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第二章 混沌竜の契約者
連絡
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「それじゃあ作業に行こうか、コン」
「ああ」
今現在午前4時50分、僕はいつも通り身支度を済ませて朝の作業に向かう。
ユンを従魔にしてから10日経った。
従魔召喚の儀から丁度3週間経った今日は5月22日の日曜日。
ユンが村に来た時に一悶着はあったものの、仮契約を交わしていることを証明したことで何とか1つの条件付きで納得してもらう事が出来た。
それから翌日にその条件を果たすために村の学校に行き、校庭で従魔契約の実演をすることでユンは正式に僕の従魔になった。
ユンが夜中に結構な声で吠えるので、今は従魔契約で出来無いよう縛っている。
そのせいで夜吠えようとしてピタッと動きを止めることがあり、ちょっと心苦しかったりする。
あと僕が朝起きるのが早過ぎてユンが辛そうなので、僕の家に来て3日目から妹の部屋で寝起きするようになっている。
「フンフンフン~♪」
何となく適当な鼻歌を歌いながら朝の作業を終わらせて家に帰った僕は、裏口の前でお座りをして尻尾をブンブンと振っていたユンを撫で回す。
それから食卓で皆で朝ご飯を食べる。
ちなみにユンはご飯を味見程度には食べるが、主なエネルギー源となる僕の魔力がユンの必要量に足りない為、不足分はコンが補っている。
普通の狼などであれば3匹でも足りない事は無いらしいけど、ユンはちょっと特別なためその分必要量が多いらしい。
まあそのためコンが今度から基礎魔力量を増やす為の訓練をしてくれるらしいので、いつかはユンのお腹を僕の魔力だけで満たせたらなぁと思う。
それから今日は僕と学校が休みのミリィと幼馴染のソフィ、更に今日は同い年のブロウとミリアとコールと言う6人で西の草原に行く。
普段ソフィと一緒に居ることが多いけど、別に他の人とあまり関わりがないわけではない。
「ほーらユン、取ってこーい!」
「ワワン!」
スポーツ刈りにした金髪の少年コールが投げた木の棒をユンが追いかける。
そして棒を持って来たユンを撫でると体を振るってその手を弾く。
「な、何でだよ……」
本日3度目となるコールの拒否にブロウが笑う。
「そりゃコールの撫で方が悪いんだろ。ほら背中のこの辺をこんくらいの強さで撫でてやりゃあいいんだよ」
そう言って背中を撫でる同じ金髪の長めの髪をしたブロウに対し、ユンは気持ちよさそうに目を細めている。
「何で皆そんなうまいんだ?」
「別にうまかねーよ、お前が不器用なだけだ。そんなんだから自分の従魔にすら撫でさせて貰えないんだよ」
「う、まあ確かにそうだけどよ」
そんな話をしている傍ら、女子は女子で集まっている。
「うわぁ、やっぱりミリアの針羊は柔らかいね~」
ソフィがミリアの従魔の針羊に抱きつきながら言う。
「うん!でも驚くと針みたいに変わるから、最初生活に慣れるまでは命令で抑えないとだったから、ちょっとかわいそうだったよ~。しかも、それで止められるのにまた驚くから中々動けなくなるの」
そう言いながらソフィの虹亀を撫でるミリアは明るい茶髪を肩で切りそろえた女子である。
「ふかふか~!」
ミリィも嬉しそうに針羊に抱きついている。
そして、僕は現在ブロウの従魔であるカウホースに乗ってテクテク歩いて貰っている。
「よしよし、クロウはいい子だね」
ブロウが自身の名前を文字って名前をつけた従魔、クロウにそう言って首筋を撫でてあげると嬉しそうに「ブルル」と鳴く。
「おー、やっぱロイは慣れるの早いな。コールとは大違いだな」
「うっせえ、その内絶対俺もマスターしてやるからな!」
「キャウ!」
「ほら、お前が今大声出すからユンがビックリしてんじゃねぇか。だからお前は中々懐かれないんだ」
「う……驚かせてすまん、ユン」
「ワン!」
そんな感じでそれぞれの従魔を交えてワイワイと遊んでいた。
「む、ロイよ、メルクから今日遊びに行っても良いかと連絡が来たぞ」
と、草原の中元の大きさでノンビリくつろいでいたコンが急に言う。
……え?
