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第三章 農民が動かす物語
知らない感情、初めての……
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「ロイ君、我がバートン家に来なさい」
おじいさんはそう切り出した。
「こんな小さな家で農家をやるなど不服であろう。混沌竜様が居るのだ、このようなみすぼらしい所で農家をやるなど嫌だろう?」
おじいさんはそうでなければおかしいと自信満々に言う。
「混沌竜様が居られるというだけでも商売の幅は広げられる。全ての竜のご先祖様であらせられるという混沌竜様がいる商会という事実のみで人の気を引く事は容易く、また混沌竜様がお食べになった物と同一のものと言って販売すればその商品は飛ぶように売れるはずだ」
おじいさんは既に僕が行くことが決まっているかの如く、これからの計画を話していく。
「その上混沌竜様のお力を借りれば今よりも販売経路を拡大できるだろう。君達を迎えに行ったと言う牛馬車が目にも止まらぬ速さで駆け抜け、この村から僅か半日で到着したと聞いたが、その時に使った魔法を使用すれば遠くの国との取引が可能になるはずだ」
そんなおじいさんの話に隣のおばあさんも深く頷く。
「それに今王都やルルトで飛ぶように売れている揚げパンだったか、あれを開発出来たのはきっと混沌竜様のお力添えがあったのであろう?」
「え?」
そして唐突にそんな事を言い出したおじいさんに僕は驚く。
「パンを油で揚げるなどと言う発想など、余程の事がなければまず試そうなどとも考えまい」
「えっと、その、あのパンは僕が……」
ドジをして、と言おうとするのを遮る。
「嘘はつかなくてもよい。例え混沌竜様のお力添えがあったとしても、自身の従魔の力は自身の物として誇って良いものだ」
そんな事は無いと言おうと僕は口を開くものの、おじいさんは話を聞く気は無いようで次々と言葉を繰り出す。
「ああ、勿論家に来ても揚げパンによる利益は君個人のものとして扱うからそこは気にしなくてもよい。もし同じように新たな発想を混沌竜様から頂いて試すのであれば、そのために必要な物は何でも用意しよう」
「そ、その」
「勿論それは食べ物に限らず何でも良い。それが武器でも薬でも魔道具でも、売れる見込みがあれば何でも試して見るが良い」
全く取り合ってすら貰えない。
それだけコンの持つ知恵を信じているということだけど、話を聞いてもらえないのは悲しかった。
「ワン!」
と、その時僕の後ろからいつの間にか来ていたユンが吠えた。
ユンに背を向けていた僕達はもちろん、話に夢中になっていたおじいさん達も驚いて身をすくめる。
「こらユン、あんまり驚かさないの」
「クーン」
ユンはシュンとしてしまうけど、ちゃんと躾ないと周囲の迷惑になるので決して甘やかして許してしまう事はしない。
「その狼は何だ」
おじいさんはユンに若干煩わしそうな目を向ける。
「この子はユンって言う僕の従魔です」
そう言って顎の下に右手を伸ばして撫でてやると嬉しそうに目を細める。
「その狼が君の従魔だと?」
「はい。この子は少し前にコルク川で怪我していたところを助けてあげたら凄く懐いてくれましたから」
「ワフー」
おじいさんは何やら考えるような表情になる。
本当はもう5年も前の事なのだが、本当の事を話せば僕はもう南の森へ行けないように警戒されるかもしれないからそう誤魔化すことにしたのだ。
それとユンが狼王であることは僕とコンとソフィ、メルクさんとノトさんとテッドさんしか知らないので、これも今言うことは出来ない。
「……ふむ、まあ狼であるなら護衛くらいはこなせるか」
そしておじいさんは溜息混じりに言う。
「護衛って……」
「それも、混沌竜様さえ居られれば要らぬものでしょうが」
それを聞いた瞬間、何か、僕がこれまでの人生で感じた事のない感情がこう、ふつふつと湧き上がってくる。
その感情がなんなのかわからないけど、とても嫌なものであることだけは理解出来た。
(なんだろう……これは悲しみ、じゃなくて、辛い、でもなくてして……そう、『イライラ』と言うのが1番近いような……)
