が困る。
代わりに、深く浅く中を抉って、美浜の反応を引き出した。
「いちのせ……っゆるし、て……く……」
途端にぞくりと背中が痺れ、堪えきれないくらいに感情が湧きたった。
「何だこれ」
人をいじめて楽しむなんて、今までなかったことで。
だが、美浜が許しを乞い、啼いた瞬間に、つい滾ってしまった。
「ヤバい。変な性癖に目覚めそう」
はあはあと荒い息をして、美浜は俺を見上げて喘ぎ続ける。
さすがに俺も限界が来て、もう一度美浜のモノを握った。
ぬるつくそれを扱き立てながら、一層激しく中を抉る。
「あう……っイ……くっ……ああ……っ」
「く……う……っ」
中がきゅうきゅうと俺を締め付け、美浜は背中をしならせて達した。
うねる中にやられて、俺も耐え切れずに中に出した。
「あ……は……」
美浜は空気を求めて喘ぎ、張り詰めていた糸が切れたように、くたりと力を失った。
汗で濡れた額を指で拭ってやると、目を開けて、ぼんやりと俺を見つめてくる。
「一ノ瀬……」
「はい」
何を言われるのかと、返事をして待つと、美浜は息を乱しながら言う。
「きもち、よかった……」
うっとりとした目で美浜はいい、俺は頷き返す。
「俺もです」
繋がったままキスを仕掛けると、美浜は小さく呻いた。
「あ……」
あまりに素直に感想を言われて、俺のモノがまた勃ち上がった。
「一ノ瀬、無理……だ」
「もう1回だけ」
怯えたように首を振って抗議されて、俺は仕方なくモノを抜こうとした。
だが、美浜に抱き着かれて、それもできなくなる。
「まだ、こうしていたい」
「それは──」
むしろ、俺にとっては拷問なのだが。
とはいえ、ここで嫌とは言えない。
俺は、美浜の中に入れたまま、押し潰さないように気を付けて、身体を重ねていた。
その夜は、その一度だけで、あとはただ美浜の身体を抱き締めて寝ていた。
次に抱く時は、中イキさせてみたい。
美浜を胸に抱いて髪を撫でながら、俺はそんなことを考えていた。
-ep.07 「嫌とは言えない」END-
名前を呼ぶと、吐息が荒くなる。
こちらまで煽られて、美浜の服を脱がすことさえ、もどかしく感じた。
優しく手加減して抱くことなんて、もうできそうにない。それでも、なんとか自分を抑えて美浜の身体を開いていく。
「一ノ瀬……っもう、いい」
中を指で馴らしていると、美浜はそんなことを言い出した。
「これでも、必死に抑えているんです」
伸び上がって、目を合わせると、美浜の唇が戦慄いた。
「抑えなくて、いい」
俺の頬を両手で包み、身を起こして唇を押し当ててくる。
ここまでされたら、もう自制心も限界だ。
俺は、美浜の脚を大きく開かせ、ローションで濡れる後ろにあてがった。
カリで押し開き、ぐっと中に分け入る。
「あ……っく……」
美浜が声を上げたが、もうそこで留まるのは無理だった。
一番張った部分を挿入し、そのままモノを半分まで進める。
「は……っう……あ……っ」
ビクビクと身体が震え、美浜が横を向いて唇を噛んだ。
俺は、顎先を指で捉えてこちらに向かせ、その目を覗き込む。
戸惑いに目を瞠り、美浜は俺を見上げてくる。
「一ノ瀬……私は……」
何かを言いかけた美浜を遮り、俺はキスをしてから更に奥へ入り込む。
「う……っく……は……っあ……」
痛みを覚えているのか、美浜は顔を歪ませている。そんな表情さえも、俺を興奮させて、歯止めが効かなくなる。自分にこんな凶暴な一面があったなんて、俺自身も知らなかった。
美浜の膝を開かせて更に突っ込み、あまりのきつさに低く唸る。
美浜も、堪えるように唇を噛んでいたため、俺は指で触った。
「そんなに噛んだら傷になる」
「……っだが」
「大丈夫。我慢しなくていい。あなたの声、たくさん聞かせてください」
すると、目を見開き、次いで悔しそうに顔を顰めた。
「そういう、ところだ」
何を言われたのかよくわからず、俺はその目を見つめ返す。
「慣れていな、ければ……そんな台詞……出てくる、わけな……っうぁ」
俺がいつもより余裕なのではなく、美浜が普段より感情的なだけだ。
だが、今それを指摘したら、余計に怒り出しそうだ。
