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第二章 ヒノデの国(下)
カウントダウン
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それから声にならない声を上げていても立ってもいられなくなったラファエルは一気に甘酒を飲み干して走り出した。
心臓が破裂しそうな程にうるさくて顔が焼かれたみたいに熱い。「うわあああ」なんて奇声を上げながら走って走って到着したのは宿で、スパンと障子を音を立てて閉めてからそれに背を預けてずるずると座り込んだ。
(「お前を愛してる」)
「うわああああ!」
真っ直ぐラファエルを見つめながら伝えられた言葉を思い出して奇声を上げ両足をバタバタと動かし羞恥だか困惑だかよくわからない感情に身悶える。
未だに心臓はドコドコと聞いたこともないような音を立てて動いているし、アルフレッドの声と顔が頭から離れない。こんなことは初めてだった。
もう数え切れない程身体を重ねてきているしお互い言葉にしないだけで互いが特別なことはわかりきっている。ラファエルに至っては自分のアルフレッドに対する感情は前のラファエルからの引き継ぎではないのかと思っている節もあって、特別だとわかっていながらもそれを言語化することも敢えて意識することも避けていた。
けれどそれもいつかは脱しないといけないと頭の片隅で理解していたところで、先程のあれだ。
ラファエルは両手で顔を覆って深く息を吐いた。困惑の溜息だった。
冷静になろうと深呼吸してもすぐにアルフレッドのことを思い出してしまってうまくいかない。
心臓がきゅうっと狭くなったような気がするけれど苦しくはなくて、どちらかといえば切ないという言葉の方がしっくり来る。ラファエルは深く呼吸をして顔から手を離す。
「……はは、すごいな」
無意識に首筋に人差し指を押し当ててみると指の腹にいつもの倍以上早い脈動が伝わって思わず笑ってしまった。そして一度笑うと不思議なもので身体から少し力が抜けて月明かりで照らされた室内にぼんやりと視線を投げた。
「…なんで」
どうしてアルフレッドはあんなことを言ったのだろう。
少し落ち着いた思考で一番に思った疑問はそれだったが、浮かんだ側からその答えが自分の中で導き出されていく。
「……違う。僕がずっと逃げてたからだ」
ラファエルはぬるま湯のような今の関係が好きだ。難しいことは考えず、お互いを理解しあっているアルフレッドと旅を続けてハンターの依頼をこなしてたまに贅沢をして、そして同じベッドで寝て、一番におはようと言えるこの名前のない関係が好きだった。
けれどそれはラファエルが“ラファエルとしての人生”から目を逸らしていたから成り立っていた関係だ。
アルフレッドはわかっていた。ラファエルがこの関係に名前を付けることも、今の環境が少しでも変わることも、それらを含む日常が崩れることを嫌がるのを知っていた。だからアルフレッドはいつだってラファエルの望む“いつも通り”を与えてくれていた。
思い返せばアルフレッドが言葉を飲み込む場面なんて何度もあった。その度に少し辛そうな顔をしていたのに、アルフレッドはいつだってラファエルを優先して全てを我慢してずっと側にいてくれた。
それを今、どうしてアルフレッド自らが壊したのかなんて深く考えなくてもわかった。
「……馬鹿だなあ、アルフ」
目の奥が熱くなって声が少し震えた。
ラファエルが変わろうとしているから伝えられた言葉だ。
そうでなければきっと一生胸にしまっておく筈だった言葉だ。
「…本当に、ばかだ」
「誰が馬鹿だ」
障子の向こうから聞こえた声にラファエルは驚かなかった。
その代わりせっかく落ち着いてきた心臓がまた跳ね出してじわりと体温が上がった気がした。
すぐそこにいるのに、障子を開ける気配は無い。
「…入らないの」
「お前が良いなら入る。ただ、入ったら抱く」
あけすけな物言いに今までのラファエルだったら「なにそれ」と軽く笑いながら障子を開け広げていただろうが今はそうもいかない。
ぐっと喉の奥に何かが詰まったように声が出せなくなって身体に力が入り頬が熱くなるのがわかった、
