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25 エマさんも一緒です。
しおりを挟むパパは森に居た頃から、倒したモンスターの卵を持ち帰ってきていた。
孵化させて雛を育てて大人になったら森に返す。そうやって家族を増やしていた。
私も拾われたわけだし、きっとドラゴンって根っからの世話好きな生き物なのかも。
「父さん。ワイバーンは街を荒らす害獣だ。育てるのは不味いだろ!」
最初はそんな感じの事を言って怒っていたロアくんも、雛と戯れあっている内にその可愛さに負けたみたい。
「ほーら、こっちにおいでっ! ははっ」
結局、頭に雛を乗せて嬉しそうにはしゃいでいた。
ワイバーンの雛は手の平サイズでちっちゃくて可愛い。これが洞窟にいたサイズに成長するのかなぁ。
暫く和んでいると、ロアくんがタートルの体液の入った瓶を取り出した。
すっかり忘れてた。そろそろ街に行く時間みたい。
「これからリュカとエルドラの街に行こうと思うんだ」
「貴族の嗜好品集めのクエストか。街に行くならエマのパーティに同行するんだ。ついでに栄養のあるミルクを手に入れて来てくれ」
エマさんも?
エマさんとは仲良くなりたかったので嬉しい。雛の為にミルクも集めるみたいだし、足を引っ張らないように頑張らないと。
不思議そうな表情で、レギオスさんがタートルの体液の入った瓶をロアくんから受け取る。
「しかし、どうやってタートルの体液を手に入れたんだ? そう簡単に手に入る代物ではないだろう」
「ああ……リュカが森いたエレファントタートルを甲羅ごと真っ二つにした……」
「あの巨大な亀の甲羅を真っ二つにだと……!? そいつは期待できそうだな。成果を期待しているぞリュカ」
「が、頑張ります!」
わっ、よく見たら驚く顔が親子そっくり。
「リュカよ……オレは肉を焼く……冷める前に帰ってこい……」
「部屋の中で焼くなよ」
パパは肉を焼いてくれるみたい。
火を吹いて生肉を焼くのはパパの特技だ。
羨ましいなぁ……私もいつか出来るようになるかなぁ。
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