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第6話 気が付いたら ロマーヌ視点(2)
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「さぁて。わたくしがここからこの体勢で転げ落ちたら、罪の捏造が完成しますわ」
やっぱりぃそうだったぁ!!
わたくしはっ、階段から落下する準備を始めてしまった!!
((やっ、やめなさい!! 止まりなさい!! やめなさい!!))
あの転落は想像していた以上に激しくて、『もう二度とやりたくない』と思うくらいに痛かった! だから必死になって止めようとするけれど、身体が言うことを聞いてくれない!!
((やめ! やめなさい‼ そちらに動いては駄目‼ 止まって‼ 今すぐ早く止まりなさい‼))
どんなに叫んでも……。我武者羅に動かそうとしても……。口も手足もまったく動かなくって、うわああああああああ!
身体が傾き始めてしまったぁぁぁあああ!!
「だから、会話はもう終わり。……貴方のせいで実際に痛い思いをするのは腹立たしいけれど、一石二鳥なのだからよしとしましょうか」
全然一石二鳥じゃないのに!! あの男っ、ジョルジュは常識が通用しない化け物で‼ あんなことになって何もかも台無しになってっ、そんなことをやっても損しかしないのにっ!!
わたくしはっ、嬉々として倒れていって――
「きゃあああああああああああああああああああああああ!?」((ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!))
転がり落ちて、全身を強打。また、あの猛烈な痛みに襲われてしまった……!!
((ぁぁぁぁぁ……。なっ、なにもかもがぁ! さっきと同じっ! どうしてぇ!? どうしてこんなことになってるの――………………))
床に転がった状態で混乱していたわたくしは、おもわず固まってしまった。
な……。なんで――
やっぱりぃそうだったぁ!!
わたくしはっ、階段から落下する準備を始めてしまった!!
((やっ、やめなさい!! 止まりなさい!! やめなさい!!))
あの転落は想像していた以上に激しくて、『もう二度とやりたくない』と思うくらいに痛かった! だから必死になって止めようとするけれど、身体が言うことを聞いてくれない!!
((やめ! やめなさい‼ そちらに動いては駄目‼ 止まって‼ 今すぐ早く止まりなさい‼))
どんなに叫んでも……。我武者羅に動かそうとしても……。口も手足もまったく動かなくって、うわああああああああ!
身体が傾き始めてしまったぁぁぁあああ!!
「だから、会話はもう終わり。……貴方のせいで実際に痛い思いをするのは腹立たしいけれど、一石二鳥なのだからよしとしましょうか」
全然一石二鳥じゃないのに!! あの男っ、ジョルジュは常識が通用しない化け物で‼ あんなことになって何もかも台無しになってっ、そんなことをやっても損しかしないのにっ!!
わたくしはっ、嬉々として倒れていって――
「きゃあああああああああああああああああああああああ!?」((ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!))
転がり落ちて、全身を強打。また、あの猛烈な痛みに襲われてしまった……!!
((ぁぁぁぁぁ……。なっ、なにもかもがぁ! さっきと同じっ! どうしてぇ!? どうしてこんなことになってるの――………………))
床に転がった状態で混乱していたわたくしは、おもわず固まってしまった。
な……。なんで――
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