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第7話 ミーア姉さん エタン視点(4)
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「そ、んな……。こんなことが、あるなんて……」
やっと、会えると思っていたのに……。偶然いたのは、偽者――俺を散々苦しめた、忌々しい偽者だった……。
「なんで、だよ……。なんで俺が居るところにいるんだよ……!?」
この世界――この国にはごまんと街があって、この街だってかなりの広さがるのに……。どうして同じタイミングで同じポイントにいるんだよ……!
「貴様! なぜここにいるんだ!!」
「……貴方は、エタン様、なのですね。お久しぶりです。わたしは――」
「だから喋るなと言っただろうが!! 文字で喋れ!!」
「…………そちらが尋ねたのに、相変わらず身勝手ですね。仕方ありません。周りの方のご迷惑になりますし、合わせましょう」
ヤツは間に入ろうとしていた5人の護衛を止め、隣にいた女からメモ帳とペンを受け取った。
《友人がこの街でお店を開くことになり、オープン前にお邪魔させてもらうところだったのですよ》
そういえばさっき、店がうんたらと聞こえてきていた。
くそっ。なんてタイミングなんだ……!
「お前がベラベラ喋りながら歩くせいでっ、ミーア姉さんと間違えてしまったじゃないかっ! この街には俺がいるんだ! 今すぐこの街から消えろ!!」
《友人のお店を訪ねている、と言いましたよね? 約束があるんです。そちらが済むまで消えるわけにはいきませんよ》
「黙れ!! 俺の命令が聞けないのか!!」
《あの頃とは違うのですよ。貴方の言葉に従うつもりはありません》
!!!!!!!!!!!!
こいつ……!
「……貴様はいつもいつも、俺を苦しめ怒らせる……! どこまで不愉快にすれば気が済むんだ……!」
《その台詞、そっくりそのままお返しします。わたしも貴方と婚約してから解消されるまでの2年間、様々な辛い思いをしましたし、お父様やレニアも同様の思いをし続けました》
「それがどうした! 立場が下の者が従うのは当然だ!!」
《そうですか。でしたら、わたしの言葉に従ってください。貴方は罪を犯した者、誰よりもそれこそ『下』なのですからね》
「ふざけるなあ!! あれはなあっ、濡れ衣だ!! 誰かの陰謀なんだ!! 俺は何もしちゃいない!! 可哀そうな被害者なんだ!!」
《そうでしょうか? 自業自得だと思いますよ》
ぷつん
自業自得――。その文字を見た瞬間、頭の中で何かが『キレ』た。
「きさまぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
護身用に拾ったナイフを無意識的に取り出し、無意識的に地面を蹴っていた。そうして俺はっ、クズ女へと突進していって――
「どこまでも愚かな男だな」
――っっ!? 突然両サイドから帯剣した屈強な男が現れ、俺は一瞬にして組み伏せられてしまったのだった。
「な、なん、だ……!? 誰だ、貴様は……!?」
いつの間にかシャルリーの横に、長身の男が立っていた。
こいつは、いったい……!?
やっと、会えると思っていたのに……。偶然いたのは、偽者――俺を散々苦しめた、忌々しい偽者だった……。
「なんで、だよ……。なんで俺が居るところにいるんだよ……!?」
この世界――この国にはごまんと街があって、この街だってかなりの広さがるのに……。どうして同じタイミングで同じポイントにいるんだよ……!
「貴様! なぜここにいるんだ!!」
「……貴方は、エタン様、なのですね。お久しぶりです。わたしは――」
「だから喋るなと言っただろうが!! 文字で喋れ!!」
「…………そちらが尋ねたのに、相変わらず身勝手ですね。仕方ありません。周りの方のご迷惑になりますし、合わせましょう」
ヤツは間に入ろうとしていた5人の護衛を止め、隣にいた女からメモ帳とペンを受け取った。
《友人がこの街でお店を開くことになり、オープン前にお邪魔させてもらうところだったのですよ》
そういえばさっき、店がうんたらと聞こえてきていた。
くそっ。なんてタイミングなんだ……!
「お前がベラベラ喋りながら歩くせいでっ、ミーア姉さんと間違えてしまったじゃないかっ! この街には俺がいるんだ! 今すぐこの街から消えろ!!」
《友人のお店を訪ねている、と言いましたよね? 約束があるんです。そちらが済むまで消えるわけにはいきませんよ》
「黙れ!! 俺の命令が聞けないのか!!」
《あの頃とは違うのですよ。貴方の言葉に従うつもりはありません》
!!!!!!!!!!!!
こいつ……!
「……貴様はいつもいつも、俺を苦しめ怒らせる……! どこまで不愉快にすれば気が済むんだ……!」
《その台詞、そっくりそのままお返しします。わたしも貴方と婚約してから解消されるまでの2年間、様々な辛い思いをしましたし、お父様やレニアも同様の思いをし続けました》
「それがどうした! 立場が下の者が従うのは当然だ!!」
《そうですか。でしたら、わたしの言葉に従ってください。貴方は罪を犯した者、誰よりもそれこそ『下』なのですからね》
「ふざけるなあ!! あれはなあっ、濡れ衣だ!! 誰かの陰謀なんだ!! 俺は何もしちゃいない!! 可哀そうな被害者なんだ!!」
《そうでしょうか? 自業自得だと思いますよ》
ぷつん
自業自得――。その文字を見た瞬間、頭の中で何かが『キレ』た。
「きさまぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
護身用に拾ったナイフを無意識的に取り出し、無意識的に地面を蹴っていた。そうして俺はっ、クズ女へと突進していって――
「どこまでも愚かな男だな」
――っっ!? 突然両サイドから帯剣した屈強な男が現れ、俺は一瞬にして組み伏せられてしまったのだった。
「な、なん、だ……!? 誰だ、貴様は……!?」
いつの間にかシャルリーの横に、長身の男が立っていた。
こいつは、いったい……!?
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