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避難生活
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今日もシャワーや食事を順番にしてもらい、10階は夜8時には消灯にした。眠くない人は、9階の食堂や7階のランドリーの飲食スペースに移動してもらう。
9階、8階は9時消灯。
屋上に上がり、今夜も交代で見張る事にした。2階まで水が来てるから心配だ。今日は、しっかりと交代しなきゃ!!
最初に寝る事になり、12時に交代すると約束する。
「交代です。寝てください。5時に交代しましょう。」
スマホのアラームで起きる事が出来た。良かったぁ~。ライルさんと2人で見張りだ。
インスタント珈琲を淹れて、2人でモニターを見ていると、また山が崩れてきたようで大きな物がぶつかる振動と音がした。
「動物がビックリしているかもしれん。ちょっと見てくる。」
ライルさんにトランシーバーを渡し、私は残る事になった。
2階のカメラには半分泥水に浸かっている駐車場が映っている。また水が増えた。ジワジワとやってくる水の恐怖に怯えていると、ライルさんから動物達が心配で数人が駐車場で夜を過ごしていると連絡が入ってきた。
ライルさんに戻ってもらい、4階まで行くと15人の人達が駐車場に集まっていた。
「動物達の事、ありがとうございます。気付かなくてすみません。」
「いや、俺達が勝手にやってるだけだ。暴れたら大変だから。」
「せめてテントを出しますので、交代で休んでくださいね。」
エレベーターホールにテントを出して、段ボールベッドと布団を出しておいた。2人用テントを五つ出しておく。
駐車場の柵の横に、キャンプ用の椅子とテーブルを出して水とヤカンとカセットコンロを出す。
蒸し暑いとはいえ、風がビュービュー吹く駐車場、体が冷えてしまう。使い方を説明して、一度湯を沸かし、インスタント珈琲と紅茶を淹れて、もう一度湯を沸かしカップ麺も用意した。
好きな時にシャワーも浴びてくれたらいいと伝え、建物の中にトイレを出しておいた。電話を出してエレベーターホールに取り付け、何かあったら連絡をくれるように言う。水が増えて来たら、こっちから連絡するから見に行ったりしないで!と釘を刺しておいた。何があるかわからないからね!
屋上に戻ると、ライルさんがまた水が増えてきたとモニターを見ながら言う。
「もぅ2階駐車場のほとんどが水に浸かっている。」
カメラまでは来てないが、2階に降りる事はできないだろう。
「全部の家が水の中ですね。体育館もほとんど浸かってますね……。」
「そうだな。あんなに綺麗な家が……、悔しいな……。」
「本当に……悔しいです………。」
ここで落ち込んでも、何も変わらない!しっかりしなきゃ!!
「ライルさん、お腹空きませんか?さっき牧場の人達にカップ麺作ってたら食べたくなってしまって……。」
「…そーだな、飲み物ばかりだったから、そのカップ麺とやらをいただこう。」
2人分のカップ麺を用意して、2人で食べる。
「………美味い!!」
「夜中に食べるカップ麺は最高ですよね!!ちょっと罪悪感が残りますが……あははは。」
「こんなに簡単に出来る美味しい物があるなんてビックリだな!ついつい食べてしまいそうだ。……罪悪感か……分かる気がするな……はははは。」
匂いにつられて、ダンドンさんとダイルさんまで起きてきてしまった。朝の4時だ。2人にもカップ麺を作る。2人ともあっという間に食べてしまった。
うっすらと外が明るくなってきている。まだ雨が激しく降っていて窓の外はよく見えない。
「早いが、交代だ!目が覚めたからな!」
ダンドンさん、ダイルさんは昼寝するからゆっくり寝ていいと言ってくれ、お言葉に甘える事にした。
お腹も膨れて、ぐっすり寝てしまった。9時半に目が覚め、サーフ君やルイ君、3バカトリオが見張りを変わると言ってくれる。
ライルさんは、もう起きて朝ご飯を食べに行っているらしい。ダンドンさん、ダイルさんは寝ると言って段ボールベッドに直行していた。
クロワッサン一つと桃と珈琲を食堂で食べる。食べ過ぎだな……。また太る。ここの人達は、皆んな痩せているからちょっと恥ずかしい。おデブではないが、細いとはお世辞にも言えない……。
皆んなが細いから少しぽっちゃりが可愛く見えるらしい……。そーゆーとこ好きよ、この世界!日本に帰れば、ダイエットの日々間違いなし!
困った事がないが聞いて回る。今のところ大丈夫らしい。ランドリーに行ってカップ麺を見るとかなり減っていた。何かあればメモしてテープで壁に貼るようにしておいたのでメモが沢山貼ってある。辿々しい字で『かっぷめん うまい もっとほしい』『かっぷめん、みそあじがいい』『はしがつかえるようになった』『いんすたんとこーひー、かんたんでいい』『れもんてーー くれ』『りくちや おちつく』など書いてある。多分メモを書くのも楽しかったんだろうなぁ。もう少しひらがな勉強頑張らねばいけない人も発見だ!
微笑ましくメモを見ながら、カップ麺の補充をする。
この嵐が去ったとしても、家は住める状態じゃないだろう。全ての建物がダメだろうから、この避難所生活はかなり続きそうだ。
綺麗になったとしても、嵐がくれば同じ状態になるだろうし、住む場所を変える方が良いんだろうか。
それも皆んなに相談して決めなきゃいけない。
しばらく偵察にあちこち車で回った方がいいかもしれない。この嵐でも大丈夫だった場所を探す事も大切な気がする。
これも相談だな。エルフのおじいさんなら色々知ってるかもしれないし。聞いてみよう。
9階、8階は9時消灯。
屋上に上がり、今夜も交代で見張る事にした。2階まで水が来てるから心配だ。今日は、しっかりと交代しなきゃ!!
