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第1話 嘘だった妹~作戦は順調に始まっ――え……?~ ニノン視点(4)
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「どっ、どうしてお姉ちゃんとなんですか……!? 5~6時間も、サンティラス様はなにをされるんですか……!?」
二十四時間体制で護るよ宣言が出た後の、2人で待機の指示。だからあっという間に頭の中がハテナマークだらけになって、わたしは何度も目をパチパチさせた。
「ニノン。おかしなことが起きるのは浴室と君の部屋だけであり、家族や侍女、使用人には一切トラブルがない。そして異常の発生は、君が独りで居る時だけなんだよね?」
「は、はい。そう、です。お父様達やニノンの侍女が居てくれる時は、なにも起きてません」
「となれば、それぞれの場所に霊が住みついている可能性が高い。ニノンは霊感を人より多く有していて、君だけが体感できている。そしてそうであるが故に霊が興味を持ち、独りのタイミングを狙って何かしらの干渉を行ってきている。その可能性が高いんだよ」
憑依がなかったのだから、そう考えるべきだ――。サンティラス様はわたしと空になったボトルを交互に見て、そう仰った。
た、確かに。霊がいるとしたら、そうなっちゃいますね。
「そこで次は、対象の場所の除霊を行おうと思うんだ。そして生憎とソレ用の薬は手元になく、ニテア邸で材料と道具をお借りして、調合する必要がある。その時間が3~4時間と、それを用いた浴室の除霊作業に1~2時間。合わせて5~6時間、必要なのさ」
「で、でしたらっ、わたしをご一緒させてくださいっ。霊感のある方に居ていただいた方が心強いですしっ、お手伝いもしたいですしっ」
お姉ちゃんと2人きりだなんて、嫌っ。わたしはサンティラス様と2人きりがいいのっ。
こう見えてわたしは勉強もできて、優秀なんだもんっ。最高の助手になりますよっ。
「いや、これは独りで行うべきなんだよ。不慣れな者は耐えられないだろうし、君の苦しみは出来る限り少ない方がいい」
「そっ、そんなことありませんよっ。不慣れでも耐えてみせますしっ、わたしの苦しみだって――え……? 苦しみ……?」
苦しみ!? わたしっ、苦しんじゃうの!?
「ああ、そうなんだよ。ただ、そこまで酷いものではないから安心して欲しい。友人曰く、先ほどのドリンクの1・3倍ほどキツイ程度だからね」
「………………。そ、そうなんですね。あはははははははは」
どんな感覚してるの!? あの1・3倍って相当だよっ!?
大きな声でそう叫びたいけど、解決を望んでいるって設定なんだもん。文句も、中止も、言えない……。
「聖職者でさえ退治も感知でもできないのだから、強めのものが必要なんだよ。その先に待っているのは、平穏な日常。辛抱して欲しい」
「わ、分かりました。お、お願いししますね。お、大人しく待ってますね。ははははは」
そうしてわたしはサンティラス様と別れて、お姉ちゃんを連れて自分の部屋に入った。
そし、て……。
((5~6時間後の、苦しみ……。何があるの……⁉))
心の中で、頭を抱えたのでした…………。
二十四時間体制で護るよ宣言が出た後の、2人で待機の指示。だからあっという間に頭の中がハテナマークだらけになって、わたしは何度も目をパチパチさせた。
「ニノン。おかしなことが起きるのは浴室と君の部屋だけであり、家族や侍女、使用人には一切トラブルがない。そして異常の発生は、君が独りで居る時だけなんだよね?」
「は、はい。そう、です。お父様達やニノンの侍女が居てくれる時は、なにも起きてません」
「となれば、それぞれの場所に霊が住みついている可能性が高い。ニノンは霊感を人より多く有していて、君だけが体感できている。そしてそうであるが故に霊が興味を持ち、独りのタイミングを狙って何かしらの干渉を行ってきている。その可能性が高いんだよ」
憑依がなかったのだから、そう考えるべきだ――。サンティラス様はわたしと空になったボトルを交互に見て、そう仰った。
た、確かに。霊がいるとしたら、そうなっちゃいますね。
「そこで次は、対象の場所の除霊を行おうと思うんだ。そして生憎とソレ用の薬は手元になく、ニテア邸で材料と道具をお借りして、調合する必要がある。その時間が3~4時間と、それを用いた浴室の除霊作業に1~2時間。合わせて5~6時間、必要なのさ」
「で、でしたらっ、わたしをご一緒させてくださいっ。霊感のある方に居ていただいた方が心強いですしっ、お手伝いもしたいですしっ」
お姉ちゃんと2人きりだなんて、嫌っ。わたしはサンティラス様と2人きりがいいのっ。
こう見えてわたしは勉強もできて、優秀なんだもんっ。最高の助手になりますよっ。
「いや、これは独りで行うべきなんだよ。不慣れな者は耐えられないだろうし、君の苦しみは出来る限り少ない方がいい」
「そっ、そんなことありませんよっ。不慣れでも耐えてみせますしっ、わたしの苦しみだって――え……? 苦しみ……?」
苦しみ!? わたしっ、苦しんじゃうの!?
「ああ、そうなんだよ。ただ、そこまで酷いものではないから安心して欲しい。友人曰く、先ほどのドリンクの1・3倍ほどキツイ程度だからね」
「………………。そ、そうなんですね。あはははははははは」
どんな感覚してるの!? あの1・3倍って相当だよっ!?
大きな声でそう叫びたいけど、解決を望んでいるって設定なんだもん。文句も、中止も、言えない……。
「聖職者でさえ退治も感知でもできないのだから、強めのものが必要なんだよ。その先に待っているのは、平穏な日常。辛抱して欲しい」
「わ、分かりました。お、お願いししますね。お、大人しく待ってますね。ははははは」
そうしてわたしはサンティラス様と別れて、お姉ちゃんを連れて自分の部屋に入った。
そし、て……。
((5~6時間後の、苦しみ……。何があるの……⁉))
心の中で、頭を抱えたのでした…………。
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