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迷子の少年
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吹雪と隆人は母との約束通り家の近所に散歩にし ていた。
吹雪
「アチチはいつも元気やね。」
隆人
「今日のアチチ見たかよ。ネェネェの足とぶつかってごっつんこしてたの。」
「あの音は父さんでも出せないよな。」
吹雪
「お姉ちゃんもアチチも怪我がなくて良かったよ。」
隆人
「俺ちょっとトイレするから、その道を右に行っとって。」
吹雪
「うん」
その時、吹雪のリードを握る手は緩み、アチチは十字路の右ではなく、左に走っていた。
アチチ
「ワン、ワン、ワン。」
吹雪
「ハァ、アチチがいない。どこ行ったの。一緒に行こうよ。そんなぁ先々行かないでよ。」
吹雪はアチチが右に向かったと思い、右に走って追いかけていく。
その頃、真昼はゴロゴロコミックをベットで読みながら、うすしおのポテチを食べていた。
真昼
「やっぱりポテチはうすしおだなぁー。ポテチのおともはやっぱり夏みかんゼリーやっぱりコイツらじゃないとダメだな。」
「まいうー」
隆人
「ふぅー、すっきりした。よし。行くか。」
アチチ
「ワン、ワン。」
隆人
「あれ、アチチ。ふーはどこ行った?ふーはすぐに
いなくなるからなぁー。」
隆人は思った。
父と母と真昼に吹雪がまた迷子になったことを言うべきなのか。
しかし、隆人の頭の中は、近所の駄菓子屋にある、パリットチュウのことで頭がいっぱいだった。
アチチ
「ワオーン」
アチチの遠吠えで隆人の足は動き出した。
隆人は家に着くなり、父と母にそのことを伝えようとしたが、仕事に行っていた。
頼れるのは姉しかいないと思いながらも、2階の姉の部屋へ向かった。
そしてドアを開けるととんでもない光景を目の当たりする。
真昼が、ベタベタな手で隆人のゴロゴロコミックを読んでいたのだ。
隆人は真昼のポテチの袋を奪いとり、それを一瞬で食べ尽くした。
その様子を見た、真昼はこう言うのだった。
真昼
「ポテチそのまま食べると喉に詰まるよ。
俺、ポテチの袋揉む作業、大の得意なんだよな。
あまり強く揉みすぎるとダメだぞ。
大人しく愛情込めてやらないとな。」
それを聞いた。隆人は怒っていたことなどどうでもよくなり本来の目的を思い出す。
隆人
「ネェネェ、ふーがまた迷子になった。」
真昼
「しょうがないな。この私が動くか。パリットチュ
ウな。」
なんと真昼は隆人の今日のおやつのパリットチュウを吹雪を探し出した時の報酬として要求してきたのだ。
だが、隆人はそれを受け入れた。
すると、真昼は父の部屋に入って、父のパソコン使って、吹雪の場所を特定した。
吹雪には予め、GPS信号が搭載されたバッジがつけられていたのだ。
そんなこと隆人は知るよしもなく、ただ姉がする行動の意味を考えず、夏みかんゼリーを飲んでいた。
真昼
「ちょっと待っておかしい。外にいるはずの
ふーちゃんが家の中にいる!?!?!?!!!」
一階に吹雪のバッジが落ちていたのだ。
真昼はどうしていいのかわからなくなった。
親の顔より見慣れた、パソコンを閉じて、しばらく頭を悩ます。
そして、真昼はアチチに首輪をして、リードに繋いで、隆人に言った。
真昼
「パリットチュウは私のものだ。」
隆人は姉のパリットチュウへの執着の凄さに少し呆れていた。
アチチは真昼の事が家族の中で1番好きで、真昼の言うことをよく聞く忠犬だ。
それは家族全員が知っていた。
真昼の巧みなリード捌きとアチチの最強とも言えるほどの嗅覚で吹雪はすぐに保護された。
そしてそのまま姉弟の三人で駄菓子に行き、パリットチュウの限定もも味を分け合いながら帰ったのだ。
