292 / 358
第十章 レッドアラート!
第292話 偉い人は、経済問題で頭が痛い
しおりを挟む
その頃、ソビエト連邦では、財務委員長、商務委員長、民生委員長が極秘会議を行っていた。
地球の一般的な国家にあてはめると――
財務委員長は財務大臣。
商務委員長は商業大臣。
民生委員長は労働大臣。
――にあたる。
つまり経済系の閣僚が集まって、何やら秘密会議を開いているのだ。
会議を呼びかけた財務委員長が、まず発言した。
「同志よ。我が国は危機的な状況にある! 国庫から急速に通貨が消えているのだ!」
財務委員長の言葉に、民生委員長は首をひねった。
「財務委員長、それはどういう意味でしょう?」
「そのままの意味だ。我々の金庫から、物凄い勢いで金がなくなっているのだ! このままでは、半年を待たずに我が国は破綻する!」
「「えっ!?」」
商務委員長と民生委員長は、驚き言葉を失った。二人は財務委員長を見つめるが、財務委員長の表情は真剣で、ウソをついている気配はない。また、財務委員長がウソをつく理由も、二人には思い当たらなかった。
商務委員長が咳払いをして、財務委員長に問い質した。
「同志財務委員長。没収した資産があるだろう? 王族、貴族、商人から莫大な額を没収したはずだが?」
「ああ、その通りだ。その没収した資産も消えつつあるのだ!」
「なぜ、そんな事態に!?」
「全ての労働者に給料を払っているからだ!」
普通の国では……。
それぞれの商店主が、従業員に給料を支払い。
それぞれの工房の親方が、弟子に給料を支払い。
それぞれの領主が、家臣に給料を支払い。
農民は余剰作物を、商人に売ったり、市場で売ったりしお金を得る。
漁民は漁でとれた魚を、商人に売ったり、市場で売ったりしお金を得る。
しかし、ソビエト連邦は、共産主義国である。
共産主義では、私有財産を認めない。商店、工房などは国営で、全ての商業活動と生産活動は、国の指導により行われる。
当然ながら、そこで働く従業員、つまりほぼ全ての国民に国が給料を支払うのだ。
財務委員長は、テーブルに身を乗り出して説明を始めた。
「いいかね? 現在我が国では、子供から老人まで、ほぼ全ての国民が働いている。つまり! ほぼ全ての国民に毎月給料を支払うのだ! 毎月莫大な額が国庫から支出されているのだ! このままでは――」
「お待ちを! 同志財務委員長!」
商務委員長が、財務委員長の言葉を遮った。
「おかしいではありませか! 我々商務委員は、国営商店で農産品や衣服などを販売しています。その売り上げは、全て国庫に入るのですよ。毎月、莫大な額を納めているはずです!」
共産主義国では、商業活動も全て国営になる。よって、国営商店の売り上げは、全て国庫に入るのだ。
商務委員長は、その点を財務委員長に指摘した。商務委員長の心の声をわかりやすくすれば、『俺たちが毎月売り上げを作っているのに、金が足りないわけがないだろう!』だ。
財務委員長は、商務委員長に向き合うと淡々と事実を指摘し始めた。
「その通りだ。商務委員長。つまり、あなたたちの経済活動は、赤字ということだ」
「そんな! バカな!」
「商務委員長……。これは確認だが、販売する商品の値付けは、どうしているのだね?」
「過去の販売価格と同額にしている」
「それだ! それが原因だ! 価格の見直しを要請する!」
過去と同じ販売価格……一見すると間違いがなさそうだが、過去にかかっていなかった人件費の分が上乗せされていなければ赤字になってしまう。
例えば、奴隷に給料は支払われていなかったが、現在は国が給料を支払っている。農民に給料は支払っていなかったが、現在は国が給料を支払っている。
それら、これまでは発生していなかった人件費を、販売価格に反映させなければ赤字になってしまう。
過去の販売価格、イコール、適正価格ではないのだ。
商務委員長は、財務委員長が言わんとすること、なぜ販売価格の見直しが必要なのかを理解した。その上で、顔を下げ弱々しく返事をした。
「無理だ……」
「なぜ、無理なのだ? 原価と経費を計算し、適切な利益を上乗せした額が適正な販売価格だ!」
