36 / 42
36話:バークティ妃の記憶
しおりを挟む
謁見の間に入る前に、衛兵によって身体検査や持ち物検査がなされる。
剣などの武器を持ち込むことは許されていない。腰に剣を帯びているのは王だけである。
しかし華奢なアイシュワリヤー妃が王の剣を取り上げ、突き刺すなど不可能だろう。体格差もあるし、素振りを見せれば阻止される。
(あれ…扇の端が…)
アイシュワリヤー妃の手元をよく見て、カエは気付いた。
あれは、象牙細工の美しい扇だ。
(そっか、仕込み武器っていうんだっけ…)
扇に仕込まれた刃で、王を刺したのだ。
(でも、あのマッスルボディに致命傷はきっと無理そう)
カエの見立て通り、大した傷を負わせることは出来ていないようだ。
王は片肘で椅子にもたれ、微動だにしていない。目の前の必死の形相のアイシュワリヤー妃を、涼しい表情で眺めるように見ていた。
「わたくしの国を蹂躙し、わたくしの身体を弄んだ……絶対許さない……許すものですか…」
低く、そして恨みを募らせる昏い声で、アイシュワリヤー妃は呪いを吐きだす。
「ずっと、こうしてやりたかった!!」
「…そうか」
激情を露わにし、怒りに震える王妃とは対照的に、泰然としている王の光景は異様に見えた。
(ん?)
相変わらずバークティ妃に強く握られている手を見て、カエは眉を顰めた。
バークティ妃の手が、ふるふると震えているのだ。
「バークティさん…?」
玉座を見上げているその横顔は、普段から見せていた余裕ある笑みではない。
憎悪と困惑を混ぜたような、なんともカオスな色を浮かべている。
こちらに気付くかと、カエは手を軽く揺らしてみたが、バークティ妃は振り向かなかった。
過去の記憶の断片が、バークティ妃の中で渦を巻いていたからだ。
《*バークティ妃視点*》
ルディヤーナ王国とミラージェス王国は隣り合う国。そしてアイシュワリヤー王女とバークティ王女は同い年で、共に国の後継者でもあった。
「相変わらずツンケンしたお顔をなさっているのね」
バークティ王女がこう言えば、
「あまりニコニコしすぎると、頭の悪さが露見しましてよ」
アイシュワリヤー王女がこう返す。
2人は顔を合わせれば嫌味の応酬。しかし、喧嘩するほど仲がいい、という絶妙な関係だった。
しかしそんな平和な日々は、突如終わりを告げる。
「ルディヤーナ王国が侵略された…?」
派遣されていた特使が急遽戻ってきて、述べた報告で王宮に緊張が走った。
イリスアスール王国が、アドラシオン大陸の覇権を掌握するために、他国へ次々と侵略を行っていると。
それから3年ほどの月日が経ち、あまりにも突然イリスアスール王国軍がミラージェス王国に進行してきた。
ミラージェス国王は悩み抜いた末、攻め入ってきたボーディ・カマルに降参した。無用に民草に血を流させたくはない、その一心で。
「つまらん選択だ。どこの国も無駄な抵抗をしてきたというのに」
エメラルドグリーンの瞳で見据えた先には、毅然と顔を上げるバークティ王女が居た。
「ふむ、余の側室にしよう」
そう言って、ボーディ・カマルは皆の見ている前で、バークティ王女を辱めた。
惨い行為が終わるまで、バークティ王女は泣き叫ばなかった。抵抗はしたが、屈しなかった。
歯を食いしばり、ボーディ・カマルを睨み続けた。
「かのルディヤーナ王国の王女と同じだな、面白い」
(アイシュワリヤー…あなたまで…)
それを聞いた瞬間、バークティ王女の心に激しい憎悪が植え付けられた。
連れてこられたウシャス宮殿で、バークティ王女とアイシュワリヤー王女は再会を果たす。
お互い、嫌味の一つも出なかった。ただ、無言で抱き合った。頬を伝う涙だけが、言葉に出来ない思いを如実に表していた。
「わたくしは、もうすぐここを去るの。王の子を、孕んだから…」
「えっ、子が出来たのに、何故?」
「すでにヴァルヨ・ハリータの力を継いだ王女が生まれているわ。だから…」
カマル王家で重要視されることは、子がヴァルヨ・ハリータの力を受け継いでるかそうでないかだ。
そして一番最初にヴァルヨ・ハリータの力を継いだ子供が立太子される。その子を産んだ母親は后になり、以降、妃たちは子を孕むまでは、王の慰み者としてウシャス宮殿に留め置かれる。しかし子を孕めば、地方の領主に封じられて、宮殿を追い出されるのだ。
「たとえ辛くても、子を授かるのよ。そうでないと、モクシャ宮へ堕とされてしまうから…」
「モクシャ宮?」
「王の娼婦たちが住むところよ」
ある一定時期まで子を授からなかった妃も、領主に封じられて宮殿を追い出される。稀に王に気に入られた妃は、娼婦に堕とされることがあった。
後宮というものは存在せず、王の為の女たちは、全てモクシャ宮に集められるのだ。
モクシャ宮に入れば、二度と外には出られない。
子が出来ぬように外科的措置が施され、娼婦としての役割を終えるころには、モクシャ宮の下働きに落されて、死ぬまで働かされる。
