僕に取り憑く君と異世界攻略計画

ホハイタケ

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4話

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あの後フーとダンジョン攻略を約束して街へと戻った。
街に戻り僕はダンジョンのことを調べた。
ダンジョンとは塔と異なりこの世界の各所に存在している。
そこには装備に必要な特別な素材やアイテムがあるようだ。
フーはカンさんのところで短剣を作成してもらう為に素材が必要とのことだった。
しかし、ダンジョンはギルドが管理をしており攻略する為には必ずパーティーで挑まなければいけないルールとなっていた。
フーの警戒心が強いせいか相手と上手く会話をすることが出来ずパーティーを組めなかったらしい。
ツクヨちゃんのせいではあるけどいきなり攻撃を仕掛けてくるような子だもんな
それはなんとなく想像ができてしまった。

ダンジョン名は獣の洞窟という場所らしく2人のパーティーで参加は可能なようだ。

ユキトよ
ダンジョンに行くのは良いのだが
本当に大丈夫なのか?

ツクヨちゃん心配してるのか?

ユキトをいじめるのは私の役目だからの
勝手に死なれては困る。

あ、そういう理由なのね

この前も助けてくれたし意外といいやつなんじゃないかと思うところだった。

一応ダンジョン行く前に準備は念入りにしておこう。
ゴブリンの討伐である程度稼げたから回復のポーションと念の為魔力補給ポーションを買いだめしておこう。

後はこれらを入れる亜空間バックなんだが、、、
かなり高価なもので金貨50枚は必要らしい。

まだそんな大金はないため
衝撃吸収バックに入れて持っていくしかない
ダンジョンに持ち込めたとしても3本が限界だ。
回復ポーション2個と魔力補給ポーション1個ってところかな

ダンジョンがどんなところかわからないが
一応2人で攻略できるダンジョンって言っていたから大丈夫だよね。
不安を抱えながらもとりあえず疲れを取る為に眠りについた。

翌朝フーから指定されていたダンジョンの場所に向かった。
街からは割と近くにあり、約束の時間より早めについたが、どうやらそれよりも早くフーは到着して待っていたようだ。

早いね

初のダンジョンだからちょっと緊張しちゃってね

大丈夫
私がお願いしたことだからちゃんと守るわ
心配しないで

いや!自分の身は自分で守る‼︎
それが出来なきゃ塔の攻略なんて無理だからね

そうね
それじゃ少し早いけど行きましょう!

僕らはダンジョンの門をくぐり抜けた。
目の前には薄暗い洞窟が広がっていた。

ここを攻略するんだね

ええ
ここは一度既に攻略がされているダンジョンだからボスの扉までは松明で道標が出来ているわ

なるほど、、、
え??
攻略されているならモンスターはいないんじゃないの?

本当に何も知らないのね
ダンジョンボスを倒したとしても時間が経つと再びボスが現れるようになっているの
これはダンジョンも塔も同じよ

どんな仕組みなの、、、

そんなのわからないわ
私もこんな塔やダンジョンを作った奴に聞いてみたいわよ
ただし塔やダンジョンに出現するモンスターは出られないようになっているからモンスターに街を襲われたりってことは殆どない。
だけど野生のモンスターが集団で襲って来たりしたら危ないかもね

きっと冒険者のみんながいるから大丈夫だよ、

なんだろう、、、
今一瞬話を聞いてドキッとしたな
いや、まさか僕が不運だとしてもそんなことは流石にあり得ないよな。

これはフラグが立ったの

ツクヨちゃんやめて!

どうした急に⁉︎

ちょっとツクヨちゃんが変なこと言って

仲良くしたほうがいいぞ
君についているものは、いつか君にとって必要な存在になると思うよ

ツクヨちゃんそうらしいけどどうなの?

当然じゃ!
私がいなきゃユキトはダメだからの!!
フーと言ったかな私がもっと力を取り戻したら褒美をやろう!!

あれなんかめちゃめちゃ喜んでない⁇

なんて言ってるの?

~だってさ

それは楽しみにしてる

フーが嬉しそうに笑った。
フードで見えにくかったがその笑顔はとても素敵だった。

それにしてもこれだけ歩いているのにモンスターに出くわしていないしこんなに現れないもんなのか?

いえ、私もさっきから同じように思っていた。
ダンジョンでこんなに静かなのはおかしい
それに実はもうすぐボス部屋に着くのだが

フーは攻略者が残した印を確かめながら話した。

ボスの再出現時間は当に過ぎているのに、、、
もしかしたらイレギュラーが発生してるのか

イレギュラー?

ダンジョンでは稀に通常よりもレベルの高いダンジョンに変わる時があります。
もしかしたらそれが起こっているのかもしれません

フーさんどうします?
一応ここがボス部屋に続く扉ですよね。

話しているうちにボス部屋の前まで移動をしてきていた。

帰還アイテムは持ってないわよね?

ないです、、

因みにそんなものあだだなんて知らなかった。
あの街には売っていなかったし
これもまた高価なアイテムかもしれない。

イレギュラーが発生した場合は挑まず
ギルドに報告が必要なんだけど
彼をここに1人残すわけにもいかないし
何よりこんな所で時間を使いたくない‼︎

行きましょう!

行こう!