最初に寝る事になり、12時に交代すると約束する。
「交代です。寝てください。5時に交代しましょう。」
スマホのアラームで起きる事が出来た。良かったぁ~。ライルさんと2人で見張りだ。
インスタント珈琲を淹れて、2人でモニターを見ていると、また山が崩れてきたようで大きな物がぶつかる振動と音がした。
「動物がビックリしているかもしれん。ちょっと見てくる。」
ライルさんにトランシーバーを渡し、私は残る事になった。
2階のカメラには半分泥水に浸かっている駐車場が映っている。また水が増えた。ジワジワとやってくる水の恐怖に怯えていると、ライルさんから動物達が心配で数人が駐車場で夜を過ごしていると連絡が入ってきた。
ライルさんに戻ってもらい、4階まで行くと15人の人達が駐車場に集まっていた。
「動物達の事、ありがとうございます。気付かなくてすみません。」
「いや、俺達が勝手にやってるだけだ。暴れたら大変だから。」
「せめてテントを出しますので、交代で休んでくださいね。」
エレベーターホールにテントを出して、段ボールベッドと布団を出しておいた。2人用テントを五つ出しておく。
駐車場の柵の横に、キャンプ用の椅子とテーブルを出して水とヤカンとカセットコンロを出す。
蒸し暑いとはいえ、風がビュービュー吹く駐車場、体が冷えてしまう。使い方を説明して、一度湯を沸かし、インスタント珈琲と紅茶を淹れて、もう一度湯を沸かしカップ麺も用意した。
好きな時にシャワーも浴びてくれたらいいと伝え、建物の中にトイレを出しておいた。電話を出してエレベーターホールに取り付け、何かあったら連絡をくれるように言う。水が増えて来たら、こっちから連絡するから見に行ったりしないで!と釘を刺しておいた。何があるかわからないからね!
屋上に戻ると、ライルさんがまた水が増えてきたとモニターを見ながら言う。
「もぅ2階駐車場のほとんどが水に浸かっている。」
カメラまでは来てないが、2階に降りる事はできないだろう。
「全部の家が水の中ですね。体育館もほとんど浸かってますね……。」
「そうだな。あんなに綺麗な家が……、悔しいな……。」
「本当に……悔しいです………。」
ここで落ち込んでも、何も変わらない!しっかりしなきゃ!!
「ライルさん、お腹空きませんか?さっき牧場の人達にカップ麺作ってたら食べたくなってしまって……。」
「…そーだな、飲み物ばかりだったから、そのカップ麺とやらをいただこう。」
2人分のカップ麺を用意して、2人で食べる。
「………美味い!!」
「夜中に食べるカップ麺は最高ですよね!!ちょっと罪悪感が残りますが……あははは。」
「こんなに簡単に出来る美味しい物があるなんてビックリだな!ついつい食べてしまいそうだ。……罪悪感か……分かる気がするな……はははは。」
匂いにつられて、ダンドンさんとダイルさんまで起きてきてしまった。朝の4時だ。2人にもカップ麺を作る。2人ともあっという間に食べてしまった。
うっすらと外が明るくなってきている。まだ雨が激しく降っていて窓の外はよく見えない。
「早いが、交代だ!目が覚めたからな!」
ダンドンさん、ダイルさんは昼寝するからゆっくり寝ていいと言ってくれ、お言葉に甘える事にした。
お腹も膨れて、ぐっすり寝てしまった。9時半に目が覚め、サーフ君やルイ君、3バカトリオが見張りを変わると言ってくれる。
ライルさんは、もう起きて朝ご飯を食べに行っているらしい。ダンドンさん、ダイルさんは寝ると言って段ボールベッドに直行していた。
クロワッサン一つと桃と珈琲を食堂で食べる。食べ過ぎだな……。また太る。ここの人達は、皆んな痩せているからちょっと恥ずかしい。おデブではないが、細いとはお世辞にも言えない……。
皆んなが細いから少しぽっちゃりが可愛く見えるらしい……。そーゆーとこ好きよ、この世界!日本に帰れば、ダイエットの日々間違いなし!
困った事がないが聞いて回る。今のところ大丈夫らしい。ランドリーに行ってカップ麺を見るとかなり減っていた。何かあればメモしてテープで壁に貼るようにしておいたのでメモが沢山貼ってある。辿々しい字で『かっぷめん うまい もっとほしい』『かっぷめん、みそあじがいい』『はしがつかえるようになった』『いんすたんとこーひー、かんたんでいい』『れもんてーー くれ』『りくちや おちつく』など書いてある。多分メモを書くのも楽しかったんだろうなぁ。もう少しひらがな勉強頑張らねばいけない人も発見だ!
微笑ましくメモを見ながら、カップ麺の補充をする。
この嵐が去ったとしても、家は住める状態じゃないだろう。全ての建物がダメだろうから、この避難所生活はかなり続きそうだ。
綺麗になったとしても、嵐がくれば同じ状態になるだろうし、住む場所を変える方が良いんだろうか。
それも皆んなに相談して決めなきゃいけない。
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これも相談だな。エルフのおじいさんなら色々知ってるかもしれないし。聞いてみよう。
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