「…エル」
優しい声音に身体を揺らすと背を触れさせたままの障子がガタッと揺れた。
「驚き過ぎだろ」
「う、うるさいな」
外からは未だに祭り囃子が聞こえる。町中の人が祭りに参加しているのではないかと思うほど賑やかで、その代わり宿の中はとても静かだ。だから障子のすぐ側にアルフレッドがいることも気配でわかる。
「……」
沈黙が訪れて、余計に静寂が浮き彫りになる。
けれどそれを壊したのはアルフレッドだった。
「…エル、好きだ」
ガタンと障子が揺れた。
「…お前に触っても良いならここを開けてくれ。ダメなら今日はどっか違う場所で寝る。とりあえず十秒で決めろ」
「はあ⁉︎」
「いくぞ、十」
突然のカウントダウンにラファエルは仰天して目を見開き振り返る。そこにあるのは閉じられた障子だけで今アルフレッドがどんな顔をしているのかは当然わからない。
「待って十秒とか時間無さすぎ」
「八、七、六…」
「アルフ!」
立ち上がって取手に指を掛けるもそこから動かず、時間が過ぎていく。
焦りにも似た感情が際限なく湧いてきて息を詰め、表情を歪めた。
「三…」
もう時間が無い。このカウントが終わったらアルフレッドはここから去っていくのだろう。ラファエルが行動しないのだから当然だ。
こんな状態ならいっそ一晩くらい時間を置いてもいいんじゃないのか。その方がきっとラファエルだって冷静に考えられるし、きっと良い結果に導ける筈だ。
けれどその“いい結果”はラファエルにとってのものだ。
「…一」
指先にぐっと力を入れてラファエルは障子を開け放った。勢いが強すぎて大きな音が鳴ったし、跳ね返ってきたせいで結局半分くらいしか開けられていない。
それでもその先でアルフレッドが心から嬉しそうに笑っているから、ラファエルはまた泣きそうになった。
アルフレッドの足が一歩踏み込んで、二人の距離はなくなる。
「…勢いが良すぎるだろ、壊れるぞ」
後ろ手に障子が閉められて、逞しい腕がラファエルを囲い込んだ。
「……アルフが急かすからだ」
「そうか」
顔を真っ赤に染めて緊張から身体を強張らせているラファエルの目元をアルフレッドの指が愛おしそうになぞって、そのまま顔を寄せ合った。
心臓が破裂しそうな程にうるさくて顔が焼かれたみたいに熱い。「うわあああ」なんて奇声を上げながら走って走って到着したのは宿で、スパンと障子を音を立てて閉めてからそれに背を預けてずるずると座り込んだ。
(「お前を愛してる」)
「うわああああ!」
真っ直ぐラファエルを見つめながら伝えられた言葉を思い出して奇声を上げ両足をバタバタと動かし羞恥だか困惑だかよくわからない感情に身悶える。
未だに心臓はドコドコと聞いたこともないような音を立てて動いているし、アルフレッドの声と顔が頭から離れない。こんなことは初めてだった。
もう数え切れない程身体を重ねてきているしお互い言葉にしないだけで互いが特別なことはわかりきっている。ラファエルに至っては自分のアルフレッドに対する感情は前のラファエルからの引き継ぎではないのかと思っている節もあって、特別だとわかっていながらもそれを言語化することも敢えて意識することも避けていた。
けれどそれもいつかは脱しないといけないと頭の片隅で理解していたところで、先程のあれだ。
ラファエルは両手で顔を覆って深く息を吐いた。困惑の溜息だった。
冷静になろうと深呼吸してもすぐにアルフレッドのことを思い出してしまってうまくいかない。
心臓がきゅうっと狭くなったような気がするけれど苦しくはなくて、どちらかといえば切ないという言葉の方がしっくり来る。ラファエルは深く呼吸をして顔から手を離す。
「……はは、すごいな」
無意識に首筋に人差し指を押し当ててみると指の腹にいつもの倍以上早い脈動が伝わって思わず笑ってしまった。そして一度笑うと不思議なもので身体から少し力が抜けて月明かりで照らされた室内にぼんやりと視線を投げた。
「…なんで」
どうしてアルフレッドはあんなことを言ったのだろう。
少し落ち着いた思考で一番に思った疑問はそれだったが、浮かんだ側からその答えが自分の中で導き出されていく。
