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第2章この度、学生になりました。
24*嫌われる覚悟は怖いのです。
しおりを挟む「ジョー!!」
「チャコ、しーっ!!」
保健室のドアをガラッと勢いよく開けてジョーを呼ぶと、ディナンに注意されてしまいました。
「あ、ごめん‥‥」
慌てて口を押さえて謝ると、少し苦笑いしたように優しく笑ってくれました。
うう、可愛い‥‥。こんな、ちょっとした仕草がキュンとしてしまうなんて私、重症ですね‥‥。
「えっと‥‥ジョーが階段から落ちたって聞いたんだけど‥‥ジョーは大丈夫なの?どっか打ったり、怪我したりしてない?」
「うん、落ちたって言っても数段だったから‥‥一応保健室に来たけどここまで自分で来たし。足も腫れたところもないから多分、捻ったりもしてないと思うけど‥‥なんかジョー、すごく寝不足だったみたいだよ。だから少しベットを貸してもらったんだ。それで、ベットに入ったらすぐに寝ちゃったよ。」
「そっか‥‥良かった。本当、良かった‥‥でも、どうしてそんなに寝不足だったんだろ?ジョー、寝つきは良い方のはずなのに‥‥ディナンは、なんか聞いてる?」
「‥‥いや、特には。」
あ、これは何か知ってるやつですね。でも、私には言えないことって感じ?うーん。
でも、男の子同士でしか話せないこととかありますしね。あまり深読みはやめておきましょう。
「でも、ディナンあんなに焦って連絡して来るからビックリしたよー。」
「本当、ビックリしたんだ。だって、ジョーがこんなにぼーっとするのなんて初めてだし‥‥」
「確かにね。どうしたんだろう。何もないと良いんだけど‥‥」
「あぁ。」
ジョーの寝顔を見ながら少し心配になります。
こんなにクマができて‥‥何か悩んでるなら言って欲しいですけど‥‥。
「‥‥」
ジョーの手が布団から出ていたのでそっと中にしまってあげました。
豆が硬くなって私とは比べ物にならないくらい一生懸命鍛えられたと分かる手です。
もう、私とは頭一つ分以上は身長も大きくなっていて、弟みたいに小さかったジョーはいつの間にかいませんでした。
「ジョー、本当、男らしくなって。ふふ。でも、寝顔は変わらず可愛い。」
無防備な寝顔を見て笑いが溢れました。
「‥‥チャコは、」
「え?」
「‥‥いや‥‥。なんでもない。」
なんでしょうか?ディナンはそれ以上言わずにそばに立っています。
しばらく、沈黙が続いたと思ったら予鈴が鳴って沈黙は破られました。
「あ、予鈴だね。行かなきゃ。ジョーは、このままでもいいかな?」
「そうだな。大丈夫だと思う。」
「じゃあ、一緒に行こ?」
「まぁ、同じ教室だからな。」
「うん!」
当たり前だろ?と言うように返されて少し嬉しい気持ちで胸が温かくなります。
いいですね、クラスメイト!!ざ、青春って感じです!ふふふ
保健室を後にして人がいなくなった廊下を気持ち少し遅く二人で歩きます。
「‥‥チャコは、今は好きなやつとか‥‥いるのか?」
え、いきなり恋話ですか!?し、心臓の準備が‥‥
「えーっと‥‥」
言っちゃう?でも、まだまだディナンの気持ちがわからないですし‥‥ここで焦ってはダメですよね。なんて言おうかな‥‥でも、いないって言うとなんかな‥‥うーーん。
「いや、言いたくないなら‥‥いいんだ。忘れてくれ。ごめん」
私が返答に困っていると思ったのかディナンは話を終わらそうとして来ました。
いやいや、ちょっと待って!二人で恋話とかするタイミングないから!
「‥‥いるよ。」
「え?」
返事が返って来ると思わなかったのかディナンは少し驚いたような表情でこちらを見て来ました。
「だから、好きな人。いる。」
私は、ディナンを真っ直ぐ見て『いる』と言う事をはっきりと伝えました。
あぁー、これ、結構恥ずかしい!告白しているようで落ち着きません。
「それって‥‥」
「って言っても、つい最近自分の気持ちに気付いたんだけどね~ずっと、前から好きだったはずなのに、何故か自分の気持ちに気付かなかった~。へへ。可笑しいよね。自分の事は自分が一番知ってるはずなのにさ。」
気恥ずかし過ぎて話を茶化してしまいました。でも、たぶん私は、前からディナンを好きだったと思うんです。でも、リアルショタな気がして認めたくなかっただけで。
「前から‥‥?」
「うん。たぶん、子供の頃から。」
「‥‥そ、うなのか。」
わかっちゃいましたかね?結構、切り込んで話して見たんですが‥‥。
チラリとディナンを見ると少し困ったような顔をして考え込んでしまいました。
何を考えているのでしょう。『まさか、俺?いや、でも‥‥』みたいな?
