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一章
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「お前は俺の唯一なんだ。雪璃が嫌だって言っても、俺はお前を離すつもりはないから」
「私だって……」
「ん?」
しまった。おちょくられているの、忘れてた。吸血しながらも雷雨様は、度々私で遊ぶのだ。
「そのあとの言葉は?」
「雷雨様にいつでも銃を撃ちたいと思ってるし、常に雷雨様の背後を狙っているわよ!」
「それが本当だとしたら気を付けないとな」
「嘘に聞こえるわけ?」
素直になれない私は好きな人にはいつもこう。虚勢を張って、自分でいうのもなんだけど、ツンデレというものなのだろうか。
「雪璃に俺は殺せない。そうだろ?」
「そ、そうだと言ったら?」
「俺の前で素直になれないところも含めて、俺は雪璃のことが好きだ」
「なっ……」
主人ながらに、この男は……! 穴があったら入りたい。けど、雷雨様によって拘束されて隠すことはできない。
「照れてるのか? 可愛いな」
「恥ずかしくはないけど、早く拘束を解いて」
「俺がお前の顔を見たいんだ。だから離さない」
「へ、変態っ」
「キスしたくなった」
「なんで?」
「あまりにも俺を誘うような顔をするから」
「誘ってなんか……」
「俺の理性は限界だ」
「雷雨様。んっ……」
「ん。雪璃の唇は甘いな」
「め、面と向かってやめてくれる?」
真剣に雷雨様の言葉を聞いていたら、こっちの心臓がもたない。右から左へと聞き流すのよ、私。
「本当のことだから仕方ないだろ。それに、雪璃が可愛いのが悪い」
「私が?」
「雪璃が可愛すぎて口説かずにはいられない」
「他の子にも同じようなこと言ってるんでしょ?」
「嫉妬か?」
「違うわ。……本気じゃないなら、付き合うのやめたら? 相手の子も可哀想よ」
「ヴァンパイアの魅了で寄ってくるから仕方ないといえば仕方ない。それに、エサがあっちから来てくれるなら、こっちとしては好都合だろ?」
「チャラ男じゃなくて、ゲス男だったわね」
「そんな男と契約したのは、どこの誰だ?」
「……」
言い返せないのがちょっぴりムカつく。そうよ、私は雷雨様に惚れてる。そうじゃなきゃ、ヴァンパイアと契約なんてするわけない。
「唯一の血の私がいるなら、他の子の血は吸えないんじゃないの?」
「それはヴァンパイアによって違うからなぁ~。俺の家系は特に毎日大量の血を飲まなきゃ死ぬ」
「私の勉強不足だったわ。ごめんなさい」
「謝る必要はない。雪璃は悪くないんだから」
「でも、私が他の子の血なんか吸うなって、ヤキモチみたいなことを言って、貴方を困らせたから。あ……ち、違うの!」
「やっぱり妬いてくれてたんだな。雪璃が嫌だっていうなら出来るだけ他の女の血は吸わないようにする」
「そんなことしたら雷雨様の身体に負担がかかる。
だから吸っていい。遊んだっていい。けど、最後は私の元に帰って来るって誓って?」
メイドのお願いを聞けだなんて……。そんなことが許されていいのだろうか。
「わかった。俺は何があっても必ず雪璃の元に戻ってくるから。……これでいいか?」
「うん、ありがとう」
いつの間にか抱きしめられていた。あたたかくて、落ち着く匂い。
「雪璃は欲がないからな。たまには強欲になってもバチは当たらない」
「でも、私はメイドだから。立場で言えば主人である雷雨様のほうが権限をもってて……」
「そんなの関係ない。俺にとって雪璃はただのメイドである前に一人の女だ。俺はお前のことが好きだから契約をした。人間に恋心を抱く時点でも禁忌とされていた時代があった。なら、俺だってお前と同じようにバチが当たるんじゃないのか?」
「そんなこと、ない。雷雨様は何も悪くない! ただ、私が唯一だったから。だから仕方ないの」
「それなら俺と同じだ。雪璃も俺が好きだから、束縛をする。なっ、お前は悪くないだろ?」
「雷雨様……」
まるで神様みたいな人だ。私が悪いことをしたと思っても、叱ったりしない。それは悪くないと言ってくれる。普通のことだと諭してくれる。
私にとって、雷雨様は眩しすぎる。こんな優しい雷雨様だから、私は彼のことを好きになったんだ。
「雪璃に触れてたら学校サボりたくなった」
「どういうこと?」
