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集団
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祭りで疲れているのに申し訳ないけど、手伝ってもらわなきゃ無理だ。とにかくすごい人数がこっちに向かって来ている。
着替えやタオルや大量にスーパーから運んでもらう。避難所のシャワーや、公民館や休憩所のシャワーなども使ってもらう事にして、手分けして走り回ってもらった。最初にここに住みたいと言ったオーガが連れていた人数だけで、かなりの数だ。
別の方向から来たドワーフが、私がここのリーダーと聞き、話しに来る。
「わしらは、あの川の向こうの山から来た。夜にすごい音と光る物がここらで見えた。山の中は、嵐が来てから住むのが大変になり、ここに住む人がいるのかもしれないと出てきてみることにした。こんな素晴らしい場所があるとは………。頼む、わしらをここに置いてくれ!!何でもする!!!」
「分かりました。いいですよ。こちらの人が案内してくれますから着いて行ってください。」
ドワーフの後ろにエルフ、エルフの後ろに猫耳の獣人族?、その後ろに………とリーダーさん達が列を作っている。
「この場所で、暮らしたいと思って来られた方は、こちらに並んでください。他の用事がある方は、こちらに並んでください。」
場所を分けて、ダイルさんに住みたい人達は、ここの人達と仲良く出来るか、仕事をする気があるか、などを聞いてもらい、お風呂やらシャワーに行ってもらう。
ルイ君とルイ君のお父さんに他の用事がある人は、聞いてもらう事にして、緊急な事ならトランシーバーで連絡をくれるようにお願いした。
夜の9時にバタバタだ!もう少し早く来てくれれば良かったのに……。
そんな事を今更言っても仕方ない。私は避難所に行って布団や食べ物を出さないと……。
大急ぎで避難所に行くと、ハルー村の人や、残って片付けをしてくれていた人達が走り回って布団を敷いたり飲み物や食べ物を運んだりしてくれている。
6階と5階にも畳を敷き詰めて、布団を出していく。足りるかなぁ~。
まさか、花火でこんな事になるなんて!!確かに遠くまで見えるけど、まさか見えた人達がここまで来るとは想定してなかった。
そんな事を考えながら、とにかく布団を出して、エアコンも入れて、おにぎりやサンドイッチなどを大量に出して着替えの服なども山積みにしておいた。
ハルー村の人達も、慣れた事とはいえ、人数が多すぎるので次から次へと大変だ!食堂では、簡単に作れる物を食べさせてくれていたり、シェアハウスの空いている部屋にも布団を敷いてくれたりとそれぞれできる事をしてくれていた。
綺麗になった人達が順番にバスで避難所に到着し、空腹の人には簡単な食事を取ってもらい、疲れきっている人も多いので、布団に入ってもらう。
「こんなフカフカの寝床は初めて……あぁ、夢みたい………ぐぅーーー。」
「お腹いっぱいで寝れるなんて……。」
「はぁー、幸せ。」
布団に入って、すぐに寝てしまう人がいっぱいだ。もしかして花火を見てからずっと歩いてここまで来たのかなぁ?そりゃ疲れるわ!
食堂に戻るとダイルさんの前の列は無くなっていて、ここの様子を見て逆らう気にはなれず、皆んな素直にここに住みたいとお願いしていたと教えてくれた。
ルイ君とルイ君のお父さんの方は、28人のリーダーがそのままいて、食堂の中で私も入って話しを聞くことになった。
待つ間に、シェアハウスのお風呂を借りて、ご飯も食べたようだ。
「お待たせしました。ルイ君、緊急の話しは無かった?」
「うーん、どのリーダーもここに住みたいと言うのは一緒だった。ただ、ここまで里や村の人達を連れて来れない事情があって、リーダーだけで様子を見に来たって所だと思う。」
「なるほど、分かった。ありがとう。皆さん、今ルイ君が言った事で合ってますか?」
それぞれが頷く。
「じゃあ、順番に理由を教えてくれませんか?そこの貴方からお願いします。」
「はい。私は狼人族と人間のハーフです。私達の村には、同じような耳と尻尾がついた仲間が沢山います。オーガと猫人族のハーフやエルフやドワーフとのハーフ、中には、犬人族と虎人族のハーフなどもいて、耳は犬なのに尻尾は虎など、見た目が違ったりハーフだからと追い出された人達が集まって生活していました。私達が全員でここに押しかけると、嫌がられるんじゃないかと思って私だけで来たのです。私達もここに住む事は出来ますか?」
「もちろん、大丈夫ですよ!そんな事を気にする人はいませんし、気にする人が出ていけばいいと私は思います。見た目が違う人達ばかりのハルー村ですから問題ないです。ねっ、ルイ君!」
「うん。俺もそう思う。」
「…ありがとう……ございます。どこにも受け入れて……もらえず。うっ…ぐすっ。」
泣き出してしまった。
「明日、迎えに行きましょう。今日はゆっくり休んでください。他の人達も同じ理由ですか?」
3人を除いて、同じような理由らしい。
見た目で怖がられるとか、オーガだからとか、人間とのハーフだからとか……。
「じゃあ、貴方の理由を教えてください。」
「俺達の村は、病気なんだ。俺はたまたま食べ物を探しに行ってて帰って来たら、ほとんどの人が倒れてて……。近づくなと言われ困っていたら、空に光るのが見えて……。お願いします!!助けてください!!!」
「分かった。明日の朝一で迎えに行こう!ルイ君、オーガの里まで行ってルールのおばあちゃんとおじいちゃんを連れて来て!」
「俺、そのルールって子知らないけど……。」