でも、匂わせて少しでも意識してもらえると嬉しいですね。
その後は、ディナンが考え込んでしまって特に話すこともなく先生に謝りながら教室に入りました。
◇◆◇◆◇◆
「結局、ジョー帰ってこなかったね。」
「そうですね。チャコは今から保健室に?」
「うん。ジョーの荷物を渡しにね。状況見て送って行くつもり。」
「そっか。じゃあ、私は今日は用事があるから先に帰るね。」
「うん。また明日ね。」
「今日の夜くらいにはアレ、読み終わるから明日は語り合いましょう!」
あ、この前貸した本がもう読み終わるらしいです。
結構、分厚い本だったはずなんだけどなぁ?ふふ。腐会するのは楽しみなので嬉しいですけどね。
「分かった!楽しみにしとくっ!」
リリと、親指を立てて別れて私はジョーのカバンを持って保健室に向かいます。
もしもの時のためにジンには今日は車で迎えに来るように言っておきます。
「ティナ・エヴァンス!ちょっと、止まりなさい!」
大きい声でいきなり呼び止められて後ろを振り向くとこの前のパーティーで絡んで来たハンナ・バートン様が仁王立ちで指差しています。わお。なんか悪役令嬢みたいです。っていうか、本当にこんな風に呼び止める人っているんですね。
「‥‥ハイ?」
「ティナ・エヴァンス。あなたは、何をしているの?」
「え?今からジョー‥‥様を迎えに行こうとしているところです。」
「あなた、この前はディナン様と親しそうにしていましたわよね?なのに、今日のお昼、フィン様と二人で生徒会専用の中庭に行くところを見たと言っていた方がいらてよ?その上、今度はハート家の次男?あなた、どれだけの人を誑かせば気がすむの!?ふしだらにも程がなくて?」
・・・うーーん。フィン様といるの、誰かに見られてたんですね。まぁ、学園ですし人の目はあちこちにありますよね。でも、今日は距離を取っていたし私から誘ったわけじゃないしなぁ。
「なんとか言ったらどうなの!?」
なんて言おうか迷っていると痺れを切らしたのかズンズンとバートン様が此方に向かって来ました。後ろの取り巻きも敵意を剥き出しにしてバートン様について来ます。
「お言葉ですがバートン様。私、誑かした記憶は一切ありません。ジョー様とは赤子の時からの友達ですし、フィン様の誘いを私如きが断れることができるわけないじゃないですか。たしかに、お優しい方達ですから多少砕けて話していたとしてもそれはちゃんと許されている事です。」
暗にあなたには関係ないでしょ。と伝えて見たらどんどんバートン様は顔が真っ赤になって行ってます。
「あなた、婚約者がいる殿方には必要以上に近づかないっていう常識も知らないの!?」
「え?ディナン様も、ジョー様も、フィン様も婚約者様はいらっしゃらないと記憶していましたが‥‥」
「ディナン様にはリリア様が!いるじゃないの!!」
「リリともとても仲良くさせてもらっていますが、婚約したとは伺っていませんが‥‥」
「っ!でも、もう、婚約まで秒読みなんだから‥‥」
なんかゴニョゴニョと言い訳を言っていますがそろそろ私はジョーのところにいかなきゃなんですよね。もう起きてるかな、ジョー。
「聞いているの!?」
「え?あ、はい。そうですね。」
キーンとする高い声で思考を戻されます。あーめんどくさいなぁ。
「と、とにかく!必要以上に殿方に近づかないように!」
「‥‥」
「返事は!?」
「そうですね‥‥。『私からは』近づかないように気をつけます。」
「何その言い方!『私から行かなくても近づいて来るのはあっちです』って言いたいわけ?本当、生意気ね!ディナン様はこんな人のどこがいいのかしら!正気とは思えないわ!」
‥‥カッチーン。
「‥‥少なくとも、私はディナン自身を好きだからじゃないですか?」
「なっ!!私は違うっていうの!?」
ジッとバートン様を見て無表情で答えてあげます。
「ディナンの何を知っているんですか?見た目ですか?王子だから?ディナンの良いところ、悪い所、好きなもの、嫌いなもの、得意なこと、不得意な事、全部知っても好きってちゃんと胸張って言えますか?」
「っく。言えるわよ!当たり前でしょ!」
「じゃあ、なんで香水つけてるんですか?」
「え?」
「ディナンは、昔から香水つけてる人が苦手なんですよ。匂いに敏感な方だから。なのに、バートン様は結構な香水を付けてますよね?好きな人が嫌いなことをわざわざするのはなぜですか?」
「え・・っと‥‥」
「好きな人の好みもちゃんと調べないんですか?それこそ、お姉さまに聞くとか、デイビット殿下に聞くとかしないのですか?」
「・・・」
「‥‥私、急ぎますのでこれで失礼します。」
ペコリと腰を折って頭を下げたあと少し急ぎ足で保健室に向かいます。逃げろ逃げろ~です。逃げるが勝ちです!
