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第二章 流刑地への追放
第22話 初夜権
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村へは、細いが道が続いていた。
俺、ルーナ先生、じい、ジョバンニの四人で一列になって歩く。
北部王領はかなり奇妙な土地だが、とにかく人が住んでいるのがわかったのは良かった。
俺たちの雰囲気はかなり暗くなっていたので、俺は努めて明るい声を出す。
「村があって良かったね!」
「まずは、村で話を聞いて情報収取ですね!」
ジョバンニが空気を読んでのってくれた。
商人だから空気読みスキルが高いな。こういう時、助かる。
「そうですな。人がおるのなら、何か良い話が聞けるかもしれませんな」
「うむ。少なくとも人が住める土地と分かっただけでもプラス材料」
おっ!
じいもルーナ先生も、少し前向きになって来た。こういう時は、あまり暗くなっちゃいけない。
何とかなる、何とかするつもりで明るくいかなくちゃ。
村に近づくと、様子がわかってきた。
森を切り開いて作った村のようだ。パッと見でかなり貧しそう。
村の中央に住居が配置され、周りに小規模だが畑がある。
家は五軒だけで、良く言っても掘っ立て小屋、かなりボロイ建物だ。
住居エリアの周りには、土を盛った土塁が作られ、逆茂木がしつらえられている。
おそらく森から魔物の襲撃があるのだろうな。
何かのお祭りかな?
村の中央に三十人くらいの村人が集まっていて、楽しそうな声が聞こえてくる。
村人が俺たちに気が付いた。
話し声が一斉に止んで、こちらを見ている。
「アンジェロ様、わたくしが話をいたします」
「うん。じいに任せるよ」
俺は王族になるので、平民と直接話をしてはいけないらしい。身分差ってヤツだね。
『王国の牙』で冒険者をやっている時は、好きにしているけれど、こういう『王子様』でいなくちゃならない時は、じいに対応を任せている。
俺たち三人は少し離れた所で様子を見る事にした。
じいが村人たちに話しかける。村人たちが緊張しているのがわかる。
俺たちの服装を見れば、貴族が来たってわかるからな。緊張するのも無理はない。
「村長はおるか?」
「はい! 私です」
村人の中から痩せた五十才くらいの男が進み出た。
粗末な麻の服に、ボサボサの頭、肌もガサガサで、いかにも栄養状態が悪い。
ちょっとかわいそうだな……。
「私は王都から来たコーゼン男爵である!」
じいが堂々と名乗ったが村人はポカンとしていて、リアクションはない。
こんな僻地だと、王都とか男爵とか言われてもピンと来ないのかもしれないな。
「こちらにいらっしゃるのは、第三王子のアンジェロ殿下である! この度、この北部王領はアンジェロ殿下の所領となった! 皆、心してお仕えするようにせよ!」
村人はシーンと静まり返っている。
状況が呑み込めてないのかな?
じいはジッと待っている。
しばらくして、やっと村長が口を開いた。
「すると……、その……、アンジェロ様が新しいご領主様という事でしょうか?」
「うむ。その通りだ」
「では、騎士ゲー様は?」
騎士ゲー? 誰? それ?
聞いたことないぞ。
「騎士ゲーとは、誰か?」
「ご領主様でございます」
「領主!?」
「領主!?」
俺とじいは声を上げて驚いてしまった。
ここは北部王領、王領と言うのは王家の土地という意味だ。そこに王族以外の領主がいる事はないし、ここは元流刑地で放っておかれた場所だ。領主がいる訳がない。
じいが村長に事情を聞いて、こっちに戻って来た。
「じい。どういう事だった?」
「はい。どうやら騎士ゲーと言うのは、山脈の向こうの村の領主だそうです。この村を含めて四つの村の領主だと村長は言っております」
「えー! でもここは王領だから、王家の土地だよね?」
「それは間違いございません」
「アンジェロ。大方その騎士ゲーとか言う者が勝手に領主を名乗っておるのだろう。ここは王都から離れている。誰の目も届かない」
「成程……、ルーナ先生の言う通りかもしれませんね……」
俺たち四人で話をしていると、村長が遠慮がちに近づいて、良くわからない事を言い出した。
「あの……、ご領主様。それで今日は結婚式なのですが……。初夜権はどうしますか?」
「初夜権!?」
「初夜権!?」
「初夜権!?」
「初夜権!?」
何それ!?
