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第二章 混沌竜の契約者
冒険者登録
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「ねぇロイ君どうしたの?」
別室にあるソファに座るとソフィからそんな質問がくる。
「その、あの話を聞いていたらちょっと色々考えちゃって」
それを聞いたソフィは苦笑いする。
「確かに色々と考えちゃうよね」
「でも、ロイ君なら大丈夫じゃないかな?私、ロイ君が何か酷い事をするなんて考えられないから」
「そうなのか?」
ソフィの発言にコンが不思議そうに聞く。
「うん。だってロイ君は昔から怒ったりすることもなかったから」
それにコンは凄く驚いたみたいで目を丸くする。
「ロイよ、それは本当か?」
「う~ん、怒るっていうのがよくわからないけど、たぶんないと思う」
怒ったことがないらしい僕には自分が本当に怒ったことがないのか判断出来ない。
でも、皆がそんなことはなかったと言うからそうなのだろうと思っている。
「昔、ロイ君とミリィちゃんと一緒に8歳の時コルク川にピクニックに行った事があったの」
「あったね~」
なんで突然そんな話にと思う。
「そこでね3人でお昼ご飯を食べはじめたんだけど、その時強い風が吹いてお弁当を入れてた袋がかなり遠くまで飛ばされちゃって、それをロイ君が取りに行ったの」
そんなこともあったなぁ。
「ほう」
「その時にね、その時5歳のミリィちゃんが自分の分のお弁当食べても足りなかったのか、いつの間にかロイ君のお弁当のオカズを食べちゃったの」
「あの時はお腹空いてたから、結構落ち込んだなぁ」
袋が近くに生えていた木の上に引っかかってしまってたんだよね。
「それで袋を持って戻って来たロイ君はね《もう、お腹空いてたなら分けてあげるから、今度からは勝手に食べないでね》って、苦笑いしながら言ったんだよ。私もあの頃なら何で勝手に食べたの!って怒ると思う」
「そうなのかな?だって、お腹が空いてたんだから仕方ないんじゃないかな?それに、一応ミリィだったから」
確かにその後空腹で大変だったけど。
「ロイ君なら誰が食べても同じ反応だったんじゃないかな」
「う、僕もそんな気がするけど……」
「うむ。我も従魔になって日は浅いがロイなら言いそうな気もするな」
「そうかなぁ」
「そうだよ」
そう言って笑っているとテッドさんが部屋に入って来た。
「顔色は良くなったようじゃな」
「はい。時間を置いていただいて、ありがとうございます」
「うむうむ、やはり元気なことは良い事じゃ。それじゃあ早速じゃが登録内容について話をしようかの」
テッドさんはそう言うと先程の登録用紙を取り出す。
「とは言え、やることはただの確認だけじゃ」
「確認ですか?」
「そうじゃ。ロイ君、君が今登録しようとしている内容を儂は嘘だと知らぬとして登録することは出来る。これまでにも嘘で登録した例は何件もあるのでな」
それは知っている。
商業ギルド等になると信頼が無いとやれないけど、言い方は悪いとは思うけど冒険者は自らの力と命を売り物にする商売である。
そのため本当に重要な戦闘技術や魔法等に関して嘘をついて登録することが黙認されている。
「じゃけど、この件に関してはその内世界中にバレてしまうじゃろう。そのため嘘での登録も周囲に広まるまでの時間を伸ばす事にしかならないが、それでも良いのか?」
「はい。僕は冒険者として活躍したい訳では無いですから」
「ふむ、そうか。ではこのまま登録してしまって2人とも問題はないかの?」
「「はい!」」
「ではこのまま登録して来るからの、下の受付で待っておれ。直ぐにカードを発行して来るからの」
そう言って部屋を出ようとするテッドさんに僕は頭を下げる。
「今日は貴重なお話をして下さって、本当にありがとうございました!」
それを聞いたテッドさんは少し驚いたようにこちらを見て、笑った。
「儂も話を真摯に聞いてもらうのは久々じゃったから、楽しかったぞ。その純真な心を忘れぬようにな」
それから僕とソフィは1階に降りた時に冒険者達が何をしていたのかと集まって来たけど、それは僕達を待っていたらしいイツキさんとその仲間が僕達に近づいた事で、何故か彼らを避けるように他の冒険者達は離れて行った。
僕とソフィがその後直ぐに完成した冒険者カードを受け取った後は彼らと共に外に出る。
「なあロイ、この後時間ある?」
「えっと、この後杖を買いに行くつもりなんですけど……」
「なら俺らも一緒に行っていいか?これでも冒険者なんだ、いい店に案内してやるぜ!」
