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第四章 ウイスキーと異世界飛行機の開発
第68話 異世界飛行機が空を飛んだ日
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夏の日差しが厳しいが、俺は革ジャンを着て操縦席に座っている。
今日は異世界飛行機『グース』二回目の飛行テストだ。
グースの周りでは開発スタッフが最終点検を行い、忙しく手を動かしている。
「なあ、アンジェロ! 今回は飛ぶのか?」
見学に来ている白狼族のサラが無邪気な質問をして来た。開発スタッフはみんな無言だが、サラの一言で気合が入ったのが気配でわかる。
「たぶん、今回は飛べると思うよ」
「そうか! そう言えば前回のとは全然違うよな?」
サラはグースを見回して気が付いたようだ。
そうグースは前回から大幅に改良が施されている。いや、改良と言うよりは全面的に作り直したと言った方が良い。
前回は全体的に木製パーツが多かったが、今回はリス族のキューとも相談して魔物素材をふんだんに使った。
「ああ、完全に別物だよ。例えば、今触っている主翼にはワイバーンの翼を使っているよ」
「そう言えば、『王国の牙』の出張が多いと思ったら、ワイバーンを狩っていたのか!?」
「他にも色々だけどね」
グースはウルトラ・ライト・プレーンだ。軽量化と頑丈さを考えて、全体の骨組み――フレームと三角翼はワイバーンの翼と骨を採用した。
紙飛行機状のシャープな三角翼の下に、フレームで作ったコクピットを設えた。カウルが無いがテストフライトなら十分だ。
「アンジェロの座っている所も随分複雑になっているな?」
「ああ、これがアクセル。踏み込むとプロペラの回転が上がる。これが操縦桿で尾翼が動くよ」
今回はコクピットに操作系統を集約して、操作性がかなり良くなっている。
アクセルや操縦桿は魔物の腱をより合わせたワイヤーで各装置につながっている。
俺が操縦桿を動かすと尾翼が左右に動いた。
「すごいぞ! 尻尾を振っているな!」
サラは大喜びだ。
尾翼もワイバーンの骨と翼を組み合わせて作ってある。
今回のグース一機を制作するのにワイバーン一体分の翼と骨を使った。
ワイバーン一体は金貨十枚。
日本円換算だと一体一千万円だからね。贅沢なウルトラ・ライト・プレーンだ。
ちなみに肉はルーナ先生が、新開発のカレーにして美味しく頂きました。
サラと話しているとホレックのおっちゃんの点検が終わった。
「よーし! ボールベアリングは好調だ! 問題ねえぜ!」
「流石だねえ。おっちゃん!」
「へへ! 今回は作り甲斐があったぜ!」
おっちゃんはプロペラの軸受けになるボールベアリングを開発して貰った。最初は型を作って、そこに金属を流し込もうとしていたのだけれど、あまり上手く行かなかったらしい。
そこで印術を組み合わせて、複雑な印を切った魔石を魔力炉に放り込む事で真球の制作に成功した。ベアリングの金属は硬く、と注文を付けたので、鉄に微量のオリハルコンを混ぜた。鋼よりも硬いボールベアリングが出来たのは、嬉しい計算外だった。
オリハルコン……、コストが……、と頭を抱えたけれど、とにかくテスト段階だからね。
ボールベアリングの滑りを良くするグリスは、リス族が魔物素材を見つけて来てくれた。ラードに似た油で、オークの腸にこびりついているそうだ。これを塗り込むとベアリングの滑りがかなり良いので即採用した。
ボールベアリングは、タイヤ部分にも小型の物が使われているので、滑走もスムーズになると思う。
「点検良し! じゃあ、テストフライト開始です!」
フォーさんの掛け声で、全員が機体から離れた。
俺は大声で手順を読み上げながら操作を進める。
「魔導エンジン起動!」
俺は右手でコクピット右前に付いているコックを右に捻る。これで燃料タンクに入っている魔石と魔導エンジンの回路が接続される。
背後の魔導エンジンからフィーンとハイブリッド車に似た音が聞こえて来た。
ゆっくりとプロペラが回り出す。
「起動成功! アクセルテスト!」
右足でアクセルを軽く踏み込むとプロペラの唸りと共に回転速度が上がる。
