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第14話 その後・ルーカスside~ビアンカたちは~ 俯瞰視点(2)
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「いつもありがとうございます。本日も、よろしくお願いいたします」
孤児院長や、内外にいた孤児たち。大切な家族に見送られて、敷地内にある小さな建物に入ったビアンカ。彼女は開けていた扉を閉めると姿勢を正し、空間の中央にある魔法陣へ向け深々と頭を下げました。
星が幾重にも重なっている模様が描かれた、神聖な雰囲気を放つ直径10メートルの陣。
これは、祈りの陣。かつて世界で唯一隣国ザネラスエアルに存在し、現在はこの国ルーカスにのみに存在する、豊穣をもたらすもの。
孤児院の敷地内にあるこの建物は、豊穣の力を国中に届けるために設けられた、聖女ビアンカの新たな祈祷場所だったのです。
――ビアンカよ、済まなかった。迷惑をかけてしまったな――。
それは今から半年前の、指輪がビアンカのもとへと戻ってきたあの日。愚か者たちを祖国へと飛ばした神メレアーズは、心の中でビアンカと会話を行っていました。
――なにもできなかった詫びとして、そなたの希望をすべて叶えたいと思っているのだが……。すまない。それを実行してしまえば、人間界は崩壊してしまうのだ――。
――故にこの世界が耐えられる程度の願い、かつ、たった一つとなってしまうが、そなたの願いを叶えさせてもらおう――。
――それによって、幸せになってくれ――。
そうしてメレアーズはこのように提案をし、それを受けたビアンカは、『この国に豊穣をもたらせるようにして欲しい』と即答していたのです。
※突然すみません。お詫びになります。
本日とある問題が発生し、そちらはとても大事なものなため、現在非常に慌ただしいことになっておりまして……。その影響で投稿が中途半端になってしまっていることを、お許しくださいませ。
孤児院長や、内外にいた孤児たち。大切な家族に見送られて、敷地内にある小さな建物に入ったビアンカ。彼女は開けていた扉を閉めると姿勢を正し、空間の中央にある魔法陣へ向け深々と頭を下げました。
星が幾重にも重なっている模様が描かれた、神聖な雰囲気を放つ直径10メートルの陣。
これは、祈りの陣。かつて世界で唯一隣国ザネラスエアルに存在し、現在はこの国ルーカスにのみに存在する、豊穣をもたらすもの。
孤児院の敷地内にあるこの建物は、豊穣の力を国中に届けるために設けられた、聖女ビアンカの新たな祈祷場所だったのです。
――ビアンカよ、済まなかった。迷惑をかけてしまったな――。
それは今から半年前の、指輪がビアンカのもとへと戻ってきたあの日。愚か者たちを祖国へと飛ばした神メレアーズは、心の中でビアンカと会話を行っていました。
――なにもできなかった詫びとして、そなたの希望をすべて叶えたいと思っているのだが……。すまない。それを実行してしまえば、人間界は崩壊してしまうのだ――。
――故にこの世界が耐えられる程度の願い、かつ、たった一つとなってしまうが、そなたの願いを叶えさせてもらおう――。
――それによって、幸せになってくれ――。
そうしてメレアーズはこのように提案をし、それを受けたビアンカは、『この国に豊穣をもたらせるようにして欲しい』と即答していたのです。
※突然すみません。お詫びになります。
本日とある問題が発生し、そちらはとても大事なものなため、現在非常に慌ただしいことになっておりまして……。その影響で投稿が中途半端になってしまっていることを、お許しくださいませ。
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