「このまま雪璃とイチャイチャしたいなって」
「だめ」
「ちょっとくらいいいじゃん。今のところ出席日数は大丈夫だから~」
「……」
さっきまでイケメンだと思ってたのに、ダラけるとすぐにいつもの雷雨様に戻っちゃう。少し勿体ない気もするけど、こっちの雷雨様はなんだか放っておけない。
「雪璃、怒った?」
「怒ってません」
「雪璃がクールメイドに戻った~! 今日は雪璃とデートに行こうと思ってたのに」
「デート?」
「嬉しい?」
「嬉しいか嬉しくないかで言えば嬉しいですが、それよりも学校が先です」
「雪璃は真面目で堅苦しいなぁ。いーよ。なら、学校が終わったらデートしよ?」
手を差し伸べられた。気付けば拘束されていた手が自由になっていた。あれだけ強く握られていたのに、傷一つ残ってない。
女の子扱いしてくれたってこと? 私だって人間では強いほうなのに。こういうとき、雷雨様がヴァンパイアなんだと改めて実感する。
「これが普通です。雷雨様とお出かけするのは私も楽しみですよ」
「……!」
「でも、授業はしっかり聞いてくださいね? それが条件です」
「わかった。可愛い雪璃からの願いなら断れないな」
「っ」
チャラそうに見えて、実はしっかりと頭がいいとか反則だといつも思う。これがハイスペックのヴァンパイア……。
「今日は普段とは違うデートをしよう。雪璃が絶対喜ぶところ」
「き、期待しないで待ってるわ」
「あぁ、楽しみにしてろ」
フッ。と笑われた。本当は私が雷雨様とのデートを楽しみにしていることがバレたんだ。雷雨様だからこそ、私の小さな変化でも気付けるんだろう。
☆ ☆ ☆
「学校、何気に眠かったなぁ~」
「あれだけ昼間に寝ていたのに……」
数時間の授業を終え、今は帰り道。
「あそこは執事に教えてもらったとこだし、今日は復習みたいなもんだった」
「そうですか」
ようは授業が退屈だったってことね。やっぱり、私とは頭の出来が根本から違うんだろうなぁ。
「これから雪璃とデートだし、楽しみすぎて目が覚めてきた!」
「さっきまで寝てたみたいな言い方ですね」
「雪璃の約束は守ったぞ。寝ずに先生の話を聞いた」
「寝ないのは当たり前でしょう? ……まったく、雷雨様は仕方のない人ですね」
思わず笑みがこぼれてしまう。
「俺は雪璃のレアな笑顔も好きだぞ」
「レ、レア?」
「雪璃って滅多に表情が変わらないからさ。でも、これから行くところはきっと雪璃も笑顔になるぞ」
「雷雨様っ……手っ」
「ほら、走るぞ」
無邪気な笑顔で走り出す雷雨様。出会った頃と変わらない。真っ直ぐな笑顔。私も楽しみにしてたけど、雷雨様も私とのデートを楽しみにしてくれた? そうだと嬉しいな。
☆ ☆ ☆
「着いたぞ。夜の遊園地も悪くないだろ!?」
雷雨様のドヤ顔。でも、雷雨様の言う通りだ。夜だからか、イルミネーションがあちらこちらにあって、とても綺麗。でも、変だな。遊園地って、夜はあいてないよね?
「ここはヴァンパイアが経営する遊園地。だから夜限定なんだ」
「ヴァンパイアが経営してるなら、私が来るのはまずいんじゃ……」
「禁止はされてない。でも、多少は危険だから俺の側を離れるな」
「わ、わかった」
「そこまで身構えなくとも、危険なヴァンパイアはここにはいないはずだ。ここよりも治安が悪い場所にヤバい奴らはいるからな」
「そうね……」
それこそ『闇崎』のような危険区域は危険なヴァンパイアがたくさんいる。だからこそ、ヴァンパイアは怖いというイメージがいつまでも付きまとうのだろう。ヴァンパイアの中でも優しい人や人間との共存を望む者も多くいるというのに。
「授業聞いて頭も使ったし、なんか食うか?」
「そうですね。私もお腹すいてきました」
「俺は雪璃がいーな」
「それは後にしてくれる?」
まわりに人がいるのに、こんなところで吸血されるのは恥ずかしすぎる。
「雪璃が腹いっぱいじゃなきゃ倒れるしな。先に飯にするか。なに食おうかなぁ」
ヴァンパイアの食事は血だけではない。昔は人間の食べるものは、ヴァンパイアにとって毒だの、砂の味がするだの言われていたが、現代のヴァンパイアは人間と変わらない食事をする。そして、人間と同じように好き嫌いもある。
「この店のハンバーグは絶品なんだ。ヴァンパイア仲間に聞いたから間違いない。雪璃もハンバーグ好きだったよな?」
「えぇ」
「なら、ここにするか」
