ハイスペック隠れ腐女子が異世界に転生しました。~二度目の人生全力で楽しみます!~

なーさん

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第1章 この度、伯爵令嬢になりました。

26*リリとの会合パート2なのです。

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それから、一月程は、お義母様はなるべく安静にしているように、あまり動かずに、リアの世話だけをするようにと、私達みんなで協力して頑張りました。

「今日からは、お夕食も一緒に食べることにするわ。みんな、色々頑張ってくれてありがとう。」

お義母様が、久しぶりにお夕食に顔を出してくれました。

「体調や、寝不足などは大丈夫ですか?お義母様。」

「えぇ。十分に、良くしてもらったわ。チャコの助言のおかげで回復も早かったし、クロードが持って来てくれた、回復薬も、とても効いたからとても良くなったわ。」

「それなら、良かったです。へへ」

必要最低限とは言え、リアの乳母も雇ったので体的にも面倒を分けれるので楽になったと言うことです。良かった。こう言うのは、貴族の特権ですね。日本だったら、朝から晩まで付きっ切りで頑張らないとな人の方が多いですからね。

「リアは今、何しているんですか?あとで、遊びに行ってもいいですか?母上。」

「ハンク。ええ、いいわよ。今は多分、寝ていると思うから、起きていたら遊んであげて。寝ていたら、静かに見ててね。」

「はいっ!チャコ、早くご飯食べていこう!」

「うんっ!」

リアはとっても可愛くて、いまはとてもムチムチになってきました。
あんなにシワくちゃでフニャンフニャンだったのに、どこもかしこもつるんとしていていくら触っていても飽きません。因みに、瞳の色はレイ兄様と同じ緑の瞳でした。ペリドットのような鮮やかな緑で、とても綺麗な色でした。うん、将来、美人間違いなしです。


楽しい夕食を終えて、家族みんなでリアのいる部屋へ行きます。

「リア~~お姉ちゃんが来たよ~~」

大きい目で私の事をジーッと見てくれています。・・マジうちの子可愛い。

「リア、今日はハンクお兄ちゃんが絵本読んであげるからな!」

リアの事を、お義母様が優しく抱き上げてソファーに腰掛けます。
私も、お義母様の隣に腰掛けて、ハンクは前の一人がけの椅子に座りました。

「むかしむかしあるところに‥‥」

ハンクが少し緊張気味に、読み聞かせを始めました。
リアは、お義母様に抱かれて気持ちがいいのか、ハンクの読み聞かせの声が心地いいのかウトウトし始めました。

「‥‥とても可愛いですね。」

小声でお義母様に言いました。

「ふふ。本当にね、でも、あっという間に大きくなるのよ。」

そう言って、お義母様はハンクのことを愛おしそうに眺めました。
その母性溢れる横顔を見ていたら‥‥少し、お母様や前世のお母さんが恋しくなりました。



◇◆◇◆◇◆



季節は巡ってあっという間に冬が始まりました。。
この国は、冬は寒いは寒いですが、雪が降るほど寒いわけではないので、少しの厚着で丁度いいです。

そして今日は、すごく久しぶりのリリとの会合の日です!

「お久しぶりですわ、チャコ」

「えぇ、本当に。思ったよりも会える時間が合わなくてびっくりしたわ。」

庭ではさすがに寒いとのことで、今日はリリの部屋でお茶を頂いています。
もちろん、アルノーも一緒ですが、他の人がいると話しづらいので、人払いをすると、庭とは違って部屋の中で、リリと私の二人になりました。よし、これで安心です。

「チャコ、会いたかったですわ。本当に、心から!」

「私もっ!今日はね、リリの好みを聞きたくて!ノート持って来たの!!お絵描きしましょ!!」

「お絵描き??あたし、絵は苦手なの‥‥」

「大丈夫よ、私も、芸術的な絵は描けないから!!リリ、今日はね、普通のお絵かきじゃないのよ。とりあえず…私の推しを紹介するわね。」

「推し?」

「推しって言うのはね、うーん、応援したい、とか、お勧めしたいとか、自分の好きな人‥‥?って事、かなぁ?」

「え、チャコ、好きな人いるの!?」

「いるよ!!いっぱい!!2次元だけど」

「いっぱい!?2次元!?」

「2次元っていうのは、絵とかのことを言うの!こんな!」

ぺらぺらとノートをめくって、前に書いていた絵をリリに見せました。

「っまぁ!!!なんてカッコいい人なの!?これ、チャコが書いたの!?」

「そうよ、私の、大好きな人なの。かっこいいでしょ~」

私が見せたのは、前世の最大の推し。絶対、忘れたく無くて、何度も何度も書いた絵。
もう、二度と会えないし、声聞けないし、まだ完結してないのに続き読めないし‥‥あ、泣きそう。その姿も書けなくなったら余計に辛いから、忘れないように必死に思い出して原作に近づけて頑張って書いてました。

