ハイスペック隠れ腐女子が異世界に転生しました。~二度目の人生全力で楽しみます!~

なーさん

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第2章この度、学生になりました。

27*どうしたことでしょうか。

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「ーーじょう、お嬢!」

「えっ!あ、ジン。どうしたの?」

「どうしたのかじゃないですよ。帰って来てから心ここに在らずって感じで‥‥食事も進んでいないようですし‥‥」

「あーーー‥‥いや、今書いてる物語のこと考えてた。はは。だめね、ハマりすぎちゃ。」

「‥‥本当ですか?」

「うん。あ、なんか浮かびそうだから、ちょっとネタ書いて来るね!ご飯は軽く夜食にして頂戴。」

「畏まりました。」

 ジンに指示をして自分の部屋へ向かいます。
 机に向かってノートを開きました。

「うわぁ‥‥私、重症だなぁ‥‥。」

 こんなに気になるなんて‥‥いや、確かにハンナ様に自分で頑張れって言ったんだから私が怒るとかお門違いすぎるし、べつに気にする事じゃないのはわかってるんだけどね?でも、なんで急にあんなに接近したのか‥‥ディナンは、なんであんな風に笑ってたのか‥‥

「あぁぁぁぁ!!気になりすぎてハゲそうーーーっ!!」

「ちょ、お嬢!!どうかしたんですか!?」

 頭をぐしゃぐしゃにして机に突っ伏している私を見てジンは慌てて此方にかけてきました。

「え?あぁー‥‥行き詰まってるだけ。気にしないで。」

「お嬢、なんか、本当に帰ってきてから変ですよ?」

「そ、そうかな?」

「お嬢、俺にも話せないような悩みなんですか?俺はお嬢の力になる為にいるのに‥‥」

 寂しそうにジンが目を伏せって言いました。

 なんか‥‥ジンのお尻には尻尾、頭にはペタンとしている耳が見えるようです。

「そ、そんな顔しないで!本当に、なんでも‥‥」

「はぁ‥‥お嬢はやはり俺の事が‥‥」

「~~っ!!わ、わかったから!言うから!!」

「本当ですか?そしたら、お茶入れるのでそれ飲んでゆっくりと聞かせてください!」

 だ、騙された‥‥!!!

 ・
 ・
 ・

「ほう。そんな事が‥‥」

「うん。ハンナ様がディナンを好きなのは知ってたし、これからはあの二人は親類関係になるんだらから深く考えなくてもいいとは思ってるんだけどね?なんかさ、いきなり二人でいるところ見ると、なんかあったのかなぁって‥‥。」

「でも、前のお嬢ならディナン様にお友達が増えたら喜びそうなのに‥‥その、ハンナ様とはお友達になってほしくないんですか?」

「‥‥友達が増えるは嬉しいよ?でも‥‥ハンナ様は‥‥なんていうか‥‥」

「何かされたんですか?」

 ジンの周りの空気がスゥッと冷えたような感じがしました。

「え?」

「いや、お嬢がなんの理由もなく人を嫌うってないんで‥‥」

「うーん。された、と言うより、言われた?でも、言い返してるからどっこい?」

「へぇ~‥‥」

「まぁ、可愛い嫉妬よね。私とディナンが踊ったのとか、ジョーやフィン様と仲がいいのが気に入らないっていう。」

「まぁ、普通の令嬢もお嬢に嫉妬はしそうですけどね。」

「まぁ、嫉妬される対象であるのはわかっていたから、それはべつにいいんだけどさ‥‥なんていうのかな、女子特有の、取り巻きを巻き込んでジメジメ言われたのが気に入らないし‥‥裏でそんなんなくせに、ディナンの前ではお淑やかにしてるお腹真っ黒なのとか嫌だし‥‥でもでも、私もこんな事でジンに愚痴ってるのも女々しくて嫌‥‥はぁ。」

「お嬢‥‥」

「まぁ、私もただの嫉妬なんだけどね。恋なんて長いことしてなかったしさ~。ディナンを好きだって気付いてからなんていうか、自分の懐の狭さが浮き彫りになって行って最悪‥‥どうしたものか。」

 そう、私は前世でも、10年近くは恋をしてなかったんです。
 お客様は対象外だし、だからと言って大学では特に出会いもなかったですし、むしろ、作ったらダメだって思ってたから‥‥実質、20数年間は恋なんてしてないんです。だから‥‥って、あれ?