「ん、メルクって誰だ?」
それに1番に反応したのは、またまたユンに撫でるのを弾かれて落ち込んでいたコール。
「私、どこかで聞いたことあるかも」
そう言ってう~んと悩むのはミリア。
「えっと、確か、確か、確か……何だっけ?思い出せん」
あとちょっとで答えが出そうなのはブロウ。
「何だろうね~」「私はちょっとわからないかなぁ」
特に思い出そうとしてないのはミリィとソフィ。
そして、僕はその報告に固まってしまう。
「どうしたのロイ君?」
そう心配そうに聞くソフィの声で、僕は皆にどう伝えるか一瞬悩み……
「メルクって言う人は、その……今の国王様の事です……」
「へー、国王か……え?」
一瞬どうでもよさそうにそう言ってユンを撫でるチャレンジに戻りかけたコールは、しかしすぐにその人物の立場を考えて動きが止まる。
「「「「「こ、国王様!?」」」」」
その急な大声に驚いたユンが跳び上がり、ミリアの従魔の針羊が体毛を針のようにしかけてしまい動きが止まったのは、まあ仕方の無いことだろう。
普通、こんなちっぽけな開拓者の村に国王様が来ることなど無いのだから。
「ああ」
今現在午前4時50分、僕はいつも通り身支度を済ませて朝の作業に向かう。
ユンを従魔にしてから10日経った。
従魔召喚の儀から丁度3週間経った今日は5月22日の日曜日。
ユンが村に来た時に一悶着はあったものの、仮契約を交わしていることを証明したことで何とか1つの条件付きで納得してもらう事が出来た。
それから翌日にその条件を果たすために村の学校に行き、校庭で従魔契約の実演をすることでユンは正式に僕の従魔になった。
ユンが夜中に結構な声で吠えるので、今は従魔契約で出来無いよう縛っている。
そのせいで夜吠えようとしてピタッと動きを止めることがあり、ちょっと心苦しかったりする。
あと僕が朝起きるのが早過ぎてユンが辛そうなので、僕の家に来て3日目から妹の部屋で寝起きするようになっている。
「フンフンフン~♪」
何となく適当な鼻歌を歌いながら朝の作業を終わらせて家に帰った僕は、裏口の前でお座りをして尻尾をブンブンと振っていたユンを撫で回す。
それから食卓で皆で朝ご飯を食べる。
ちなみにユンはご飯を味見程度には食べるが、主なエネルギー源となる僕の魔力がユンの必要量に足りない為、不足分はコンが補っている。
普通の狼などであれば3匹でも足りない事は無いらしいけど、ユンはちょっと特別なためその分必要量が多いらしい。
まあそのためコンが今度から基礎魔力量を増やす為の訓練をしてくれるらしいので、いつかはユンのお腹を僕の魔力だけで満たせたらなぁと思う。
それから今日は僕と学校が休みのミリィと幼馴染のソフィ、更に今日は同い年のブロウとミリアとコールと言う6人で西の草原に行く。
普段ソフィと一緒に居ることが多いけど、別に他の人とあまり関わりがないわけではない。
「ほーらユン、取ってこーい!」
「ワワン!」
スポーツ刈りにした金髪の少年コールが投げた木の棒をユンが追いかける。
そして棒を持って来たユンを撫でると体を振るってその手を弾く。
「な、何でだよ……」
本日3度目となるコールの拒否にブロウが笑う。
「そりゃコールの撫で方が悪いんだろ。ほら背中のこの辺をこんくらいの強さで撫でてやりゃあいいんだよ」
そう言って背中を撫でる同じ金髪の長めの髪をしたブロウに対し、ユンは気持ちよさそうに目を細めている。
「何で皆そんなうまいんだ?」
「別にうまかねーよ、お前が不器用なだけだ。そんなんだから自分の従魔にすら撫でさせて貰えないんだよ」
「う、まあ確かにそうだけどよ」
そんな話をしている傍ら、女子は女子で集まっている。
「うわぁ、やっぱりミリアの針羊は柔らかいね~」
ソフィがミリアの従魔の針羊に抱きつきながら言う。
「うん!でも驚くと針みたいに変わるから、最初生活に慣れるまでは命令で抑えないとだったから、ちょっとかわいそうだったよ~。しかも、それで止められるのにまた驚くから中々動けなくなるの」
そう言いながらソフィの虹亀を撫でるミリアは明るい茶髪を肩で切りそろえた女子である。
「ふかふか~!」
ミリィも嬉しそうに針羊に抱きついている。
そして、僕は現在ブロウの従魔であるカウホースに乗ってテクテク歩いて貰っている。
「よしよし、クロウはいい子だね」
ブロウが自身の名前を文字って名前をつけた従魔、クロウにそう言って首筋を撫でてあげると嬉しそうに「ブルル」と鳴く。
「おー、やっぱロイは慣れるの早いな。コールとは大違いだな」
「うっせえ、その内絶対俺もマスターしてやるからな!」
「キャウ!」
「ほら、お前が今大声出すからユンがビックリしてんじゃねぇか。だからお前は中々懐かれないんだ」
「う……驚かせてすまん、ユン」
「ワン!」
そんな感じでそれぞれの従魔を交えてワイワイと遊んでいた。
「む、ロイよ、メルクから今日遊びに行っても良いかと連絡が来たぞ」
と、草原の中元の大きさでノンビリくつろいでいたコンが急に言う。
……え?
「ん、メルクって誰だ?」
それに1番に反応したのは、またまたユンに撫でるのを弾かれて落ち込んでいたコール。
「私、どこかで聞いたことあるかも」
そう言ってう~んと悩むのはミリア。
「えっと、確か、確か、確か……何だっけ?思い出せん」
あとちょっとで答えが出そうなのはブロウ。
「何だろうね~」「私はちょっとわからないかなぁ」
特に思い出そうとしてないのはミリィとソフィ。
そして、僕はその報告に固まってしまう。
「どうしたのロイ君?」
そう心配そうに聞くソフィの声で、僕は皆にどう伝えるか一瞬悩み……
「メルクって言う人は、その……今の国王様の事です……」
「へー、国王か……え?」
一瞬どうでもよさそうにそう言ってユンを撫でるチャレンジに戻りかけたコールは、しかしすぐにその人物の立場を考えて動きが止まる。
「「「「「こ、国王様!?」」」」」
その急な大声に驚いたユンが跳び上がり、ミリアの従魔の針羊が体毛を針のようにしかけてしまい動きが止まったのは、まあ仕方の無いことだろう。
普通、こんなちっぽけな開拓者の村に国王様が来ることなど無いのだから。
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