今回の魔導エンジンは、各所にミスリルが使われている。
ミスリルは魔力の通りが良い金属だ。燃料タンクの魔石の魔力がミスリルを薄く伸ばした回路を通じて、魔導エンジン内の魔法陣に伝わるので、エネルギーロスがほとんどない。
アクセルと接続回路の一部が繋がっていて、俺がアクセルを踏むと三角形のミスリル回路が前後に動く。
アクセルを離せば三角形の先の方が回路に繋がるので、流れる魔力は少なくなる。
アクセルを踏み込めば三角形の底の太い部分が回路に繋がるので、流れる魔力が増える。
この単純な仕組みで魔導エンジンの回転数をコントロールしている。
ニーナさんは回転数のコントロール方法に悩み魔法陣で解決しようとしていたので、俺がこの仕組みを提案した。
単純だからメインテナンスも楽だし、速度を調整する複雑な魔法陣を描く必要はない。
魔法陣で解決するのではなく、物理的な仕組みで解決するアプローチはエルフの魔道具士たちには新鮮だったそうだ。
「アクセルオーケー! 続いて尾翼テスト!」
操縦桿を前後左右に引く、機体の後ろにいるリス族の技術者が動きを確認して大声で返す。
「尾翼オーケー!」
「飛行段階に入る! 車輪止め外せ!」
リス族の技術者四人が駆け寄り、四箇所車輪止めを外した。
ゆっくりとグースが前進を始めようとするのを、ブレーキを踏んで抑える。
リス族の責任者が大声で呼びかけて来た。
「車輪止め撤去ヨシ! 飛行いつでもどうぞ!」
「了解!」
俺は左足でブレーキを踏みながら右足でアクセルを踏んで、プロペラの回転数を上げる。
機械音は無く、プロペラの風切り音だけが背後から聞こえて来る。
そろそろブレーキで機体を止めているのも限界か?
左手を上げ技術者に合図を送る。いよいよ飛行だ。
左足をブレーキから離すと同時に右足でアクセルを強く踏み込む。
グースが一気に加速した。
速い!
左側に見えていた見学者たちは、あっという間に視界から消えた。
風切り音が聞こえ、風景が後ろへ後ろへと流れて行く。正面から感じる風は革ジャンに当たり、厚い革に弾き飛ばされる。
そろそろか?
俺はゆっくりと慎重に操縦桿を手前に引いた。
前輪が浮き上がるのがわかった。そしてすぐに後輪も地面から浮き上がった。
腰の下あたりに何とも言えない落ち着かないフワッとした浮遊する感触が伝わった。
機体が浮き上がった!
操縦桿をさらに手前へ引くと上昇角度が付いて、あっと言う間に地面が遠くなった。
いつも飛行魔法で飛んでいるビルの屋上位の高さに達したので、水平飛行に移行した。
左に操縦桿を倒して左旋回をすると、滑走路のそばで技術者や見学者が手を振っているのが見えた。
俺も手を振りながら滑走路の上空を通過する。
白狼族やリス族たちが走って追いかけて来たが、グースはすぐに引き離してしまった。
何度か旋回をして滑走路の上空を往復していると、ルーナ先生と黒丸師匠が飛んで来た。
「おお! 成功したであるか!」
「アンジェロ! おめでとう!」
「ありがとうございます! 成功ですよ! 飛びましたよ!」
二人と一機で編隊を組んでキャランフィールドの上を飛行する。
地上の連中は大はしゃぎみたいで、今夜の宴会は大騒ぎになるだろう。
この日俺は飽きるまで空を飛んだ。
この世界に転生してから十年が過ぎ、女神達から託された『この世界の文化文明を発達させる』という事を少し果たせたと思う。
何だかんだ色々あるけれど、転生してからの俺の人生はなかなか悪くないと思う。
一緒に泣き笑い出来る仲間に恵まれて幸せだ。
隣を飛ぶルーナ先生とは、やがて結婚して子供が出来るかもしれない。
もし、女神ジュノー様にもう一度会えたら『ありがとう』と伝えよう。
*
その頃天界の女神ジュノーたちは、十年間の謹慎処分の最中だった。
「ヒマね」
女神ジュノーは執務机に脚を投げ出し、椅子をゆらゆらと揺らしていた。
ソファーに横になり読書に耽っていた女神ミネルヴァが顔を上げた。
「本でも読んだらどうだ」
「もう、飽きたわよ……。まだあと五年も謹慎……。何すれば良いのよ……」
謹慎中の女神たちには、自分の管理する世界がどうなっているのかまったく分からない。
アンジェロが蒸留酒造りに成功した事も、異世界で飛行機が飛んだことも、ハジメ・マツバヤシと言う転生者がいる事も彼女たちには分からないのだった。
