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第三章 農民が動かす物語
郵便
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「ああ今日だったか、教えてくれてありがとうな」
「いえ、それじゃあ僕はこれで」
台車を引いて帰る途中でブォンさんに会ったので村長に言われた通りに伝える。
彼も農作業を終えて朝食を食べに戻るところだったらしくお互いに簡素に済ませる。
「ただいま~」
「おかえりお兄ちゃん」
家の戸を開けると居間からミリィの声が聞こえる。
「おかえり、ロイ。朝ごはん出来てるわよ」
「おかえりロイ、早く着替えて来なさい」
靴を脱いで居間に行くと皆朝ご飯を食べずに僕を待っていたみたいだ。
「わかった、すぐ着替えてくる」
そう言って僕は自分の部屋へと向かう。
そして手早く着替えて居間に戻ると何時もの席に座って手を合わせる。
「「「「「いただきます!」」」」」
「あ、そうだ今日行商人が来てるらしいからこの後塩とか買って来るよ」
食べ終えたら父さんは仕事するだろうし、母さんは家事や父さんの仕事の補助をするので時間がある僕が行くことが多い。
「おおそうか、なら後でお金いくらか渡すぞ」
「塩と砂糖を2袋買ってくるね」
両方とも1袋鉄貨50枚程なので銅貨2枚あれば買えるはずだ。
「あと糸もお願いね。父さんの作業着の修繕に使って少なくなったからそこそこ太めの」
「わかった」
それなら派手な色じゃ無いのを買った方がいいかなと思う。
「ロイよ、これをもう少しだけ貰えぬか?」
「いいよ」
そう言われて右にいるコンのお皿を持ち上げて、大皿に盛られた卵焼きを取る。
「お兄ちゃん行くなら私も行くー!」
そこに話してる最中、発酵が上手くいかなかったのか何時もより固いパンを噛んでいたミリィが言う。
「なら少し多めに渡すから、2人で何かいいもんあったら買っていいぞ」
「ありがとうお父さん!」
「これくらいでいい?う~ん、僕は多分ないと思うけどね」
コンの前にお皿を置いて、僕は苦笑いしながら言う。
「うむ、これで十分だ」
「いつも言ってるけど遠慮なんてしなくていいんだぞ?」
「遠慮とかじゃなくて、あんまり欲しいって思う物が無いんだ」
「王都でも買いたいもんが無かったならまあそうないか」
ついこの前の7月の最終日、メルクさんから連絡が来てお城に行った。
その際7月の売上が金貨1枚と銀貨2枚、それに報酬の金貨1枚を足した金銀貨2枚にもなったと報告を受け、ひとまず金貨は冒険者ギルドの預金システムで受け取れるようにしてもらい、銀貨2枚はその場で受け取って今はコンに管理して貰っていた。
その際王都の店をまわったけど特にこれと思う物も無く、何も買わずに帰って来ていた。
「ま、今となっては俺よりお金も持ってるか」
「あ、あはは……運が良かっただけだよ」
家はそこそこ豊かな方なので幾らかはもしもに備えての蓄えもあるけど、それだって銀貨数枚ぶんが精々なので金貨2枚は物凄い大金だ。
「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」
「それじゃあコン、ユン、ミリィ行こうか」
お父さんから銅貨4枚を受け取って玄関へ向かう。
「うん!」
「ワン!」
「ロイよ、その行商人とは村の外の者なのだろう?我はお喋り鳥になった方が良いだろうか」
「あ、お願い」
そうしてお喋り鳥の姿になったコンを肩に乗せ、背にミリィを乗せたユンと共に家を出てから村の広場へ向かうと、そこでは行商人が7人と20人程の村人が居た。
「ようロイも買物か」
そこに後ろから朝も聞いた声が聞こえて振り返ると、そこにはブロウが居た。
「うん、ブロウは何買いに来たの?」
「俺は油と火打ち石を買いにな」
「丸くなったの?」
「そうそう」
僕は最近魔力量が増えて来たので魔法で火をつけることが増えてきたけど、魔法を使わなければ火打ち石と打鉄で火花を出して火をつけるのが普通だ。
