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果樹園から戻ろうとしていると、ルイ君がブルドーザーで来て、かなり先まで泥を除けてあると教えてくれた。銭湯の方まで泥を除けてくると言って走って行った。
先に避難所に戻り、ダンドンさんとライルさんに一緒に行ってくれるようにお願いした。もし、行った先にドワーフやエルフがいたら人間の私達の話しを聞いてくれないかもしれない。
車は、何があるか分からないから3台出してある。裏が広いからもし1台になっても10人くらい乗れるだろう。サーフ君とハイドン、ヒナドン、エルフからももう1人ライルさんに連れて来てもらった。
ルイ君も戻ってきたので、出発する事にした。
ハゼドンは食堂の仕事があるから行けないけど、晩ご飯にとお弁当を作ってくれた。キャラ弁だ!ウインナーがお花になっている。うずらのたまごがヒヨコに!あまりの可愛さにスマホで写真を撮ってしまった。顔とのギャップがすごい!おにぎりは、アン◯ンマンとバイキン◯ンだ!
ほっこりした気分で、後の事をダンドンさんに頼んで出発した。
私は先頭の助手席に座り、裏にサーフ君がいる。運転はルイ君だ。ドワーフ、エルフで分かれて乗ってもらった。
果樹園の先まではルイ君達のおかげですんなり進む事ができたが、泥と土とでぬかるみがあったりデコボコだったりと道が悪くなってくる。
目印のない中、川沿いに進む。ナーサさん達がいた場所まで辿り着いたが、やはり何もない状態で泥と土で川も埋まりかけている。多分ここだったと周りの景色でなんとなく分かる。家などは全て流されていた。
川から少し離れて止まり、車の中でハゼドン特製キャラ弁をいただく。美味しい~。ルイ君もサーフ君もニヤニヤしながら食べていた。
もう少し先に進んでみる。暗くてよく見えないから、早く寝て明るくなったら出発する事にして寝袋を出してそれぞれの車の裏で寝る。今日はシャワーを我慢だ!出る前にサッとシャワーを浴びているから私は問題ない。
スマホのアラームが鳴り目が覚める。朝の5時だ。昨夜は9時には寝たので睡眠はバッチリ!
さすがの自衛隊!車に無線がついているので、無線で呼びかける。朝ご飯におにぎりとインスタント味噌汁、少し持ってきていたフルーツを切って食べる。水筒も人数分出して冷えたペットボトルのお茶を入れる。それぞれが持って、いつでも水分補給できるようにした。いくらでもお茶はあるからしっかり飲むように言う。
昨夜出した公衆トイレで顔を洗ったり歯磨きをしたりして出発する。トイレが目印にもなるから我慢せずに言ってもらう。私以外男性なので、外でいいと言っているが、私が嫌だ!
川の先を見るが今までと変わらない泥だらけの景色が続いている。相談して川から離れてみる事にする。川を背に真っ直ぐ進んでいく。しばらくは同じような状態だったが少し泥が少なくなってきている。さらに進むと泥はなくなった。
川から4時間ほどで綺麗な小川があり、あたり一面草原のようになっている。全く嵐の被害が見当たらない。小川の水も泥水ではなく綺麗な透き通った水だ。
山が遠くに見えるが、それ以外何もない。小川も車でそのまま進む事が出来る程度だ。もう少し進んで見る事にして山に向かって車を走らせる。また小川があるがやはりここも綺麗な水だった。
1時間ほど進んでみたが特に何もない。そこに止まりトイレを出して、昼休憩にした。
念のため、蚊取り線香を周りに置いておく。ライルさんが蚊取り線香に興味津々で、色々と質問されたが蚊取り線香というものがあるんだ!としか言いようがなかった。時間のある時に蚊取り線香の作り方で検索してライルさんに教えると約束する。
昼ごはんに焼き肉弁当を出して、一つの車に集まってもらい、みんなで食べながら相談する。
「私は、ここがいいんじゃないかなと思うんですが、どうですか?」
「俺もここが良いと思う。山からも離れてるし草が生えるって事は、植物も育ちやすいって事だよな?」
「そうだな。ここなら大丈夫だろう。」
ルイ君とライルさんが言う。
「これだけ広くて平な場所はなかなかないぞ!」
「俺達もここが良い!」
ドワーフも賛成してくれる。田んぼに引く水が少ないかもしれないが、私には水道を出す事が出来るからいざとなればどうにか出来るだろう!
