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第九話 「鶴吉の縁談と近江屋の隠居・お照」~奇妙な密通の結末~
しおりを挟む・・・・それから更に数年が経った。
少年は◯◯歳となり前髪も落とし、名も「鶴松」から本名の「鶴吉」と改め、丁稚から見習いの手代へと出世した。
元々美しかった容姿にもさらに磨きがかかり、まるで役者のようだと近所でも噂されるほどの評判の美少年に成長した。
・・・近所の浮気な娘などは、用もないのに近江屋の周囲をうろつき、チラリと帳場に座っている彼の顔を見ては黄色い声を上げるほどであった。
彼がこの近江屋に奉公に来た時分の同期の丁稚達は、あるいは里に帰され、あるいは自ら逃げ出したりと、数人しか残っていなかった。
鶴吉は、その中でも出世コースの筆頭にいた。
この時代の商家の奉公人の出世競争は、現在のサラリーマンとは比べ物にならないほど過酷なものだった。
その中にあって、元々の聡明さに加え、内儀のお照の「お気に入り」という折り紙は絶大なものだった。
・・・また、鶴吉も彼女の期待に応えるように一生懸命に働いた。
その甲斐あって、晴れて見習いの手代となった鶴吉は、番頭の指示に従って店の実務を担い、毎日バリバリと働いていた。
・・・・そんな鶴吉にはもう一つの顔があった。
「オフウウウッ、鶴ぅ・・・子袋がっ!子袋が押し込まれてっ・・・ああっ、イイっ!気を遣りそうっ・・・・ソコを責められると、あたしゃアッというまに気を遣ってしまうんだものっ」
「・・・・お内儀さまっ、ココですね!・・・この蒟蒻玉みたいにコリコリした所っ、お内儀様の子袋っ!ああっ、わたしも気持ちがいいっ!」
「おううっ、鶴ぅ・・・お前の魔羅もすっかり大きくなって・・・私の泣き所を容赦なく突くんだものっ・・・んひいいっ、もう堪らないよっ!ああっ、奥がっ、奥がいい~っ!・・・ねっ、もっと突いておくれっ!鶴ぅ!・・・お願いっ、私の子袋は、鶴っ、お前のモノだからあっ!」
「・・・ハアッ、ハアッ、おっ、お内儀さまっ、まだ気を遣るのは早いですよっ、わたしはまだまだ・・・・ほらっ、この通り!」
鶴吉が逞しく成長した身体でお照をしっかりと抱きすくめ、ネットリと女陰を責める手慣れた腰つきで彼女の濡れそぼった女陰をかき回し、彼女の大好きなトコロ・・・魔羅に食いつくように降りてきている子袋を突き上げる。
「おおおっ!・・・鶴ぅ・・・逞しいよおっ・・・あっ、ダメぇ、先に、先に気を遣っちまうっ・・・んぐうううう~っ!」
・・・・お照は両脚を鶴吉にしっかりと抱えられ、いまや6寸ほどに成長し、美しい桃色の亀頭も剥き出しになった、見事に成長した鶴吉の魔羅で臍の上まで子袋を押し込まれ、腹の底から絞り出すような声を上げて気を遣るのだった。
・・・四十路になったお照、しかしその美しさにはさほど衰えは見えなかった。
数年間、若い精を注がれ続けたせいもあろう、ムッチリと肉付きのよい尻や乳がやや垂れ気味になってきた点を除けば、元々白く美しい肌も若い娘に負けないほど艷やかで、むしろ熟女としての妖艶な魅力は増していたのである。
・・・無論、彼女自身もこの若い「恋人」を自分に繋ぎ止めるため、精一杯の努力をしていた。
ウグイスの糞からヘチマの汁、「蘭奢水」や「江戸の水」等といった、江戸で大流行した「ブランド化粧水」を買い漁り、日夜美を磨いていたのである。
・・・涙ぐましいほどの努力である。
彼女は、役者のように美しく、驚くほど精力旺盛な「絶倫」鶴吉との関係を止めることなど出来なかった。
何度精を放っても萎えることのない素晴らしく硬い太魔羅で力強く、飽くことなく膣奥を突かれ、一刻(2時間)以上も時間をかけてジックリと熟れ切った女陰を責め続けられ「料理」される四十路の人妻。
・・・・お店の仕事同様、鶴吉は床の上でも物覚えが早かった。
彼は、お照の嫁入り道具の枕絵(春画)や、自分の小遣いで買った春本等の知識を総動員して、オンナの一番感じる部分をネットリと・・・延々と責め続けるのである。
娘時代よりむしろ性欲が高まると言われる、四十路の熟れ切った肉穴が、その強烈な刺激とカチカチに反り返った若い太魔羅の魅力に勝てるはずはなかった。
「・・・・おヒィ!鶴ぅ・・・またイクぅ!イッくうう~っ!・・・ねえっ鶴ぅ・・・もう精をっ、子種をおくれっ!お前の精で私の火照った子袋を鎮めておくれええ~っ!」
「ハアッ、ハアッ、お内儀さまっ・・・それではイキますよっ!わたしも気を遣りますっ、出るっ!ああっ、出るっ!・・・おっ、お内儀さまも一緒にっ!・・・・うおおおっ!」
「んぎいいい~っ!鶴ううう~っ!キテ!キテえええ~!ううっ、う~んっ!」
こうして、お照はヒイヒイと泣きながら何度も熱い精を注がれ続ける・・・逞しく成長した美少年の精を!