火打ち石はそうすぐに使えなくなるような物でもないけど、それでもずっと使い続けたら角が無くなって上手く火がつかなくなるのでたまに新しくする必要がある。
それだけ話すと僕とブロウはそれぞれ別の台車に向かう。
クルク村には行商人は5つの台車を引いて来ており、食品、消耗品、嗜好品に分けた3つの台車で商品販売し、2つは主に村から野菜などの買い取りに使うらしい。
「すみません、砂糖と塩を2袋ずつ下さい」
「あいよ、他に何かいるもんはないかい?」
僕が台車に近づいてそこにいる行商人さんに言うとすぐに用意しながら言ってくる。
「あ、私あそこのお菓子みたいなの食べてみたい!」
そう言ってミリィが指差す先にあったのは茶色くて丸い、どこか香ばしい香りのする物だった。
「それじゃあそこのも一緒に買います」
「ああ素揚げパンね、合計で銅貨2鉄貨50ね」
その言葉に、僕は一瞬驚いて声が出そうになったけど何とか抑える。
メルクさんから名前だけは聞いていたけどどんなものか見ることは無かったのだ。
銅貨で渡されていたので3枚渡して鉄貨50枚を受け取る。
「毎度あり」
その行商人の声を聞きながら消耗品の台車へと向かい、そこで先ほどのお釣りの鉄貨50枚で茶色の糸を買ってから嗜好品の台車も見てみるも、やはりこれといって欲しいものが無かった。
それから素揚げパンの入った袋を満足そうに見るミリィと、素揚げパンをまじまじと見つめるコンとユンを連れて帰ろうとすると、食品売り場で販売の補助をしていた居た人が走ってきた。
「君はゼンさんの息子さんだったね。これ手紙をついでに届けてくれないかな?」
「あ、わかりました」
僕は頷きながらそう言って、白い封筒を受け取る。
こんな国の端の村に手紙が来る事が珍しいので月に一回、行商人が各家に行って手紙を渡すのが殆どだ。
しかし、渡す人予定の人の家族に手紙を渡して届けてもらうことは多い。
「ふむ、なんの手紙だろうな?」
「えっと、それはわからないけど……コンは何も買わなくて良かったの?」
「うむ、我も欲しい物が無かったものでな」
「いえ、それじゃあ僕はこれで」
台車を引いて帰る途中でブォンさんに会ったので村長に言われた通りに伝える。
彼も農作業を終えて朝食を食べに戻るところだったらしくお互いに簡素に済ませる。
「ただいま~」
「おかえりお兄ちゃん」
家の戸を開けると居間からミリィの声が聞こえる。
「おかえり、ロイ。朝ごはん出来てるわよ」
「おかえりロイ、早く着替えて来なさい」
靴を脱いで居間に行くと皆朝ご飯を食べずに僕を待っていたみたいだ。
「わかった、すぐ着替えてくる」
そう言って僕は自分の部屋へと向かう。
そして手早く着替えて居間に戻ると何時もの席に座って手を合わせる。
「「「「「いただきます!」」」」」
「あ、そうだ今日行商人が来てるらしいからこの後塩とか買って来るよ」
食べ終えたら父さんは仕事するだろうし、母さんは家事や父さんの仕事の補助をするので時間がある僕が行くことが多い。
「おおそうか、なら後でお金いくらか渡すぞ」
「塩と砂糖を2袋買ってくるね」
両方とも1袋鉄貨50枚程なので銅貨2枚あれば買えるはずだ。
「あと糸もお願いね。父さんの作業着の修繕に使って少なくなったからそこそこ太めの」
「わかった」
それなら派手な色じゃ無いのを買った方がいいかなと思う。
「ロイよ、これをもう少しだけ貰えぬか?」
「いいよ」
そう言われて右にいるコンのお皿を持ち上げて、大皿に盛られた卵焼きを取る。
「お兄ちゃん行くなら私も行くー!」
そこに話してる最中、発酵が上手くいかなかったのか何時もより固いパンを噛んでいたミリィが言う。
「なら少し多めに渡すから、2人で何かいいもんあったら買っていいぞ」
「ありがとうお父さん!」
「これくらいでいい?う~ん、僕は多分ないと思うけどね」
コンの前にお皿を置いて、僕は苦笑いしながら言う。
「うむ、これで十分だ」