「同志財務委員長。そんなことは、私も部下も分かっています。問題は、二つ。一つは、原価がわからないのです! もう一つは、品目数が多く、流通経路が多様で経費計算をすることが不可能なのです!」
「は……?」
財務委員長は、絶句し固まってしまった。横で見ていた民生委員長が口を挟んだ。
「商務委員長……先ほどの二つの問題は、理解が出来ません。もう少し詳しく説明を……」
「民生委員長。簡単なことですよ。現在、我が国は共産主義になっておりますので、市場がありません。例えば服を作るには、布や糸を市場で仕入れる必要があります。しかし、我が国の場合は、全ての生産活動は国営ですので、国の倉庫から布や糸を移動させることになります」
「……原価がゼロということでしょうか?」
「いいえ、違います。原価の計算が出来ないのです! 物がある以上、原価は必ず存在します。しかし、市場で取り引きがないので原価がわからない。だから、適正な値付けが出来ないのです。いくらで売れば、黒字なのか、赤字なのか、我々は、まったくわからないのです。だから過去の販売価格で国民に商品を販売しています」
「いや、それは、不味いのでは……?」
「不味かろうと、他に方法がないのです」
民生委員長は、黙っている財務委員長を横目で見ながら会話を続けた。
「ならば、原価の計算をすれば良いでしょう? 布一枚を作るのにかかる人件費だとか、経費だとかを計算すれば良いだけではありませんか?」
「あなたは、どれくらいの品目が世の中に存在すると思っているのですか? その全てを計算し、国が管理するなど不可能です!」
「……」
民生委員長は、ようやく商務委員長が言うことが理解出来た。原価計算や利益計算が出来ないということは、相当大雑把な経営しか出来ないということだ。
民生委員長は、話題を変えようとした。
「商務委員長。大変申し上げにくいことだが、国民から要望が上がっている」
「一応伺いましょう」
「その……国営商店の品揃えに、『かたより』があると……。欲しい物が品薄で、不要な物の在庫が溢れていると……。何とかならないのか?」
「無理です! 我々は国が建てた生産計画にそって、経済活動を行うしかないのです」
「……」
民生委員長は、再び言葉を失った。
原価、経費などがわからない。
つまり、効率的な経営が出来ない。
そして、消費者のニーズに応えられない。
ここに座る三人は、有能だから委員長を任されている。
有能であるがゆえに、共産主義の問題点を理解出来てしまったのだ。
『このままでは、経済が行き詰まってしまう……』
三人は同じことを考え、深く息をはいた。
ずっと考え込んでいた財務委員長が解決策を提示した。
「給料の一部を現物支給に切り替えてはどうか? 食料や衣服を国民に報酬として配布すれば、国庫の減りを抑えられる」
だが、商務委員長が否定する。
「無理です。我が国は戦争中で、食料は軍需用に徴発しています。それでも、不足しているのです」
「クッ! それでは、国営商店で商品の販売価格を上げるしかあるまい」
「いっそ給料を下げては?」
値上げと言われても、どの程度値上げをすれば良いのか、商務委員長にはわからない。そこで『給料を下げる』と対案を出した。
給料を下げれば、国庫から金銭の流出を抑えることが可能だ。
だが、民生委員長が反対した。
「待ってくれ! 給料を下げたら国民の不満が高まる! 反乱だってあり得るのだぞ!」
「商品の値上げでも不満が出るでしょう?」
「それはそうだが……。現在、他のことでも国民から不満が出ているのだ! 厄介ごとを増やさないで欲しい」
「どんな不満でしょう?」
「仕事をサボる者、手抜きをする者が増えているのだ」
「働かない人間が出ているのか……」
三人は頭を抱えた。
地球の一般的な国家にあてはめると――
財務委員長は財務大臣。
商務委員長は商業大臣。
民生委員長は労働大臣。
――にあたる。
つまり経済系の閣僚が集まって、何やら秘密会議を開いているのだ。
会議を呼びかけた財務委員長が、まず発言した。
「同志よ。我が国は危機的な状況にある! 国庫から急速に通貨が消えているのだ!」
財務委員長の言葉に、民生委員長は首をひねった。
「財務委員長、それはどういう意味でしょう?」
