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第三章 農民が動かす物語
セーゼントの力
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《コンside》
「俺が産まれたのはアジェヌ村っつう狩猟で生計を立てるちっこい村でな、スウェーレンって元は貴族の一員だか落ちぶれただのと言ってた気がすっけどまーそのへんはどーでもいいよな!」
そう言ってセーゼントは客人のために用意だけはしていた椅子代わりの石にドカッと座り込む。
「そだ混沌竜、ここで火ぃ焚いてもいいか?」
「別にそれは構わぬが……自由な奴だな」
「ハハッ、お前は自分勝手な奴とは言わねーんだな」
「そう呼ばれたかったのか?」
「別に?呼びたいように呼んでくれて構わねーよ」
なんともまぁ、掴み所の無いやつだ。
先程まで我が子孫を相手に死なぬよう手加減までして戦闘して来たとは到底思えぬ。
全く持って疲れた様子も見せず、我を前にしても一切動じず、それどころか慣れ親しんだ場所であるかの如く堂々と振る舞うのだ。
この様な者などどの種族のどんな立場の者にも居なかった。
そしてセーゼントは手慣れた手つきで薪を組んで焚き火を用意して火をつけた。
それから木の棒を10本取り出してそれぞれに魚を突き刺し、床に穴を開けて突き刺した。
「あ、床に穴開けちまったけどいいか?」
「別にその程度構いはせぬが、事前に言わぬか」
「いやさ、だってここ洞窟じゃん?そんで目の前に魔物みたいな奴いるじゃん?だから刺しても問題ない場所って思うじゃん?」
「ほぅ、我を指して魔物呼ばわりとは随分と肝が座っておるな」
「ま、俺も魔物だけどな!魔を扱うから魔物。なら俺も魔法を使う者だから魔物だ!同じ魔物同士仲良くしようぜ!」
セーゼントはそう言って腕を広げ、何かを抱き締めるような動作を取る。
「あ、そういや俺の昔話の続きだったな。で、アジェヌ村では狩猟の村だから成人は10匹の群れの狼と対峙して勝てたらってなってんだよな。で、俺はアジェヌ村では最も弱い子供でした!」
「何故最後の弱いが誇らしげなのだ」
「んで、まー何だかんだあって赤い竜が襲って来た日がありましたとさ」
「また唐突だ……む、赤い竜と言えば……もしかしてヘローズか?」
そう言えば今から20数年前にヘローズと言う赤い竜が「俺は強いんだ!こんなとこで骨を埋めてなるもんか!」なんて言って出て行ってしまっていた。
恐らく村を襲った竜とはそのヘローズだろう。
「いや名前はしんねぇけどさ。そんで俺はそいつに襲われてー、でも何故か俺はそいつが俺を押しつぶそうと足で踏んづけて来たんだけどさ、それを左腕だけで受け止められたんだよねー」
そうセーゼントはヘラヘラと笑いながら言うが、あまりにも話の意味が分からず困惑する。
「お主、村の中で最も弱いとか言ってなかったか?」
「ああ言ったよ、でも受け止められたんだぜ?」
どういう事だ?力はあるけど技がなかったのか?それともそれがこやつの村で最も弱い力であるというのか?