「ここでいいですか?」
全員の顔を見ながら聞くと、皆んな頷いてくれる。
食べ終わり、最初の小川まで戻る。小川からかなり離れた場所にシェアハウスを出した。ここを寝起きする場所として使う。一晩寝てみて何も起こらないか確認もしたい。皆んなで来てしまってから問題が起きたら大変な事になる。
昼からは、ユンボを出して少し川を広げてもらった。川幅も2メートルくらいに広げて少し深くしてもらう。そこに橋をかけ、耕運機も出して川と川との間を耕してもらう。かなり広い範囲で耕してもらった。もう一本の小川も少しだけ深くしてもらう。橋なんかなくても飛び越せるような川だが、車で通るたびに川が汚れるのも困るので橋を出す。全く関係ない所まで橋にしなければならなかったが仕方ない。アーチ型の橋にしておく。平だと橋にゴミが引っかかったりしそうだ。この橋を渡った山側を動物達の牧場にする予定だ。草も沢山生えてるし、ライルさんに聞いたら動物が食べても害のない草らしい。
暗くなる前にシェアハウスに帰り、必要な物を出して私がご飯を作る事にした。味噌汁と野菜炒め、ご飯の簡単料理だ。ノンアルコール酎ハイで乾杯した。何かあったら困るのでノンアルコールで我慢してもらう。皆んなノンアルコールなのに美味しいと感動していた。
お風呂もあるので、ゆっくり入って着替えて各部屋で寝る。
ルイ君達は、久しぶりの1人の時間だ。ゆっくり休んでもらおう。
先に避難所に戻り、ダンドンさんとライルさんに一緒に行ってくれるようにお願いした。もし、行った先にドワーフやエルフがいたら人間の私達の話しを聞いてくれないかもしれない。
車は、何があるか分からないから3台出してある。裏が広いからもし1台になっても10人くらい乗れるだろう。サーフ君とハイドン、ヒナドン、エルフからももう1人ライルさんに連れて来てもらった。
ルイ君も戻ってきたので、出発する事にした。
ハゼドンは食堂の仕事があるから行けないけど、晩ご飯にとお弁当を作ってくれた。キャラ弁だ!ウインナーがお花になっている。うずらのたまごがヒヨコに!あまりの可愛さにスマホで写真を撮ってしまった。顔とのギャップがすごい!おにぎりは、アン◯ンマンとバイキン◯ンだ!
ほっこりした気分で、後の事をダンドンさんに頼んで出発した。
私は先頭の助手席に座り、裏にサーフ君がいる。運転はルイ君だ。ドワーフ、エルフで分かれて乗ってもらった。
果樹園の先まではルイ君達のおかげですんなり進む事ができたが、泥と土とでぬかるみがあったりデコボコだったりと道が悪くなってくる。
目印のない中、川沿いに進む。ナーサさん達がいた場所まで辿り着いたが、やはり何もない状態で泥と土で川も埋まりかけている。多分ここだったと周りの景色でなんとなく分かる。家などは全て流されていた。
川から少し離れて止まり、車の中でハゼドン特製キャラ弁をいただく。美味しい~。ルイ君もサーフ君もニヤニヤしながら食べていた。
もう少し先に進んでみる。暗くてよく見えないから、早く寝て明るくなったら出発する事にして寝袋を出してそれぞれの車の裏で寝る。今日はシャワーを我慢だ!出る前にサッとシャワーを浴びているから私は問題ない。
スマホのアラームが鳴り目が覚める。朝の5時だ。昨夜は9時には寝たので睡眠はバッチリ!