「しかし、あいつよく寝るわね!」
女神ジュノーが睨んだ先には、神メリクリウスがだらしなくソファーで寝こけていた。
今日は異世界飛行機『グース』二回目の飛行テストだ。
グースの周りでは開発スタッフが最終点検を行い、忙しく手を動かしている。
「なあ、アンジェロ! 今回は飛ぶのか?」
見学に来ている白狼族のサラが無邪気な質問をして来た。開発スタッフはみんな無言だが、サラの一言で気合が入ったのが気配でわかる。
「たぶん、今回は飛べると思うよ」
「そうか! そう言えば前回のとは全然違うよな?」
サラはグースを見回して気が付いたようだ。
そうグースは前回から大幅に改良が施されている。いや、改良と言うよりは全面的に作り直したと言った方が良い。
前回は全体的に木製パーツが多かったが、今回はリス族のキューとも相談して魔物素材をふんだんに使った。
「ああ、完全に別物だよ。例えば、今触っている主翼にはワイバーンの翼を使っているよ」
「そう言えば、『王国の牙』の出張が多いと思ったら、ワイバーンを狩っていたのか!?」
「他にも色々だけどね」
グースはウルトラ・ライト・プレーンだ。軽量化と頑丈さを考えて、全体の骨組み――フレームと三角翼はワイバーンの翼と骨を採用した。
紙飛行機状のシャープな三角翼の下に、フレームで作ったコクピットを設えた。カウルが無いがテストフライトなら十分だ。
「アンジェロの座っている所も随分複雑になっているな?」
「ああ、これがアクセル。踏み込むとプロペラの回転が上がる。これが操縦桿で尾翼が動くよ」
今回はコクピットに操作系統を集約して、操作性がかなり良くなっている。
アクセルや操縦桿は魔物の腱をより合わせたワイヤーで各装置につながっている。
俺が操縦桿を動かすと尾翼が左右に動いた。
「すごいぞ! 尻尾を振っているな!」
サラは大喜びだ。
尾翼もワイバーンの骨と翼を組み合わせて作ってある。
今回のグース一機を制作するのにワイバーン一体分の翼と骨を使った。
ワイバーン一体は金貨十枚。
日本円換算だと一体一千万円だからね。贅沢なウルトラ・ライト・プレーンだ。
ちなみに肉はルーナ先生が、新開発のカレーにして美味しく頂きました。
サラと話しているとホレックのおっちゃんの点検が終わった。
「よーし! ボールベアリングは好調だ! 問題ねえぜ!」
「流石だねえ。おっちゃん!」
「へへ! 今回は作り甲斐があったぜ!」
おっちゃんはプロペラの軸受けになるボールベアリングを開発して貰った。最初は型を作って、そこに金属を流し込もうとしていたのだけれど、あまり上手く行かなかったらしい。
そこで印術を組み合わせて、複雑な印を切った魔石を魔力炉に放り込む事で真球の制作に成功した。ベアリングの金属は硬く、と注文を付けたので、鉄に微量のオリハルコンを混ぜた。鋼よりも硬いボールベアリングが出来たのは、嬉しい計算外だった。
オリハルコン……、コストが……、と頭を抱えたけれど、とにかくテスト段階だからね。
ボールベアリングの滑りを良くするグリスは、リス族が魔物素材を見つけて来てくれた。ラードに似た油で、オークの腸にこびりついているそうだ。これを塗り込むとベアリングの滑りがかなり良いので即採用した。
ボールベアリングは、タイヤ部分にも小型の物が使われているので、滑走もスムーズになると思う。
「点検良し! じゃあ、テストフライト開始です!」
フォーさんの掛け声で、全員が機体から離れた。
俺は大声で手順を読み上げながら操作を進める。
「魔導エンジン起動!」
俺は右手でコクピット右前に付いているコックを右に捻る。これで燃料タンクに入っている魔石と魔導エンジンの回路が接続される。
背後の魔導エンジンからフィーンとハイブリッド車に似た音が聞こえて来た。
ゆっくりとプロペラが回り出す。
「起動成功! アクセルテスト!」
右足でアクセルを軽く踏み込むとプロペラの唸りと共に回転速度が上がる。
今回の魔導エンジンは、各所にミスリルが使われている。
ミスリルは魔力の通りが良い金属だ。燃料タンクの魔石の魔力がミスリルを薄く伸ばした回路を通じて、魔導エンジン内の魔法陣に伝わるので、エネルギーロスがほとんどない。
アクセルと接続回路の一部が繋がっていて、俺がアクセルを踏むと三角形のミスリル回路が前後に動く。
アクセルを離せば三角形の先の方が回路に繋がるので、流れる魔力は少なくなる。
アクセルを踏み込めば三角形の底の太い部分が回路に繋がるので、流れる魔力が増える。
この単純な仕組みで魔導エンジンの回転数をコントロールしている。
ニーナさんは回転数のコントロール方法に悩み魔法陣で解決しようとしていたので、俺がこの仕組みを提案した。
単純だからメインテナンスも楽だし、速度を調整する複雑な魔法陣を描く必要はない。
魔法陣で解決するのではなく、物理的な仕組みで解決するアプローチはエルフの魔道具士たちには新鮮だったそうだ。
「アクセルオーケー! 続いて尾翼テスト!」
操縦桿を前後左右に引く、機体の後ろにいるリス族の技術者が動きを確認して大声で返す。
「尾翼オーケー!」
「飛行段階に入る! 車輪止め外せ!」
リス族の技術者四人が駆け寄り、四箇所車輪止めを外した。
ゆっくりとグースが前進を始めようとするのを、ブレーキを踏んで抑える。
リス族の責任者が大声で呼びかけて来た。
「車輪止め撤去ヨシ! 飛行いつでもどうぞ!」
「了解!」
俺は左足でブレーキを踏みながら右足でアクセルを踏んで、プロペラの回転数を上げる。
機械音は無く、プロペラの風切り音だけが背後から聞こえて来る。
そろそろブレーキで機体を止めているのも限界か?
左手を上げ技術者に合図を送る。いよいよ飛行だ。
左足をブレーキから離すと同時に右足でアクセルを強く踏み込む。
グースが一気に加速した。
速い!
左側に見えていた見学者たちは、あっという間に視界から消えた。
風切り音が聞こえ、風景が後ろへ後ろへと流れて行く。正面から感じる風は革ジャンに当たり、厚い革に弾き飛ばされる。
そろそろか?
俺はゆっくりと慎重に操縦桿を手前に引いた。
前輪が浮き上がるのがわかった。そしてすぐに後輪も地面から浮き上がった。
腰の下あたりに何とも言えない落ち着かないフワッとした浮遊する感触が伝わった。
機体が浮き上がった!
操縦桿をさらに手前へ引くと上昇角度が付いて、あっと言う間に地面が遠くなった。
いつも飛行魔法で飛んでいるビルの屋上位の高さに達したので、水平飛行に移行した。
左に操縦桿を倒して左旋回をすると、滑走路のそばで技術者や見学者が手を振っているのが見えた。
俺も手を振りながら滑走路の上空を通過する。
白狼族やリス族たちが走って追いかけて来たが、グースはすぐに引き離してしまった。
何度か旋回をして滑走路の上空を往復していると、ルーナ先生と黒丸師匠が飛んで来た。
「おお! 成功したであるか!」
「アンジェロ! おめでとう!」
「ありがとうございます! 成功ですよ! 飛びましたよ!」
二人と一機で編隊を組んでキャランフィールドの上を飛行する。
地上の連中は大はしゃぎみたいで、今夜の宴会は大騒ぎになるだろう。
この日俺は飽きるまで空を飛んだ。
この世界に転生してから十年が過ぎ、女神達から託された『この世界の文化文明を発達させる』という事を少し果たせたと思う。
何だかんだ色々あるけれど、転生してからの俺の人生はなかなか悪くないと思う。
一緒に泣き笑い出来る仲間に恵まれて幸せだ。
隣を飛ぶルーナ先生とは、やがて結婚して子供が出来るかもしれない。
もし、女神ジュノー様にもう一度会えたら『ありがとう』と伝えよう。
*
その頃天界の女神ジュノーたちは、十年間の謹慎処分の最中だった。
「ヒマね」
女神ジュノーは執務机に脚を投げ出し、椅子をゆらゆらと揺らしていた。
ソファーに横になり読書に耽っていた女神ミネルヴァが顔を上げた。
「本でも読んだらどうだ」
「もう、飽きたわよ……。まだあと五年も謹慎……。何すれば良いのよ……」
謹慎中の女神たちには、自分の管理する世界がどうなっているのかまったく分からない。
アンジェロが蒸留酒造りに成功した事も、異世界で飛行機が飛んだことも、ハジメ・マツバヤシと言う転生者がいる事も彼女たちには分からないのだった。
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