王族として、人間として、尊厳も何もない。奴隷以下の扱いだ。
「あなたは負けん気が強いから、少し心配だわ」
「まあ! あなたほどじゃなくってよ!」
アイシュワリヤー妃から皮肉を言われて、バークティ妃は思わずムキになって言い返す。
「ふふっ。――元気でね、バークティ。何時の日か、また…」
「ええ、身体を厭うてね、アイシュワリヤー」
ウシャス宮殿に連れてこられてからの初めての夜、バークティ妃はとんでもない無謀な行動に出た。
夜も更けた頃に、隣で寝ていた王の腹に剣を突き立てたのだ。
「これは…」
王は低く喉を鳴らして笑った。そして己の腹を見る。
鍛え抜かれた腹部の筋肉は、か弱いバークティの力では深く剣を刺すことが出来なかった。それでも刃は刺さり血が流れている。痛みがない筈はないが、王は愉しそうに笑っていた。
「気丈よな。だが、許される範囲を超えている」
王は剣を引き抜くと、柄を握り直し、切っ先をバークティ妃に向けた。
「斬りなさい……かまわないわ!! お前に汚された身体だもの!!」
床にへたりこんでいたバークティ妃は、激情を迸らせて叫んだ。
「判った、潔い」
王が剣を振り上げたとき、一匹の小動物が駆けこんできた。
「待つのじゃ!!」
剣などの武器を持ち込むことは許されていない。腰に剣を帯びているのは王だけである。
しかし華奢なアイシュワリヤー妃が王の剣を取り上げ、突き刺すなど不可能だろう。体格差もあるし、素振りを見せれば阻止される。
(あれ…扇の端が…)
アイシュワリヤー妃の手元をよく見て、カエは気付いた。
あれは、象牙細工の美しい扇だ。
(そっか、仕込み武器っていうんだっけ…)
扇に仕込まれた刃で、王を刺したのだ。
(でも、あのマッスルボディに致命傷はきっと無理そう)
カエの見立て通り、大した傷を負わせることは出来ていないようだ。
王は片肘で椅子にもたれ、微動だにしていない。目の前の必死の形相のアイシュワリヤー妃を、涼しい表情で眺めるように見ていた。
「わたくしの国を蹂躙し、わたくしの身体を弄んだ……絶対許さない……許すものですか…」
低く、そして恨みを募らせる昏い声で、アイシュワリヤー妃は呪いを吐きだす。
「ずっと、こうしてやりたかった!!」
「…そうか」
激情を露わにし、怒りに震える王妃とは対照的に、泰然としている王の光景は異様に見えた。
(ん?)
相変わらずバークティ妃に強く握られている手を見て、カエは眉を顰めた。
バークティ妃の手が、ふるふると震えているのだ。
「バークティさん…?」
玉座を見上げているその横顔は、普段から見せていた余裕ある笑みではない。
憎悪と困惑を混ぜたような、なんともカオスな色を浮かべている。
こちらに気付くかと、カエは手を軽く揺らしてみたが、バークティ妃は振り向かなかった。
過去の記憶の断片が、バークティ妃の中で渦を巻いていたからだ。
《*バークティ妃視点*》
ルディヤーナ王国とミラージェス王国は隣り合う国。そしてアイシュワリヤー王女とバークティ王女は同い年で、共に国の後継者でもあった。
「相変わらずツンケンしたお顔をなさっているのね」
バークティ王女がこう言えば、
「あまりニコニコしすぎると、頭の悪さが露見しましてよ」
アイシュワリヤー王女がこう返す。
2人は顔を合わせれば嫌味の応酬。しかし、喧嘩するほど仲がいい、という絶妙な関係だった。
しかしそんな平和な日々は、突如終わりを告げる。
「ルディヤーナ王国が侵略された…?」
派遣されていた特使が急遽戻ってきて、述べた報告で王宮に緊張が走った。
イリスアスール王国が、アドラシオン大陸の覇権を掌握するために、他国へ次々と侵略を行っていると。
それから3年ほどの月日が経ち、あまりにも突然イリスアスール王国軍がミラージェス王国に進行してきた。
ミラージェス国王は悩み抜いた末、攻め入ってきたボーディ・カマルに降参した。無用に民草に血を流させたくはない、その一心で。
「つまらん選択だ。どこの国も無駄な抵抗をしてきたというのに」
エメラルドグリーンの瞳で見据えた先には、毅然と顔を上げるバークティ王女が居た。
「ふむ、余の側室にしよう」
そう言って、ボーディ・カマルは皆の見ている前で、バークティ王女を辱めた。
惨い行為が終わるまで、バークティ王女は泣き叫ばなかった。抵抗はしたが、屈しなかった。
歯を食いしばり、ボーディ・カマルを睨み続けた。
「かのルディヤーナ王国の王女と同じだな、面白い」
(アイシュワリヤー…あなたまで…)
それを聞いた瞬間、バークティ王女の心に激しい憎悪が植え付けられた。
連れてこられたウシャス宮殿で、バークティ王女とアイシュワリヤー王女は再会を果たす。
お互い、嫌味の一つも出なかった。ただ、無言で抱き合った。頬を伝う涙だけが、言葉に出来ない思いを如実に表していた。
