婚約者と幼馴染が浮気をしていたので、チクチク攻撃しながら反撃することにしました

柚木ゆず

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第4・5話 カーラに届いていた、エドゥアルからの手紙 俯瞰視点

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「カーラ、お前に手紙が届いているぞ。学舎時代の級友、カラブ・エタナルさんからだ」
「お父様、ありがとうございます。最近、カラブさんと話に花が咲いていますの」

 ソフィーがオグタル邸を訪ねる、1日前の事でした。飾り気のない手紙が届き、カーラは自室にて顔を綻ばせながらソレを開きました。
 カラブ・エタナル。それは、エドゥアル・ラインの偽名。この交際は家族にも内緒にしているため、『カーラ愛しているLOVE』『永遠にエターナル』を合わせたものを使用していたのです。

「うふふ、ふふふふふ。今日はどんな言葉が書かれているのかしら。わたくしへの愛? それとも、ソフィーの悪口? それともそれとも、両方が――んなっ!?」

 嬉々としていた彼女は、便箋に目を落とすや絶句します。
 そこに予想通り愛の言葉やソフィーへの悪口があったのですが、もう一つ、昨日起きた出来事が記されていました。手紙の2枚目には、腹痛が生じた経緯やソフィーへの怒りの文字が並んでいたのです。

「アイツのせいで、そんなことが……っ。ええ、ええ……っ。ええ……っっ。エドゥがそうしたがるのは当然ですわっ!」

 2枚目の終盤にあった、『許せない。すぐに復讐をしたい』『それ以上の目に遭わせてやりたい』『ちょうど明日会う予定のカーラに、手伝って欲しい』。それらに対して何度も何度も頷きを返し、彼女は同封されていた薬包紙を手に取りました。

「………………なるほど。これを飲み物に混ぜて、飲ませればいいのね」

 その粉末は、とあるキノコを乾燥させて作ったもの。強い幻覚作用――自分の苦手なものに囲まれるという幻覚を見せる作用のある、粉でした。

「これを飲み込んだら……2~3分で、効果が表れて……。しばらく苦しんだ後、ショックで失神する」

 その後は目を覚ましたソフィーに『お喋りをしていたらウトウトし始めて、眠ってしまった』『悪夢を見たのよ』と伝えて家に帰し、そのさまをしっかりと観察してエドゥアルに手紙で伝える。
 それらが彼が立て作戦で、彼を愛する彼女は、迷わず協力を決めました。

「エドゥも言っているように、故意かそうじゃないかは関係ない。わたくしの愛する人を傷付けた代償、しっかり払ってもらうわよぉ」

 そうして、翌日。カーラは適当に理由付けをしてソフィーを書斎へと向かわせ、ソフィーが飲むカップに粉末を入れたのでした。






 突然すみません。お知らせになります。

 本日はお話の構成上文字数が少々少なめとなってしまいましたので、もう1話投稿をさせていただきます。
 そちらはいつも投稿させていただいている時間、午前9時50分を予定しております。

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