私がハンバーグ好きなの、覚えててくれた? 記憶力も人間の私とは全然違う。私も雷雨様との思い出は大人になっても忘れたくないな。
「私だって……」
「ん?」
しまった。おちょくられているの、忘れてた。吸血しながらも雷雨様は、度々私で遊ぶのだ。
「そのあとの言葉は?」
「雷雨様にいつでも銃を撃ちたいと思ってるし、常に雷雨様の背後を狙っているわよ!」
「それが本当だとしたら気を付けないとな」
「嘘に聞こえるわけ?」
素直になれない私は好きな人にはいつもこう。虚勢を張って、自分でいうのもなんだけど、ツンデレというものなのだろうか。
「雪璃に俺は殺せない。そうだろ?」
「そ、そうだと言ったら?」
「俺の前で素直になれないところも含めて、俺は雪璃のことが好きだ」
「なっ……」
主人ながらに、この男は……! 穴があったら入りたい。けど、雷雨様によって拘束されて隠すことはできない。
「照れてるのか? 可愛いな」
「恥ずかしくはないけど、早く拘束を解いて」
「俺がお前の顔を見たいんだ。だから離さない」
「へ、変態っ」
「キスしたくなった」
「なんで?」
「あまりにも俺を誘うような顔をするから」
「誘ってなんか……」
「俺の理性は限界だ」
「雷雨様。んっ……」
「ん。雪璃の唇は甘いな」
「め、面と向かってやめてくれる?」
真剣に雷雨様の言葉を聞いていたら、こっちの心臓がもたない。右から左へと聞き流すのよ、私。
「本当のことだから仕方ないだろ。それに、雪璃が可愛いのが悪い」
「私が?」
「雪璃が可愛すぎて口説かずにはいられない」
「他の子にも同じようなこと言ってるんでしょ?」
「嫉妬か?」
「違うわ。……本気じゃないなら、付き合うのやめたら? 相手の子も可哀想よ」
「ヴァンパイアの魅了で寄ってくるから仕方ないといえば仕方ない。それに、エサがあっちから来てくれるなら、こっちとしては好都合だろ?」
「チャラ男じゃなくて、ゲス男だったわね」
「そんな男と契約したのは、どこの誰だ?」
「……」
言い返せないのがちょっぴりムカつく。そうよ、私は雷雨様に惚れてる。そうじゃなきゃ、ヴァンパイアと契約なんてするわけない。
「唯一の血の私がいるなら、他の子の血は吸えないんじゃないの?」
「それはヴァンパイアによって違うからなぁ~。俺の家系は特に毎日大量の血を飲まなきゃ死ぬ」
「私の勉強不足だったわ。ごめんなさい」
「謝る必要はない。雪璃は悪くないんだから」
「でも、私が他の子の血なんか吸うなって、ヤキモチみたいなことを言って、貴方を困らせたから。あ……ち、違うの!」
「やっぱり妬いてくれてたんだな。雪璃が嫌だっていうなら出来るだけ他の女の血は吸わないようにする」
「そんなことしたら雷雨様の身体に負担がかかる。
だから吸っていい。遊んだっていい。けど、最後は私の元に帰って来るって誓って?」
メイドのお願いを聞けだなんて……。そんなことが許されていいのだろうか。
「わかった。俺は何があっても必ず雪璃の元に戻ってくるから。……これでいいか?」
「うん、ありがとう」
いつの間にか抱きしめられていた。あたたかくて、落ち着く匂い。
「雪璃は欲がないからな。たまには強欲になってもバチは当たらない」
「でも、私はメイドだから。立場で言えば主人である雷雨様のほうが権限をもってて……」
「そんなの関係ない。俺にとって雪璃はただのメイドである前に一人の女だ。俺はお前のことが好きだから契約をした。人間に恋心を抱く時点でも禁忌とされていた時代があった。なら、俺だってお前と同じようにバチが当たるんじゃないのか?」
「そんなこと、ない。雷雨様は何も悪くない! ただ、私が唯一だったから。だから仕方ないの」
「それなら俺と同じだ。雪璃も俺が好きだから、束縛をする。なっ、お前は悪くないだろ?」
「雷雨様……」
まるで神様みたいな人だ。私が悪いことをしたと思っても、叱ったりしない。それは悪くないと言ってくれる。普通のことだと諭してくれる。
私にとって、雷雨様は眩しすぎる。こんな優しい雷雨様だから、私は彼のことを好きになったんだ。
「雪璃に触れてたら学校サボりたくなった」
「どういうこと?」
「このまま雪璃とイチャイチャしたいなって」
「だめ」
「ちょっとくらいいいじゃん。今のところ出席日数は大丈夫だから~」
「……」
さっきまでイケメンだと思ってたのに、ダラけるとすぐにいつもの雷雨様に戻っちゃう。少し勿体ない気もするけど、こっちの雷雨様はなんだか放っておけない。