月夜はそんなことは知らずにただただ赤ちゃんらしく眠っていたのだった。
吹雪
「アチチはいつも元気やね。」
隆人
「今日のアチチ見たかよ。ネェネェの足とぶつかってごっつんこしてたの。」
「あの音は父さんでも出せないよな。」
吹雪
「お姉ちゃんもアチチも怪我がなくて良かったよ。」
隆人
「俺ちょっとトイレするから、その道を右に行っとって。」
吹雪
「うん」
その時、吹雪のリードを握る手は緩み、アチチは十字路の右ではなく、左に走っていた。
アチチ
「ワン、ワン、ワン。」
吹雪
「ハァ、アチチがいない。どこ行ったの。一緒に行こうよ。そんなぁ先々行かないでよ。」
吹雪はアチチが右に向かったと思い、右に走って追いかけていく。
その頃、真昼はゴロゴロコミックをベットで読みながら、うすしおのポテチを食べていた。
真昼
「やっぱりポテチはうすしおだなぁー。ポテチのおともはやっぱり夏みかんゼリーやっぱりコイツらじゃないとダメだな。」
「まいうー」
隆人
「ふぅー、すっきりした。よし。行くか。」
アチチ
「ワン、ワン。」
隆人
「あれ、アチチ。ふーはどこ行った?ふーはすぐに
いなくなるからなぁー。」
隆人は思った。
父と母と真昼に吹雪がまた迷子になったことを言うべきなのか。
しかし、隆人の頭の中は、近所の駄菓子屋にある、パリットチュウのことで頭がいっぱいだった。
アチチ
「ワオーン」
アチチの遠吠えで隆人の足は動き出した。
隆人は家に着くなり、父と母にそのことを伝えようとしたが、仕事に行っていた。
頼れるのは姉しかいないと思いながらも、2階の姉の部屋へ向かった。
そしてドアを開けるととんでもない光景を目の当たりする。
真昼が、ベタベタな手で隆人のゴロゴロコミックを読んでいたのだ。
隆人は真昼のポテチの袋を奪いとり、それを一瞬で食べ尽くした。
その様子を見た、真昼はこう言うのだった。
真昼
「ポテチそのまま食べると喉に詰まるよ。
俺、ポテチの袋揉む作業、大の得意なんだよな。
あまり強く揉みすぎるとダメだぞ。
大人しく愛情込めてやらないとな。」
それを聞いた。隆人は怒っていたことなどどうでもよくなり本来の目的を思い出す。
隆人
「ネェネェ、ふーがまた迷子になった。」
真昼
「しょうがないな。この私が動くか。パリットチュ
ウな。」
なんと真昼は隆人の今日のおやつのパリットチュウを吹雪を探し出した時の報酬として要求してきたのだ。
だが、隆人はそれを受け入れた。
すると、真昼は父の部屋に入って、父のパソコン使って、吹雪の場所を特定した。
吹雪には予め、GPS信号が搭載されたバッジがつけられていたのだ。
そんなこと隆人は知るよしもなく、ただ姉がする行動の意味を考えず、夏みかんゼリーを飲んでいた。
真昼
「ちょっと待っておかしい。外にいるはずの
ふーちゃんが家の中にいる!?!?!?!!!」
一階に吹雪のバッジが落ちていたのだ。
真昼はどうしていいのかわからなくなった。
親の顔より見慣れた、パソコンを閉じて、しばらく頭を悩ます。
そして、真昼はアチチに首輪をして、リードに繋いで、隆人に言った。
真昼
「パリットチュウは私のものだ。」
隆人は姉のパリットチュウへの執着の凄さに少し呆れていた。
アチチは真昼の事が家族の中で1番好きで、真昼の言うことをよく聞く忠犬だ。
それは家族全員が知っていた。
真昼の巧みなリード捌きとアチチの最強とも言えるほどの嗅覚で吹雪はすぐに保護された。
そしてそのまま姉弟の三人で駄菓子に行き、パリットチュウの限定もも味を分け合いながら帰ったのだ。
月夜はそんなことは知らずにただただ赤ちゃんらしく眠っていたのだった。
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