さらに数年後、近江屋の主人・伊左衛門も身まかり、その子が二代目・伊左衛門となり近江屋の主人となった。
店の実務に精通し、手代達の中でも特に働きのよい鶴吉はいよいよ重手代(手代の主席)となり、近所に別宅を持つことを許され、そこから店に通うようになった。
・・・・当然ながら、お照は鶴吉に対し資金的な援助を惜しまなかった。
鶴吉の硬い肉の錫杖で何度も極楽浄土を見せてもらい、お照がすっかり気を良くした夜は、必死に遠慮する鶴吉の手に山吹色に輝く小判を無理に握らせることも珍しくはなかった。
江戸で一、二を争う裕福な札差の御隠居である、自由になる金はうなるほど持っているのだ。
彼女は、夫亡き後の「夜の夫」・・・・鶴吉を相変わらず可愛がった。
お照に愛され、彼女の世話を受け、当の鶴吉はおろか、彼の父や兄弟達に至るまで悪くない生活を送ることができたのである。
・・・・・鶴吉も二十歳となり、そろそろ周囲が縁談を持ち込むようになった。
江戸での屈指の大店・近江屋の将来有望な重手代!・・・ゆくゆくは番頭となって、暖簾分けを受けて立派な商家の主人となることは想像に難くない。
しかも、役者も裸足で逃げ出すほどの美青年である。
同業の商人で年頃の娘を持つ家は、こぞって鶴吉を婿に欲しいと申し出た。
また、鶴吉の親戚などからもひっきりなしに縁談の話が持ち込まれたが、不思議なことに、当の鶴吉は頑なに断り続けるのである。
さらには、江戸で一番の生糸問屋、井沢屋の一人娘であるお染めとの縁談が持ち上がった時は町内のちょっとした話題となった。
「両国小町」との呼び声も高い今年十七になる抜けような肌の美少女・・・江戸の男達の垂涎の的である井澤屋のお染めとの縁談!
・・・・しかし、鶴吉はそれでも首を縦に振らなかった。
「・・・・鶴や、お前さんももう良い年だ、世帯を持つのも悪くないと思うんだが・・・」
「・・・い、いえ・・・叔父様、わたくしはまだそんな気は・・・・」
「いやいや、鶴吉!商人には信用というものがある、一人前に妻を娶って世帯を持つ・・・それも立派な信用だ、お前さんがどう思おうと世間様はそう見るものだ・・・お前さんも将来、番頭に出世して暖簾分けを受けて一つの店を持つことになる身じゃないかえ?その時は世間の信用というものが大事になってくる・・・どうだね?願ってもない縁談じゃないか?ここらでひとつ身を固めちゃあどうだね?」
「・・・・いや、叔父様、折角ではございますがその儀は・・・・」
「・・・おっ、お前さん?・・・・ま、まさとは思うが、陰間(男娼)がいいとか・・・」
「ええっ?いえっ!そんな滅相なっ!・・・叔父様っ、決してそういう訳では・・・」
二十歳になった鶴吉・・・決して内心、妻を持ちたくない訳では無いのだが、彼には「お照」というものがあるのだ。
また、最近やや白髪が目立ち始めた近江屋の隠居・お照も、鶴吉の結婚話を頑として聞き入れなかった。
・・・・結局、鶴吉は二十八になった今でも、未だに独身のまま過ごしているという。
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