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第2章
ジュラーレ魔法学院
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ジュラーレ魔法学院のある場所は、所謂学園都市というものである。
しかも、超広大だ。
このラグナリア星を支える要の魔法使いや魔術師を輩出するのだから、しょぼい訳が無かった。
学院は、二種類の学科で構成されている。
一つ目は、魔法学科。主に魔法や魔術を学ぶ。
2つ目は、宇宙工学科。宇宙船の構造から、宇宙船のパイロットになる為の各種を学ぶ。
入学して最初の1年は魔法の基礎+宇宙と宇宙船についてを学ぶ。
2年目からは魔法の適正が低い者は、宇宙工学科へと編入していく者も多い。
稀に宇宙工学科から、魔法の適正が高い者が魔法学科に切り替えて学ぶものもいる。
学生にとっては、自分に合った学科へ移動出来るので、実は結構喜ばれている。
入学は基本、13歳から入れて、卒業は特に決まっていない。
魔法学科を全て学んだ後、宇宙工学科も全て学ぶ者もいるくらいだ。
飛び級して卒業する者もいる。
それぞれ一つの棟? と言うか塔みたいな城みたいな感じの建物があちらこちらにある。
その中央には、寮が存在している。
どの棟に行くにしても距離が平均的になるようにの配慮らしい。
寮はまるでローマの円形闘技場か、絵画のバベルの塔みたいな感じの円形の建物で、真中がくり抜かれて中庭になっていた。
中庭には中央棟と呼ばれる塔が建っている。その棟には、各寮生が共用で使う施設がある。
食堂、浴場、図書室、レクリエーション室などがある。
また、各階毎に、各寮からの通路が通されている。
また、この都市には医療棟(病院)などもあり、実際は最先端の技術がこの都市に集まっていると言っても良いほどだった。
学院と街との境は、大地に横たわる森と湖と草原だった。
その向こう側に街が存在していた。
向こう側の街に買い物に行くには、些か面倒な手続きをしてから学院を出なくてはいけない規則になっている。
一応、ネットワーク環境は完備されているので通販を使って必要な物を購入する学生も多数いる。
普通に実物を手にとって買い物をする者には、多少不便な学院生活だったりする。
まぁ、慣れるまでが大変なだけかもしれないけど。
まず新入生は、前日までに入寮しなくてはいけない。
寮の決まり事などを知らなくてはいけないからだ。
大きな建物で下手をすれば迷子になる事必至な、ぱっと見は文化遺産な感じの寮だ。
ハッキリ言って、何を考えて作ったのかが皆目見当がつかない馬鹿デカイ建物。
イギリスのお城みたいな学校とか、寮とか憧れたけども、いざ自分がその状況になると腰が引ける。
スケール違い過ぎで、前世が小市民気質な自分に叱咤して突撃命令を下す。
寮の入り口は四か所。
東の出入り口が、セイリュウ。
南の出入り口が、スザク。
西の出入り口が、ビャッコ。
北の出入り口が、ゲンブ。
そのまま、四分割された建物の範囲が、寮内の名前を冠する様になっている。
例を出すと、寮の北側の部屋に入る者は、ゲンブ寮の何号室という風になる。
ちなみに、中庭はキリンの庭と呼ばれている。
入口はどこから入っても良いらしく、入寮手続きにはここから入りなさいとは記載されていなかった。
私が居るのは、東側のセイリュウの入り口。
凝った蒼い龍の意匠が施された木の扉が、左右に開かれている。
入口には、A5サイズくらいの超薄型ディスプレイ端末を持った人を含め、男女5人が立っていた。
私は、彼らの前まで行き、ぺこりとお辞儀をする。
「初めまして、ナツキ・タカマガハラです」
「ジュラーレ学院へようこそ」
顔を上げると、にっこり笑顔で私を迎えてくれる。
ここがこれから私が住まう、場所なんだって思うと少しだけ鼓動が速くなった。
どんな風な部屋なのか?
どんな内装なのか?
どんな人達が居るのか?