「雪璃、怒った?」
「怒ってません」
「雪璃がクールメイドに戻った~! 今日は雪璃とデートに行こうと思ってたのに」
「デート?」
「嬉しい?」
「嬉しいか嬉しくないかで言えば嬉しいですが、それよりも学校が先です」
「雪璃は真面目で堅苦しいなぁ。いーよ。なら、学校が終わったらデートしよ?」
手を差し伸べられた。気付けば拘束されていた手が自由になっていた。あれだけ強く握られていたのに、傷一つ残ってない。
女の子扱いしてくれたってこと? 私だって人間では強いほうなのに。こういうとき、雷雨様がヴァンパイアなんだと改めて実感する。
「これが普通です。雷雨様とお出かけするのは私も楽しみですよ」
「……!」
「でも、授業はしっかり聞いてくださいね? それが条件です」
「わかった。可愛い雪璃からの願いなら断れないな」
「っ」
チャラそうに見えて、実はしっかりと頭がいいとか反則だといつも思う。これがハイスペックのヴァンパイア……。
「今日は普段とは違うデートをしよう。雪璃が絶対喜ぶところ」
「き、期待しないで待ってるわ」
「あぁ、楽しみにしてろ」
フッ。と笑われた。本当は私が雷雨様とのデートを楽しみにしていることがバレたんだ。雷雨様だからこそ、私の小さな変化でも気付けるんだろう。
☆ ☆ ☆
「学校、何気に眠かったなぁ~」
「あれだけ昼間に寝ていたのに……」
数時間の授業を終え、今は帰り道。
「あそこは執事に教えてもらったとこだし、今日は復習みたいなもんだった」
「そうですか」
ようは授業が退屈だったってことね。やっぱり、私とは頭の出来が根本から違うんだろうなぁ。
「これから雪璃とデートだし、楽しみすぎて目が覚めてきた!」
「さっきまで寝てたみたいな言い方ですね」
「雪璃の約束は守ったぞ。寝ずに先生の話を聞いた」
「寝ないのは当たり前でしょう? ……まったく、雷雨様は仕方のない人ですね」
思わず笑みがこぼれてしまう。
「俺は雪璃のレアな笑顔も好きだぞ」
「レ、レア?」
「雪璃って滅多に表情が変わらないからさ。でも、これから行くところはきっと雪璃も笑顔になるぞ」
「雷雨様っ……手っ」
「ほら、走るぞ」
無邪気な笑顔で走り出す雷雨様。出会った頃と変わらない。真っ直ぐな笑顔。私も楽しみにしてたけど、雷雨様も私とのデートを楽しみにしてくれた? そうだと嬉しいな。
☆ ☆ ☆
「着いたぞ。夜の遊園地も悪くないだろ!?」
雷雨様のドヤ顔。でも、雷雨様の言う通りだ。夜だからか、イルミネーションがあちらこちらにあって、とても綺麗。でも、変だな。遊園地って、夜はあいてないよね?
「ここはヴァンパイアが経営する遊園地。だから夜限定なんだ」
「ヴァンパイアが経営してるなら、私が来るのはまずいんじゃ……」
「禁止はされてない。でも、多少は危険だから俺の側を離れるな」
「わ、わかった」
「そこまで身構えなくとも、危険なヴァンパイアはここにはいないはずだ。ここよりも治安が悪い場所にヤバい奴らはいるからな」
「そうね……」
それこそ『闇崎』のような危険区域は危険なヴァンパイアがたくさんいる。だからこそ、ヴァンパイアは怖いというイメージがいつまでも付きまとうのだろう。ヴァンパイアの中でも優しい人や人間との共存を望む者も多くいるというのに。
「授業聞いて頭も使ったし、なんか食うか?」
「そうですね。私もお腹すいてきました」
「俺は雪璃がいーな」
「それは後にしてくれる?」
まわりに人がいるのに、こんなところで吸血されるのは恥ずかしすぎる。
「雪璃が腹いっぱいじゃなきゃ倒れるしな。先に飯にするか。なに食おうかなぁ」
ヴァンパイアの食事は血だけではない。昔は人間の食べるものは、ヴァンパイアにとって毒だの、砂の味がするだの言われていたが、現代のヴァンパイアは人間と変わらない食事をする。そして、人間と同じように好き嫌いもある。
「この店のハンバーグは絶品なんだ。ヴァンパイア仲間に聞いたから間違いない。雪璃もハンバーグ好きだったよな?」
「えぇ」
「なら、ここにするか」
私がハンバーグ好きなの、覚えててくれた? 記憶力も人間の私とは全然違う。私も雷雨様との思い出は大人になっても忘れたくないな。
応援ありがとうございます!
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