 何故かジンが静かすぎてジンの方を見ます。

「ジン?聞いてる?」

 ジンは、下を向いて、心なしかブルブルと震えています。‥‥あれ?

「お、お嬢‥‥いま‥‥なんて?」

 やっとの事で絞り出したような震える声で、ジンが聞いてきました。
 え?聞いてなかったの?

「だから、自分の懐の狭さが最悪って‥‥」

「いや、その前です!!!ディナン様が好きだって言いましたか!!??」

「え‥‥?‥‥あっ!」

 しまった!まだ、ジンには黙っておこうと思ったのに!

 自分で自分の口を押さえてこれ以上、失言しないようにしました。

「いつからですかいつ、ディナン様が好きだって気が付いたんですか?ジョー様はこの事は?ディナン様はこのことは知っているんですか!?あ、だからディナン様とハンナ様が一緒にいたのが嫌だったんですね!!ディナン様は早速、お嬢を蔑ろに!?」

「ちょ、ちょっと!ジン、落ち着いて!」

「これが落ち着いて入られますか!お嬢が蔑ろにされて黙ってなんかいれません!」

「な、蔑ろになんかされてないから‥‥!ディナンにはまだ言ってないし、ただの私のしっとだから!!」

「‥‥じゃあ、ジョー様は知っているんですね?」

「あ‥‥う、うん。昨日、話した。」

「そうですか‥‥だから‥‥。」

「え?」

「いや、いつもなら、お嬢がハート家に連絡するのに俺に任せるし、ジョー様からは絶対にお礼の連絡が来るだろうと思ったのに今まで何もないですし。だからかーっておもって。」

「あー‥‥うん。ジョーとは‥‥」

 あ、思い出したらなんだか‥‥目頭が熱くなってきました。

「お嬢、泣かないでください。気持ちは誰にでも決めれるものじゃないんですから。」

「‥‥うん。でも、ジョーと、友達がでいられなくなったらどうしよう‥‥。」

「此ればかりは、ジョー様のお気持ち次第ですが‥‥大丈夫です。ジョー様はそんな薄情な方ではありません。今まで通りとはいかなくても、お嬢のお友達には変わりありませんから。」

「うん、っぐす。うん、そうだね。ジョーを信じて待ってる。」

「‥‥そーっすね。」

 しんみりとした空気が部屋に流れます。

「‥‥‥‥んで、お嬢、これからどうしたいんですか?」

「どう、って?」

「ディナン様とですよ!想いを伝えて婚約者になりたいのか、それとも、友達のままで思っているだけでいいのか‥‥」

「‥‥出来れば、両想いにはなりたい‥‥でも、」

「でも?」

「婚約って、まだ早くない?お付き合いもまだなのに‥‥」

「まぁ、平民の俺の感覚だと、想いを伝えて、付き合って、お互いを知り尽くしてから婚約して、結婚が普通ですけどねー。お貴族様は全然感覚もなにも違いますからね。」

「・・っていうか、好きな人と結婚できるのが貴族じゃ珍しいからね。家の問題もあるし‥‥結婚=家の繁栄だから。」

「そっすねぇ。でも、旦那様はいつも『チャコが好きになった人と結婚しなさい』っていってるじゃないですか。」

「まぁ、お父様はね。ありがたいことにね。でも、それって、私だけ好きでも意味なくない?お互いに思い合ってこその言葉でしょう?ディナンは、優しいし、友達としてよく思ってはくれてるだろうけど、女の子として見てくれてるのかがいまいちわからない‥‥」

「‥‥‥‥‥え?」

「なによ、『え?』って。だ、だって!好きって言われた事ないし、再会してからも、二人で話したのなんか数える程度だし、子供の頃は毎日のように夜連絡してくれたのに今は皆無だし‥‥友達以上に見られてる自信ない‥‥。」

「あーー‥‥そっすねぇ。そっすかぁ。うん。確かに。うん。これは暫くよーーーっく様子見た方がいいかも知れませんねぇ。うん。」

「‥‥だよね。」

 ジンにアドバイスをもらって、その後はジンに部屋に戻ってもらって話は終わりました。

 ・
 ・
 ・

「ってか、NL本当浮かばなすぎる!うーーーーん。やっぱり、無理に青春ラブにしないでただの青春ストーリーにするか?ってか、部活ストーリーはやめて、卒業後、未来捏造系にする?うーん。そうだな。捏造系にしよう!その方がスムーズそう!えーっと、プロリーグ行って、日の丸背負って共に戦って~周りには内緒で付き合ってる!そして、同棲(ルームシェア)してるかんじ!あ、それか、Aクン(しっかり者+ドジっ子属性+流され易い所有り)と、Bクン(陽キャラ+犬属性)と、Cクン(チャラ+猫属性+リバ)とDクン(ヤンキー+お兄ちゃん属性)の四人でルームシェアしてて、それぞれ実は(BxA、DxC)カップルで実は、BとDに内緒で酔った勢いで(CxA)が出来ちゃったりして、嫉妬に狂ったBとDがー‥‥か、それか、AとBとCでルームシェアしてて、A→←B←Cって関係で、近所のバーにDが住んでて、BxAがくっついて傷心のCが飲みに行ったDのバーでお持ち帰りされて‥‥いや、CがDを『俺、傷心なの。慰めてよ‥‥ココで。』とか言って酔って抱き着いて、Dの手を自分のプリケツに持って言って、必殺上目使い!!!実はD→Cだったから『今だけでも、俺だけ見ろよ』とか言って溺愛どろどろオセッセ!!!きゃ~!!それもいい!!!萌える!純粋に相談してた相手が実は狼とか萌える!!女だったらウザさの極限だけど!!このあざとさが許されるのは、神聖なBのLの世界だけ!!!‥‥って!またBのLになっちゃってる!あぁ!!でも、この四角関係ちゃんと深めたいなぁ~。ドロドロのヤンデレ要素の世界になるかと思いきやハピエンにしたいなぁ‥‥って!!だめだめ、ルームシェアは危険だ。想像力が掻き立てられてしまう。うん。こっちのネタはフィン様の方が終わったら次にリリに書こう。うん。次だ、次。・・・ってか、この国ってBのLっていうジャンルないよね?これって、仕事になるかな?ネタは頭ん中にいっぱいあるし。あ、でも私がBのL書いてるって知られたくないな‥‥そしたら、代理を立てる?ジンとか。ジンが書いてることにしたら、萌えるよね。この世界初の腐男子‥‥うふ。・・・いや、だめだ‥‥それだとジンがあらぬ疑いをかけられて本当にそっち系の人に狙われかねないな‥‥そしたら、やっぱり顔出しNGで自分で‥‥?うーーん。とりあえず!フィン様用の爽やかスポーツ未来捏造系で書きますか!よし!」

 ・
 ・
 ・


 チュンチュン

「やばい、もう朝!!??」

 昨日は、あれからノートにフィン様に渡すように書いていた筈の小説が、最初に思っていた四角関係のBのLとなっていつの間にか‥‥ほんとうに、いつの間にか、書き記されていました。うん。どうしてそうなったんでしょう。

 肝心のフィン様への小説は1行しか書けませんでした。うぅ。

 とりあえず、私は学園に行く準備をして、しっかりと徹夜で書き仕上げた小説のノートをリリに見せるためにカバンに入れて、学園へ向かいました。


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