「あっ、そうだった!まぁ聞けば分かると思う。薬にすごく詳しいんだ。」
そこにワーガがビュンと来て、自分が行ってくると飛び出して行った。ワーガ、まだ残ってたんだ。
本当に、ワーガって変態さえなければ最高にカッコいい。
着替えやタオルや大量にスーパーから運んでもらう。避難所のシャワーや、公民館や休憩所のシャワーなども使ってもらう事にして、手分けして走り回ってもらった。最初にここに住みたいと言ったオーガが連れていた人数だけで、かなりの数だ。
別の方向から来たドワーフが、私がここのリーダーと聞き、話しに来る。
「わしらは、あの川の向こうの山から来た。夜にすごい音と光る物がここらで見えた。山の中は、嵐が来てから住むのが大変になり、ここに住む人がいるのかもしれないと出てきてみることにした。こんな素晴らしい場所があるとは………。頼む、わしらをここに置いてくれ!!何でもする!!!」
「分かりました。いいですよ。こちらの人が案内してくれますから着いて行ってください。」
ドワーフの後ろにエルフ、エルフの後ろに猫耳の獣人族?、その後ろに………とリーダーさん達が列を作っている。
「この場所で、暮らしたいと思って来られた方は、こちらに並んでください。他の用事がある方は、こちらに並んでください。」
場所を分けて、ダイルさんに住みたい人達は、ここの人達と仲良く出来るか、仕事をする気があるか、などを聞いてもらい、お風呂やらシャワーに行ってもらう。
ルイ君とルイ君のお父さんに他の用事がある人は、聞いてもらう事にして、緊急な事ならトランシーバーで連絡をくれるようにお願いした。
夜の9時にバタバタだ!もう少し早く来てくれれば良かったのに……。
そんな事を今更言っても仕方ない。私は避難所に行って布団や食べ物を出さないと……。
大急ぎで避難所に行くと、ハルー村の人や、残って片付けをしてくれていた人達が走り回って布団を敷いたり飲み物や食べ物を運んだりしてくれている。
6階と5階にも畳を敷き詰めて、布団を出していく。足りるかなぁ~。
まさか、花火でこんな事になるなんて!!確かに遠くまで見えるけど、まさか見えた人達がここまで来るとは想定してなかった。
そんな事を考えながら、とにかく布団を出して、エアコンも入れて、おにぎりやサンドイッチなどを大量に出して着替えの服なども山積みにしておいた。
ハルー村の人達も、慣れた事とはいえ、人数が多すぎるので次から次へと大変だ!食堂では、簡単に作れる物を食べさせてくれていたり、シェアハウスの空いている部屋にも布団を敷いてくれたりとそれぞれできる事をしてくれていた。
綺麗になった人達が順番にバスで避難所に到着し、空腹の人には簡単な食事を取ってもらい、疲れきっている人も多いので、布団に入ってもらう。
「こんなフカフカの寝床は初めて……あぁ、夢みたい………ぐぅーーー。」
「お腹いっぱいで寝れるなんて……。」
「はぁー、幸せ。」
布団に入って、すぐに寝てしまう人がいっぱいだ。もしかして花火を見てからずっと歩いてここまで来たのかなぁ?そりゃ疲れるわ!
食堂に戻るとダイルさんの前の列は無くなっていて、ここの様子を見て逆らう気にはなれず、皆んな素直にここに住みたいとお願いしていたと教えてくれた。
ルイ君とルイ君のお父さんの方は、28人のリーダーがそのままいて、食堂の中で私も入って話しを聞くことになった。
待つ間に、シェアハウスのお風呂を借りて、ご飯も食べたようだ。
「お待たせしました。ルイ君、緊急の話しは無かった?」
「うーん、どのリーダーもここに住みたいと言うのは一緒だった。ただ、ここまで里や村の人達を連れて来れない事情があって、リーダーだけで様子を見に来たって所だと思う。」
「なるほど、分かった。ありがとう。皆さん、今ルイ君が言った事で合ってますか?」
それぞれが頷く。
「じゃあ、順番に理由を教えてくれませんか?そこの貴方からお願いします。」
「はい。私は狼人族と人間のハーフです。私達の村には、同じような耳と尻尾がついた仲間が沢山います。オーガと猫人族のハーフやエルフやドワーフとのハーフ、中には、犬人族と虎人族のハーフなどもいて、耳は犬なのに尻尾は虎など、見た目が違ったりハーフだからと追い出された人達が集まって生活していました。私達が全員でここに押しかけると、嫌がられるんじゃないかと思って私だけで来たのです。私達もここに住む事は出来ますか?」
「もちろん、大丈夫ですよ!そんな事を気にする人はいませんし、気にする人が出ていけばいいと私は思います。見た目が違う人達ばかりのハルー村ですから問題ないです。ねっ、ルイ君!」
「うん。俺もそう思う。」
「…ありがとう……ございます。どこにも受け入れて……もらえず。うっ…ぐすっ。」
泣き出してしまった。
「明日、迎えに行きましょう。今日はゆっくり休んでください。他の人達も同じ理由ですか?」
3人を除いて、同じような理由らしい。
見た目で怖がられるとか、オーガだからとか、人間とのハーフだからとか……。
「じゃあ、貴方の理由を教えてください。」
「俺達の村は、病気なんだ。俺はたまたま食べ物を探しに行ってて帰って来たら、ほとんどの人が倒れてて……。近づくなと言われ困っていたら、空に光るのが見えて……。お願いします!!助けてください!!!」
「分かった。明日の朝一で迎えに行こう!ルイ君、オーガの里まで行ってルールのおばあちゃんとおじいちゃんを連れて来て!」
「俺、そのルールって子知らないけど……。」
「あっ、そうだった!まぁ聞けば分かると思う。薬にすごく詳しいんだ。」
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