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第二章 新しい恋の予感
54話 ※快楽と安心の中で
しおりを挟むドキドキと胸が高鳴るのは男が怖いからじゃなく、見つめられて俺を意識してくれて嬉しいからだ。初めはあんなに一挙手一投足に何をされるのかとビクビク震えていたのに今は期待感に変わっている
服を握る手に力をより込めると男は口を開いた
なんかめっちゃ甘えたくなる、、、
「じゃ、さっき言ったこと守るから奥まで挿入れるね」
「うん、、、ん?おく?」
男にして欲しいことはないかと問われ正直に話した。今からそれをして貰えるのだと嬉しくて頷いたが聞き捨てならない言葉が聞こえてきた。奥とは一体何を指しているのだろうか、いやまさかと否定しているとすぐに答え合わせが来た
「僕の膝の上においで~」
「ひぃぐ?!あ、ああっ」
「ぎゅ~って抱きしめて、頭をよしよしって撫でるね」
「あ、あ゛あ、、、ちがっ、、、んぅ、ああ!」
俺が想像していた、ただただ甘やかして貰えるという予想は大きく外れて快楽が伴うものだった。男より小さな俺を腕の中に閉じ込め強く抱きしめられる。頭を撫でられながら耳元で奥まで挿入れるからねと言われれば入ってはいけないところに入ろうとしているのが嫌でも分かってしまった
自重で地面に転がっていた時よりも深く挿入り、どぢゅどぢゅと下から突き上げられれば少しずつ奥がこじ開けられていくのも無理はなかった
奥まで、、、あかんのに、もう無理やのにぃ
「もう少しで、挿入れてくれそう。あと少し頑張ろうね」
「んあ゛あ!あ、あん、、、んぐぅ、むりぃ、、、それいじょ、、、あかん、、、んあ!」
「大丈夫、、、ね」
嫌々と暴れるのを男に抱きしめられることで宥められた。それでも確実に奥が開いていく感覚に忘れていた恐怖が蘇る。これ以上は本当に挿入ってしまうと抵抗を強めた瞬間にぐぽっと脳内で一番聞きたくない音が聞こえた
あ、挿入って?、、、これやば、い
「あ、あえ?、、、ぁ、ああっ」
「ふふ、挿入れてくれた」
「あ、あああぁあ!あ゛あ!、、、あああん、イきゅ、ぅんんんん」
「わぁ、潮まで吹けたんだ」
奥まできた圧迫感に気づくと身体は無理やり絶頂へと押し上げられて、深く果ててしまう
その快楽に身体は耐えられず、少しでも大きな快楽を逃がそうとしょろしょろと男の服を汚していく
それが漏らしたのか潮なのか判別が出来る理性はもう焼ききれて、やってしまったという後悔だけが胸を占めた。これじゃ、褒めてもらえへんっ、、、汚してしもて全然いい子じゃあらへん、、、
「いい子だねぇ」
「あぅ、、、いい、こ?、、、ん、、、ぅ」
「そうだよ~上手にイけていい子」
頭がぼやけて意識が遠のいていく間に、男はいい子と俺に言ってくれた。よしよしと頭を撫でる暖かい手の感触に力強いハグは心を落ち着かせるのには充分で何とか意識を保っていたけれど無理だった
いい子って褒めてくれた、、、嫌になってへん、、、?
その言葉を聞いた瞬間に嫌われてないと思えて、俺は一安心して簡単に意識を手放した
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