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「もう貴方とは過ごしません。残りの数少ない日数は、貴方ではなく、最愛の御兄様と過ごさせていただくことにしました。」
何故?そういうことをいうんだい?
と、言わんばかりの顔をする皇太子だが、私は彼を思うことなどもうないのだ。
何故なら、もう貴方に愛を感じていない。
それに、寿命が残りわずか……そのことを知っていれば、誰しも仕事なんかよりも、自分のことを優先するものだ。
御兄様。私は、やはり貴方と過ごしたい。
ずっと、小さい頃から好きだったけど、その愛というものは家族的な愛ではなく、恋愛的なものであった。
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「御兄様に、抱かれる日を願います。もう、貴方には抱かれたくない。この身体を、授けたくない。」
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