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第九章 グンマー連合王国
第218話 思ったよりも馬賊の数が多いぞ!
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俺たちは、馬賊のアジトを上空から偵察することにした。
俺、ルーナ先生、黒丸師匠は、空を飛び。
じいはグースの後部座席に乗る。
サイターマとミスル王国の国境に近づくと、高い高度を周回しているグースを見つけた。
見張り役のグースだ。
俺たちも高度を上げる。
ミスル王国との国境は、かなり南だが二月末の空は寒い。
体を温める魔道具や魔法を開発したいな。
ホレックのおっちゃんの工房に引きこもって、トンカントンカン開発をするのも楽しそうだ。
現実逃避かもしれないが……。
外交だ!
内政だ!
馬賊だ!
――と、仕事で忙しくしていると、前世のように引きこもってみたくなる。
そんなことを考えながら高度を上げて、見張り役のグースと合流した。
グースのパイロットが地上を指さす。
「アンジェロ陛下。あれです!」
「なるほど……。渓谷がアジトか……」
馬賊たちのアジトは、岩場の中にある渓谷だった。
小さめのグランドキャニオンのような場所に池があり、池の周辺に沢山の天幕がある。
池の水は、湧き水なのか、雨水が溜まったのか不明だが、沢山の馬が集まり池の水を飲んでいる。
「ううむ……。思ったより数が多いのである」
黒丸師匠が、馬賊の数の多さに警戒し、唸り声をあげる。
俺はざっと数を数えたが、天幕だけで百を超えた。
「少なくとも、百人はいますね……」
「そうであるな。アンジェロ少年が、大きな魔法を撃ち込めば一発で終わるのであるが……」
「それだと……」
それだと、馬賊の情報が得られない。
これだけの規模の馬賊なのだ。
別働隊がいるかもしれないし、組織だって動いているかもしれない。
馬賊を討伐することを目標にしていたが、情報収集も行動目標に入れたいな。
俺は、そんなことを考えていたが、黒丸師匠は、まったく違った。
「それだと、つまらないのである」
俺は空中でずっこけ、危うく馬賊の上に落ちる所だった。
価値基準が、面白いか、つまらないか。
いや、まあ、良いけど。
もう、ちょっと緊張感を持ってもらいたい。
「黒丸のいう通り。今回、アンジェロは魔法禁止」
「ちょっと! ルーナ先生!」
ルーナ先生が、黒丸師匠の後追いをする。
だが、今回はじいを連れて来ているのだ。
二人の暴走は許さないぞ。
「じい。どう思う?」
「ふーむ。単なる馬賊にしては、数が多すぎますじゃ。捕虜をとって尋問したいですな」
「そうだね。攻め込む前に捕虜をとろう!」
さすが、じい!
まともな意見が出た。
「じゃあ、夜を待って、そっと忍び込みましょう。それで捕虜を取れば――」
「それがしがやるのである!」
「わたしもやる!」
黒丸師匠とルーナ先生が、やる気を出しているが……。
「あの……捕虜を取るだけですよ?」
「大丈夫である。わかっているのである」
「捕まえる。そして、情報を吐かせる」
本当に大丈夫だろうか?
山盛りの不安を感じる。
そして、俺たちは夜を待った。
俺、ルーナ先生、黒丸師匠は、空を飛び。
じいはグースの後部座席に乗る。
サイターマとミスル王国の国境に近づくと、高い高度を周回しているグースを見つけた。
見張り役のグースだ。
俺たちも高度を上げる。
ミスル王国との国境は、かなり南だが二月末の空は寒い。
体を温める魔道具や魔法を開発したいな。
ホレックのおっちゃんの工房に引きこもって、トンカントンカン開発をするのも楽しそうだ。
現実逃避かもしれないが……。
外交だ!
内政だ!
馬賊だ!
――と、仕事で忙しくしていると、前世のように引きこもってみたくなる。
そんなことを考えながら高度を上げて、見張り役のグースと合流した。
グースのパイロットが地上を指さす。
「アンジェロ陛下。あれです!」
「なるほど……。渓谷がアジトか……」
馬賊たちのアジトは、岩場の中にある渓谷だった。
小さめのグランドキャニオンのような場所に池があり、池の周辺に沢山の天幕がある。
池の水は、湧き水なのか、雨水が溜まったのか不明だが、沢山の馬が集まり池の水を飲んでいる。
「ううむ……。思ったより数が多いのである」
黒丸師匠が、馬賊の数の多さに警戒し、唸り声をあげる。
俺はざっと数を数えたが、天幕だけで百を超えた。
「少なくとも、百人はいますね……」
「そうであるな。アンジェロ少年が、大きな魔法を撃ち込めば一発で終わるのであるが……」
「それだと……」
それだと、馬賊の情報が得られない。
これだけの規模の馬賊なのだ。
別働隊がいるかもしれないし、組織だって動いているかもしれない。
馬賊を討伐することを目標にしていたが、情報収集も行動目標に入れたいな。
俺は、そんなことを考えていたが、黒丸師匠は、まったく違った。
「それだと、つまらないのである」
俺は空中でずっこけ、危うく馬賊の上に落ちる所だった。
価値基準が、面白いか、つまらないか。
いや、まあ、良いけど。
もう、ちょっと緊張感を持ってもらいたい。
「黒丸のいう通り。今回、アンジェロは魔法禁止」
「ちょっと! ルーナ先生!」
ルーナ先生が、黒丸師匠の後追いをする。
だが、今回はじいを連れて来ているのだ。
二人の暴走は許さないぞ。
「じい。どう思う?」
「ふーむ。単なる馬賊にしては、数が多すぎますじゃ。捕虜をとって尋問したいですな」
「そうだね。攻め込む前に捕虜をとろう!」
さすが、じい!
まともな意見が出た。
「じゃあ、夜を待って、そっと忍び込みましょう。それで捕虜を取れば――」
「それがしがやるのである!」
「わたしもやる!」
黒丸師匠とルーナ先生が、やる気を出しているが……。
「あの……捕虜を取るだけですよ?」
「大丈夫である。わかっているのである」
「捕まえる。そして、情報を吐かせる」
本当に大丈夫だろうか?
山盛りの不安を感じる。
そして、俺たちは夜を待った。
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