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エピローグ 俯瞰視点
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「ジュリエット。愛しているよ」
「テオ様。私も、愛しています……っ」
今日は2人の結婚式。丘の上にある教会ではジュリエットとテオが誓いのキスを交わし、新郎新婦の家族が座る席では――
「お姉様、テオ様……っ。ご結婚、おめでとうございます……‼」
妹・マリィが感動の涙を流し、割れんばかりの拍手を送っていました。
『マリィが「する」って言ってくれるまで、こうしてるよぉ……! ねえマリィ、約束してよ。約束してよぉ……!』
『ぁ、ぎ…………………………………』
数週間前に悪夢内で失神し、涙と鼻水塗れで目覚めたマリィ。心身ともにボロボロとなった彼女は、あのあと改心――であり、ジュリエットとテオに『忠誠』を誓うようになっていました。
『…………今のは、夢、だったけど……。怖かった……っ。怖かったですわ……っ』
『ひぃ……。ひぃぃぃ……っ。ひぃぃぃぃぃぃぃぃ……っ』
目が覚めてもあの恐怖は消えず、それどこかまるで、心を蝕んでいくよう。その記憶はいつまでも強く強く、マリィの中に残り続けました。毎晩、悪夢に脅(おびや)かされるようになってしまいました。
そのため、
『お姉様、テオ様、申し訳ございません……! わたくしはずっと、最低で最悪な事を企んでいましたのっ! どうぞご自由に罰してくださいまし‼』
あの悪夢と決別するべく全てを白状し、謝罪。悪事とは縁を切ると誓ったのでした。
そしてその際に、
『マリィが反省しているのなら、私はそれでいいよ。これからは、仲良くしようね』
『幸いジュリエットに被害はなかったし、君の行動で悪い芽が摘まれてもいる。それに何より、本人がそう言っているんだ。ならば、俺から言う事は何もないよ』
心の広い2人から許しを得て、その影響なのでしょうか――。その日の夜に見た夢の中に、ジュリエットとテオが登場。2人は偽の禍々しいテオからマリィを守りつつ颯爽と退治をし、そうして悪夢から解放されていました。
そのためマリィは『やっと、やっとあの悪夢が消えた……! お二人が、許してくださったおかげですわ……! テオ様お姉様、ありがとうございます……! ありがとうございます……‼』と感泣し、その時から異様な程に慕うようになっていたのでした。
「お姉様とテオ様が幸せそうで、わたくしも嬉しいですわ……! ……お姉様とテオ様の幸せは、わたくしの幸せですのもの。その笑顔が、幸せが……っ。生涯続くように、わたくしもお手伝いをさせていただきますわね……っっ」
2人の結婚後、マリィはスロス家所属の侍女――姉・ジュリエットの侍女として働く事が決まっています。
その理由は勿論、忠誠を誓っているから。
自分を悪夢から解き放ってくれた2人のために、自身の全てを捧げる決意をしているのです。
『マリィ……。お前はもう少し、自分のために生きてもいいんじゃないのか……?』
『ジュリエットもテオさんも、何度も確認していたわよ。本当に、それでいいの?』
『お父様お母様、これがわたくしの望む道ですわっ。それこそが、わたくしの喜びなのですわ……!』
周囲は困惑していましたが、本人がそう言うので仕方がありません。
長年悪事を企んでいた性悪妹、マリィ。彼女の人生は自身が犯した罪により、かなりおかしな事になってしまったのでした――。
「テオ様。私も、愛しています……っ」
今日は2人の結婚式。丘の上にある教会ではジュリエットとテオが誓いのキスを交わし、新郎新婦の家族が座る席では――
「お姉様、テオ様……っ。ご結婚、おめでとうございます……‼」
妹・マリィが感動の涙を流し、割れんばかりの拍手を送っていました。
『マリィが「する」って言ってくれるまで、こうしてるよぉ……! ねえマリィ、約束してよ。約束してよぉ……!』
『ぁ、ぎ…………………………………』
数週間前に悪夢内で失神し、涙と鼻水塗れで目覚めたマリィ。心身ともにボロボロとなった彼女は、あのあと改心――であり、ジュリエットとテオに『忠誠』を誓うようになっていました。
『…………今のは、夢、だったけど……。怖かった……っ。怖かったですわ……っ』
『ひぃ……。ひぃぃぃ……っ。ひぃぃぃぃぃぃぃぃ……っ』
目が覚めてもあの恐怖は消えず、それどこかまるで、心を蝕んでいくよう。その記憶はいつまでも強く強く、マリィの中に残り続けました。毎晩、悪夢に脅(おびや)かされるようになってしまいました。
そのため、
『お姉様、テオ様、申し訳ございません……! わたくしはずっと、最低で最悪な事を企んでいましたのっ! どうぞご自由に罰してくださいまし‼』
あの悪夢と決別するべく全てを白状し、謝罪。悪事とは縁を切ると誓ったのでした。
そしてその際に、
『マリィが反省しているのなら、私はそれでいいよ。これからは、仲良くしようね』
『幸いジュリエットに被害はなかったし、君の行動で悪い芽が摘まれてもいる。それに何より、本人がそう言っているんだ。ならば、俺から言う事は何もないよ』
心の広い2人から許しを得て、その影響なのでしょうか――。その日の夜に見た夢の中に、ジュリエットとテオが登場。2人は偽の禍々しいテオからマリィを守りつつ颯爽と退治をし、そうして悪夢から解放されていました。
そのためマリィは『やっと、やっとあの悪夢が消えた……! お二人が、許してくださったおかげですわ……! テオ様お姉様、ありがとうございます……! ありがとうございます……‼』と感泣し、その時から異様な程に慕うようになっていたのでした。
「お姉様とテオ様が幸せそうで、わたくしも嬉しいですわ……! ……お姉様とテオ様の幸せは、わたくしの幸せですのもの。その笑顔が、幸せが……っ。生涯続くように、わたくしもお手伝いをさせていただきますわね……っっ」
2人の結婚後、マリィはスロス家所属の侍女――姉・ジュリエットの侍女として働く事が決まっています。
その理由は勿論、忠誠を誓っているから。
自分を悪夢から解き放ってくれた2人のために、自身の全てを捧げる決意をしているのです。
『マリィ……。お前はもう少し、自分のために生きてもいいんじゃないのか……?』
『ジュリエットもテオさんも、何度も確認していたわよ。本当に、それでいいの?』
『お父様お母様、これがわたくしの望む道ですわっ。それこそが、わたくしの喜びなのですわ……!』
周囲は困惑していましたが、本人がそう言うので仕方がありません。
長年悪事を企んでいた性悪妹、マリィ。彼女の人生は自身が犯した罪により、かなりおかしな事になってしまったのでした――。
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