そして、イライラと言うのは確か、そう、『怒り』を表すものだったはず……
ああ、そうか。
僕は今、この人達に凄く『怒って』いるんだ。
それは不思議な感覚だった。
この感情を怒りと認識した途端、僕の中からとても熱く煮え滾るような怒りが湧いて来た。
でもそれとは対象的に、頭の中はいつもよりスッキリとしていた。
そうして僕は感情に流されるがままに魔法を行使しようとして、ある言葉を思い出す。
『感情のままに力を振るえばその場は満足しても、後に後悔することになる』
もう少し長かった気がするけど、ギルドマスターのテッドさんがそう教えてくれていた。
僕は今すぐにでもこの人達をこの家、いやこの村から追い出したかったけれど、そこをグッと堪えて必死で言葉を探す。
「あの、僕はこの村を出る気はありません。だから、お引き取り願えないでしょうか?」
そして慣れない敬語に少し戸惑いながら発した僕の言葉は、この場にいた全員の目を集める。
「何故だ?このような村に住むより儂と共に来る方が幸せに決まっておろう?」
おじいさんがそう何を馬鹿なことをと言わんばかりに鼻で笑う。
その態度に僕はまたイライラが湧き上がってくるのを感じるが、ここは抑えないといけない。
「僕はこの村が大好きなんです。この村の皆が好きで、家族が好きで、仕事が好きで、最近は新しい家族が増えて前より楽しくなったこの生活が大好きなんです」
今のは嘘偽りのない心からの本音。
勿論稀に嫌な事もあることにはあるけど、そんなのは本当に些細なことでしかなくて。
まだまだ短い時間しか生きていないけれど、僕は農家の生まれで農民であったことにただの一度も嫌だと思う事はなくて、むしろ農家として生まれ育った事に感謝すらしていた。
「だから、僕はこの村で日々を楽しく過ごす事が最高の幸せですから、もうお帰り願えませんでしょうか、バートンさん」
明らかな拒否の意識をようやく伝えることが出来た。
思い返せば、僕はこれまで物心がついてからただの一度も何かを拒否した事が無かった気がする。
予定が被って仕方なく断るような事はあれど、『自分の感情で』何かを拒否した事はこれが生まれて初めてであった。
おじいさんはそう切り出した。
「こんな小さな家で農家をやるなど不服であろう。混沌竜様が居るのだ、このようなみすぼらしい所で農家をやるなど嫌だろう?」
おじいさんはそうでなければおかしいと自信満々に言う。
「混沌竜様が居られるというだけでも商売の幅は広げられる。全ての竜のご先祖様であらせられるという混沌竜様がいる商会という事実のみで人の気を引く事は容易く、また混沌竜様がお食べになった物と同一のものと言って販売すればその商品は飛ぶように売れるはずだ」
おじいさんは既に僕が行くことが決まっているかの如く、これからの計画を話していく。
「その上混沌竜様のお力を借りれば今よりも販売経路を拡大できるだろう。君達を迎えに行ったと言う牛馬車が目にも止まらぬ速さで駆け抜け、この村から僅か半日で到着したと聞いたが、その時に使った魔法を使用すれば遠くの国との取引が可能になるはずだ」
そんなおじいさんの話に隣のおばあさんも深く頷く。
「それに今王都やルルトで飛ぶように売れている揚げパンだったか、あれを開発出来たのはきっと混沌竜様のお力添えがあったのであろう?」
「え?」
そして唐突にそんな事を言い出したおじいさんに僕は驚く。
「パンを油で揚げるなどと言う発想など、余程の事がなければまず試そうなどとも考えまい」
「えっと、その、あのパンは僕が……」
ドジをして、と言おうとするのを遮る。
「嘘はつかなくてもよい。例え混沌竜様のお力添えがあったとしても、自身の従魔の力は自身の物として誇って良いものだ」
そんな事は無いと言おうと僕は口を開くものの、おじいさんは話を聞く気は無いようで次々と言葉を繰り出す。
「ああ、勿論家に来ても揚げパンによる利益は君個人のものとして扱うからそこは気にしなくてもよい。もし同じように新たな発想を混沌竜様から頂いて試すのであれば、そのために必要な物は何でも用意しよう」
「そ、その」