村人たちの視線が厳しい。特に村人たちの真ん中にいる若い男女が殺意のこもった視線を送ってくる。
何となく『結婚式』と『初夜権』と言うので、想像はつくが……。
これは、まずいぞ……。
「じい! 確認して!」
「あー、村長。初夜権とは何の事だ? 我らも初めて耳にする言葉だ」
「えっ!? あー、はい……。初夜権とは……、その……、結婚式の日に新婦とご領主様が……、その……、寝る権利でございます……」
「ええ!?」
「ええ!?」
「ええ!?」
「ええ!?」
村人の真ん中にいる新婦らしき女性が顔を覆って泣き出した。
ちょ! まずいでしょ! これ!
「じい! じい!」
「は! はい! アンジェロ様!」
「その……、初夜権と言うのは……、フリージア王国の国法で定められているのか?」
「いいえ! そんなとんでもない法律はございません!」
「じゃあ、どこかの領主で、初夜権を設定している領主はいるのか?」
「聞いたこともございません! いくら平民相手でも、そんな事をしたら領主の評判が地に落ちます!」
「だよな……」
つまり、騎士ゲーとか言うヤツが勝手にやっているのか。
問題だな!
「それで、アンジェロ様。いかがなさいますか?」
「うん? いかがとは?」
「初夜権」
「行使しないに決まっているだろう! つーか、そんな制度は廃止だ! 廃止!」
「うむ! アンジェロ、よく言った! それでこそ私の弟子だ!」
「わたくしも廃止に賛成です。その騎士ゲーとやらは、とんでもない男ですな……」
「よし! 俺から直接村人に話すよ。何か雰囲気がやばいからな……。領主の俺が直接話して安心させよう」
「お願いいたします」
村人たちの雰囲気は新婦が泣き出した事で、さっきより悪くなっている。
俺は一歩進み出て、大きな声で村人たちに話し始めた。
「私が領主のアンジェロだ! 聞いてくれ! 私は初夜権を行使しない!」
一瞬して村人たちがホッとした声を出した。
「おおお!」
「良かった~」
俺は村人たち一人一人の目を見ながら、ゆっくりと話を続ける。
「初夜権という制度は廃止だ! 初夜権は、永久に、廃止だ!」
「本当ですか!」
「やった!」
「ああ、本当だ! 私は、この結婚を祝福する! おめでとう!」
俺は笑顔で言い切ると、拍手をした。
つられて村人たちも拍手をしだした。
これで完璧だろう!
村人の中には、まだ半信半疑って顔をしている人もいるが……。
まあ、初回コンタクトとしては上出来だったんじゃないか?
「ジョバンニ、どうだった?」
ジョバンニは平民だ。俺たちに遠慮があるみたいで、ずっと黙っていた。
平民でも一緒に北部王領に来てくれたのだから、俺のチームの一員だ。意見が聞きたい。
「大変結構な処置だと思います。初夜権などという屈辱的な制度は……」
「良くないよな。住民の反発を招くだけだ。止めた方が良い」
まったくふざけた制度を考えだしたものだ!
結婚初日に妻が他の男に寝取られるなんて、よほど特殊な性癖の持ち主でなければ激怒する。
「しかし……、その……、アンジェロ様は早熟と言うか……」
「え? 何が?」
「いえ……、その……、まだ十才であらせられるのに……、男女の交わりの事をご存知なので……」
そうか! そうだ! 俺はこの異世界では、まだ十才なんだよな!
ジョバンニの目に俺は早熟な王子様と映ったかもしれない……。
どうなのだろ?
まあ、男同士だから良いか!