「そのままの意味だ。我々の金庫から、物凄い勢いで金がなくなっているのだ! このままでは、半年を待たずに我が国は破綻する!」
「「えっ!?」」
商務委員長と民生委員長は、驚き言葉を失った。二人は財務委員長を見つめるが、財務委員長の表情は真剣で、ウソをついている気配はない。また、財務委員長がウソをつく理由も、二人には思い当たらなかった。
商務委員長が咳払いをして、財務委員長に問い質した。
「同志財務委員長。没収した資産があるだろう? 王族、貴族、商人から莫大な額を没収したはずだが?」
「ああ、その通りだ。その没収した資産も消えつつあるのだ!」
「なぜ、そんな事態に!?」
「全ての労働者に給料を払っているからだ!」
普通の国では……。
それぞれの商店主が、従業員に給料を支払い。
それぞれの工房の親方が、弟子に給料を支払い。
それぞれの領主が、家臣に給料を支払い。
農民は余剰作物を、商人に売ったり、市場で売ったりしお金を得る。
漁民は漁でとれた魚を、商人に売ったり、市場で売ったりしお金を得る。
しかし、ソビエト連邦は、共産主義国である。
共産主義では、私有財産を認めない。商店、工房などは国営で、全ての商業活動と生産活動は、国の指導により行われる。
当然ながら、そこで働く従業員、つまりほぼ全ての国民に国が給料を支払うのだ。
財務委員長は、テーブルに身を乗り出して説明を始めた。
「いいかね? 現在我が国では、子供から老人まで、ほぼ全ての国民が働いている。つまり! ほぼ全ての国民に毎月給料を支払うのだ! 毎月莫大な額が国庫から支出されているのだ! このままでは――」
「お待ちを! 同志財務委員長!」
商務委員長が、財務委員長の言葉を遮った。
「おかしいではありませか! 我々商務委員は、国営商店で農産品や衣服などを販売しています。その売り上げは、全て国庫に入るのですよ。毎月、莫大な額を納めているはずです!」
共産主義国では、商業活動も全て国営になる。よって、国営商店の売り上げは、全て国庫に入るのだ。
商務委員長は、その点を財務委員長に指摘した。商務委員長の心の声をわかりやすくすれば、『俺たちが毎月売り上げを作っているのに、金が足りないわけがないだろう!』だ。
財務委員長は、商務委員長に向き合うと淡々と事実を指摘し始めた。
「その通りだ。商務委員長。つまり、あなたたちの経済活動は、赤字ということだ」
「そんな! バカな!」
「商務委員長……。これは確認だが、販売する商品の値付けは、どうしているのだね?」
「過去の販売価格と同額にしている」
「それだ! それが原因だ! 価格の見直しを要請する!」
過去と同じ販売価格……一見すると間違いがなさそうだが、過去にかかっていなかった人件費の分が上乗せされていなければ赤字になってしまう。
例えば、奴隷に給料は支払われていなかったが、現在は国が給料を支払っている。農民に給料は支払っていなかったが、現在は国が給料を支払っている。
それら、これまでは発生していなかった人件費を、販売価格に反映させなければ赤字になってしまう。
過去の販売価格、イコール、適正価格ではないのだ。
商務委員長は、財務委員長が言わんとすること、なぜ販売価格の見直しが必要なのかを理解した。その上で、顔を下げ弱々しく返事をした。
「無理だ……」
「なぜ、無理なのだ? 原価と経費を計算し、適切な利益を上乗せした額が適正な販売価格だ!」
「同志財務委員長。そんなことは、私も部下も分かっています。問題は、二つ。一つは、原価がわからないのです! もう一つは、品目数が多く、流通経路が多様で経費計算をすることが不可能なのです!」
「は……?」
財務委員長は、絶句し固まってしまった。横で見ていた民生委員長が口を挟んだ。
「商務委員長……先ほどの二つの問題は、理解が出来ません。もう少し詳しく説明を……」
「民生委員長。簡単なことですよ。現在、我が国は共産主義になっておりますので、市場がありません。例えば服を作るには、布や糸を市場で仕入れる必要があります。しかし、我が国の場合は、全ての生産活動は国営ですので、国の倉庫から布や糸を移動させることになります」
