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第2話 妹を待つもの ニノン視点(1)
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「ぎぃやあああああああああああああああああ!?」
心の中で頭を抱え始めて、3時間くらい経った頃だと思う。突然邸内に、お父様の絶叫が響き渡った。
「なに……!? 今のなに……!? 何が起きたの……!?」
あの絶叫、この世のものとは思えない叫びだったよね!? 誰に何が起きたの!?
「おねえちゃんっ、大変だよ!! 見に行かなきゃっ!! 早く行こうよっ!!」
「駄目よニノン。ここに居て、とクリストフ様が仰られたでしょう? クリストフ様がいらっしゃるまでは、出てはいけないわ」
「でもっ! あの悲鳴だよ!? ただ事じゃないよ!? お父様は死んでるじゃないの!?」
地獄を味わったような声だった。多分あれ、死んでるよ!?
「いいえ、そんな悲劇は起きていないわ。恐らくは……。うっかり、クリストフ様がいるお部屋の扉を開けてしまったのでしょうね」
「開けてしまった? ね、ねえっ、お姉ちゃんは知ってるんだよねっ? サンティス様は、1階でお部屋に籠って何をしてるの!?」
扉を開けただけでああなるって、怖すぎるよ!
先に知っちゃうと不安な時間が続くから、聞かずにいたけど……っ。教えて……っ!
「ごめんなさい、ニノン。クリストフ様からの指示で、それは教えられないのよ」
「どうしてお姉ちゃん!? 指示って⁉ なんでなのっ!?」
「仮にこの部屋に地縛的な霊が居た場合、この会話を聞いて何かしらの対抗手段を取ってくるかもしれないのよ。そうしたら折角の用意が台無しになってしまうでしょう? 庭でなら可能だったけれど、今は不可能なのよ」
どこにも霊なんていないから、そんな心配は要らないんだけど……。そう伝えたら、作戦が失敗になっちゃう。なので仕方なく頷いて、サンティラス様が戻ってくるのを待つ。
((お父様の悲鳴……。すごかった、よね……))
((部屋を開けてしまっただけで、って……。もしかしたら、見たらマズイことになるものを作ってる……?))
((た、たぶん……。それをわたしは、意図的に、経験しないといけないんだよね……? どうなっちゃうの……!?))
泣きそうになりながら掛け時計を眺めて、長針が2周半くらいした頃。ノックの音が聞こえてきて、サンティラス様が入ってきた。
((きっ、来たっ。来ちゃったっ))
これから、何が……っ。待ってるの……!?
心の中で頭を抱え始めて、3時間くらい経った頃だと思う。突然邸内に、お父様の絶叫が響き渡った。
「なに……!? 今のなに……!? 何が起きたの……!?」
あの絶叫、この世のものとは思えない叫びだったよね!? 誰に何が起きたの!?
「おねえちゃんっ、大変だよ!! 見に行かなきゃっ!! 早く行こうよっ!!」
「駄目よニノン。ここに居て、とクリストフ様が仰られたでしょう? クリストフ様がいらっしゃるまでは、出てはいけないわ」
「でもっ! あの悲鳴だよ!? ただ事じゃないよ!? お父様は死んでるじゃないの!?」
地獄を味わったような声だった。多分あれ、死んでるよ!?
「いいえ、そんな悲劇は起きていないわ。恐らくは……。うっかり、クリストフ様がいるお部屋の扉を開けてしまったのでしょうね」
「開けてしまった? ね、ねえっ、お姉ちゃんは知ってるんだよねっ? サンティス様は、1階でお部屋に籠って何をしてるの!?」
扉を開けただけでああなるって、怖すぎるよ!
先に知っちゃうと不安な時間が続くから、聞かずにいたけど……っ。教えて……っ!
「ごめんなさい、ニノン。クリストフ様からの指示で、それは教えられないのよ」
「どうしてお姉ちゃん!? 指示って⁉ なんでなのっ!?」
「仮にこの部屋に地縛的な霊が居た場合、この会話を聞いて何かしらの対抗手段を取ってくるかもしれないのよ。そうしたら折角の用意が台無しになってしまうでしょう? 庭でなら可能だったけれど、今は不可能なのよ」
どこにも霊なんていないから、そんな心配は要らないんだけど……。そう伝えたら、作戦が失敗になっちゃう。なので仕方なく頷いて、サンティラス様が戻ってくるのを待つ。
((お父様の悲鳴……。すごかった、よね……))
((部屋を開けてしまっただけで、って……。もしかしたら、見たらマズイことになるものを作ってる……?))
((た、たぶん……。それをわたしは、意図的に、経験しないといけないんだよね……? どうなっちゃうの……!?))
泣きそうになりながら掛け時計を眺めて、長針が2周半くらいした頃。ノックの音が聞こえてきて、サンティラス様が入ってきた。
((きっ、来たっ。来ちゃったっ))
これから、何が……っ。待ってるの……!?
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