「ああ、一通り知っているよ。そういやジョバンニは十八だろ? 恋人はいるのか?」
「え? いや……、まあ、それはその……」
「何だよ! 怪しいな~、いるんじゃないの~、教えてよ~」
俺がジョバンニとボーイズトークをしていると、村長と話していたじいが戻って来た。
「アンジェロ様! あれが騎士ゲーだそうです! こちらに向かって来ています!」
俺、ルーナ先生、じい、ジョバンニの四人で一列になって歩く。
北部王領はかなり奇妙な土地だが、とにかく人が住んでいるのがわかったのは良かった。
俺たちの雰囲気はかなり暗くなっていたので、俺は努めて明るい声を出す。
「村があって良かったね!」
「まずは、村で話を聞いて情報収取ですね!」
ジョバンニが空気を読んでのってくれた。
商人だから空気読みスキルが高いな。こういう時、助かる。
「そうですな。人がおるのなら、何か良い話が聞けるかもしれませんな」
「うむ。少なくとも人が住める土地と分かっただけでもプラス材料」
おっ!
じいもルーナ先生も、少し前向きになって来た。こういう時は、あまり暗くなっちゃいけない。
何とかなる、何とかするつもりで明るくいかなくちゃ。
村に近づくと、様子がわかってきた。
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村の中央に住居が配置され、周りに小規模だが畑がある。
家は五軒だけで、良く言っても掘っ立て小屋、かなりボロイ建物だ。
住居エリアの周りには、土を盛った土塁が作られ、逆茂木がしつらえられている。
おそらく森から魔物の襲撃があるのだろうな。
何かのお祭りかな?
村の中央に三十人くらいの村人が集まっていて、楽しそうな声が聞こえてくる。
村人が俺たちに気が付いた。
話し声が一斉に止んで、こちらを見ている。
「アンジェロ様、わたくしが話をいたします」
「うん。じいに任せるよ」
俺は王族になるので、平民と直接話をしてはいけないらしい。身分差ってヤツだね。
『王国の牙』で冒険者をやっている時は、好きにしているけれど、こういう『王子様』でいなくちゃならない時は、じいに対応を任せている。
俺たち三人は少し離れた所で様子を見る事にした。
じいが村人たちに話しかける。村人たちが緊張しているのがわかる。
俺たちの服装を見れば、貴族が来たってわかるからな。緊張するのも無理はない。
「村長はおるか?」
「はい! 私です」
村人の中から痩せた五十才くらいの男が進み出た。
粗末な麻の服に、ボサボサの頭、肌もガサガサで、いかにも栄養状態が悪い。
ちょっとかわいそうだな……。
「私は王都から来たコーゼン男爵である!」
じいが堂々と名乗ったが村人はポカンとしていて、リアクションはない。
こんな僻地だと、王都とか男爵とか言われてもピンと来ないのかもしれないな。
「こちらにいらっしゃるのは、第三王子のアンジェロ殿下である! この度、この北部王領はアンジェロ殿下の所領となった! 皆、心してお仕えするようにせよ!」
村人はシーンと静まり返っている。
状況が呑み込めてないのかな?
じいはジッと待っている。
しばらくして、やっと村長が口を開いた。
「すると……、その……、アンジェロ様が新しいご領主様という事でしょうか?」
「うむ。その通りだ」
「では、騎士ゲー様は?」
騎士ゲー? 誰? それ?
聞いたことないぞ。
「騎士ゲーとは、誰か?」
「ご領主様でございます」
「領主!?」
「領主!?」
俺とじいは声を上げて驚いてしまった。
ここは北部王領、王領と言うのは王家の土地という意味だ。そこに王族以外の領主がいる事はないし、ここは元流刑地で放っておかれた場所だ。領主がいる訳がない。
じいが村長に事情を聞いて、こっちに戻って来た。
「じい。どういう事だった?」
「はい。どうやら騎士ゲーと言うのは、山脈の向こうの村の領主だそうです。この村を含めて四つの村の領主だと村長は言っております」
「えー! でもここは王領だから、王家の土地だよね?」
「それは間違いございません」
「アンジェロ。大方その騎士ゲーとか言う者が勝手に領主を名乗っておるのだろう。ここは王都から離れている。誰の目も届かない」
「成程……、ルーナ先生の言う通りかもしれませんね……」
俺たち四人で話をしていると、村長が遠慮がちに近づいて、良くわからない事を言い出した。
「あの……、ご領主様。それで今日は結婚式なのですが……。初夜権はどうしますか?」
「初夜権!?」
「初夜権!?」
「初夜権!?」
「初夜権!?」
何それ!?