「まあ最後まで話を聞けって。そんで俺はそんとき何か力が湧いて来て、魔力を剣の練習に使ってる木刀に注いでぶった斬ったらアッサリ両断してハイ終わりってな!」
話を聞けば聞くほどわけがわからなくなってくる。
木刀で竜を一刀両断?幾ら何でも鋭く磨かれた刃を持つ鋼でさえ竜の鱗を貫くには役不足だというのにあまりにもおかしい。
「そんでその後色々検証してみたら答えが出た訳よ、俺には特別な力があるってことにな!」
そう言ってセーゼントは両腕をバッと上げてから、右手で我を指差す。
「その力は『強肉弱食』!俺よりも強い奴と戦う時は同等かそれ以上の力を手に入れ、逆に弱い相手と戦う時は相手より力がガタ落ちするっつー力だ!」
「……今のそのポーズには一体なんの意味があるのだ」
「え、そこか?まーいいけどこれは単なるノリでなんの意味もないぜ」
「ふむ、そうか」
とにかくあまりにもセーゼントの話は謎を深めるばかりであった。
「そんでな、さっきここの外で襲われた時みたいに俺対大勢とかならその大勢の力を合わせたのと同等の力を得られるんだ!」
「であれば、身体能力の差を無くしてしまう力と取ってよいのか?相手が強くても弱くても同じ身体能力になってしまうという事であれば、あとは技の勝負、となるのか」
「まー、そんな感じじゃねーの?」
セーゼントは適当に頷きながら、目の前の焚き火に刺してあった魚を突く。
「よし、俺は3、シェリーは1、混沌竜は6な!」
「なんの話だ」
「何って、食う焼き魚の数だけど?」
何を当たり前な事をと言わんばかりに首を傾げるセーゼントに、我は溜息をつく。
「まあそれはよいが、シェリーとは肩に乗っている飛兎のことで良いのか?」
「そうそう!可愛いだろーコイツ、俺がこの世で唯一勝てない好敵手さ!」
また、疑問が増えた。
「好敵手?その吹けば飛ぶような兎がか?」
「そうそう、俺コイツを殺す気で何度も戦ってるんだけど一回も勝てた事がねーんだよなぁ。俺の目標はこいつに勝つことだな、今は」
腕を組み大袈裟に体まで前後させて頷く。
「ま、冷める前に食っちまおうぜ」
セーゼントはそう言うと床から木の棒を抜き、6つを我の目の前に置いて1つを左手で飛兎の前に持って行き、右手で3つの魚を持つ。
「そんじゃいただきまーす!」
そしてセーゼントは右手の魚に齧り付き、飛兎は目の前の魚の匂いを嗅いでから食べ始める。
「ふむ、では我もいただくとしよう」
我は目の前の魚を口に入れて軽く食み、棒だけ前足で抜き取って骨ごと食べる。
その焼き魚は、それまでに食べた何よりも美味しかった。
それより上等な物もたくさん食べた筈なのに、そのどれよりも美味しかった。
後に同じ魚で同じ様に作れば同じ味にはなったものの、この時の美味しさには程遠く何故かと首を傾げる事になるのだが、それはこれから数ヶ月後の話。
「俺が産まれたのはアジェヌ村っつう狩猟で生計を立てるちっこい村でな、スウェーレンって元は貴族の一員だか落ちぶれただのと言ってた気がすっけどまーそのへんはどーでもいいよな!」
そう言ってセーゼントは客人のために用意だけはしていた椅子代わりの石にドカッと座り込む。
「そだ混沌竜、ここで火ぃ焚いてもいいか?」
「別にそれは構わぬが……自由な奴だな」
「ハハッ、お前は自分勝手な奴とは言わねーんだな」
「そう呼ばれたかったのか?」
「別に?呼びたいように呼んでくれて構わねーよ」
なんともまぁ、掴み所の無いやつだ。
先程まで我が子孫を相手に死なぬよう手加減までして戦闘して来たとは到底思えぬ。
全く持って疲れた様子も見せず、我を前にしても一切動じず、それどころか慣れ親しんだ場所であるかの如く堂々と振る舞うのだ。
この様な者などどの種族のどんな立場の者にも居なかった。
そしてセーゼントは手慣れた手つきで薪を組んで焚き火を用意して火をつけた。
それから木の棒を10本取り出してそれぞれに魚を突き刺し、床に穴を開けて突き刺した。
「あ、床に穴開けちまったけどいいか?」
「別にその程度構いはせぬが、事前に言わぬか」
「いやさ、だってここ洞窟じゃん?そんで目の前に魔物みたいな奴いるじゃん?だから刺しても問題ない場所って思うじゃん?」
「ほぅ、我を指して魔物呼ばわりとは随分と肝が座っておるな」
「ま、俺も魔物だけどな!魔を扱うから魔物。なら俺も魔法を使う者だから魔物だ!同じ魔物同士仲良くしようぜ!」
セーゼントはそう言って腕を広げ、何かを抱き締めるような動作を取る。
「あ、そういや俺の昔話の続きだったな。で、アジェヌ村では狩猟の村だから成人は10匹の群れの狼と対峙して勝てたらってなってんだよな。で、俺はアジェヌ村では最も弱い子供でした!」
「何故最後の弱いが誇らしげなのだ」
「んで、まー何だかんだあって赤い竜が襲って来た日がありましたとさ」
「また唐突だ……む、赤い竜と言えば……もしかしてヘローズか?」
そう言えば今から20数年前にヘローズと言う赤い竜が「俺は強いんだ!こんなとこで骨を埋めてなるもんか!」なんて言って出て行ってしまっていた。
恐らく村を襲った竜とはそのヘローズだろう。
「いや名前はしんねぇけどさ。そんで俺はそいつに襲われてー、でも何故か俺はそいつが俺を押しつぶそうと足で踏んづけて来たんだけどさ、それを左腕だけで受け止められたんだよねー」
そうセーゼントはヘラヘラと笑いながら言うが、あまりにも話の意味が分からず困惑する。
「お主、村の中で最も弱いとか言ってなかったか?」
「ああ言ったよ、でも受け止められたんだぜ?」
どういう事だ?力はあるけど技がなかったのか?それともそれがこやつの村で最も弱い力であるというのか?
「まあ最後まで話を聞けって。そんで俺はそんとき何か力が湧いて来て、魔力を剣の練習に使ってる木刀に注いでぶった斬ったらアッサリ両断してハイ終わりってな!」
話を聞けば聞くほどわけがわからなくなってくる。
木刀で竜を一刀両断?幾ら何でも鋭く磨かれた刃を持つ鋼でさえ竜の鱗を貫くには役不足だというのにあまりにもおかしい。
「そんでその後色々検証してみたら答えが出た訳よ、俺には特別な力があるってことにな!」
そう言ってセーゼントは両腕をバッと上げてから、右手で我を指差す。
「その力は『強肉弱食』!俺よりも強い奴と戦う時は同等かそれ以上の力を手に入れ、逆に弱い相手と戦う時は相手より力がガタ落ちするっつー力だ!」
「……今のそのポーズには一体なんの意味があるのだ」
「え、そこか?まーいいけどこれは単なるノリでなんの意味もないぜ」
「ふむ、そうか」
とにかくあまりにもセーゼントの話は謎を深めるばかりであった。
「そんでな、さっきここの外で襲われた時みたいに俺対大勢とかならその大勢の力を合わせたのと同等の力を得られるんだ!」
「であれば、身体能力の差を無くしてしまう力と取ってよいのか?相手が強くても弱くても同じ身体能力になってしまうという事であれば、あとは技の勝負、となるのか」
「まー、そんな感じじゃねーの?」
セーゼントは適当に頷きながら、目の前の焚き火に刺してあった魚を突く。
「よし、俺は3、シェリーは1、混沌竜は6な!」
「なんの話だ」
「何って、食う焼き魚の数だけど?」
何を当たり前な事をと言わんばかりに首を傾げるセーゼントに、我は溜息をつく。
「まあそれはよいが、シェリーとは肩に乗っている飛兎のことで良いのか?」
「そうそう!可愛いだろーコイツ、俺がこの世で唯一勝てない好敵手さ!」
また、疑問が増えた。
「好敵手?その吹けば飛ぶような兎がか?」
「そうそう、俺コイツを殺す気で何度も戦ってるんだけど一回も勝てた事がねーんだよなぁ。俺の目標はこいつに勝つことだな、今は」
腕を組み大袈裟に体まで前後させて頷く。
「ま、冷める前に食っちまおうぜ」
セーゼントはそう言うと床から木の棒を抜き、6つを我の目の前に置いて1つを左手で飛兎の前に持って行き、右手で3つの魚を持つ。
「そんじゃいただきまーす!」
そしてセーゼントは右手の魚に齧り付き、飛兎は目の前の魚の匂いを嗅いでから食べ始める。
「ふむ、では我もいただくとしよう」
我は目の前の魚を口に入れて軽く食み、棒だけ前足で抜き取って骨ごと食べる。
その焼き魚は、それまでに食べた何よりも美味しかった。
それより上等な物もたくさん食べた筈なのに、そのどれよりも美味しかった。
後に同じ魚で同じ様に作れば同じ味にはなったものの、この時の美味しさには程遠く何故かと首を傾げる事になるのだが、それはこれから数ヶ月後の話。
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