俺は、口元に笑みを刷いて言葉を呑み込み、ゆっくりと腰を動かした。
「ん……っは……あ……っ」
躊躇いがちに美浜が声を上げ、身体をビクつかせる。
快感より痛みの方が強いのかもしれないと、俺はその顔を見つめながら動いた。
眉根をきつく寄せ、唇を震えさせる様子は、エロいし色っぽい。
こんな顔で俺に抱かれるのかと、つい見惚れてしまう。
膝裏を掬い、身体を折るようにして、深々とモノを入れる。
「いや、だ……それ……っ」
両手で押し返されたが、言葉とは裏腹に、中はひくひくと反応している。
「気持ちいい? これ」
ぐりっと硬いところを突いてやると、もっと高い声が上がった。
「あ……っああ……く……は……っあ」
奥で小刻みに動き、美浜を揺すっていると、首を振って訴えてくる。
「駄目、だ……そこ……っいちの、せ……うごかな……いで……くれ」
足の先まで力がこもり、俺の腕に縋ってくる。
「背中に腕を回して。そのほうが、つらくない」
俺の言葉に従って、美浜は腕を伸ばしてきた。
俺はその腕に倒れ込み、胸を合わせた。唇を重ねて美浜をあやし、力が抜けたところで激しく抽送する。
「んん……っん……は……っ」
動かす度にぐぷぐぷと、いやらしい音がする。
「感じてるんですね」
「言う、な」
「ここ、好きでしょう」
「うわ……っあ……ああ……っ」
目を見開き、美浜は大きな喘ぎ声を上げる。
二人の間で、動きに合わせて美浜のモノが揺れている。
俺はそれを掴んで、弄りながら動いた。
先走りが出て、俺の手を汚す。
終わりが近いのだとわかったが、もっとこのまま抱き合っていたくなる。
モノから手を放して、激しく出し入れを繰り返すと、美浜は訴えてきた。
「もう、イきた……い」
「中だけでイけますよ」
「無理だ……っ」
首を振って快感に耐え、美浜は喉を反らす。
俺はその首筋に吸い付いて、軽く甘噛みする。
もっときつく、キスマークがつくほどに吸い付きたかったが、それだと美浜が困る。
代わりに、深く浅く中を抉って、美浜の反応を引き出した。
「いちのせ……っゆるし、て……く……」
途端にぞくりと背中が痺れ、堪えきれないくらいに感情が湧きたった。
「何だこれ」
人をいじめて楽しむなんて、今までなかったことで。
だが、美浜が許しを乞い、啼いた瞬間に、つい滾ってしまった。
「ヤバい。変な性癖に目覚めそう」
はあはあと荒い息をして、美浜は俺を見上げて喘ぎ続ける。
さすがに俺も限界が来て、もう一度美浜のモノを握った。
ぬるつくそれを扱き立てながら、一層激しく中を抉る。
「あう……っイ……くっ……ああ……っ」
「く……う……っ」
中がきゅうきゅうと俺を締め付け、美浜は背中をしならせて達した。
うねる中にやられて、俺も耐え切れずに中に出した。
「あ……は……」
美浜は空気を求めて喘ぎ、張り詰めていた糸が切れたように、くたりと力を失った。
汗で濡れた額を指で拭ってやると、目を開けて、ぼんやりと俺を見つめてくる。
「一ノ瀬……」
「はい」
何を言われるのかと、返事をして待つと、美浜は息を乱しながら言う。
「きもち、よかった……」
うっとりとした目で美浜はいい、俺は頷き返す。
「俺もです」
繋がったままキスを仕掛けると、美浜は小さく呻いた。
「あ……」
あまりに素直に感想を言われて、俺のモノがまた勃ち上がった。
「一ノ瀬、無理……だ」
「もう1回だけ」
怯えたように首を振って抗議されて、俺は仕方なくモノを抜こうとした。
だが、美浜に抱き着かれて、それもできなくなる。
「まだ、こうしていたい」
「それは──」
むしろ、俺にとっては拷問なのだが。
とはいえ、ここで嫌とは言えない。
俺は、美浜の中に入れたまま、押し潰さないように気を付けて、身体を重ねていた。
その夜は、その一度だけで、あとはただ美浜の身体を抱き締めて寝ていた。
次に抱く時は、中イキさせてみたい。
美浜を胸に抱いて髪を撫でながら、俺はそんなことを考えていた。
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