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エピローグ とあるお話と、 俯瞰視点
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この国にはかつて、不思議な夫婦がおりました。
一体何が不思議なのかというと、なんと! その2人には前世の記憶があり、その時も同じく夫婦だったのです。
《生まれ変わったら記憶がなくなっていて、お互い近くに住んではいないかもしれない。でも、たとえそうだったとしても。どんな障害があっても乗り越えて、必ずやその手を握り締めにいくから。次こそは最後まで君を守るから、待っていておくれ》
かつて2人はそういった約束を行い、いくつもの障害を乗り越え実現させたそうなのです。
そうしてその夫婦は2度目の結婚を行い、一緒に旅行をしたり――。オペラとローズティーを仲良く味わったり――。再び商会を設立したり――。3人の子どもに恵まれ、仲良く育てたり――。
領地内外で有名となるほどに、それはそれは幸せな人生を過ごしたそうです。
こうして不思議な夫婦のお話は、お仕舞――とは、なりませんでした。
不思議な夫婦の不思議は、一つだけではありません。なんと! その夫婦は老衰が原因であるにも関わらず、まったく同じタイミングでこの世を去ったのでした。
そしてそんな2人を看取った3人の子どもと9人の孫たちによると、
「ダヴィッド様。一度奇跡を経験して、我が儘になってしまったようです」
「僕もだよ、アンナ。また二人で過ごしたいと、思っているよ」
「ふふ。おんなじ、でしたね。……ダヴィッド様。また、迎えに来てくださりませんか?」
「もちろんだよ。今度は、一度も躓かない。真っすぐ貴方を迎えにゆくよ」
その夫婦はそんな言葉を交わしながら、穏やかに旅立ったそうなのです。
果たしてその夫婦は、再び再会できたのでしょうか?
再会できていると、いいですね。
〇〇
「ねえ、見て見て。今日お父様と立ち寄った古書店で、こんなものを見つけたの」
「へぇ。100年前に、こんな本が出てたんだ。……なんだか恥ずかしいね」
「ふふっ、そうだね。自分達のことがお話になってるだなんて、とっても不思議な気分」
一体何が不思議なのかというと、なんと! その2人には前世の記憶があり、その時も同じく夫婦だったのです。
《生まれ変わったら記憶がなくなっていて、お互い近くに住んではいないかもしれない。でも、たとえそうだったとしても。どんな障害があっても乗り越えて、必ずやその手を握り締めにいくから。次こそは最後まで君を守るから、待っていておくれ》
かつて2人はそういった約束を行い、いくつもの障害を乗り越え実現させたそうなのです。
そうしてその夫婦は2度目の結婚を行い、一緒に旅行をしたり――。オペラとローズティーを仲良く味わったり――。再び商会を設立したり――。3人の子どもに恵まれ、仲良く育てたり――。
領地内外で有名となるほどに、それはそれは幸せな人生を過ごしたそうです。
こうして不思議な夫婦のお話は、お仕舞――とは、なりませんでした。
不思議な夫婦の不思議は、一つだけではありません。なんと! その夫婦は老衰が原因であるにも関わらず、まったく同じタイミングでこの世を去ったのでした。
そしてそんな2人を看取った3人の子どもと9人の孫たちによると、
「ダヴィッド様。一度奇跡を経験して、我が儘になってしまったようです」
「僕もだよ、アンナ。また二人で過ごしたいと、思っているよ」
「ふふ。おんなじ、でしたね。……ダヴィッド様。また、迎えに来てくださりませんか?」
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果たしてその夫婦は、再び再会できたのでしょうか?
再会できていると、いいですね。
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「へぇ。100年前に、こんな本が出てたんだ。……なんだか恥ずかしいね」
「ふふっ、そうだね。自分達のことがお話になってるだなんて、とっても不思議な気分」
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だとしたら、日本語がんばってますね。
でも、ちょっと変なので直したほうがいいですよ。
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ロマニも、アニーも。そう、なのですよね。
手紙、で失敗してしまって。再び、こういったこととなってしまいました。
それに対してダヴィッドたちは、よい繰り返しができて。今も、その先も、幸せな未来へとたどり着きました……っ。
弓はあと様。
最後まで読んでくださり、本当に、ありがとうございました。
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筋肉は正義様。
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