「いつも言ってるけど遠慮なんてしなくていいんだぞ?」
「遠慮とかじゃなくて、あんまり欲しいって思う物が無いんだ」
「王都でも買いたいもんが無かったならまあそうないか」
ついこの前の7月の最終日、メルクさんから連絡が来てお城に行った。
その際7月の売上が金貨1枚と銀貨2枚、それに報酬の金貨1枚を足した金銀貨2枚にもなったと報告を受け、ひとまず金貨は冒険者ギルドの預金システムで受け取れるようにしてもらい、銀貨2枚はその場で受け取って今はコンに管理して貰っていた。
その際王都の店をまわったけど特にこれと思う物も無く、何も買わずに帰って来ていた。
「ま、今となっては俺よりお金も持ってるか」
「あ、あはは……運が良かっただけだよ」
家はそこそこ豊かな方なので幾らかはもしもに備えての蓄えもあるけど、それだって銀貨数枚ぶんが精々なので金貨2枚は物凄い大金だ。
「「「「「ごちそうさまでした!」」」」」
「それじゃあコン、ユン、ミリィ行こうか」
お父さんから銅貨4枚を受け取って玄関へ向かう。
「うん!」
「ワン!」
「ロイよ、その行商人とは村の外の者なのだろう?我はお喋り鳥になった方が良いだろうか」
「あ、お願い」
そうしてお喋り鳥の姿になったコンを肩に乗せ、背にミリィを乗せたユンと共に家を出てから村の広場へ向かうと、そこでは行商人が7人と20人程の村人が居た。
「ようロイも買物か」
そこに後ろから朝も聞いた声が聞こえて振り返ると、そこにはブロウが居た。
「うん、ブロウは何買いに来たの?」
「俺は油と火打ち石を買いにな」
「丸くなったの?」
「そうそう」
僕は最近魔力量が増えて来たので魔法で火をつけることが増えてきたけど、魔法を使わなければ火打ち石と打鉄で火花を出して火をつけるのが普通だ。
火打ち石はそうすぐに使えなくなるような物でもないけど、それでもずっと使い続けたら角が無くなって上手く火がつかなくなるのでたまに新しくする必要がある。
それだけ話すと僕とブロウはそれぞれ別の台車に向かう。
クルク村には行商人は5つの台車を引いて来ており、食品、消耗品、嗜好品に分けた3つの台車で商品販売し、2つは主に村から野菜などの買い取りに使うらしい。
「すみません、砂糖と塩を2袋ずつ下さい」
「あいよ、他に何かいるもんはないかい?」
僕が台車に近づいてそこにいる行商人さんに言うとすぐに用意しながら言ってくる。
「あ、私あそこのお菓子みたいなの食べてみたい!」
そう言ってミリィが指差す先にあったのは茶色くて丸い、どこか香ばしい香りのする物だった。
「それじゃあそこのも一緒に買います」
「ああ素揚げパンね、合計で銅貨2鉄貨50ね」
その言葉に、僕は一瞬驚いて声が出そうになったけど何とか抑える。
メルクさんから名前だけは聞いていたけどどんなものか見ることは無かったのだ。
銅貨で渡されていたので3枚渡して鉄貨50枚を受け取る。
「毎度あり」
その行商人の声を聞きながら消耗品の台車へと向かい、そこで先ほどのお釣りの鉄貨50枚で茶色の糸を買ってから嗜好品の台車も見てみるも、やはりこれといって欲しいものが無かった。
それから素揚げパンの入った袋を満足そうに見るミリィと、素揚げパンをまじまじと見つめるコンとユンを連れて帰ろうとすると、食品売り場で販売の補助をしていた居た人が走ってきた。
「君はゼンさんの息子さんだったね。これ手紙をついでに届けてくれないかな?」
「あ、わかりました」
僕は頷きながらそう言って、白い封筒を受け取る。
こんな国の端の村に手紙が来る事が珍しいので月に一回、行商人が各家に行って手紙を渡すのが殆どだ。
しかし、渡す人予定の人の家族に手紙を渡して届けてもらうことは多い。
「ふむ、なんの手紙だろうな?」
「えっと、それはわからないけど……コンは何も買わなくて良かったの?」
「うむ、我も欲しい物が無かったものでな」
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