さすがの自衛隊!車に無線がついているので、無線で呼びかける。朝ご飯におにぎりとインスタント味噌汁、少し持ってきていたフルーツを切って食べる。水筒も人数分出して冷えたペットボトルのお茶を入れる。それぞれが持って、いつでも水分補給できるようにした。いくらでもお茶はあるからしっかり飲むように言う。
昨夜出した公衆トイレで顔を洗ったり歯磨きをしたりして出発する。トイレが目印にもなるから我慢せずに言ってもらう。私以外男性なので、外でいいと言っているが、私が嫌だ!
川の先を見るが今までと変わらない泥だらけの景色が続いている。相談して川から離れてみる事にする。川を背に真っ直ぐ進んでいく。しばらくは同じような状態だったが少し泥が少なくなってきている。さらに進むと泥はなくなった。
川から4時間ほどで綺麗な小川があり、あたり一面草原のようになっている。全く嵐の被害が見当たらない。小川の水も泥水ではなく綺麗な透き通った水だ。
山が遠くに見えるが、それ以外何もない。小川も車でそのまま進む事が出来る程度だ。もう少し進んで見る事にして山に向かって車を走らせる。また小川があるがやはりここも綺麗な水だった。
1時間ほど進んでみたが特に何もない。そこに止まりトイレを出して、昼休憩にした。
念のため、蚊取り線香を周りに置いておく。ライルさんが蚊取り線香に興味津々で、色々と質問されたが蚊取り線香というものがあるんだ!としか言いようがなかった。時間のある時に蚊取り線香の作り方で検索してライルさんに教えると約束する。
昼ごはんに焼き肉弁当を出して、一つの車に集まってもらい、みんなで食べながら相談する。
「私は、ここがいいんじゃないかなと思うんですが、どうですか?」
「俺もここが良いと思う。山からも離れてるし草が生えるって事は、植物も育ちやすいって事だよな?」
「そうだな。ここなら大丈夫だろう。」
ルイ君とライルさんが言う。
「これだけ広くて平な場所はなかなかないぞ!」
「俺達もここが良い!」
ドワーフも賛成してくれる。田んぼに引く水が少ないかもしれないが、私には水道を出す事が出来るからいざとなればどうにか出来るだろう!
「ここでいいですか?」
全員の顔を見ながら聞くと、皆んな頷いてくれる。
食べ終わり、最初の小川まで戻る。小川からかなり離れた場所にシェアハウスを出した。ここを寝起きする場所として使う。一晩寝てみて何も起こらないか確認もしたい。皆んなで来てしまってから問題が起きたら大変な事になる。
昼からは、ユンボを出して少し川を広げてもらった。川幅も2メートルくらいに広げて少し深くしてもらう。そこに橋をかけ、耕運機も出して川と川との間を耕してもらう。かなり広い範囲で耕してもらった。もう一本の小川も少しだけ深くしてもらう。橋なんかなくても飛び越せるような川だが、車で通るたびに川が汚れるのも困るので橋を出す。全く関係ない所まで橋にしなければならなかったが仕方ない。アーチ型の橋にしておく。平だと橋にゴミが引っかかったりしそうだ。この橋を渡った山側を動物達の牧場にする予定だ。草も沢山生えてるし、ライルさんに聞いたら動物が食べても害のない草らしい。
暗くなる前にシェアハウスに帰り、必要な物を出して私がご飯を作る事にした。味噌汁と野菜炒め、ご飯の簡単料理だ。ノンアルコール酎ハイで乾杯した。何かあったら困るのでノンアルコールで我慢してもらう。皆んなノンアルコールなのに美味しいと感動していた。
お風呂もあるので、ゆっくり入って着替えて各部屋で寝る。
ルイ君達は、久しぶりの1人の時間だ。ゆっくり休んでもらおう。
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