馴染めるのかどうかも、不安だった。
でも、ここには、お祖父様もいるから時間が有る時に会いに行こう。
今まであまり会えなかった分、沢山話せたらいいなぁ。
期待と不安を胸に、私は踏み出した。
しかも、超広大だ。
このラグナリア星を支える要の魔法使いや魔術師を輩出するのだから、しょぼい訳が無かった。
学院は、二種類の学科で構成されている。
一つ目は、魔法学科。主に魔法や魔術を学ぶ。
2つ目は、宇宙工学科。宇宙船の構造から、宇宙船のパイロットになる為の各種を学ぶ。
入学して最初の1年は魔法の基礎+宇宙と宇宙船についてを学ぶ。
2年目からは魔法の適正が低い者は、宇宙工学科へと編入していく者も多い。
稀に宇宙工学科から、魔法の適正が高い者が魔法学科に切り替えて学ぶものもいる。
学生にとっては、自分に合った学科へ移動出来るので、実は結構喜ばれている。
入学は基本、13歳から入れて、卒業は特に決まっていない。
魔法学科を全て学んだ後、宇宙工学科も全て学ぶ者もいるくらいだ。
飛び級して卒業する者もいる。
それぞれ一つの棟? と言うか塔みたいな城みたいな感じの建物があちらこちらにある。
その中央には、寮が存在している。
どの棟に行くにしても距離が平均的になるようにの配慮らしい。
寮はまるでローマの円形闘技場か、絵画のバベルの塔みたいな感じの円形の建物で、真中がくり抜かれて中庭になっていた。
中庭には中央棟と呼ばれる塔が建っている。その棟には、各寮生が共用で使う施設がある。
食堂、浴場、図書室、レクリエーション室などがある。
また、各階毎に、各寮からの通路が通されている。
また、この都市には医療棟(病院)などもあり、実際は最先端の技術がこの都市に集まっていると言っても良いほどだった。
学院と街との境は、大地に横たわる森と湖と草原だった。
その向こう側に街が存在していた。
向こう側の街に買い物に行くには、些か面倒な手続きをしてから学院を出なくてはいけない規則になっている。
一応、ネットワーク環境は完備されているので通販を使って必要な物を購入する学生も多数いる。
普通に実物を手にとって買い物をする者には、多少不便な学院生活だったりする。
まぁ、慣れるまでが大変なだけかもしれないけど。
まず新入生は、前日までに入寮しなくてはいけない。
寮の決まり事などを知らなくてはいけないからだ。
大きな建物で下手をすれば迷子になる事必至な、ぱっと見は文化遺産な感じの寮だ。
ハッキリ言って、何を考えて作ったのかが皆目見当がつかない馬鹿デカイ建物。
イギリスのお城みたいな学校とか、寮とか憧れたけども、いざ自分がその状況になると腰が引ける。
スケール違い過ぎで、前世が小市民気質な自分に叱咤して突撃命令を下す。
寮の入り口は四か所。
東の出入り口が、セイリュウ。
南の出入り口が、スザク。
西の出入り口が、ビャッコ。
北の出入り口が、ゲンブ。
そのまま、四分割された建物の範囲が、寮内の名前を冠する様になっている。
例を出すと、寮の北側の部屋に入る者は、ゲンブ寮の何号室という風になる。
ちなみに、中庭はキリンの庭と呼ばれている。
入口はどこから入っても良いらしく、入寮手続きにはここから入りなさいとは記載されていなかった。
私が居るのは、東側のセイリュウの入り口。
凝った蒼い龍の意匠が施された木の扉が、左右に開かれている。
入口には、A5サイズくらいの超薄型ディスプレイ端末を持った人を含め、男女5人が立っていた。
私は、彼らの前まで行き、ぺこりとお辞儀をする。
「初めまして、ナツキ・タカマガハラです」
「ジュラーレ学院へようこそ」
顔を上げると、にっこり笑顔で私を迎えてくれる。
ここがこれから私が住まう、場所なんだって思うと少しだけ鼓動が速くなった。
どんな風な部屋なのか?
どんな内装なのか?
どんな人達が居るのか?
馴染めるのかどうかも、不安だった。
でも、ここには、お祖父様もいるから時間が有る時に会いに行こう。
今まであまり会えなかった分、沢山話せたらいいなぁ。
期待と不安を胸に、私は踏み出した。
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