「……原価がゼロということでしょうか?」
「いいえ、違います。原価の計算が出来ないのです! 物がある以上、原価は必ず存在します。しかし、市場で取り引きがないので原価がわからない。だから、適正な値付けが出来ないのです。いくらで売れば、黒字なのか、赤字なのか、我々は、まったくわからないのです。だから過去の販売価格で国民に商品を販売しています」
「いや、それは、不味いのでは……?」
「不味かろうと、他に方法がないのです」
民生委員長は、黙っている財務委員長を横目で見ながら会話を続けた。
「ならば、原価の計算をすれば良いでしょう? 布一枚を作るのにかかる人件費だとか、経費だとかを計算すれば良いだけではありませんか?」
「あなたは、どれくらいの品目が世の中に存在すると思っているのですか? その全てを計算し、国が管理するなど不可能です!」
「……」
民生委員長は、ようやく商務委員長が言うことが理解出来た。原価計算や利益計算が出来ないということは、相当大雑把な経営しか出来ないということだ。
民生委員長は、話題を変えようとした。
「商務委員長。大変申し上げにくいことだが、国民から要望が上がっている」
「一応伺いましょう」
「その……国営商店の品揃えに、『かたより』があると……。欲しい物が品薄で、不要な物の在庫が溢れていると……。何とかならないのか?」
「無理です! 我々は国が建てた生産計画にそって、経済活動を行うしかないのです」
「……」
民生委員長は、再び言葉を失った。
原価、経費などがわからない。
つまり、効率的な経営が出来ない。
そして、消費者のニーズに応えられない。
ここに座る三人は、有能だから委員長を任されている。
有能であるがゆえに、共産主義の問題点を理解出来てしまったのだ。
『このままでは、経済が行き詰まってしまう……』
三人は同じことを考え、深く息をはいた。
ずっと考え込んでいた財務委員長が解決策を提示した。
「給料の一部を現物支給に切り替えてはどうか? 食料や衣服を国民に報酬として配布すれば、国庫の減りを抑えられる」
だが、商務委員長が否定する。
「無理です。我が国は戦争中で、食料は軍需用に徴発しています。それでも、不足しているのです」
「クッ! それでは、国営商店で商品の販売価格を上げるしかあるまい」
「いっそ給料を下げては?」
値上げと言われても、どの程度値上げをすれば良いのか、商務委員長にはわからない。そこで『給料を下げる』と対案を出した。
給料を下げれば、国庫から金銭の流出を抑えることが可能だ。
だが、民生委員長が反対した。
「待ってくれ! 給料を下げたら国民の不満が高まる! 反乱だってあり得るのだぞ!」
「商品の値上げでも不満が出るでしょう?」
「それはそうだが……。現在、他のことでも国民から不満が出ているのだ! 厄介ごとを増やさないで欲しい」
「どんな不満でしょう?」
「仕事をサボる者、手抜きをする者が増えているのだ」
「働かない人間が出ているのか……」
三人は頭を抱えた。
21
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!
yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。
しかしそれは神のミスによるものだった。
神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。
そして橘 涼太に提案をする。
『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。
橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。
しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。
さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。
これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる