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第九章 グンマー連合王国
第247話 ブラブラしていると、刺したくなる
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カサカサ……と、嫌な音を立てながら現れたのは、サソリ型の魔物サンドスコーピオンだ。
形は地球に生息するサソリに似ているが、大きさが人の腕ほどもある。
サンドスコーピオンを見たブンゴ隊長が、顔をしかめた。
「うわあ……気色悪い魔物ッスねえ……」
黒丸が、サンドスコーピオンの解説を始めた。
「そいつは、サンドスコーピオンである。強さはそれほどでもないであるが、鋭いハサミと尻尾の毒が厄介であるな」
「毒持ちッスか!?」
「そうである。この毒がなかなか強力で、毒をくらうと呼吸が乱れ全身に痛みが走るのである。最悪なのは、刺された箇所が腫れ上がり、ヒドイかゆみを伴うことのである」
「死なないッスか?」
ブンゴの質問に、黒丸がニヤリと笑った。
「そこであるよ~。サンドスコーピオンの毒では、死なないのである! 死なずにかゆみだけが、続くのである!」
サンドスコーピオンの目当ては、岩につるされた男たちのそばに落ちている魔物の肉だ。
削りとられた魔物の肉を、器用にハサミで掴み口に運ぶ。
岩につるされた二人の男は、恐怖から悲鳴を上げる。
「うあああ! おい! サンドスコーピオンを、なんとかしてくれ!」
「おい! やめろよ! コイツに刺されるだろう!」
二人の男の抗議を、黒丸は涼しい顔で聞き流した。
「あー、そんなに騒がない方が良いのである。騒ぐとサンドスコーピオンが敵認定するのである。危ないのである」
黒丸の警告もむなしく、サンドスコーピオンは大声で騒ぐ二人の男を敵と認定した。
尻尾を高く掲げ、毒針を打ち込もうと構える。
その様子を見て、ルーナが察した。
「なるほど。これがサソリ固めの刑!」
「そうである。そいつらは、素っ裸で岩からつるされているのである」
「それも逆さづり!」
「それがしは親切であるからして、頭と胸は地面についているのである」
「でも、チンチンは、ブラブラ!」
「そこであるよ~! サンドスコーピオンの目の前で、ブラブラしているのである!」
「さすが黒丸! 良い仕事をする!」
黒丸とルーナは、非常に嬉しそうである。
ブンゴたちやイネスは、これから起こるであろうことを想像して、若い男二人をちょっとだけ気の毒に思った。
「イネスさん。どうッスかね? ちょっと気の毒な気も……」
「ええ……。けど、自業自得よね……。女子供をさらって、奴隷として売り飛ばそうとしたのだから……」
「あっ! それも、そうッスね! じゃあ、サンドスコーピオンさん! やっちゃってください!」
ブンゴの声が聞こえたのか、サンドスコーピオンは、目の前でブラブラしている若い男の大事なモノを、ハサミでツンツンつつき始めた。
「よせ! あっちに行け!」
男は縛られながらも必死で身をよじる。
サンドスコーピオンには、その動きが敵対行動に見えた。
プスッ!
サンドスコーピオンが、尾の毒針を目の前のモノに刺した。
「ギャー! あっ! あっ! あっ! 苦しい! 痛い!」
毒針に刺された男は、呼吸が苦しくなり、全身に痛みが走った。
だが、それも一時のことだ。
やがて、呼吸は正常に戻り、全身の痛みも緩みだした。
そして、刺された箇所が腫れ、猛烈なかゆみが男を襲った。
「あ……ああ! かゆい! かゆい! かゆいよ! あああああ!」
黒丸とルーナは、腹を抱えて笑い転げた。
形は地球に生息するサソリに似ているが、大きさが人の腕ほどもある。
サンドスコーピオンを見たブンゴ隊長が、顔をしかめた。
「うわあ……気色悪い魔物ッスねえ……」
黒丸が、サンドスコーピオンの解説を始めた。
「そいつは、サンドスコーピオンである。強さはそれほどでもないであるが、鋭いハサミと尻尾の毒が厄介であるな」
「毒持ちッスか!?」
「そうである。この毒がなかなか強力で、毒をくらうと呼吸が乱れ全身に痛みが走るのである。最悪なのは、刺された箇所が腫れ上がり、ヒドイかゆみを伴うことのである」
「死なないッスか?」
ブンゴの質問に、黒丸がニヤリと笑った。
「そこであるよ~。サンドスコーピオンの毒では、死なないのである! 死なずにかゆみだけが、続くのである!」
サンドスコーピオンの目当ては、岩につるされた男たちのそばに落ちている魔物の肉だ。
削りとられた魔物の肉を、器用にハサミで掴み口に運ぶ。
岩につるされた二人の男は、恐怖から悲鳴を上げる。
「うあああ! おい! サンドスコーピオンを、なんとかしてくれ!」
「おい! やめろよ! コイツに刺されるだろう!」
二人の男の抗議を、黒丸は涼しい顔で聞き流した。
「あー、そんなに騒がない方が良いのである。騒ぐとサンドスコーピオンが敵認定するのである。危ないのである」
黒丸の警告もむなしく、サンドスコーピオンは大声で騒ぐ二人の男を敵と認定した。
尻尾を高く掲げ、毒針を打ち込もうと構える。
その様子を見て、ルーナが察した。
「なるほど。これがサソリ固めの刑!」
「そうである。そいつらは、素っ裸で岩からつるされているのである」
「それも逆さづり!」
「それがしは親切であるからして、頭と胸は地面についているのである」
「でも、チンチンは、ブラブラ!」
「そこであるよ~! サンドスコーピオンの目の前で、ブラブラしているのである!」
「さすが黒丸! 良い仕事をする!」
黒丸とルーナは、非常に嬉しそうである。
ブンゴたちやイネスは、これから起こるであろうことを想像して、若い男二人をちょっとだけ気の毒に思った。
「イネスさん。どうッスかね? ちょっと気の毒な気も……」
「ええ……。けど、自業自得よね……。女子供をさらって、奴隷として売り飛ばそうとしたのだから……」
「あっ! それも、そうッスね! じゃあ、サンドスコーピオンさん! やっちゃってください!」
ブンゴの声が聞こえたのか、サンドスコーピオンは、目の前でブラブラしている若い男の大事なモノを、ハサミでツンツンつつき始めた。
「よせ! あっちに行け!」
男は縛られながらも必死で身をよじる。
サンドスコーピオンには、その動きが敵対行動に見えた。
プスッ!
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「ギャー! あっ! あっ! あっ! 苦しい! 痛い!」
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だが、それも一時のことだ。
やがて、呼吸は正常に戻り、全身の痛みも緩みだした。
そして、刺された箇所が腫れ、猛烈なかゆみが男を襲った。
「あ……ああ! かゆい! かゆい! かゆいよ! あああああ!」
黒丸とルーナは、腹を抱えて笑い転げた。
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