村人たちの視線が厳しい。特に村人たちの真ん中にいる若い男女が殺意のこもった視線を送ってくる。
何となく『結婚式』と『初夜権』と言うので、想像はつくが……。
これは、まずいぞ……。
「じい! 確認して!」
「あー、村長。初夜権とは何の事だ? 我らも初めて耳にする言葉だ」
「えっ!? あー、はい……。初夜権とは……、その……、結婚式の日に新婦とご領主様が……、その……、寝る権利でございます……」
「ええ!?」
「ええ!?」
「ええ!?」
「ええ!?」
村人の真ん中にいる新婦らしき女性が顔を覆って泣き出した。
ちょ! まずいでしょ! これ!
「じい! じい!」
「は! はい! アンジェロ様!」
「その……、初夜権と言うのは……、フリージア王国の国法で定められているのか?」
「いいえ! そんなとんでもない法律はございません!」
「じゃあ、どこかの領主で、初夜権を設定している領主はいるのか?」
「聞いたこともございません! いくら平民相手でも、そんな事をしたら領主の評判が地に落ちます!」
「だよな……」
つまり、騎士ゲーとか言うヤツが勝手にやっているのか。
問題だな!
「それで、アンジェロ様。いかがなさいますか?」
「うん? いかがとは?」
「初夜権」
「行使しないに決まっているだろう! つーか、そんな制度は廃止だ! 廃止!」
「うむ! アンジェロ、よく言った! それでこそ私の弟子だ!」
「わたくしも廃止に賛成です。その騎士ゲーとやらは、とんでもない男ですな……」
「よし! 俺から直接村人に話すよ。何か雰囲気がやばいからな……。領主の俺が直接話して安心させよう」
「お願いいたします」
村人たちの雰囲気は新婦が泣き出した事で、さっきより悪くなっている。
俺は一歩進み出て、大きな声で村人たちに話し始めた。
「私が領主のアンジェロだ! 聞いてくれ! 私は初夜権を行使しない!」
一瞬して村人たちがホッとした声を出した。
「おおお!」
「良かった~」
俺は村人たち一人一人の目を見ながら、ゆっくりと話を続ける。
「初夜権という制度は廃止だ! 初夜権は、永久に、廃止だ!」
「本当ですか!」
「やった!」
「ああ、本当だ! 私は、この結婚を祝福する! おめでとう!」
俺は笑顔で言い切ると、拍手をした。
つられて村人たちも拍手をしだした。
これで完璧だろう!
村人の中には、まだ半信半疑って顔をしている人もいるが……。
まあ、初回コンタクトとしては上出来だったんじゃないか?
「ジョバンニ、どうだった?」
ジョバンニは平民だ。俺たちに遠慮があるみたいで、ずっと黙っていた。
平民でも一緒に北部王領に来てくれたのだから、俺のチームの一員だ。意見が聞きたい。
「大変結構な処置だと思います。初夜権などという屈辱的な制度は……」
「良くないよな。住民の反発を招くだけだ。止めた方が良い」
まったくふざけた制度を考えだしたものだ!
結婚初日に妻が他の男に寝取られるなんて、よほど特殊な性癖の持ち主でなければ激怒する。
「しかし……、その……、アンジェロ様は早熟と言うか……」
「え? 何が?」
「いえ……、その……、まだ十才であらせられるのに……、男女の交わりの事をご存知なので……」
そうか! そうだ! 俺はこの異世界では、まだ十才なんだよな!
ジョバンニの目に俺は早熟な王子様と映ったかもしれない……。
どうなのだろ?
まあ、男同士だから良いか!
「ああ、一通り知っているよ。そういやジョバンニは十八だろ? 恋人はいるのか?」
「え? いや……、まあ、それはその……」
「何だよ! 怪しいな~、いるんじゃないの~、教えてよ~」
俺がジョバンニとボーイズトークをしていると、村長と話していたじいが戻って来た。
「アンジェロ様! あれが騎士ゲーだそうです! こちらに向かって来ています!」
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