「勿論それは食べ物に限らず何でも良い。それが武器でも薬でも魔道具でも、売れる見込みがあれば何でも試して見るが良い」
全く取り合ってすら貰えない。
それだけコンの持つ知恵を信じているということだけど、話を聞いてもらえないのは悲しかった。
「ワン!」
と、その時僕の後ろからいつの間にか来ていたユンが吠えた。
ユンに背を向けていた僕達はもちろん、話に夢中になっていたおじいさん達も驚いて身をすくめる。
「こらユン、あんまり驚かさないの」
「クーン」
ユンはシュンとしてしまうけど、ちゃんと躾ないと周囲の迷惑になるので決して甘やかして許してしまう事はしない。
「その狼は何だ」
おじいさんはユンに若干煩わしそうな目を向ける。
「この子はユンって言う僕の従魔です」
そう言って顎の下に右手を伸ばして撫でてやると嬉しそうに目を細める。
「その狼が君の従魔だと?」
「はい。この子は少し前にコルク川で怪我していたところを助けてあげたら凄く懐いてくれましたから」
「ワフー」
おじいさんは何やら考えるような表情になる。
本当はもう5年も前の事なのだが、本当の事を話せば僕はもう南の森へ行けないように警戒されるかもしれないからそう誤魔化すことにしたのだ。
それとユンが狼王であることは僕とコンとソフィ、メルクさんとノトさんとテッドさんしか知らないので、これも今言うことは出来ない。
「……ふむ、まあ狼であるなら護衛くらいはこなせるか」
そしておじいさんは溜息混じりに言う。
「護衛って……」
「それも、混沌竜様さえ居られれば要らぬものでしょうが」
それを聞いた瞬間、何か、僕がこれまでの人生で感じた事のない感情がこう、ふつふつと湧き上がってくる。
その感情がなんなのかわからないけど、とても嫌なものであることだけは理解出来た。
(なんだろう……これは悲しみ、じゃなくて、辛い、でもなくてして……そう、『イライラ』と言うのが1番近いような……)
そして、イライラと言うのは確か、そう、『怒り』を表すものだったはず……
ああ、そうか。
僕は今、この人達に凄く『怒って』いるんだ。
それは不思議な感覚だった。
この感情を怒りと認識した途端、僕の中からとても熱く煮え滾るような怒りが湧いて来た。
でもそれとは対象的に、頭の中はいつもよりスッキリとしていた。
そうして僕は感情に流されるがままに魔法を行使しようとして、ある言葉を思い出す。
『感情のままに力を振るえばその場は満足しても、後に後悔することになる』
もう少し長かった気がするけど、ギルドマスターのテッドさんがそう教えてくれていた。
僕は今すぐにでもこの人達をこの家、いやこの村から追い出したかったけれど、そこをグッと堪えて必死で言葉を探す。
「あの、僕はこの村を出る気はありません。だから、お引き取り願えないでしょうか?」
そして慣れない敬語に少し戸惑いながら発した僕の言葉は、この場にいた全員の目を集める。
「何故だ?このような村に住むより儂と共に来る方が幸せに決まっておろう?」
おじいさんがそう何を馬鹿なことをと言わんばかりに鼻で笑う。
その態度に僕はまたイライラが湧き上がってくるのを感じるが、ここは抑えないといけない。
「僕はこの村が大好きなんです。この村の皆が好きで、家族が好きで、仕事が好きで、最近は新しい家族が増えて前より楽しくなったこの生活が大好きなんです」
今のは嘘偽りのない心からの本音。
勿論稀に嫌な事もあることにはあるけど、そんなのは本当に些細なことでしかなくて。
まだまだ短い時間しか生きていないけれど、僕は農家の生まれで農民であったことにただの一度も嫌だと思う事はなくて、むしろ農家として生まれ育った事に感謝すらしていた。
「だから、僕はこの村で日々を楽しく過ごす事が最高の幸せですから、もうお帰り願えませんでしょうか、バートンさん」
明らかな拒否の意識をようやく伝えることが出来た。
思い返せば、僕はこれまで物心がついてからただの一度も何かを拒否した事が無かった気がする。
予定が被って仕方なく断るような事はあれど、『自分の感情で』何かを拒否した事はこれが生まれて初めてであった。
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