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第1話 嘘だった妹~作戦は順調に始まっ――え……?~ ニノン視点(3)
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「…………なにも、聞こえないね。憑依されてはいないようだ」
ガーデンテーブルに突っ伏していたら、そんなお声が聞こえてきた。
そ、そうなの……。わたしには、何も憑いてないの……。原因は、別のところにあるの……。だから付きっ切りで護って、幸せな時間を作ってください…………。
「じゃ、じゃあ、次の――うぶ……!? ご、ごめんなさい……。ちょっとだけ待ってくださぃ……」
次のことに移ろうとしたら、あの液体が口から出てきそうになった。なのでその場で横たわって、5分くらいあとにようやく復活しました……。
「つらい思いをさせて、すまないね。もう大丈夫かい?」
「は、はい。どうにか、大丈夫です。…………憑りつかれていないってことは……。悪さをしてる存在がどこにいるのか、分からないんですよね? わたし怖い……っ」
震えるお芝居をしながら、サンティラス様にぎゅっと抱き付く。
ふふふふふっ、やっと始まった~っ。ここからドンドン、幸せになってくよ~っ!
「なので、とっても不安で……。サンティラス様、わたしのお傍にいてください……っ」
お胸に顔を埋めたあと、うるうる目で弱弱しく見上げる。
これがわたしの得意技、『可愛い小動物からのお願い』。子ウサギな可愛い子が、こんなにもキュートな姿でお願いしてるんだもん。だから、今までの成功率は100%っ。みんなが保護欲を掻き立てられて、聞いてくれるんだよね~。
「ああ、勿論だよ。運よく、数日間は予定が何も入っていないからね。この件が解決するまで、二十四時間体制で君を護ると約束しよう」
っっ、ほらね~っ。やったぁっ。作戦通りっ。
数日間予定が空いてるのは知ってたけど、それでも、付きっ切りになるのは難しいよね? でもでもっ。サンティラス様の優しさと私の『うるうる』が合わさって、ずっと居てもらえることになりました……っ。
「クリストフ様。お時間を割く事になってしまい、申し訳ございません」
「アネットが気に病む問題ではないよ。それにニノンは、もうすぐ義妹になる大切な人だ。そんな子を助けられるのは、嬉しいことさ」
ちっちっち、違いますよ~サンティラス様っ。ここにいるのは、もうすぐ婚約者になる人なんですよ~っ。
((これから貴方はわたしに触れて、変わってゆくんです))
今はまだ気付いていない、ニノン・ニテアの魅力。それを2人きりでたっぷり、感じてもらいますからねっ。
楽しみに、しておいてくださいね――
「では、そろそろ次の工程に移るとしようか。僕はこれから、5~6時間程度独りで『あること』を行う。それが終わるまでニノンは念のために、アネットと共に君の自室で待機していてくれ」
――え……?
わたし……。お姉ちゃんと2人きりになるの……⁉
ガーデンテーブルに突っ伏していたら、そんなお声が聞こえてきた。
そ、そうなの……。わたしには、何も憑いてないの……。原因は、別のところにあるの……。だから付きっ切りで護って、幸せな時間を作ってください…………。
「じゃ、じゃあ、次の――うぶ……!? ご、ごめんなさい……。ちょっとだけ待ってくださぃ……」
次のことに移ろうとしたら、あの液体が口から出てきそうになった。なのでその場で横たわって、5分くらいあとにようやく復活しました……。
「つらい思いをさせて、すまないね。もう大丈夫かい?」
「は、はい。どうにか、大丈夫です。…………憑りつかれていないってことは……。悪さをしてる存在がどこにいるのか、分からないんですよね? わたし怖い……っ」
震えるお芝居をしながら、サンティラス様にぎゅっと抱き付く。
ふふふふふっ、やっと始まった~っ。ここからドンドン、幸せになってくよ~っ!
「なので、とっても不安で……。サンティラス様、わたしのお傍にいてください……っ」
お胸に顔を埋めたあと、うるうる目で弱弱しく見上げる。
これがわたしの得意技、『可愛い小動物からのお願い』。子ウサギな可愛い子が、こんなにもキュートな姿でお願いしてるんだもん。だから、今までの成功率は100%っ。みんなが保護欲を掻き立てられて、聞いてくれるんだよね~。
「ああ、勿論だよ。運よく、数日間は予定が何も入っていないからね。この件が解決するまで、二十四時間体制で君を護ると約束しよう」
っっ、ほらね~っ。やったぁっ。作戦通りっ。
数日間予定が空いてるのは知ってたけど、それでも、付きっ切りになるのは難しいよね? でもでもっ。サンティラス様の優しさと私の『うるうる』が合わさって、ずっと居てもらえることになりました……っ。
「クリストフ様。お時間を割く事になってしまい、申し訳ございません」
「アネットが気に病む問題ではないよ。それにニノンは、もうすぐ義妹になる大切な人だ。そんな子を助けられるのは、嬉しいことさ」
ちっちっち、違いますよ~サンティラス様っ。ここにいるのは、もうすぐ婚約者になる人なんですよ~っ。
((これから貴方はわたしに触れて、変わってゆくんです))
今はまだ気付いていない、ニノン・ニテアの魅力。それを2人きりでたっぷり、感じてもらいますからねっ。
楽しみに、しておいてくださいね――
「では、そろそろ次の工程に移るとしようか。僕はこれから、5~6時間程度独りで『あること』を行う。それが終わるまでニノンは念のために、アネットと共に君の自室で待機していてくれ」
――え……?
わたし……。お姉ちゃんと2人きりになるの……⁉
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