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第二章 混沌竜の契約者
割合
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「ではロイ君に支払う金額なのですが、まず特産品コンテストに入選された賞金の銀貨10枚、更に世界中に国の名物として認められた場合には追加で金貨1枚となります」
「え、そんなにですか!?」
僕はこれまでに銀貨は見たことはあったけど、触ったことはない。
その上金貨ともなると村では一切使われることがなく、見たことすらない。
「はい。国の名物ともなれば金貨1枚分ぐらいは簡単に集まりますし、お金を使うようになれば経済もまわりますので国としてはこれくらい何ともないのです」
「そう……なんですか?」
経済の話が苦手な僕にはどうしてなのかはよくわからないけど、とにかく報酬分の元は取れるということはわかった。
「またそれとは別に特産品コンテストで入選した物を販売する場合にはアイデア料として、商品を販売した売上の3割が販売開始から5年間支払われることになります」
「3割もですか!?」
ソフィも驚いたようでつい大声をあげ、ちょっと恥ずかしそうにしてる。
「そうです。揚げパン1個で鉄貨9枚、黄豆粉揚げパン12枚、素揚げパンで15枚がロイ君の取り分になり、これらの売上は月ごとにお支払いすることになります」
それはどれくらい売れるかはわからないけど、その額で5年ともなるとかなりの額になるだろうことは簡単に予想できる。
それに詳細はわからないけどメルクさんとノトさんはかなりの収益が見込めると予想しているということは、きっとかなり売れるだろう。
獲らぬ弾丸兎の皮算用ではあるけど、もしかしたらそれだけでも金貨1枚分に届くかもしれない。
「あの、それ1割でいいです、3割もはいらないです」
でも、僕はそう答えた。
「な、何故だ!?」
メルクさんがその言葉に驚いて立ち上がる。
「冗談ですか?」
「ロイ君何でなの?」
「ロイよ、なぜ一割なのだ?」
次いでノトさんにソフィとコンも僕の発言に驚いて目を見開いた。
「ロイ君、もし1割であればそれぞれ1個につき鉄貨3、4、5枚になってしまうぞ?」
ノトさんはすぐに1割で再計算をして言う。
「僕はお金を趣味に使うことないですし、ノンビリ農業して行けたら十分なので」
これは言わないけど、単なるドジで出来た物でそんなにお金をもらうのは何だか色んな人に申し訳ないというのもある。
「しかしだな……」
「それに、お金を使わない僕が貰うより、その分誰かに使ってもらった方がいいと思うので」
実際、街から行商人が来ることはあるけど過去に自分の趣味で何かを買ったことは一度も無い。
他の同い年の皆は行商人から何か好きなものを買うことはあるけど、僕は野菜やタームの世話をしたり散歩したりユンと遊んだりするだけで満足だったのだ。
「確かにロイ君は昔からお金を使うこと無かったよね」
それを聞いていたソフィは苦笑いする。
「ロイ君、本当にそれで良いのか?」
メルクさんが心配そうな声でそう聞いてくる。
「はい!」
「そうか、わかった」
その後、話し合いの前に作っておいたらしい誓約書を少々書き換えるまで待つ。
「では、ここに名前を書いてくれ」
そう言ってメルクさんから渡された誓約書には、今回の賞金とアイデア料1割を5年にも渡り支払う事が明記されていた。
僕はそれにロイ、と名前を書いて手渡した。
「ちゃんと書いておるな。ではこれが賞金の銀貨10枚だ、受け取りなさい」
メルクさんがそう言うと、ノトさんが何処からか革袋を取り出して僕にくれた。
僕はその中身を確認することなくコンに頼んで闇魔法でしまってもらった。
それから僕とソフィはちょっとした目的も込みで王都の中を歩く。
「本当に1割で良かったの?」
「その1割も、ソフィにあげてもいいけどね」
「ロイ君って本当にお金に対して欲が無いよね」
「え、そんなにですか!?」
僕はこれまでに銀貨は見たことはあったけど、触ったことはない。
その上金貨ともなると村では一切使われることがなく、見たことすらない。
「はい。国の名物ともなれば金貨1枚分ぐらいは簡単に集まりますし、お金を使うようになれば経済もまわりますので国としてはこれくらい何ともないのです」
「そう……なんですか?」
経済の話が苦手な僕にはどうしてなのかはよくわからないけど、とにかく報酬分の元は取れるということはわかった。
「またそれとは別に特産品コンテストで入選した物を販売する場合にはアイデア料として、商品を販売した売上の3割が販売開始から5年間支払われることになります」
「3割もですか!?」
ソフィも驚いたようでつい大声をあげ、ちょっと恥ずかしそうにしてる。
「そうです。揚げパン1個で鉄貨9枚、黄豆粉揚げパン12枚、素揚げパンで15枚がロイ君の取り分になり、これらの売上は月ごとにお支払いすることになります」
それはどれくらい売れるかはわからないけど、その額で5年ともなるとかなりの額になるだろうことは簡単に予想できる。
それに詳細はわからないけどメルクさんとノトさんはかなりの収益が見込めると予想しているということは、きっとかなり売れるだろう。
獲らぬ弾丸兎の皮算用ではあるけど、もしかしたらそれだけでも金貨1枚分に届くかもしれない。
「あの、それ1割でいいです、3割もはいらないです」
でも、僕はそう答えた。
「な、何故だ!?」
メルクさんがその言葉に驚いて立ち上がる。
「冗談ですか?」
「ロイ君何でなの?」
「ロイよ、なぜ一割なのだ?」
次いでノトさんにソフィとコンも僕の発言に驚いて目を見開いた。
「ロイ君、もし1割であればそれぞれ1個につき鉄貨3、4、5枚になってしまうぞ?」
ノトさんはすぐに1割で再計算をして言う。
「僕はお金を趣味に使うことないですし、ノンビリ農業して行けたら十分なので」
これは言わないけど、単なるドジで出来た物でそんなにお金をもらうのは何だか色んな人に申し訳ないというのもある。
「しかしだな……」
「それに、お金を使わない僕が貰うより、その分誰かに使ってもらった方がいいと思うので」
実際、街から行商人が来ることはあるけど過去に自分の趣味で何かを買ったことは一度も無い。
他の同い年の皆は行商人から何か好きなものを買うことはあるけど、僕は野菜やタームの世話をしたり散歩したりユンと遊んだりするだけで満足だったのだ。
「確かにロイ君は昔からお金を使うこと無かったよね」
それを聞いていたソフィは苦笑いする。
「ロイ君、本当にそれで良いのか?」
メルクさんが心配そうな声でそう聞いてくる。
「はい!」
「そうか、わかった」
その後、話し合いの前に作っておいたらしい誓約書を少々書き換えるまで待つ。
「では、ここに名前を書いてくれ」
そう言ってメルクさんから渡された誓約書には、今回の賞金とアイデア料1割を5年にも渡り支払う事が明記されていた。
僕はそれにロイ、と名前を書いて手渡した。
「ちゃんと書いておるな。ではこれが賞金の銀貨10枚だ、受け取りなさい」
メルクさんがそう言うと、ノトさんが何処からか革袋を取り出して僕にくれた。
僕はその中身を確認することなくコンに頼んで闇魔法でしまってもらった。
それから僕とソフィはちょっとした目的も込みで王都の中を歩く。
「本当に1割で良かったの?」
「その1割も、ソフィにあげてもいいけどね」
「ロイ君って本当にお金に対して欲が無いよね」
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