どうやらお互い同じ意見のようだ。
ほぼ同時に言葉を発していた。

ボスの部屋であろう重い扉を押し続けた。
すると動き出し中の様子が少し多々見えてきた。

あれは、、、、、、、

ミノタウルス⁉︎

そこには漆黒の色をしたミノタウルスがいた。そして、アックスを両手に持ち構えていた。

ユキト‼︎‼︎
やはり普通のミノタウルスじゃない‼︎
あれは変異種よ‼︎

次の瞬間物凄い雄叫びが襲った。

ウオオオオオオオオオオオオオオオオ‼︎‼︎

まさに開戦の合図だ。
奴は勢いよく飛び上がりこちらに向かってくる。

僕らはミノタウルスの攻撃をそれぞれ左右に交わした。
ミノタウルスアックスが振り下ろされ衝撃で避けててもふっ飛ばされた。

ユキト!!
魔力を常に全身に纏うの!!

そう指示を出しながらフーはミノタウルスの足元を短剣で斬りつけていく。

すごい、、、

臆せずフーは向かっていっていた。
ヘイトがこちらに向かないように遠くに誘導している。

イメージしろ
魔力を全身に纏う、、、、

心臓がら徐々に体が熱くなっていく。

よし!!

僕は震える足をぶん殴り気合を入れる。
そしてミノタウルスがいる方に向かって地面を蹴り出す。

え、

すると思った以上に身体が加速してミノタウルスに急接近していく。
このままじゃ奴の足にただぶつかるだけだ

覚悟を決めろ!!

僕は刀に手をかけその勢いのまま抜刀した。

抜刀一閃‼︎‼︎

勢いと武器の切れ味のおかげか切断には至らなかったがかなりのダメージが入り、ミノタウルスは体勢を崩した。
その隙を見てフーはどんどん追撃を与えていく。
しかし、僕は勢い余ってしまいそのまま壁に衝突した。

痛っ‼︎

すぐさま起き上がり身体を確認した。
結構な勢いでぶつかったけど骨は折れてなさそうだな、、、魔力のおかげか?
しかし、目眩が襲ってきた。
再び追撃するため一度回復ポーションと魔力ポーションを服用した。
思った以上に全身に魔力を纏わせるのは魔力消費が激しかった、、、

たった一度で目眩がするなんて、、、

昨日フーから目眩がしたら枯渇している合図だから絶対魔力を使うなって言われたばかりだった。

まだ僕は全身に纏わせちゃダメだ
消費が大きすぎる

部分的に状況に合わせて、、、
機動力を出すために今度は足だけに魔力の流れの意識を持っていく

これなら、、、

再びミノタウルスに接近していく。
フーさんの剣撃が続いておりミノタウルスは血だらけになっていた。
しかし、なんだか様子がおかしい。

フーさんも何か凄く圧倒しているのに焦っているような、、、

僕はミノタウルスと目が合った。
あれは押されているモンスターの目じゃない

フーさん‼︎‼︎‼︎

僕は咄嗟に思いっきり叫んだ。

ミノタウルスの黒だった身体が赤く染まっていき爆風を巻き起こした。

ヴォォォォォォォォォォォ‼︎‼︎

くっ⁉︎

フーさんは身体を守るために魔力を放出してバリアのようにして身体を囲んだ。
しかし、勢いよく壁に叩きつけられてしまう。

僕もある程度接近していたので爆風により一瞬で壁に叩きつけられた。
意識が飛びかけたがなんとか薄目を開けてミノタウルスのいるところを見た。

どうやらあの技はミノタウルス自身も諸刃の剣だったのか瀕死のような状態だった。

しかし、フラフラとはしているが段々とこちらに近づいてくる

ポーションを、、、、腰につけたバックを触ってみたがポーションは割れていた。

衝撃吸収バックじゃなかったんかよ、、、

フーさんの方に目をやると打ちどころが悪く意識が飛んでしまったのか起き上がらない。

このままじゃ不味い、、、
誰か、、、

呼んだかの?

ツクヨちゃん、、、

力を貸してやろうか?

代償がいるんだろ、、、

そうじゃの~
ユキトは私に何をしてくれるのじゃ?

何をって、、、
姿もわからないのに何をしてやれるっていうだよ

確かにそれはそうじゃの~?

この間にもミノタウルスがどんどん近づいてきている。

なんでもいい
何か望みがあるなら叶えてやる‼︎

生きていればきっとなんとかなる‼︎

爺ちゃんがよくいっていた言葉が頭に浮かんだ。

言ったの?
私の望みを叶えてくれるのだな
そしたら契約は成立じゃ

パン!!

ツクヨが何かを叩いたのか身体の中で何か弾けるような音が、、、
次の瞬間意識が遠退いていた、、、

ダメだ今眠ってしまったら、、、

安心せい今は休むのじゃ

ツクヨの声だけどなんか優しい、、、

身体はボロボロじゃし
あの女子も心配じゃ
一瞬で終わらせるぞ

ヴォォォォォォォォォォォ‼︎‼︎

お?なんじゃ私のことを恐れているのか?
心配するな一瞬じゃ

よっ

ヴォ

私はユキトの刀で牛の化け物を縦から真っ二つに斬り伏せた。
あまりにも一瞬の出来事でミノタウルスも叫ぶことも出来ず倒れた。

やはりこの刀普通ではないの、、、
にしてもこの程度じゃ遊びにもならん
つまらんの~
まぁ、でもこれからの楽しみが別にできたからの

ふふふふふふふふ

心の底から笑いが込み上げてきた。

おっとユキトの身体じゃった。
これ以上無理をすると死んでしまう

ここも安全じゃろうし時期に女子も目が覚めそうだ。

戻ろうかの、、、、
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