「リリが書けないなら、あたしが代わりに書くよ!どんな人がいい?」

「えっと、、年上で‥‥結構、体格良くて‥‥あ、筋肉がね!お肉じゃないからね!あ、あと‥‥お、男らしくて‥‥どちらかと言うと、守ってあげたくなる様な…」

「うんうん。どのくらい年上がいい?ワンコ系のガチムチの、雄っぱいがいいかな‥‥あ、あと、髪はどんなの?短髪?長髪?」

「うーん、10歳くらい上でもいいかも‥‥えと、短めだけど、サラサラがいいかな‥‥」

サラサラ・・

カキカキ‥‥

「うーん、目は、タレ目?細め?」

「うーん‥‥細めで、ちょっと優しそうな感じ?」

「ほうほう。うへへ」

カキカキ‥‥

リリが隣に来て、ノートを覗き込んで来ました。

「っ!!!」

声にならない声が部屋に響きます。うぬ。満足いただけたようで。うふふ

服は、貴族服も騎士の服も難しいからシンプルなパーカーで。
ちょっと上目遣いでちょっとおどおどした雰囲気の男の子を書きました。
あぁ~~結構、うまく書けた。うしし。

「チャコ、すごいです、すごいですわ。私の好みど真ん中ですわ。あぁ、こんな人がこの世界にいたら、絶対に私は全てを投げ打ってでも、この人の元に行きますわ。」

「・・・って思うじゃん?思うよね?でも、私のこの推しと、リリのこの好みの子が、こうやって‥‥合わさると‥‥」


カキカキカキ‥‥シャッシャッ、カキカキ‥‥


「きゃああああああ!!!チャコ、こ、こ、こ、これはっ!!!ダメです!私には刺激が‥‥あぁ、こんな最高なこと‥‥あぁぁぁぁ、なんでこうなったの!?この後はどうなってしまうの!?ああああ!!」

もう、リリが訳が分からなくなっています。うふふ。たーのし

「これはね、壁ドンっていうやつよ!」

「か、か、壁ドン!?」

「そう!いい感じでしょう?テンション上がるでしょう?あ、そういえばこの子の名前、何がいいかしら?」

「え!?私が決めていいの!?」

「もちろん。だって、リリの好きなタイプの男の子を書いたんだもの。因みに、私の推しは黒瀬くんていうの。」

「不思議な名前ね。じゃあ、この子は‥‥ウィル‥‥にしようかな。」

「ふふ。じゃあ、黒xウィルで書いてみるね!!」

「っ!!!うん!お願い!!!」



◇◆◇◆◇◆


「きゃーーーっ最高すぎるぅぅぅぅ」

「やばいね、ほんと、やばいよね!!!鼻血でそう。黒瀬くんのこの手が、ドンドン下がっていってさ、体の線をなぞっていっている間にも、ウィルは期待と不安でビクビクしちゃうんだよぉぉぉ!!そんなウィルを黒瀬くんは冷たい目で見下ろすの!そして、真っ赤になって俯きながら快感に耐えてるウィルに、『なに?期待してんの?』って薄く笑いながらツンって‥‥あっはーー」

「ダメです、そんなのダメですぅ!!!!」

「でも、止まらないよ?黒瀬くんは、ウィルに無意識に煽られて箍が外れ欠けてるんだから!」

「あぁ、ウィル、天然でも、言っていいことと悪いことがぁぁ‥‥」

顔を真っ赤にして、顔を手で覆いながらリリは嫌々と首を振りつつ、私の話を聞いて喜んでいます。なにこれ、リリ可愛すぎ!!そして黒xウィルよすぎ!!

コンコンーー‥‥

「リリンお嬢様、ティナ様、そろそろお時間が‥‥お嬢様、どうか致しましたか?お顔がとても赤いようなんですが‥‥体調悪いですか?」

「あ、えと、いいえ!!チャコとのお話が楽しくて興奮しただけですわ!!」

んぐっ!!もう時間が来てしまったようです。まだ、黒瀬くんとウィルの設定と壁ドンした経緯からの体に少し触れただけでしたのに‥‥残念。しかしまぁ、6歳にこれ以上は言えませんね。

「リリ、時間ですって。仕方ないわね。この続きは、また今度ね。」

「はぅ。話足りませんわ!次なんて遠くて‥‥悲しすぎますわ。」

本気で泣き出しそうなリリに、ノートのページを丁寧に破って渡します。
ウィル単体と、黒瀬くんがウィルに壁ドンしているやつだけですが‥‥。絡んでるのを渡しても良かったけど、絶対アルノーにバレる気がします。まぁ、大丈夫そうなの、1枚くらいあげてもいいかな?

「リリ、今日のお土産にこれあげるわ。心の支えにして。ふふ」

「チャコ!!ありがとう!!!すごく嬉しいわ、いま、チャコが神様に見えるわ!!!」

「大袈裟な!でも、(この子の事を)大切にしてね?」

「もちろんよ!!」

そうして、今日の腐会は幕を閉じた。




後日、ディナンから、リリが恋に目覚めたらしいという話を聞いて、頬が緩むのが抑えれなくなったのは言うまでもない。

今度は、ウィルと黒瀬くんの漫画を少し書いて持って行こうかしら‥‥

あ~~漫画が読みたいーーーーーー

嫁たちに会いたいーーーーーー

本当に、こっちに来て思うのは、読みかけの漫画や、アニメ、特に、完結していない物が多くて、とても悲しくなります。私は、作者じゃないから覚えている内容の後を描いても意味がないですし‥‥。二次創作は好きだけど、やっぱり公式でちゃんと読み切りたかった‥‥。

まだ、やりかけのゲームもあったし、作りかけのコスもありました…。ヲタ友との語らいも二度とできないし、コミケにも行けないし‥‥言い出したらきりがありませんね。本当に、それだけは辛い。多分、この世界に来て一番辛いのはその事です。思い出す度に、胸が締め付けられます。この気持ちは、一生、消えない気がします。‥‥はぁ。










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