「……違う。僕がずっと逃げてたからだ」
ラファエルはぬるま湯のような今の関係が好きだ。難しいことは考えず、お互いを理解しあっているアルフレッドと旅を続けてハンターの依頼をこなしてたまに贅沢をして、そして同じベッドで寝て、一番におはようと言えるこの名前のない関係が好きだった。
けれどそれはラファエルが“ラファエルとしての人生”から目を逸らしていたから成り立っていた関係だ。
アルフレッドはわかっていた。ラファエルがこの関係に名前を付けることも、今の環境が少しでも変わることも、それらを含む日常が崩れることを嫌がるのを知っていた。だからアルフレッドはいつだってラファエルの望む“いつも通り”を与えてくれていた。
思い返せばアルフレッドが言葉を飲み込む場面なんて何度もあった。その度に少し辛そうな顔をしていたのに、アルフレッドはいつだってラファエルを優先して全てを我慢してずっと側にいてくれた。
それを今、どうしてアルフレッド自らが壊したのかなんて深く考えなくてもわかった。
「……馬鹿だなあ、アルフ」
目の奥が熱くなって声が少し震えた。
ラファエルが変わろうとしているから伝えられた言葉だ。
そうでなければきっと一生胸にしまっておく筈だった言葉だ。
「…本当に、ばかだ」
「誰が馬鹿だ」
障子の向こうから聞こえた声にラファエルは驚かなかった。
その代わりせっかく落ち着いてきた心臓がまた跳ね出してじわりと体温が上がった気がした。
すぐそこにいるのに、障子を開ける気配は無い。
「…入らないの」
「お前が良いなら入る。ただ、入ったら抱く」
あけすけな物言いに今までのラファエルだったら「なにそれ」と軽く笑いながら障子を開け広げていただろうが今はそうもいかない。
ぐっと喉の奥に何かが詰まったように声が出せなくなって身体に力が入り頬が熱くなるのがわかった、
「…エル」
優しい声音に身体を揺らすと背を触れさせたままの障子がガタッと揺れた。
「驚き過ぎだろ」
「う、うるさいな」
外からは未だに祭り囃子が聞こえる。町中の人が祭りに参加しているのではないかと思うほど賑やかで、その代わり宿の中はとても静かだ。だから障子のすぐ側にアルフレッドがいることも気配でわかる。
「……」
沈黙が訪れて、余計に静寂が浮き彫りになる。
けれどそれを壊したのはアルフレッドだった。
「…エル、好きだ」
ガタンと障子が揺れた。
「…お前に触っても良いならここを開けてくれ。ダメなら今日はどっか違う場所で寝る。とりあえず十秒で決めろ」
「はあ⁉︎」
「いくぞ、十」
突然のカウントダウンにラファエルは仰天して目を見開き振り返る。そこにあるのは閉じられた障子だけで今アルフレッドがどんな顔をしているのかは当然わからない。
「待って十秒とか時間無さすぎ」
「八、七、六…」
「アルフ!」
立ち上がって取手に指を掛けるもそこから動かず、時間が過ぎていく。
焦りにも似た感情が際限なく湧いてきて息を詰め、表情を歪めた。
「三…」
もう時間が無い。このカウントが終わったらアルフレッドはここから去っていくのだろう。ラファエルが行動しないのだから当然だ。
こんな状態ならいっそ一晩くらい時間を置いてもいいんじゃないのか。その方がきっとラファエルだって冷静に考えられるし、きっと良い結果に導ける筈だ。
けれどその“いい結果”はラファエルにとってのものだ。
「…一」
指先にぐっと力を入れてラファエルは障子を開け放った。勢いが強すぎて大きな音が鳴ったし、跳ね返ってきたせいで結局半分くらいしか開けられていない。
それでもその先でアルフレッドが心から嬉しそうに笑っているから、ラファエルはまた泣きそうになった。
アルフレッドの足が一歩踏み込んで、二人の距離はなくなる。
「…勢いが良すぎるだろ、壊れるぞ」
後ろ手に障子が閉められて、逞しい腕がラファエルを囲い込んだ。
「……アルフが急かすからだ」
「そうか」
顔を真っ赤に染めて緊張から身体を強張らせているラファエルの目元をアルフレッドの指が愛おしそうになぞって、そのまま顔を寄せ合った。
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