「えっと、じゃあお願いします」
「任せろ!」
別室にあるソファに座るとソフィからそんな質問がくる。
「その、あの話を聞いていたらちょっと色々考えちゃって」
それを聞いたソフィは苦笑いする。
「確かに色々と考えちゃうよね」
「でも、ロイ君なら大丈夫じゃないかな?私、ロイ君が何か酷い事をするなんて考えられないから」
「そうなのか?」
ソフィの発言にコンが不思議そうに聞く。
「うん。だってロイ君は昔から怒ったりすることもなかったから」
それにコンは凄く驚いたみたいで目を丸くする。
「ロイよ、それは本当か?」
「う~ん、怒るっていうのがよくわからないけど、たぶんないと思う」
怒ったことがないらしい僕には自分が本当に怒ったことがないのか判断出来ない。
でも、皆がそんなことはなかったと言うからそうなのだろうと思っている。
「昔、ロイ君とミリィちゃんと一緒に8歳の時コルク川にピクニックに行った事があったの」
「あったね~」
なんで突然そんな話にと思う。
「そこでね3人でお昼ご飯を食べはじめたんだけど、その時強い風が吹いてお弁当を入れてた袋がかなり遠くまで飛ばされちゃって、それをロイ君が取りに行ったの」
そんなこともあったなぁ。
「ほう」
「その時にね、その時5歳のミリィちゃんが自分の分のお弁当食べても足りなかったのか、いつの間にかロイ君のお弁当のオカズを食べちゃったの」
「あの時はお腹空いてたから、結構落ち込んだなぁ」
袋が近くに生えていた木の上に引っかかってしまってたんだよね。
「それで袋を持って戻って来たロイ君はね《もう、お腹空いてたなら分けてあげるから、今度からは勝手に食べないでね》って、苦笑いしながら言ったんだよ。私もあの頃なら何で勝手に食べたの!って怒ると思う」
「そうなのかな?だって、お腹が空いてたんだから仕方ないんじゃないかな?それに、一応ミリィだったから」
確かにその後空腹で大変だったけど。
「ロイ君なら誰が食べても同じ反応だったんじゃないかな」
「う、僕もそんな気がするけど……」
「うむ。我も従魔になって日は浅いがロイなら言いそうな気もするな」
「そうかなぁ」
「そうだよ」
そう言って笑っているとテッドさんが部屋に入って来た。
「顔色は良くなったようじゃな」
「はい。時間を置いていただいて、ありがとうございます」
「うむうむ、やはり元気なことは良い事じゃ。それじゃあ早速じゃが登録内容について話をしようかの」
テッドさんはそう言うと先程の登録用紙を取り出す。
「とは言え、やることはただの確認だけじゃ」
「確認ですか?」
「そうじゃ。ロイ君、君が今登録しようとしている内容を儂は嘘だと知らぬとして登録することは出来る。これまでにも嘘で登録した例は何件もあるのでな」
それは知っている。
商業ギルド等になると信頼が無いとやれないけど、言い方は悪いとは思うけど冒険者は自らの力と命を売り物にする商売である。
そのため本当に重要な戦闘技術や魔法等に関して嘘をついて登録することが黙認されている。
「じゃけど、この件に関してはその内世界中にバレてしまうじゃろう。そのため嘘での登録も周囲に広まるまでの時間を伸ばす事にしかならないが、それでも良いのか?」
「はい。僕は冒険者として活躍したい訳では無いですから」
「ふむ、そうか。ではこのまま登録してしまって2人とも問題はないかの?」
「「はい!」」
「ではこのまま登録して来るからの、下の受付で待っておれ。直ぐにカードを発行して来るからの」
そう言って部屋を出ようとするテッドさんに僕は頭を下げる。
「今日は貴重なお話をして下さって、本当にありがとうございました!」
それを聞いたテッドさんは少し驚いたようにこちらを見て、笑った。
「儂も話を真摯に聞いてもらうのは久々じゃったから、楽しかったぞ。その純真な心を忘れぬようにな」
それから僕とソフィは1階に降りた時に冒険者達が何をしていたのかと集まって来たけど、それは僕達を待っていたらしいイツキさんとその仲間が僕達に近づいた事で、何故か彼らを避けるように他の冒険者達は離れて行った。
僕とソフィがその後直ぐに完成した冒険者カードを受け取った後は彼らと共に外に出る。
「なあロイ、この後時間ある?」
「えっと、この後杖を買いに行くつもりなんですけど……」
「なら俺らも一緒に行っていいか?これでも冒険者なんだ、いい店に案内してやるぜ!」
「えっと、じゃあお願いします」
「任せろ!」
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