「わたくしは、もうすぐここを去るの。王の子を、孕んだから…」
「えっ、子が出来たのに、何故?」
「すでにヴァルヨ・ハリータの力を継いだ王女が生まれているわ。だから…」
カマル王家で重要視されることは、子がヴァルヨ・ハリータの力を受け継いでるかそうでないかだ。
そして一番最初にヴァルヨ・ハリータの力を継いだ子供が立太子される。その子を産んだ母親は后になり、以降、妃たちは子を孕むまでは、王の慰み者としてウシャス宮殿に留め置かれる。しかし子を孕めば、地方の領主に封じられて、宮殿を追い出されるのだ。
「たとえ辛くても、子を授かるのよ。そうでないと、モクシャ宮へ堕とされてしまうから…」
「モクシャ宮?」
「王の娼婦たちが住むところよ」
ある一定時期まで子を授からなかった妃も、領主に封じられて宮殿を追い出される。稀に王に気に入られた妃は、娼婦に堕とされることがあった。
後宮というものは存在せず、王の為の女たちは、全てモクシャ宮に集められるのだ。
モクシャ宮に入れば、二度と外には出られない。
子が出来ぬように外科的措置が施され、娼婦としての役割を終えるころには、モクシャ宮の下働きに落されて、死ぬまで働かされる。
王族として、人間として、尊厳も何もない。奴隷以下の扱いだ。
「あなたは負けん気が強いから、少し心配だわ」
「まあ! あなたほどじゃなくってよ!」
アイシュワリヤー妃から皮肉を言われて、バークティ妃は思わずムキになって言い返す。
「ふふっ。――元気でね、バークティ。何時の日か、また…」
「ええ、身体を厭うてね、アイシュワリヤー」
ウシャス宮殿に連れてこられてからの初めての夜、バークティ妃はとんでもない無謀な行動に出た。
夜も更けた頃に、隣で寝ていた王の腹に剣を突き立てたのだ。
「これは…」
王は低く喉を鳴らして笑った。そして己の腹を見る。
鍛え抜かれた腹部の筋肉は、か弱いバークティの力では深く剣を刺すことが出来なかった。それでも刃は刺さり血が流れている。痛みがない筈はないが、王は愉しそうに笑っていた。
「気丈よな。だが、許される範囲を超えている」
王は剣を引き抜くと、柄を握り直し、切っ先をバークティ妃に向けた。
「斬りなさい……かまわないわ!! お前に汚された身体だもの!!」
床にへたりこんでいたバークティ妃は、激情を迸らせて叫んだ。
「判った、潔い」
王が剣を振り上げたとき、一匹の小動物が駆けこんできた。
「待つのじゃ!!」
0
あなたにおすすめの小説
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界の社交界で、自分の幸せを選べるようになるまでの
ほのぼの甘い逆ハーレム恋愛ファンタジー。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あやかし帝都の婚姻譚 〜浄癒の花嫁が祓魔の軍人に溺愛されるまで〜
鳴猫ツミキ
キャラ文芸
【完結】【第一章までで一区切り】時は大正。天羽家に生まれた桜子は、特異な体質から、家族に虐げられた生活を送っていた。すると女学院から帰ったある日、見合いをするよう命じられる。相手は冷酷だと評判の帝国陸軍あやかし対策部隊の四峰礼人だった。※和風シンデレラ風のお話です。恋愛要素が多いですが、あやかし要素が主体です。第9回キャラ文芸大賞に応募しているので、応援して頂けましたら嬉しいです。【第一章で一区切りで単体で読めますので、そこまででもご覧頂けると嬉しいです】。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
田舎暮らしの貧乏令嬢、幽閉王子のお世話係になりました〜七年後の殿下が甘すぎるのですが!〜
侑子
恋愛
「リーシャ。僕がどれだけ君に会いたかったかわかる? 一人前と認められるまで魔塔から出られないのは知っていたけど、まさか七年もかかるなんて思っていなくて、リーシャに会いたくて死ぬかと思ったよ」
十五歳の時、父が作った借金のために、いつ魔力暴走を起こすかわからない危険な第二王子のお世話係をしていたリーシャ。
弟と同じ四つ年下の彼は、とても賢くて優しく、可愛らしい王子様だった。
お世話をする内に仲良くなれたと思っていたのに、彼はある日突然、世界最高の魔法使いたちが集うという魔塔へと旅立ってしまう。
七年後、二十二歳になったリーシャの前に現れたのは、成長し、十八歳になって成人した彼だった!
以前とは全く違う姿に戸惑うリーシャ。
その上、七年も音沙汰がなかったのに、彼は昔のことを忘れていないどころか、とんでもなく甘々な態度で接してくる。
一方、自分の息子ではない第二王子を疎んで幽閉状態に追い込んでいた王妃は、戻ってきた彼のことが気に入らないようで……。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる