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第2章この度、学生になりました。
40*どっちも好みで困るんです。
しおりを挟む「・・・ん~っ、良く寝たぁ~~。ふぁぁ~あ。」
私は目が覚めると、一度思いっきり体を伸ばして頭をすっきりさせます。
一通り頭が冴えてきて周りをよく見たら見知らぬ部屋のベットに寝かされていました。
「えー・・・ここはどこ?」
汚いとも綺麗とも言えない、いたって普通の部屋です。ちゃんと布団をかけられていた当たり、なんだか丁寧に扱ってくれたかなって感じがします。
部屋は薄暗く、いったい何時間寝ていたのかわからないですが、体感的にはすごくすっきりしているので結構長く寝ていたのかもしれません。
まぁ、多分とっくに学校が終わっているかもしれないですね。・・・故意にさぼったわけではないですよ?いや、確かに一度意識が浮上したのは事実ですが、起きれなかったのでわざと寝ていたわけではありません・・・よ?
「えーっと、ちょっと待って?確か、先生にスタンプ貰って・・・あ、その後に男の人が三人くらい出てきて・・・何か肩にチクって・・・」
はっと思い出して、肩を擦ってみましたが特に痛みもなく、出来物も出来ていません。よかった。あの感じは、多分前にフィン様が使われた吹き矢ですかね?薬は違うかもしれませんが…気をつけないとですね。
それにしても、制服もちゃんと着ているし、多分、何もされてはないみたいです。そのことに心底安心しつつ、辺りを見渡します。
窓枠は一枚の大きな木で外が見えない様に塞がれていて、外の光も見えません。なのでもしかしたら、もう夜なのかもしれないです。
この部屋に唯一ある、扉の近くにそーっと近づくと、外に人が居るのか、微かに話し声が聞こえてきました。その声を必死に拾おうと机の上に置いてあったコップに耳を合ってて盗み聞きします。・・・だって、情報収集は大切でしょう?趣味悪いとか言ってらんないじゃないですか!
「まだ、起きないんですかね?あのお嬢さんは・・・。まさか、死んでる・・・とかじゃないですよね?」
「物騒な事言うなよ。さっき部屋を覗いた時もまだ爆睡していたから、多分生きてるだろ。・・・あの睡眠薬、どんだけ強いの使ったんだって話だよな?はぁ。」
私が刺された薬は睡眠薬だったようです。副作用とか無いと良いですけど…。話し方的に、二人ともあの、うさん臭い敬語を使う人ではないようです。じゃあ、あの人の後ろにいた二人って事ですかね。貴族には見えなかったので町のごろつきって感じでしょうか。あの2人なら制圧できますかね?うーん。
「こんなことして・・・大丈夫なんですか?」
「なにがだよ。」
「いや・・・。だってあのお嬢さん、第二王子のお気に入りなんですよね?もしも捕まったりしたら・・・。」
そこまで知っててなんで協力しちゃいましたかね?同情の余地は無いけど、もっと自分の行動は責任持てるものにしないとですよ?
「・・・まぁ、ただではすまねぇかもな。でも、もし捕まりそうになったとしても、お前は俺が必ず逃がしてやるから。そこは安心しろ。」
え・・・?
「そっ、そんなの絶対だめですよ!?兄貴!!」
あ、兄貴!?
「・・・お前は俺に巻き込まれただけだ。だから・・・・」
「それでも!!!俺は絶対、兄貴と最後まで一緒にいます!!俺は、・・・っ」
え、え、え???なに兄弟?幼いころに両親無くして、兄貴に育てられた的な?それで、兄貴が自分を食べさせるために変な儲け話に乗っちゃって、それを止めるために弟も加担した的な??
なのにお兄ちゃんは自分だけを守ると言うから感極まっちゃった的な!?え、これ、両片想いの切ないヤツじゃない!?でも、この感じって、弟君がお兄ちゃんに執着してるよね!?ってことはさ・・・・
ヤンデレ激重感情持ちの弟→→→←チョロ兄ちゃん
の感じかな???え、それって、結構控えめに言って最高では??
激重系のヤンデレもすきだけど、やりすぎるとお兄ちゃん壊れちゃうのも嫌だから我慢してる感じもよし。本当はダメって思ってるけど、だけど!!弟に求められると体が正直になっちゃって最後の方はむしろ挿入てほしくてぐずぐず泣きながらおねだりしちゃうのもよし。
いやあーあれですよね。のんけをその気にさせれるのは本当の愛だけだから。それがまたいいよね。メスになり果てる感じもいいよね。いやだって言っても最後は・・・的な?涙無しでは見れないラブストーリー的な?きゃーーっ!!
あ、それとも、舎弟関係なのかな?
ハイスペ舎弟×生活力なし懐大きめ兄貴って感じ???
昔、行き倒れてた時に拾ってくれた恩的なのがあるような感じの関係!?
三日三晩三途の川を彷徨ってたけど、起きたら知らないベッドに寝かされてて、「あ、起きたか。」とかいいながらお水持ってきて来れて、少しは食えよっておかゆとか作ってくれたりしてさ。
そんで、なんとなく流れで一緒に住むようになって、警戒心の塊だった舎弟君が心開きだしたりしてさ?それに、意外と生活能力ないし天然無自覚タラシな兄貴だから、俺がいないと何も出来ねぇのな。とか言いながら頼られるのがうれしくって、この気持ちは尊敬する気持ちの敬愛や親愛なのか、それとも俺は兄貴の事・・・。って悩みだしちゃったりしてさ。ある日、兄貴がべろんべろんに酔って帰ってきて、服からは知らない香水の匂いつけて帰ってきたもんだから余計にモヤモヤするのに、着替えさせろとか水のましてとか甘えてこられて、あげくに「ありがとな。俺にはお前が一番だよ。」とかへにゃっとした笑みで言われて思わず理性飛んで、ふかぁいキスしちゃって、「やばい、やめないと・・・」って思いつつ、酔って潤んだ目や赤くなった頬やとろんとした兄貴の顔見てたら理性吹っ飛んじゃったりして・・・。
なけなしの理性かき集めた結果、その日は兄貴の後ろを少し弄っていいとこ見つけてイカして、最後は兜合わせしてイッたあと寝落ちた兄貴を見て理性落ち着けて、片付けして隣で寝る舎弟君・・・!その次の日は、もちろん兄貴は夢見がちにだけどちゃんと覚えてて、舎弟君とのエチエチな夢見た罪悪感とか湧いちゃって、その日から意識しまくって悩んであげくに飲み歩いてたら、町はずれのバーでこの誘拐の話を持ち掛けられて・・・って感じかな?
え、ってことは、ちゃんと最後までできるか、この二人がハッピーエンドになるかどうかは私にかかってるって事?え、絶対兄貴も舎弟君好きじゃん!でも、年上ゆえに、「俺は男だし・・・もっと若くていい女はいっぱいいる」とかいって身を引こうとしてる感じ!?え、やだ!ふたりで幸せになって!?
あぁ~いいよね、年下に振り回される感じ。
年上受けって、本当、いいよね。ぎゅーんってくるものがあるよ。
駄目なのに・・・って言いながらすると、すごくいいよね。
年上の受けが、「あ”っだめ、いま、イッてる、からっ!動かな・・・あぁ!!」とか、「ダメって言ったのにぃ・・・」とかのセリフも好き。泣きながら言って来れたらなお良き。うん。性癖ですぎた。これは、今度リリと話そう、とにかく、今は・・・妄想は此処までにしないとっ!!!じゃないと止まらなくなる!!
「うーん。どうしたら二人で幸せになれるかな・・・?やっぱり、今回の事がなかったことになればお咎めも無しだよね?それが一番平和的解決だけど・・・。」
あの、ボス的な人は誰かにまた雇われた感じだったからなぁ。そこまでは掴めるかなぁ?うーん。
「まぁ、でもとりあえずここを出るのが先決よね。」
私はそう思って久々に創造魔法を使って長めの警棒型のスタンガンを出します。
これなら、護身術で習ってた剣としても使いやすいし、何よりしびれて倒れるだけで死人は出ないですしね。
一応、ディナンに連絡を入れようとしましたが、耳のピアス型の連絡石が取られていて出来ませんでした。それに、小さい頃ディナンとジョーとお揃いで作った結晶石のブレスレットも取られています。・・・絶対返してもらわないと。アレは私のお守りであり、宝物なので万が一無くしてたらいくら尊い兄弟愛だとしても容赦できません。
しかし、幸いにもレイ兄様が作ってくれた腕時計型の結晶石入れは無事でした。まぁ、見た目はただの腕時計ですからね。それに、バングルの方も私の魔力がないと取れないようにしてくれているので取ろうとしても取れなかったんでしょうね。あ、時間を見たら今はまだ学校が終わった直後くらいのようです。よかった。でも、お昼ご飯は食べ損ねてしまったのでお腹が減りました。
私がどうするべきか悩んでいると、コツコツコツと私のいる部屋に誰かが近づいてきますした。その音に気が付いて、私は急いでベッドに戻り、警棒を隠して寝たふりをします。
ガチャ・・・
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