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これは敵かな?味方かな?
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「おやおや、これはどっちかな」
アルマさんはしゃがんで団子状の塊になっているあたし達をじっと見つめた。
人間の顔がグッと近づいて、最前線で立ちはだかるパパ&ママは、なんかもう変な色になっている。尋常じゃなくプルプルしているところを見るにアルマさん達が怖くて怖くて仕方がないんだろう。
動かないのは決意の証か、それとももう動けないのか。
「うーん、守られてるようにも襲われてるようにも見える。でもダメージは貰ってないもんね」
あっ……アルマさんはあたしのステータスを見てたのか。
「スラちゃん、敵?」
小首を傾げて聞かれたから、あたしは全力で地に伏した。
とんでもない!
この子達、いい子なんです!これからおっきくなって、可愛く跳ねてくれる筈なんです!
気持ち的には全力で説得したつもりだけど、伝わっただろうか。
「なるほど。じゃあ、スラちゃんの味方? 助けようとしてるのかな?」
必死で跳ね……ようとしたけどダメだった!
平べったくなっていたのをいい事に、上からぎゅうぎゅうチビちゃん達が押さえつけてくるもんだから全然上手く跳ねられないよー!
ちょっと!
言っとくけどあんた達の命がかかってるんだからね!?
もどかしくってちょこっとナックルのトゲトゲを表に出せば、チクっとしたのか一瞬力が緩んだ。
今だ!
あたしはチビちゃん達を振り切って、なんとか僅かにジャンプした。
「そっか、やっぱりスラちゃんの友達なのね」
リーナさんは予想していたのか、そう言ってにこりと笑ってくれた。
「スラちゃんを助けに来たつもりみたいだね」
「おーおー、泣かせるねえ。スライムってのは弱っちいくせに意外と情にあついんだな」
コーチがからかうようにそう言ってギラギラ光る大剣を鞘に収め、ジョットさんも無言で構えを解く。
よ……良かった……。解って、もらえたみたい。
安心して、急にどっと疲れが出た。ちょっとぐったりしていたら、またもチビちゃん達が縋り付いてくる。
いや、マジでちょっと休ませて……。
そう思ったのも束の間。
あたしは再び戦慄した。
ちょっと待って、なんで、どうして!?
チビちゃん達にさらにグニグニと揉みくちゃにされているあたしを置いて、アルマさん達が離れて行く。お互いに目配せして、先へ進もうとする足取りには迷いすらなかった。
ちょっと待って、違うの。
あたし、一緒に行きたいのに……!
もがきながら、でもあたしは次第に力が出なくなっていった。
だって、元々無理やりについて行ったんだもの。本当は迷惑で、いい厄介払いが出来たと思われてるとしたら?
そう思うと、もう動けなかった。
悲しくて、みんなの……もう二度と見る事が出来ないかも知れないアルマさんの後ろ姿を見つめる。
アルマさんが、振り返った。
アルマさんはしゃがんで団子状の塊になっているあたし達をじっと見つめた。
人間の顔がグッと近づいて、最前線で立ちはだかるパパ&ママは、なんかもう変な色になっている。尋常じゃなくプルプルしているところを見るにアルマさん達が怖くて怖くて仕方がないんだろう。
動かないのは決意の証か、それとももう動けないのか。
「うーん、守られてるようにも襲われてるようにも見える。でもダメージは貰ってないもんね」
あっ……アルマさんはあたしのステータスを見てたのか。
「スラちゃん、敵?」
小首を傾げて聞かれたから、あたしは全力で地に伏した。
とんでもない!
この子達、いい子なんです!これからおっきくなって、可愛く跳ねてくれる筈なんです!
気持ち的には全力で説得したつもりだけど、伝わっただろうか。
「なるほど。じゃあ、スラちゃんの味方? 助けようとしてるのかな?」
必死で跳ね……ようとしたけどダメだった!
平べったくなっていたのをいい事に、上からぎゅうぎゅうチビちゃん達が押さえつけてくるもんだから全然上手く跳ねられないよー!
ちょっと!
言っとくけどあんた達の命がかかってるんだからね!?
もどかしくってちょこっとナックルのトゲトゲを表に出せば、チクっとしたのか一瞬力が緩んだ。
今だ!
あたしはチビちゃん達を振り切って、なんとか僅かにジャンプした。
「そっか、やっぱりスラちゃんの友達なのね」
リーナさんは予想していたのか、そう言ってにこりと笑ってくれた。
「スラちゃんを助けに来たつもりみたいだね」
「おーおー、泣かせるねえ。スライムってのは弱っちいくせに意外と情にあついんだな」
コーチがからかうようにそう言ってギラギラ光る大剣を鞘に収め、ジョットさんも無言で構えを解く。
よ……良かった……。解って、もらえたみたい。
安心して、急にどっと疲れが出た。ちょっとぐったりしていたら、またもチビちゃん達が縋り付いてくる。
いや、マジでちょっと休ませて……。
そう思ったのも束の間。
あたしは再び戦慄した。
ちょっと待って、なんで、どうして!?
チビちゃん達にさらにグニグニと揉みくちゃにされているあたしを置いて、アルマさん達が離れて行く。お互いに目配せして、先へ進もうとする足取りには迷いすらなかった。
ちょっと待って、違うの。
あたし、一緒に行きたいのに……!
もがきながら、でもあたしは次第に力が出なくなっていった。
だって、元々無理やりについて行ったんだもの。本当は迷惑で、いい厄介払いが出来たと思われてるとしたら?
そう思うと、もう動けなかった。
悲しくて、みんなの……もう二度と見る事が出来ないかも知れないアルマさんの後ろ姿を見つめる。
アルマさんが、振り返った。
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