「ジョー。起きたぁ?」
保健室のドアを開けてスタスタとジョーの寝てるベットに向かいます。
「‥‥ん。チャコ?」
いまの私の声で起きたようで完全寝起きでした。
起き上がろうとしたジョーの背中を支えて起こしてあげると少し暖かく感じました。あれ、やっぱり少し熱あるかな?
「大丈夫?あれからずっと寝てたみたいだね。これ、水分補給に飲んで。」
そう言って渡したのは食堂のおばちゃんに言って作っておいてもらったポ○リもどきです。
「ん。甘い‥‥?」
「これの方が水よりも体に染み渡るのが早いと思うからさ。苦手な味だった?」
「いや、すごく美味しいよ。ありがとう。」
「やっぱり、少し顔も熱いね。今日は送っていくから一緒に帰ろ?」
「いいの?」
「え?なんでダメなの?」
「だって‥‥ディナンが‥‥」
「?ディナンなら、執務があるから先に帰ったよ?」
「‥‥そか。」
「どうしたの?何か悩み事があるなら聞くよ?」
「‥‥‥‥」
なんだか苦しそうに目を伏せて考えているようです。
なんでこんなに悲しそうなんでしょうか。ジョーが辛そうだと私も悲しくなってきます。
「‥‥チャコさ、」
「うん。」
「俺のこと、好き?」
「うん。好きだよ。」
「じゃあさ‥‥」
「うん。」
「ディナンと‥‥どっちが好き?」
「え‥‥‥‥」
ジョーは、布団をきつく握りしめて少し震えています。
・・・ジョーは、ずっと私の事が好きって言ってくれていました。私は、兄弟愛的に考えてたけどジョーはずっと本気で?それで、私がディナンの事好きって気付いて‥‥
「ディナンの事‥‥好きなんだ?」
「‥‥‥‥‥‥うん。」
「‥‥‥‥‥‥そか。」
ジョーが、泣きそうに笑うから胸がしめつけられました。
ごめんなさい。懺悔します。
私は、ずっと気付かないふりしてジョーを傷付けていたんです。ジョーの気持ちを分かっていたのに曖昧な態度をとって心地いい関係をずっと過ごしてしまいました。
ジョーが居てくれて救われた事が数え切れないくらいあったから‥‥白黒はっきりしてジョーが居なくなっちゃったらって思うと、はっきりした態度を取る事ができなかったんです。でも、ディナンの事が好きって気付いて気持ち誤魔化したくないから言うとか‥‥私、最低すぎますね。本当、最低。
「チャコ、大丈夫だよ、俺。」
「え‥‥?」
「俺は、チャコの事が大好きだから。チャコが幸せになれるならそれでいいから。」
「ジョー‥‥」
「でも、ごめん。今日は‥‥一人になりたい。」
「‥‥うん。ごめ‥‥いや、お大事にね。」
謝るなんてしちゃいけないですよね。私が辛そうにしてるのもおかしな話です。一番辛いのはジョーのはずなんだから。
「うん。ありがとう。」
「うん。じゃあ、また明日‥‥」
「うん。また明日ね。」
パタンとゆっくり扉を閉めると我慢していた涙が溢れ出しました。
こんなところ誰かに見られたら大変です。気持ちはどこか冷静なのに涙は止まってくれません。仕方がないからちょうど空いていた教室に入って扉を閉めます。そのまま床にペタンと座って泣きました。
「ごめんなさい‥‥ごめんね、ジョー‥‥うぅ‥‥」
ジョーを‥‥一番の理解者で親友のジョーを失うかもしれない恐怖と、喪失感と、自分への怒りと、罪悪感でしばらくの間、涙が止まりませんでした。
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